先日、NHKのBSで映画「二十四の瞳」を上映しました。それを録画して置いたので、昨夜観ました。話題になった映画でしたが、観るのは初めてでした。
木下恵介監督、高峰秀子主演の1954年(昭和29年)の作品でした。
壺井栄の同名児童文学の映画化です。昭和3年、小豆島の岬の分教場に新しいおなご(女)先生、大石久子(高峰秀子)が赴任しました。そのおなご先生と1年生12人の戦中戦後の物語です。
戦争が始まる前の子どもたちとの交流との交流場面です。
太平洋戦争がはじまり、のどかな小豆島からも赤紙で徴兵せれる人が日増しに増えました。
大石先生の夫も、教え子の男の子も戦死して白木に納まって帰って来ました。
白木に納まって島に帰って来た兵士を迎える場面です。
そんな大石先生と子どもたちの戦中戦後の波乱に満ちた人生を描いたもので、1953年度キネマ旬報ベストテン第1位となった映画でした。
私も、映画の子どもたちより少し後輩ですが、戦中戦後を生きて来たので映画の情景が自分のことのようによくわかりました。映画の根底に流れているのは「非戦平和」の思想です。しかも、武器も出てこず、戦闘場面も一切なしに描いていることに感動しました。
木下恵介監督は、戦後、こんな言葉も残しています。
せめて せめてです。
せめて吾々が 平和憲法をまもりぬかねば
愚かな戦争で死んだ人たちの魂は
安らかに眠れません。
それが 誓いであり 手向けです。 木下恵介
1998年5月に開かれた第1回憲法フエスティバルに寄せられた木下恵介さんのことば
安倍自公政権が、「安保法制」と称して、日本を再び愚かな戦争に引きずりこもうとしている時、ぜひ観て欲しい映画です。
DVDも出ているようですので、機会がありましたら、ぜひ、観てみてください。
木下恵介監督、高峰秀子主演の1954年(昭和29年)の作品でした。
壺井栄の同名児童文学の映画化です。昭和3年、小豆島の岬の分教場に新しいおなご(女)先生、大石久子(高峰秀子)が赴任しました。そのおなご先生と1年生12人の戦中戦後の物語です。
戦争が始まる前の子どもたちとの交流との交流場面です。
太平洋戦争がはじまり、のどかな小豆島からも赤紙で徴兵せれる人が日増しに増えました。
大石先生の夫も、教え子の男の子も戦死して白木に納まって帰って来ました。
白木に納まって島に帰って来た兵士を迎える場面です。
そんな大石先生と子どもたちの戦中戦後の波乱に満ちた人生を描いたもので、1953年度キネマ旬報ベストテン第1位となった映画でした。
私も、映画の子どもたちより少し後輩ですが、戦中戦後を生きて来たので映画の情景が自分のことのようによくわかりました。映画の根底に流れているのは「非戦平和」の思想です。しかも、武器も出てこず、戦闘場面も一切なしに描いていることに感動しました。
木下恵介監督は、戦後、こんな言葉も残しています。
せめて せめてです。
せめて吾々が 平和憲法をまもりぬかねば
愚かな戦争で死んだ人たちの魂は
安らかに眠れません。
それが 誓いであり 手向けです。 木下恵介
1998年5月に開かれた第1回憲法フエスティバルに寄せられた木下恵介さんのことば
安倍自公政権が、「安保法制」と称して、日本を再び愚かな戦争に引きずりこもうとしている時、ぜひ観て欲しい映画です。
DVDも出ているようですので、機会がありましたら、ぜひ、観てみてください。