囲碁きちの独り言 Ⅱ

趣味の旅行、うたごえ、囲碁の事や日常の出来事を記録する。

地元・東村山でロケ=映画「あん」

2015-05-30 18:03:08 | 囲碁きちのつぶやき
友人に映画の株主招待券をもらっていた。その使用期限が明日5月31日で終わるので新所沢の映画館に行った。特に見たい映画もなかったが、映画「あん」が今日封切と言うので初回の10時を観ようと9時半過ぎ映画館に入った。ところが沢山の人がいて、10時は満席で見られないと言う。2回目の午後から見ることにした。



今年のカンヌ映画祭の「ある視点」部門で開幕作品として上映され話題になっていた と新聞で読んでいた。それにしても、満席の理由が、封切で監督の舞台挨拶があるからだと言う。何で、こんな田舎?の映画館で舞台挨拶なのかと不思議に思った。映画を観てみてその理由がわかった。

映画「あん」はどら焼きの雇われ店長と無理やりアルバイトとなった76歳の徳江(樹木希林)をめぐる物語だった。



徳江の作る「あんこ」が評判になり店は繁盛する。しかし、徳江がハンセン病患者とわかり、店に来る客もなくなり、徳江も店を去って行った。ハンセン病の徳江、借金返済のために働く雇われ店長、家庭に事情から高校進学をあきらめる女子中学生 と各々問題を抱え、生きる意味を自らに問いかけている人間模様を淡々と描いていた。

その映画のロケがハンセン病患者が隔離されていた東村山の全生園であり、どら焼きのお店が西武新宿線の東村山駅前でした。映画のロケ地は、私もよく知っているところばかりでした。そんなこともあり、封切の舞台挨拶はロケ地に近い所沢で行われ、全生園など東村山の人たちが大勢詰めかけたようです。

全生園に隣接して国立ハンセン病資料館がります。



この資料館も、全生園の中も、桜の花が満開の時はとても素晴らしいところです。実際、映画の最後に全生園の中で、お花見をする場面が出てきました。その同じ場所で私たちもお花見をしたことがあります。

思いがけなく、全編を東村山で撮影した映画を観ました。所沢と東村山は隣同士で、全生園へは我が家から自転車ででも15分もあれば楽に行ける距離です。

そんなこともあり、私は全生園にも、ハンセン病資料館にも何度も行っています。
ハンセン病に対する偏見と差別はいまだになくなっていません。
ぜひ、映画「あん」を観、そして「ハンセン病資料館」に行って、ハンセン病に対する正しい理解に努めて欲しいと思いました。
コメント
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