テレビのコメンテーターの国際弁護士の人が、「共産党は、今も暴力革命を否定していない」との主旨のコメントをしたことが問題になっています。本人は弁解をしていますが、この種の発言は益々ふえると思います。
為政者が悪政を糊塗するために敵を作り、国民の目をそらすことはよくあります。
今回も政権の人気向上のために為政者が意図的に裏で糸を引いているような気がします。
それに類したことが私の住む所沢市議会でも起きました。今日のしんぶん赤旗の記事です。
この記事を読んで思い出されるのがマルティン・ニラーメラーさんという牧師の言葉です。
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マルティン・ニーメラーのことば
ナチスがコミュニスト(共産主義者)を弾圧した時,私は不安に駆られたが,
自分はコミュニストではなかったので,何の行動も起こさなかった。
その次,ナチスはソーシャリスト(社会主義者,労働組合員)を弾圧した。
私はさらに不安を感じたが,自分はソーシャリストではないので,何の抗議もしなかった。
それからナチスは学生,新聞人,ユダヤ人と,順次弾圧の輪を広げていき,
そのたびに私の不安は増大したが,それでも私は行動に出なかった。
ある日ついにナチスは教会を弾圧してきた。
そして私は牧師だった。
だから行動に立ち上がったが,その時は,すべてがあまりに遅過ぎた。
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秋の衆議院議員選挙では、自民党の後退が予想される反面、野党共闘の伸長がうわさされています。
野党共闘の要で活躍する共産党を叩くことが、ひいては野党共闘そのものをつぶすことになる と政権与党は考えているのでしょう。その延長線上に、国際弁護士や所沢の自民党市議の発言があると思います。
私は、しっかりと事実を見極める有権者の目が必要だと思います。