明日に向けて

福島原発事故・・・ゆっくりと、長く、大量に続く放射能漏れの中で、私たちはいかに生きればよいのか。共に考えましょう。

明日に向けて(226)芦生の森があなたを呼んでいる・・・!

2011年08月14日 13時00分00秒 | 明日に向けて8月1~31日
守田です。(20110814 13:00)

前にもお知らせしましたが、8月27日に芦生の森への訪問を企画してい
ます。今回は芦生の森の南側の佐々里峠からのコースで、樹齢1000年を
越える芦生杉に会いに行くのが目的です。初めて訪れた方は誰しも、こ
の世のものとは思えないような光景に圧倒されます。同時に私たちがこ
んなにも神秘的な自然に取り囲まれた存在だることに気づき、心の深い
ところでの安らぎを感じることができます。
http://blog.goo.ne.jp/tomorrow_2011/e/02a72bd1b0cd69d6c291551fb0e9afdb

まだツアーに余裕がありますので、お近くの方、ぜひご参加下さい。
以下、サクセスランニングの企画案内と申し込みフォームです。
http://www.success-running.com/news/2011/06/ashu2011.pdf
http://www.success-running.com/contents/menu06.html
下見の様子がこちらからみれます。
http://www.success-running.com/news/2011/06/post-73.html

なおサクセスランニングを主宰するモリタクさんが、京都OHANAプロ
ジェクトのモリタクさんです!今回の芦生の森訪問には、OHANAの面々
も参加します。

僕はかつて、宇沢弘文さん監修の『地球温暖化と経済発展』という書物
の中で、芦生に関連して論文を書きました。
http://www.utp.or.jp/bd/978-4-13-040243-9.html
主題は芦生の森を含めた日本の森を襲う温暖化の影響についてで、タ
イトルは「森林にしのびよる地球温暖化の影響」です。そこに芦生
の森の紹介も書きました。その内容をここにご紹介し、みなさんへの
再度の芦生の森へのお誘いとしたいと思います。

自然保護活動にとって、一番、大事なのはまずは自然の美しさ、素晴ら
しさに触れることだと僕は思っています。だからワンダーランド芦生に
ぜひお招きしたいのです。圧倒的な森の姿に包まれ、その中に溶け込ん
でしまうことの中から、自然を愛おしむ思いが生まれて来ます。そして
そのときあなたはもう森を守る一人となっています。

とくに311大震災・大津波・原発大災害以降の時の流れの中で、心身を
すり減らしてしまった方、放射能への対処に疲れてしまった方にご参
加いただきたいです。一緒に緑のシャワーを浴びてリフレッシュしま
しょう。私たちにはまだまだ美しく、尊いものがたくさん残されてい
ます。美しさに触れ、森から明日への活力をもらってください!

*******************************

『地球温暖化と経済発展』(東大出版会)
「第一章 森林にしのびよる地球温暖化の影響」より

1、古木が茂る芦生の森

①「原生林」と呼ばれる森

温暖化の影響に触れる前に、まずは芦生の森の姿を伝えたい。この森は、
京都市の北山から若狭湾にまで続く、丹波山塊の中にある。丹波から福
井県南部では谷のことをタンと呼ぶそうだが、芦生の峠にたって遠くを
見やると、薄もやの中に、谷が波のように続いているのをしばしば目に
する。谷の波=丹波の地名の由来は、ここから来ているという説がある。

その丹波山塊の中にあって、芦生の標高は、概ね300メートルから960メ
ートルぐらい。600メートルから800メートルの地域がその3分の2ぐらい
を占める。日本海側気候に属するが、南に下るにしたがい、太平洋側気
候帯に移っていく。

芦生に生息している生物はとても多様だ。高木層の代表は、冷温帯のブ
ナ、ミズナラ、トチなどの落葉広葉樹。ウラジロガシなどの常緑広葉樹。
そしてスギやヒノキなどの常緑針葉樹だ。とくにアシュウスギの中には、
推定樹齢1,000年を越える大木もある。日本海側のスギは、発芽したあ
と毎冬に豪雪を受ける。重みに押しつけられながら、上に伸びていくた
め、途中で枝分かれすることが多く、手の指が伸びるような形で成長し
ていく場合もある。何本にも分かれた枝が、張り出しているさまは荘厳
である。

