東京新聞の朝刊には「私の東京物語」という記事欄があります。各界のひとが東京とのかかわりを10話にまとめて連載しています。
今回は作家の雨宮処凛さんの10話です。その内容がとても興味深く、朝刊の最初に読んでいます。
昨日の連載の5です。
リストカットも繰り返し、自分探しに苦しむ雨宮さんはこう書いています。
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「生きづらいなら革命家になるしかない」。作家見沢知簾は突然そう言うと、「貧しく、無名で何者でもないお前にはその資格がある」とつづけ、私を右翼と左翼の世界に案内してくれた。
最初に行った左翼の集会は、専門用語ばかりで何を言っているのかさっぱりわからなかった。その次に連れていかれた右翼の集会は、むちゃくちゃわかりやすかった。
「お前らが生きづらいのは、すべてアメリカと戦後民主主義が悪いのだ!」
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その言葉に触発されて右翼の世界の活動に関わることになりました。
連載中ですので、その後はこれからです。今日の10話の6 では、右翼団体に所属し、愛国バンクバンド「維新赤誠塾」で歌っていた と言う写真も載っています。
右翼も左翼もきっかけは紙一重、今後の連載が楽しみです。興味をお持ちの方はぜひ読んでみてください。