囲碁きちの独り言 Ⅱ

趣味の旅行、うたごえ、囲碁の事や日常の出来事を記録する。

平和の俳句 2句?

2017-11-04 17:33:23 | 憲法9条、大好き!

私が購読している東京新聞には、毎日朝刊一面に、読者が投稿した「平和の俳句」が掲載されます。

昨日、11月3日の「平和の俳句」です。

愛知県日進市の板倉さんの

少年兵 9条守り 秋米寿 

の句でした。

87歳ですから、少年兵としての体験があるのでしょう。もし、もう少し戦争が長引いていれば、板倉さんも生きて戦後を迎えられたかどうかわかりません。板倉さんは、戦後、平和憲法のもとで今年秋、米寿を迎えられたようです。少年兵の体験から戦後、憲法9条を守る運動に関わってきたのでしょう。その原点は、愚かな戦争と少年兵としての体験だったと思います。

この句を見て、私も盗作しました。

飢餓少年 9条守って 冬傘寿

私は、板倉さんより8歳年下ですから少年兵になることはありませんでした。軍事訓練や学徒動員の年にもなっていませんでした。私は、縁故疎開で母親の実家に約2年、疎開しました。私の戦中、戦後の体験は、とにかく食べるものがなかった と言う記憶です。疎開していた頃より、戦後、東京に戻ってからの食糧不足には参りました。戦後、小学校2年生の私が最初に使った英語は、「ギブ ミー チョコレート」でした。進駐したアメリカ軍の基地前で菓子をくれるのをせがんでMPに投げかけた言葉です。業を煮やしたMPが時々チョコレートを投げてくれるのです。それを飢餓少年が争って拾いあったものです。この「飢餓少年」の体験が、「戦争だけはゴメンだ。9条守れ!」の起点であったような気がします。

そして、平和憲法に守られて、私は12月には傘寿を迎えます。これからも命のある限り「9条守れ」の気持ちを持ち続けたいと思います。

 

 

 

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