昨日は運転会のためお休みしました。携帯を忘れたため画像が撮れず、友人の画像を転送してもらいました。やはりポイント通過時の接触はベーカーカプラーのようです。先輩からは「うちのレイアウトはベーカー禁止」と言われました。ケーディーカプラーを調達しなければ・・
で、巻き止めが掛からないPEN-Wが来ました。これは多い不具合ですね。各部の位置関係や摩耗により調整がズレるもので修理は調整で可能です。その他、シャッターもだめですね。
PEN-Wとしては状態は悪くはない方です。レンズもバルサム黄変はありますが、まぁまぁでしょう。
PEN-Wが続くのであまり書くこともありませんが、ファインダーのカバーの遮光紙が作り替えられていますね。
シャッターは全体に遅く、バルブが閉じません。若干シャッター羽根に錆が浮いている程度で摩耗はありません。
シャッターを搭載後、シンクロ接点を接続してカバーを閉めます。
「巻上出来ず」はストップレバーと巻止板の隙間は1/2以上掛かっていれば良いですが、使用によるバネやリンケージの摩耗により調整が変化してきます。
シャッターと本体との位置関係など、細かな調整をした状態で画像の状態になれば良い。
ファインダーは過去にレンズの分離清掃を受けています。それはまじめな作業でよろしいのですが、新しく接着した接着剤が利き過ぎて再剥離が非常に困難です。いつもお書きしているように、この作業をするのは自分で最後ではありません。次回の作業で分解困難でレンズを割ってしまったりしないように、必要な時には容易に分解が出来るぐらいの接着を心がけます。メーカーは何度も再分解をすることは想定していない設計です。
ヘリコイドグリスを塗布してレンズを取り付け、距離リングをセットします。
そもそも前回の分解時に前面カバーガラスの角を欠いていました。接着剤は内部に浸透しないように表面のみで接着しています。遮光紙は作り直しておきます。
#1076XXは1964年11月(昭和39年11月)製造で、すでにスプロケットはアルミ製から樹脂製に変わっています。
美品と言うわけではありませんが、実用機としてはどこにも欠点のない良い個体ではないでしょうかね?