よく芦生の森は「原生林」と呼ばれるが、正確には原生林ではない。14
世紀の昔から、木材の搬出地であり、とくに太平洋側に流れる安曇川や
上桂川に近い地域では、繰り返し伐採が行なわれた跡が残っている。
上述のアシュウスギの、上に伸びた枝の何本かが切り落とされていたり、
伐採した木を、川へと落とすために牛などで曳いた木馬道(きんまみち)
の跡が見られたりする。

これに対して、日本海側に流れる由良川流域では、下流に大きな木材消
費地が少なかったことがあって、比較的伐採は少なかった。木地師やマ
タギの人々がこの森に入った跡はそこかしこに見られ、源流域では、伐
採して太平洋側に峰越しに搬出した跡も残るものの、この由良川の中流
には、今もブナやミズナラ、トチの巨木が多く存在している。森は古く
から人々によってよく守られ、木地師による持続可能な採取生活が営ま
れていたようだ。

近世になってからは、1921年に当時の京都帝国大学が、この森を演習林
として99年契約で租借したため、現在にいたるまで、大規模伐採の手が
入らなかった。そのため、長い間、自然の更新に任された結果として、
原生状態に近い植生の森が、一部に残されたのである。「原生林」と呼
ばれる由縁だが、正確には自然遷移による極相状態である。原生状態に
戻った森林という意味だ。他の日本の「原生林」にも共通することだが、
このような人と森の歴史的関わりを考えながら芦生の森を歩いてみると、
そのさまざまな痕跡もみることができる。古の文化の残り香と遭遇する
こともまた、森を歩く大きな魅力だ。


②森の中のドラマ

由良川源流域に広がる広大なブナ林や、川の近くに自生するトチノキの
ことに少し注目してみよう。ブナは漢字では木へんに無と書く。なぜか。
落葉広葉樹であるブナは、針葉樹と比較して、伐採すると非常に早く劣
化してしまうため、材木としての価値が低いのである。だから伐採され
なかったのかというと、全く反対で、戦後の林野庁の植林政策では、
「ブナ退治」という言葉が生まれたほどの伐採が全国で行われ、代わり
にスギの植林が行われたのであった。そのため日本では大きなブナ林が、
随分、減ってしまった。

材木としての価値は少ないブナだが、森林の美しさは群を抜いている。
それはブナの木が、まっすぐ高く伸びて、枝が左右に張り出していく性
質を持っているため、その下に大きな空間が生じるからである。また落
葉広葉樹であるブナの葉は、薄くて光をよく通す。てかてかした厚みに
覆われている常緑樹の葉との大きな違いだが、そのためにブナ林の中に
は、明るく美しい緑の空間が出現するのである。

今度は、この森を代表するトチノキの巨木の傍らにたって周囲に目を凝
らしてみよう。するとところどころに、この木から落ちた実が転がって
いることに気がつく。トチノキの実の種皮はとても硬い。それはこの木
が実をつけるまでに何十年という月日がかかることと関連している。高
く伸び上がった枝から勢いよく地上に落ちて皮が破れ、はじめて種子が
地面に転がるのだ。しかもそれを生で食べると胃がよじれるほど痺れる
という。栄養豊富な果肉が動物たちに食べられてしまわないために、サ
ポニンという物質が含まれているのである。トチノキが様々な「知恵」
を凝らしているのだ。

このような「知恵」は、樹木ばかりではなく、谷に豊富なヤマアジサイ
などにも見られる。虫媒花であるこの花は、受粉のために、マルハナバ
チやカミキリの飛来が必要だ。そのために花の色は、紫外線をよく感知
するこれらの昆虫に見えやすい青色になっている。そしてそれが見る者
の心を和ませる。ところが受粉が終わった花は、まだ受粉を待つ花の邪
魔にならないようにと、次々と裏返って、紫外線を吸収する白緑色に変
わる。そこには受粉に忙しいヤマアジサイの姿がある。

