今日は、連れ合いが加入している呼吸器障害者患者会のいきいき教室の勉強会がありました。会場は、連れ合いがかかっている病院の外来受付待合室をお借りしました。
酸素ボンベ運搬ロボットの研究開発を進めている工学博士二人の試作品を患者の方々に実際に使ってもらい、感想や意見を聞く会でした。
いくつかの試作品が持ち込まれ、患者会のメンバーが実際に使ってみました。「ロボット」と言っても、実態は「運搬カート」でした。電動で、患者の体力を考え、いかに力を使わずにひき、段差などを乗り越えるかを研究しているものでした。
連れ合いも試作車をひいてみました。正面のスクリーンは最初にプロジュエクターを使って研究の現状について机上勉強した時のものです。カートの後ろをついている方の右側は開発したE工学博士、左側は博士の下で開発を手伝った学生さんです。実際の使用状況の動画を撮っていました。
終了後、先生方を囲んで、使い勝手や感想を述べあいました。患者会が 7人、開発にかかわった方が 7人、サポートとして酸素の業者の方 2人 も参加した、とても贅沢な勉強会でした。
その割に、開発を望む患者やその家族が少ないのが残念でした。
「軽く、コンパクトに、バッテリーが長く使える」酸素運搬器具(ロボット?)の開発が待たれます。酸素を載せて運ぶカートを使う方は、少なく、開発しても商業ベースにのらないかもしれません。でも、呼吸器障害という弱者のために心血を注いでくれる研究者がいることはとてもありがたいと思いました。次回の、開発の成果が楽しみです。