囲碁きちの独り言 Ⅱ

趣味の旅行、うたごえ、囲碁の事や日常の出来事を記録する。

佐久、ミステリーツアー・・・?

2020-07-31 14:45:09 | 旅行
連れ合いと二人で信州・佐久に2泊3日の旅行をしました。

在宅酸素の連れ合いと旅行するためには、主治医の許可をもらい、業者の方にあらかじめ、宿泊先に液体酸素の親機を届けてもらう必要があります。その為、ふた月も前に許可をもらわなければいけません。



宿泊先に届けてもらった親機です。ここから携帯用の子機に酸素を詰め替えて使います。使う酸素の量にもよりますが、連れ合いの現状では、6時間位です。

一日目、6時半に自宅を出ました。出発してすぐ、ラジオから「上信道は、藤岡ー吉井の間で横転事故のため不通」と流れました。その地点の通過は、1時間半後と思い、そのころには事故処理を終わるだろう と思いました。

上里SAで軽い朝食、でもまだ上信道は開通しません。やむなく出発しました。



藤岡で上信道は通行止め、一般道に出されました。吉井まで、高速道路でしたら、10分位ですが一般道は大渋滞で、1時間以上かかって、吉井から上信道に入りました。

今にも降りそうな天気のため、佐久穂町の奥村土牛美術館に行きました。



この地に疎開していた日本画の巨匠 土牛の小品が沢山あり、親しみやすかったです。また、小さな池を配した庭も素敵でした。

連れあいの酸素が少なくなったため、14時半には宿泊先に行き、酸素を補給、改めて近隣を回りました。

源泉公園に行ってみました。開湯350年以上 という源泉には神社があり、白秋の歌碑、道祖伸もありました。



縁結びの道祖伸として親しまれているそうです。男性は、左手は女性と手をつないでいますが、右手は女性の胸をつかんでいるそうです。そして男根らしきものが大きく彫られていまうす。

宿泊先に国民宿舎はここの源泉を引いています。源泉は 25℃ これを加温しています。飲用も可 で温泉をみなさん口に含んでいます。加温はしているが、循環でない証拠です。かけ流しで、瞬く間に肌がすべすべになりました。

2日目は、雨の心配をしながら、八千穂高原の自然園に行きました。
傘を持っての散策です。一番、簡単な 30分コースを連れ合いと1時間半かけて回りました。



整備された園内ですが、それでも木の橋の上には岩が転がっていました。水流の激しさを物語っています。

シカ除けの鉄網で囲われたところには山の花が沢山咲いていました。



花には、アサギマラダとしょうもん蝶が群がっていました。
雨にも降られず、のんびり花を見ながら散策ができ、花の好きな連れ合いは大喜びでした。

3日目は、中山道 望月宿資料館に行きました。



私は、長いこと東京・板橋に住んでいましたが、中山道は、板橋の宿が1番、望月 が25番だそうで、親しみを感じました。

写真の下の方が望月宿資料館、後ろの丘の上が書家 比田井天来記念館です。私は、天来という人は知りませんでしたが、書道界に大変な影響を残した大家でることを知りました。



沢山の作品の中で私はこの書が一番気に入りました。
何と、天来の76歳の遺作だそうです。びっくりしました。

天気とコロナに振り回され、どこに行くかはその時の状況次第です。まさに、自分にもわからないミステリーツアー。
美術館も資料館も、自然園も、旅館の温泉も、どこもひとり占めの贅沢な旅でした。

最後に地酒の蔵元で自分へのご褒美に日本酒を買って、早めに帰宅しました。








コメント (2)
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