うっそうとした森の中には、そんな動植物たちの共生とかけひきのドラ
マがたくさん隠されている。そのひとつひとつを知るとき、不思議な自
然の摂理は見る者の心を奪っていく。


③クマハギに彩られた針葉樹の林

動物ではシカむろんのこと、ツキノワグマやニホンカモシカが古くから
住んでいる。鳥も豊富であり、昆虫も多様で、生物種の宝庫とも言われ
ているのだが、芦生の森に特徴的なことの一つが、クマハギという行動
が多く見られることである。

クマがスギやヒノキの表面を、硬いつめで剥いでしまうのがクマハギだ。
傷をつけられた樹木は、そこを防ぐように周りがせり出してきて自分を
守るが、クマに剥がれた部分の中心はむきだしのままに残ってしまう。
さらにそこに雑菌が入るとやがて内部が腐りはじめ、樹が成長するにし
たがって、徐々に洞(うろ)が作られていく。そこはミツバチに絶好の
巣の場所を提供するが、さらに樹が大木になるにしたがい、クマ自身が
入れるほどの空洞が形成されていく。事実、クマはこの穴を越冬に利用
することが多い。

クマハギをされた樹は、材木としての価値をなさなくなるため、植林地
では、対策として樹にビニールテープが巻かれていることが多い。ビニ
ールがつめにひっかかるのを嫌がるクマが、その樹に近づかないといわ
れるからだ。

クマハギはなぜなされるのだろうか。実はいくつか説があり、定まった
答がない。ツキノワグマの生態そのものが、多くの謎に包まれているか
らでもある。動物行動学者の中には、クマが甘皮を求めてするのだとい
う人々がいるが、その場合も栄養を求めてという説と、生殖への刺激を
受ける物質が樹液に含まれているからだという説がある。

だが芦生の森や、丹波山塊では、クマハギが頻繁に行われてきたが、そ
れは必ずしも全国の生息地で一様に行われていることではない。むしろ
クマハギが行われない地域の方が多いのである。

これに対して昆虫学者の中には、クマハギの跡が、やがてクマの好物の
蜂の巣になり、さらには洞が大きくなると、今度は越冬用の場になって
いくことに注目し、クマはそれを初めから狙っているのではないかと考
える人々がいる。ところがクマハギをしてから洞ができて、やがて越冬
用に拡大したころには、当のクマはもう存在していない。クマは次世代
のためにクマハギをしていることになる。つまり芦生の森や丹波山塊の
クマには、世代間倫理があるとこれらの人々は推論するのである。その
真偽は分からない。だがクマハギによって生じた洞が、クマの世代を超
えた生活サイクルを大きく支えてきたのは確かな事実である。

このように、芦生の森の魅力は、語っても、語っても尽きることはない。
ぜひ一度は訪れて欲しいと思うが、この美しく、たくさんの生物に溢れ、
人々が織り成してきた穏やかな暮らしの跡が残る森が、近年急速な変化
をみせはじめている。森を守る人々からは、美しいブナ林の更新の危機
がささやかれ、ツキノワグマがめっきり見られなくなったという声も聞
こえる。いずれも温暖化の影響である。次にこの深刻な事態を検証して
いきたい。

*******************************

続きは『地球温暖化と経済発展』をご覧ください。
なお地球温暖化と森林の関係については、『世界』2010年4月号にも
「山と森にしのびよるナラ枯れ」というタイトルで、論文を掲載して
いただいています。バックナンバーを検索してみてください。
http://www.iwanami.co.jp/sekai/
http://www.iwanami.co.jp/sekai/2010/04/274.html
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明日に向けて(225)岩手県大槌町に向けて、自転車が続々と集まりだしました・・・。

2011年08月14日 00時30分00秒 | 明日に向けて8月1~31日
守田です。(20110814 00:30)

