作業途中で止まっていた腕時計を仕上げたいと思います。セイコー・ファイブ・アクタス 25石ブルー文字盤です。6106-8660と、諏訪精工舎製の名機61系6101Cを搭載しています。製造期間は、1969年から1977年頃までのようですが、この個体は1974年9月の製造で、石数は23石と25石がありましたが、この個体は25石です。普及クラスのセイコーファイブには数種のムーブメントが採用されていて、5振動モデルが多数ですが、6振動のハック機能付きとなっています。
ケースと純正ベルトを洗浄して研磨してあります。7時側のラグに小さな打痕があります。
手馴れた61系のユニットは特に問題も無く完成しています。リューズを押し込むことによってカレンダーの日送りが出来るタイプです。研磨をしたケースに新品のガラス風防を圧入してあります。普及クラスのモデルは、風防はプラ製が多いですが、こちらは本物のガラスです。
ブルーの文字盤と針を取り付けました。画像にすると反射で明るくなっていますが、もう少し落ち着いた感じです。ブルー文字盤が出て来た初期は、放射状に反射をしないソリッドなブルーでしたが、この頃になると、製作技術が向上して、光りの反射で放射状に輝く派手目な文字盤となりましたね。SSは25石です。
タイムグラファーにて歩度調整をしています。アンティークの中では、比較的新しいユニットですので非常に安定していますね。6振動ですからね。
ファイブ・アクタスは現在海外で製造されているモデルを除いて、一連の5シリーズの最後を飾るモデルとして、クォーツ腕時計が発売になるまで市場にありました。本物ファイブの最終モデルというところでしょうね。純正のベルトが付いていますが、使用による磨耗がありますから、新しいベルトを装着した方が気持ちよく使えると思い取り付けていません。この時計は、ご希望の方がいらっしゃればお譲りします。(10.000円(送料税別)
ありがとうございます。数人の方から購入希望のご連絡を頂きましたが、一番早くメールを頂きました、いつもコメントを頂戴する「茶暮れ」さんにお譲りすることになりました。また、不定期で完成品をUP致しますので、よろしくお願い致します。
ゾクゾクしますねーー!!!
メールいたしますっ!!!