守田です。(20110827 23:30)
今日の関西地方は、概ね夏晴れの一日でしたが、局所的に「ゲリラ豪雨」
に見舞われました。そんな不安定な中で、芦生の森へのツアーを行いま
したが、幸いにも素晴らしい好天に恵まれ、とても楽しい一日を過ごして
くることができました。
山の中の気温は概ね23度ぐらい。しかもとてもさわやかな風が尾根道に
吹いていました。森の木々も、いつものように私たちを懐深く迎えてくれ
ました。緑の中で深呼吸しながら歩きましたが、心身の疲れが溶けていく
ような爽快感に包まれました。
とくに今日、楽しかったのは、参加者のお子さんたちと一緒に、終始、行
動できたことです。一人は小学校2年生のS君。もう一人は小学校5年生のM
ちゃん。男の子と女の子です。その二人が先頭を行く僕の周りを、それこ
そ行ったり来たりしながら、一緒に歩いてくれました。
S君はもの凄く元気。高い木々から吊り下がっているツタをブランコ代わり
にしたり、次々とムシをつかまえたり、はては毒キノコに手を出そうとし
たり、それはもうやんちゃにはしゃぎまわっていました。かなり賢い知識
も持っていて、色々なことを、ポンポン、しゃべりどうしで歩いていく。
Mちゃんは、ザックの中に、トトロの人形を忍ばせてきていて、面白い木に
遭遇するとそれを出してくれました。S君よりお姉ちゃんなので、危ないと
ころにかけだそうとするS君を気遣ったりしていますが、S君がツタに捕まっ
て、揺らし出すと、一緒になって遊んでいる。
僕の少し前に駆けだしていっては、次々と、木々をベンチにしたり、
飛び箱にしたり、よじ登ってみたり、2人で「遊具、遊具」と叫んでいる。
かと思うと、二人でちょこんと人形のように座って笑っていて、思わず
カメラを出さないわけにはいかなくなる。
・・・森の中を小学生の子どもたちと歩くといつも感じることですが、目線
が大人と全く違うので、私たちには残念ながら見えなくなってしまったもの
が見えるのですね。「ほら、ここにこんなムシがいた!」とか、「ここから
見ると、こんなキノコが見える!」とか次々に発見が繰り広げられる。
好奇心が旺盛で、彼と彼女には、世界がキラキラしていることが伝わって
きます。その目線に合わせ、そこから世界を見ようと、自分の視点をアジャ
ストしていくと、確かに色々なものがキラキラして見えてくる。子どもの
豊かな世界が、大人の僕の心をほっこりさせてくれる。
そんな彼と彼女に、芦生杉の巨木を何本も見せてあげました。今回のコース
が面白いのは、まるでセットされたように、だんだんに大きな木が出てきて
最後に、芦生の森のヌシのような樹齢1000年を越える大杉が出て来ること
なのですが、最後はS君がまっさきに巨木に駆けていった。
「かあちゃん、あったで、あったで、一番大きいのがあったで!」。僕の前
を、木に向けて一目散に走りつつ、後ろから来るお母さんに大声で叫んでい
る姿を見ているだけで、ああ、今日もこの地に、みなさんをお連れすること
ができて良かったなとしみじみと思いました。
その後、みんなで「花背交流の森」の温泉に入りました。もちろんS君は、大
きな湯船に飛び込み、他の男の子たちとクロール。でも僕の横できちんと
シャンプーもしていました。身体は僕が洗ってあげました。S君はお風呂の
中でもはしゃぎどうし・・・。
おかあさんに「いやあ、かわいいですねえ」と言うと、「実は夏休みの宿題
をなかなかやらなくて、母は昨日、怒ったばかりなんです」と笑われました。
そうですよね。かわいいとだけ思えるのは、外から関わっているからなので
すよね。・・・なんだかすべてのママさんに感謝したい気持ちになりました。
この子どもたちのキラキラした世界を守りたいと思います。そのためにも、
この子たちを、放射線から守っていかなければならない。それは僕自身を守
ることなのだと思います。僕の中にある美しいもの、輝いているもの、それは
子どもたちを守る中でこそ、守られる。
・・・子どもたちとの素敵な時間をくれた芦生の森、そして参加者のみな