京都OHANAプロジェクト始動中です!今日(13日)はリーガロイヤルホテル京都
北側の元安寧小学校で自転車集め。朝から続々と自転車が運び込まれます。ご
自分で乗って来られたり、車に積んで来られたり。小型トラックに数台乗せて
持ってこられる方がいると思えば、ご自分でフロントタイヤをはずし、器用に
普通自動車の中に数台を詰め込んでこられる方もいます。

同時に岩井サイクルさん(下京)など、自転車屋さんで働く方たちが多数参加
して下さり、自転車の整備が始まりました。基本作業はタイヤとブレーキワイ
ヤーの交換。せっかく被災地に自転車を持ち込んでも、すぐにパンクしたり、
ワイヤーが切れてしまうと、直すことが難しいですから、スクラップになって
しまいます。それでは現地にかえって負担になる。そのための整備です。

1台当たり、前後のタイヤとワイヤーを交換するので、部品代だけでも5000円
ぐらいはかかります。さらに本来なら交換工賃もかかってくる。これらを大雑
把に見積もると1台当たり1万円ぐらいの付加価値を上乗せしていることになり
ます。では部品代はどうしているのか。すべてメーカーさんの寄付なのです。
岩井サイクルさんが取引先にかけあったところ、快く応じて下さったそうです。

集める自転車の目標は150台。そのすべてに整備を施すので、大まかに自転車
を集めた上で150万円分の価値を載せることになります。またお金の問題だけ
でなく、ただ集めて自転車を送るよりも、丁寧に整備を加え、きれいにして
送った方が、少しでも受け手の気持ちを暖かくできます。整備の終わった自転
車には「京都OHANAプロジェクト」のかわいいステッカーも貼られます。

今日も岩井サイクルの方だけで、朝からかかりっきりで10数台整備されていま
した。暑い最中の作業ですが、わざわざお店から特設テントまでもってきてく
れる手まわしのよさ。それでも汗をだくだく流しながら、部品交換が進んで行
きます。その横でOHANAのメンバーがせっせと自転車磨き。金属部分の錆をおと
していくのですが、驚くほどピカピカに光りだします。

岩井サイクルの方は「前回のときも参加させていただきましたが、その気持ち
がどんどん薄れていってしまうのは嫌だなと思っていたので、今回も参加させ
ていただきました」とちょっとはにかみながらおっしゃってくださいました。
岩井サイクルさんからは、夕方に社長さんも来て下さいましたが、実は社長さ
ん、自転車を集めている安寧小学校の卒業生なのだそうです・・・。

整備を行ってくれている、自転車製造メーカー、大日産業の中森さんにもお話
を伺いました。「前回は少ししかお手伝いをできなかったのですが、また第二
弾をされるということで微力ながらお手伝いに来ました。自分に何ができるか
というと、私は自転車に携わって30年になります。なのでこういった形で少し
でも被災地の方に喜んでもらえればと思って参加しています」。

続いて内林モーターサイクル(桂)の内林さんが、軽トラックで自転車5台を
持ってきてくださいました。一言お話をと聞くと、「災害で大変やった人のこ
とを思うとじっとしてられません。少しでもご支援したいという気持ちで持っ
てきました」と内林さん。内林さんもどこか恥ずかしそうに話されました。
「また持ってくるから」と言い残して、車で戻って行かれました。

僕の友人の杏さんが、自分で自転車に乗ってきてくれました。訪問介護の仕事
をしている杏さん。介護を受けているおばあさんから自転車を託されてきまし
た。この自転車は大の仲良しだったおじいさんが生前に乗っていったもの。そ
れだけに大切にされていて、一時には家の中にも入れていたそうです。そんな
自転車なので、杏さんもとてもこのプロジェクトのことは言えなかった。

ところが先日、訪問しているときにたまたまテレビで被災地の映像が映され、
おばあさんが、私はこんなに困っている人がいるのに何もしてあげられないと
溜息をつかれたのだそうです。思わず被災地のために自転車を集めている人が
いますと杏さん。そうしたらおばあさん、とても喜んで、自転車を出して下
さったのだそうです。お二人の思いが一杯つまった自転車が大槌に向かいます。

