今なにしてる         (トミーのリペイント別館)

カメラ修理などについてご紹介します。
富塚孝一
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初期型PEN-EE+PEN-Wの巻

2014年10月17日 21時28分50秒 | インポート

Img_528685少しUPをサボりました。作業はしておりましたがPEN-FTが続くので省略しておりました。最近お問い合わせメールがスパムメールに誤判定されるケースが増えています。モバイルやホットメールなどからの発信にエラーが多いようで、ご返事のメールも帰ってくることがあります。小まめに迷惑フォルダーをチェックすれば良いのですが、ついつい溜まってしまって・・

で、このブログ(OCN)は間もなく終了となりますので、これからお引越しの作業をする予定です。そこで、しばらくの間、ブログのUP件数が減ると予想されますので、クリックは週に1回程度でよろしいかと・・皆さん、毎日律儀にクリックしてくださるので申し訳なくなりますので。本題です。PEN-EEの初期型が来ています。最近珍しくなりましたね。この個体のように程度の良いものは余計です。作業依頼をイラストで描いて頂いて、お上手ですね。赤マークの出方が不規則ですので、全体のオーバーホールをしていきます。

 

すみません、サムネイルのサイズ設定が変更出来ないみたいなんです。やり方が分からないだけかも? お引越しをしてから何もしないのにアクセスランキングが現在2.676.941中最初の44.000番代から3.113番に上がっていました。で、PEN-EEの初期はシャッタースピードは単速の1/60秒で、後の1/30秒+1/250秒の2速モデルはEENとして区別されています。

露出計の調整抵抗が大きいですね。

 

 

過去に分解を受けています。カバーの塗装が傷だらけ。

 

 

レンズも曇りを拭き上げてコーティングが剥離しています。

 

 

シャッター羽根の腐食と固着があってスムーズに動きません。

 

 

左は2速のEENで、互換性はありません。

 

 

赤マークも後のタイプのベロ型ではなく四角ですね。赤マーク不安定は安全レバーの作動不良があります。バネの後期のものより細いようです。単速なので裏側シャッタースピード切り替えレバーなどはありません。

 

洗浄した本体の組立をしていきます。

 

 

プレートにはシャッターユニット留めビスの緩み留め用塗料が塗られていますので、すべて剥離洗浄してあります。

 

完成したシャッターユニットを組み込んだところ。

 

 

吊輪部のへこみと真鍮製の吊輪が摩耗しています。

 

 

後期用のステンレス吊輪と交換をします。

 

 

ナット留めだけでは必ず緩みますので、接着を併用しておきます。

 

 

PEN-Wの方は、前面と裏蓋のシボ革に一部剥がれがあり、修理ご希望でしたので古い接着剤を清掃をして再接着をしておきます。

 

これで完成です。このブログは画像取り込み時の設定を保存できないようで、枚数をUPするのが大変です。なるべく小枚数で行くしかないみたいです。


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