母親の老健施設に行ったら、民謡の会がボランティアで演奏に来のてくれていて、通所の高齢者の方と一緒にプログラムの最後にこの歌うたっていた。
認知の方もいるようで、何人もの方が、うたったり、身体を動かしたしていませんでした。
でも、その様子を見ていて、何か「しあわせ」の強要のような気がして、私は違和感を覚えました。高齢になり、車いすの方が殆どです。身体能力が落ち、スタッフの介助を受けないと動きのとれない方ばかりです。そんな状態で自分が幸せだと何人の方が思うでしょうか?
「年寄は早く死ね」みたいなことを言う政治家もいました。事あるごとに「少子高齢化」を言い、あたかも高齢者が邪魔者扱いされかねない状況です。また、しあわせを態度で表すことを強要しているようにもとれます。なぜ、態度で示さなければいけないのでしょうか?
ただ、この歌に合わせて、手や足を一生懸命に動かす高齢者を見て、「リズム体操」としてはとても効果的だとも思いました。
いろいろ考えさせられた「しあわせならてをたたこう」でした。
ocarina 幸せなら手をたたこう