そう考えてあらためて自転車を見まわすと、一台、一台にストーリーがある
ことを感じました。新車を送るのもいいけれど、こうやって中古の自転車を
集めて、大事に整備して送るのはもっといいなという気がしました。杏さんも、
「このおじいさんの乗っていた自転車に、岩手の海を見せてあげてください」
と言い残して、元安寧小学校から去っていきました。

この日、OHANAで参加していたのは、大槻隆雄さん、大槻祥子さん、大槻美空
(みく)ちゃん。美空ちゃんは小学校5年生です。せっせと自転車を磨いて
くれました。モリタクさんこと森拓哉さんは、映画「ガイアシンフォニー第
7部」上映会でカンパアピールをさせてもらえるとのことで出向いていました。
夕方にほくほく顔で戻ってきました。

こうしてこの日は90台近くの自転車が集まりました。整備が済んだのは35台
ぐらいでしょうか。自転車集めは明日も続き、整備は自転車の積み込み前日の
18日まで続く予定です。半日ほど現場にいて思ったのは、今なお、たくさんの
京都の方たちが被災地のことを思い、何かをしたいと考え、動いて下さって
いることです。自転車と一緒に何よりこの思いを届けにいきたい。

とくに大事なのは、陸前高田への訪問です。自転車は大槌町の仮設住宅に配り
きってしまうので、残念ながら陸前高田には届けられませんが、しかし京都に
は東北への熱い思いが確かにあるのです。これを伝えたい。なおこのことをよ
り掘り下げるためにも、大文字火送り護摩木問題を別稿で論じさせていただき
ます。ともあれ僕は京都と陸前高田の絆を作るためにも行動したいです。

・・・というわけで自転車集め第一日目は順調に進行しました。しかしそれ
でもなお、まだ資金が足りていないのが現状です。みなさまどうか力をお貸
しください。再びになりますが、振込先を記しておきます。どうかよろしく
お願いします。

京都銀行 上桂支店(カミカツラ支店)
普通 4041989 京都OHANA プロジェクト大槻祥子

(この「明日に向けて」を読んで振り込んで下さる方は、振り込む際
に名前の前に、311という番号を入れてください。「311モリタトシヤ」
という具合です。整理のためです)

クレジットカード決済もできるそうです。
⇒ http://p.tl/N0-j

なお最後に、京都OHANAプロジェクトの森拓哉さんからのメッセージ、2回分
を貼り付けておきます。本日の報告の方に少し映像がアップされていて、
僕もインタビューされちゃっています・・・。

********************************

OHANA通信 Vol2 8月12日 岩手県大槌町 サイクルショップさんとの電話

こんにちは。OHANAプロジェクト森拓哉です。
毎日、暑いですね。明日からは、汗をかきかき、楽しみです。

今日は10:30頃に大槌町で自転車店をされている
サカイデさんからお話しを伺うことができました。
http://fkja.voiceblog.jp/data/success-running/1313122282.mp3
(後半1分は個人情報が含まれるため、カットしています)

話を要約すると、、、、

OHANAの活動の課題の一つに、
自転車を持っていったはいいが、そのあとのメンテナンスをどうするんだ!?
という課題があります。
パンク、タイヤ交換、プレーキワイヤー、自転車はデリケートなものなので、
メンテナンスが必須です。そこで、大槌町でお店をされている自転車店に電話して、
パーツ類をお渡しするので、パーツ類が有る間は、工賃のみで対応して欲しいと
いうことをお願いしました。
サカイデさんの答えはとても快いもので、「いいですよ」と軽快でした。

また、何か必要な物資がないか聞いたところ、
「タイヤチューブを削る電動のヤスリ」がなかなか手に入らなくて困っていると
のことです。

できる限り探してみるとお伝えしました。無償もしくは安くで手に入りそうでし
たら、教えてくださいね。

今回、OHANAで確保できているパーツとして、以下があります。今回の整備で使わ
なかったものは、トラックに積んで現地の自転車店にお預けしようと思います。
いいアイデアですよね!?