さんに感謝です。
今日の関西地方は、概ね夏晴れの一日でしたが、局所的に「ゲリラ豪雨」
に見舞われました。そんな不安定な中で、芦生の森へのツアーを行いま
したが、幸いにも素晴らしい好天に恵まれ、とても楽しい一日を過ごして
くることができました。
山の中の気温は概ね23度ぐらい。しかもとてもさわやかな風が尾根道に
吹いていました。森の木々も、いつものように私たちを懐深く迎えてくれ
ました。緑の中で深呼吸しながら歩きましたが、心身の疲れが溶けていく
ような爽快感に包まれました。
とくに今日、楽しかったのは、参加者のお子さんたちと一緒に、終始、行
動できたことです。一人は小学校2年生のS君。もう一人は小学校5年生のM
ちゃん。男の子と女の子です。その二人が先頭を行く僕の周りを、それこ
そ行ったり来たりしながら、一緒に歩いてくれました。
S君はもの凄く元気。高い木々から吊り下がっているツタをブランコ代わり
にしたり、次々とムシをつかまえたり、はては毒キノコに手を出そうとし
たり、それはもうやんちゃにはしゃぎまわっていました。かなり賢い知識
も持っていて、色々なことを、ポンポン、しゃべりどうしで歩いていく。
Mちゃんは、ザックの中に、トトロの人形を忍ばせてきていて、面白い木に
遭遇するとそれを出してくれました。S君よりお姉ちゃんなので、危ないと
ころにかけだそうとするS君を気遣ったりしていますが、S君がツタに捕まっ
て、揺らし出すと、一緒になって遊んでいる。
僕の少し前に駆けだしていっては、次々と、木々をベンチにしたり、
飛び箱にしたり、よじ登ってみたり、2人で「遊具、遊具」と叫んでいる。
かと思うと、二人でちょこんと人形のように座って笑っていて、思わず
カメラを出さないわけにはいかなくなる。
・・・森の中を小学生の子どもたちと歩くといつも感じることですが、目線
が大人と全く違うので、私たちには残念ながら見えなくなってしまったもの
が見えるのですね。「ほら、ここにこんなムシがいた!」とか、「ここから
見ると、こんなキノコが見える!」とか次々に発見が繰り広げられる。
好奇心が旺盛で、彼と彼女には、世界がキラキラしていることが伝わって
きます。その目線に合わせ、そこから世界を見ようと、自分の視点をアジャ
ストしていくと、確かに色々なものがキラキラして見えてくる。子どもの
豊かな世界が、大人の僕の心をほっこりさせてくれる。
そんな彼と彼女に、芦生杉の巨木を何本も見せてあげました。今回のコース
が面白いのは、まるでセットされたように、だんだんに大きな木が出てきて
最後に、芦生の森のヌシのような樹齢1000年を越える大杉が出て来ること
なのですが、最後はS君がまっさきに巨木に駆けていった。
「かあちゃん、あったで、あったで、一番大きいのがあったで!」。僕の前
を、木に向けて一目散に走りつつ、後ろから来るお母さんに大声で叫んでい
る姿を見ているだけで、ああ、今日もこの地に、みなさんをお連れすること
ができて良かったなとしみじみと思いました。
その後、みんなで「花背交流の森」の温泉に入りました。もちろんS君は、大
きな湯船に飛び込み、他の男の子たちとクロール。でも僕の横できちんと
シャンプーもしていました。身体は僕が洗ってあげました。S君はお風呂の
中でもはしゃぎどうし・・・。
おかあさんに「いやあ、かわいいですねえ」と言うと、「実は夏休みの宿題
をなかなかやらなくて、母は昨日、怒ったばかりなんです」と笑われました。
そうですよね。かわいいとだけ思えるのは、外から関わっているからなので
すよね。・・・なんだかすべてのママさんに感謝したい気持ちになりました。
この子どもたちのキラキラした世界を守りたいと思います。そのためにも、
この子たちを、放射線から守っていかなければならない。それは僕自身を守
ることなのだと思います。僕の中にある美しいもの、輝いているもの、それは
子どもたちを守る中でこそ、守られる。
・・・子どもたちとの素敵な時間をくれた芦生の森、そして参加者のみな
さんに感謝です。