囲碁きちの独り言 Ⅱ

趣味の旅行、うたごえ、囲碁の事や日常の出来事を記録する。

幾らか判った「原発問題」

2015-11-21 20:53:36 | さよなら!原発
さよなら原発、所沢連絡会などが作った実行委員会の原発の勉強会がありましたので、出席しました。




「参加者が少ないのでは?」と心配された集まりでしたが、会場はほぼ満席でした。



京都大学原子炉研究所の研究者の今中哲二さんが講師でした。熊取六人衆と言われた人たちも次々に定年退職し、唯一の現役の研究者でした。

原発の問題は、そもそもから始めるととても難しく、私の理解などおよびませんでした。



元素番号なども駆使した説明は、私の頭ではよくわかりませんでした。

講師の講義や質疑応答で分かったことがとても役立ちました。

1 いくら安全を宣伝しても「無事故で安全な原発などない」 航空会社や鉄道会社が、「わが社は絶対に安全で、事故など決して起こしません」と宣伝したいるのと同じで、事故は必ず起きます。

2 「絶対安全で交付金などが沢山もらえる原発」をなぜ、過疎地に作るのか?そんなに良い話なら都市部に作っても当然良いはずです。それが出来ないのは、放射能汚染や事故と隣り合わせだからです。

3 「原子力村」と言う言葉がよくつかわれます。しかし、それ以外にも、「道路建設村」「医療制度村」など、いわゆる「族議員と官僚、業者が結びついた村」がいろいろの分野であり、これが政治をゆがめています。

4 「原発立地の自治体」などが、再稼働に動くのは、自治体も含め、「金」でがんじがらめになっているため、そこから抜け出せないからです。

5 ドイツなどは原発から脱却する との方向に動きました。原発は、採算性も考えると必ずしも有効なエネルギー源ではありません。要は、為政者もさることながら、国民がどういう選択をするかに にかかっています。

6 採算も合わない、原発の核廃棄物の処理の道もない にもかかわらず、原発政策を推し進める国の政策は、「核兵器」をもちたいとの 国の姿勢の現れです。

などなど、改めて、原発のことを勉強した一日でした。


コメント
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