・タイヤ26インチ、24インチ 100本ずつ
・チューブ、26インチ250本、24インチ100本
・カゴ50個
・鍵100個
・ブレーキワイヤー30セット

もし提供できるパーツ類(ポンプ チューブ タイヤ ワイヤー)がありましたら
どうぞお願い致します。大槌町にお届けいたします。

京都OHANAプロジェクト
森拓哉

追伸 活動元気にやっていますが、それでも時には、疲れます。
そんなときは、豆乳青汁を飲んでパワーアップしています。
パワーアップの様子 : http://www.youtube.com/watch?v=-C6U4jdZj0g

**********************************

OHANA通信 Vol3 8月13日(土) 活動初日終了

こんにちは。OHANAプロジェクト森拓哉です。

今日から始まったOHANAプロジェクト、自転車の素晴らしさを再確認するため、
自宅のある大阪は茨木市~京都の元安寧小学校まで約35kmロードレーサーで
通いました。
やっぱり魅力的な乗り物ですね!

本日の結果、、、、約90台を集める事が出来ています!

当初反応が鈍いかなあ。。。と心配していたのですが、自転車業界の皆様方から、
まとまったご提供を頂き、市民の皆様にも、次から次にお持ち頂きました。

中には80歳にも迫るであろう、お婆ちゃんが、自転車を押して持ってきてくれて、さらに
その後、一度家に帰ってから「募金ができなかったからね」と千円札を握りしめて
戻ってきてくれました!感動です。お婆ちゃんに負けずに、汗をかきかき頑張り
ます。


本日の模様の動画:
http://www.youtube.com/watch?v=8DlfceS9d_0
http://www.youtube.com/watch?v=g111n-qInWU

明日の一つのポイントは、目標台数の150台にどこまで迫れるか。もしくは上回
るかです。
上回った場合、10t車一台では持っていけず、嬉しい悲鳴になります!新たな
チャレンジが始まります。

また、午後からはガイアシンフォニーのチャリティ上映会にお邪魔してPR活動を
させて頂きました。
http://www.success-running.com/news/2011/07/gaia.pdf
http://gaiasymphony.com/

参加された皆様は、チャリティに出席されるだけあって、意識の高い方ばかり、
本当に素晴らしい時間を共に過ごさせて頂きました。

報告会をされた、チーム SAKEさんは震災後すぐに現地に入って、その活動の機敏
さには心打たれました。
http://teamsake.blogspot.com/
こちらもどうぞ応援お願い致します。

映画の話をすると長くなるのですが、再認識したことを一つだけ。
日本では、全ての物に神が宿る、八百万の神という精神文化がありますが、
もっと神様はいますね!800万では済みません。

人の数だけ神がいて、全ての物は神様である。皆様一人一人が神様です。
映画を見ていて、すっとそんな精神が入ってきました。皆様も機会があれば是非
ご覧ください。

明日も、どんな神様に出会えるか楽しみです。

明日もやっぱり自転車通勤、楽しみです。

今日も一日、応援頂き、ありがとうございました。
明日も良い一日でありますように。

京都OHANAプロジェクト
森拓哉


<今後のスケジュール予定>

8月13日(土)~14日(日) リーガロイヤルホテル北側元安寧小学校で自転車回収
8月13日(土)~18日(木) 自転車の整備
8月19日(金)       自転車の搬出&メンバー岩手県入り
8月20日(土)~21日(日) 大槌町の仮設住宅で自転車の配布
8月22日(月)       気仙沼訪問の後 京都へ

ホームページ : http://ohana-kyoto.net/blog/
★中国在住で活躍中の松本ひでちゃんが、一気にパワーアップしてくれました。
ご覧下さい。

みんなの千羽鶴プロジェクト : 一口1,000円のプロジェクト支援。
http://www.success-running.com/news/2011/07/senba.pdf
クレジットカード決済に対応しました ⇒ http://p.tl/N0-j

フェイスブック : http://www.facebook.com/kyotoohana★タイムリーに情報をお届けしていきます。ユーザの方は、「いいね!」
お願いします。


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