囲碁きちの独り言 Ⅱ

趣味の旅行、うたごえ、囲碁の事や日常の出来事を記録する。

是枝監督とケン・ローチ監督の対談に思う・・・

2019-10-27 18:03:21 | 囲碁きちのつぶやき
昨夜、たまたまNHK・BSテレビにチャンネルを回したら、映画「万引き家族」の是枝監督とイギリスの映画監督のケン・ローチさんの対談を放映していました。

ケン・ローチさんは私と同じ位の年齢です。
対談を聞いていたら、おふたりは、年齢はかなり離れていますが、作風などお互いに刺激し合い、学びあっているようです。



ケン・ローチさんは、いろいろ教訓的なことを話していました。
「抑圧されている人たちは、その窮状を訴える術がないので、そんなテーマこそ映画が伝えるべきだ」
「『国益』などと言うが、これはその国を支配している人たちの利益を守るためのものだ」
「『国益』のことばを利用して、国民を抑圧していることが多い」
「国際的な大資本の競争は、結果的に劣悪な労働条件を生み、貧困層を増やしている」

などの主旨の発言をしていました。
私たちが置かれている状況を的確に話していました。

映画を作る上での作風も、有名な俳優を使うより、作品のテーマに沿って、実際に働いている人を起用したりしているようです。

私は、「万引き家族」も見ていないし、ケン・ローチ監督の作品も見たことがありません。これからはぜひ見てみたいと思います。

興味があったのでケン・ローチさんをネットで調べてみました。
そのひとつですが、ぜひ、読んで見てください。


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

作風[編集]

左翼を任じ、一貫して労働者階級や第三世界からの移民たちの日常生活をリアリズムに沿って描いている。作品のスタイルとしては、俳優の自然な演技を引き出し、リアルな状況を作り出すことを重視している。そのため、シーンは最初から順番に撮影し、時には即興演技に委ねたり、脚本製作時に結末を意図的に執筆しないこともある。有名俳優以上に若い才能を好む傾向にある。

経歴の一部

2003年、高松宮殿下記念世界文化賞の映像・演劇部門に選出された。ローチは、この賞のスポンサーが右派メディアであるフジサンケイグループであり、主宰者であった日本美術協会会長の瀬島龍三は当時の首相中曽根康弘のブレーンであることも知っていたが、敢えてこの賞を受けた。ローチはこの賞金の一部を日本のどこか適当な労働運動に寄付したいと考え、国鉄分割民営化に反対したためにJRから締め出された闘争団を勧められて、ここに寄付した。ローチはイギリス国鉄の民営化で、労働条件の切り下げやリストラに揺れる労働者を描いた『ナビゲーター ある鉄道員の物語』(2001年)を発表しており、かねてから民営化反対論者であった。ローチは「中曽根などからの賞金を受け取って、その金を中曽根が進めた国鉄分割・民営化に反対して闘っている人にカンパするのはなかなかいい」と発言した。
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