四季の移り変わりに色をそえて
Shiki彩々
パリ・エスト発~ドイツ・オッフェンブルグ着

あれも持った!
これも持った!
すべてオーケー?
ホテルを出る

パリ・エスト駅
ここから紅蓮さんの待つ
ドイツ・オッフェンブルグへ・・

昼食のサンドイッチを買い
列車へ乗り込む

まずは・・乗換駅
ストラスブールへ

窓からの景色は
ドイツに入っても
緑の牧草地が
続いている

ところが・・
オッフェンブルグに着くと
町の家々が
童話の挿絵のように
可愛い

一足先に
ドイツ入りした
紅蓮さんは言う
ドイツはどこも可愛い

さあ!
出発 ドイツの旅
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小さなホテルで!

小さな町を一回り
ふと 気がつくと
空いている・・・お腹が!!

さあ 可愛いホテルを
見つけて・・
ランチ!!

外にしようか・・
中にしようか・・
迷った挙句に
日差しを避けて

ああ 涼しそうな
風を受けてる
外を見て
ちょっと後悔の・・
中!!

でも
美味しいランチの・・
味に変わりなし!!
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小道に沿って

小道に沿って
歩くと
窓辺の花が・・
戸口の花が・・

まるで
挨拶でもしているかのように
微笑みかけてくれる

元気?素敵な日だね!
そんなふうに
目で返事を送りながら
通り過ぎる

幾年もの間
変わらない
風景なのであろう

長いドレスも
タンクトップも
ジーパンも似合いそうな

白と影の
コントラストが
石造りの壁に美しい
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ジヴェルニー・カフェの庭で

モネの家の前
もうここだけで十分
というほど
花が美しいカフェ

ここでなら
ハチに生まれてくるのも
悪くない!!

蝶々なら
美しいドレスをまとった
貴婦人のように
見えるだろうと・・・・

そんな風に思いながら
一つ一つ
花を眺めて

あー ここでの
冷たい飲み物は
格別の味?
テーブルの上を
ちょっと見て・・

もうひとまわり・・ひと歩き・・

でも・・やっぱり
最後に戻って
冷たいペリエ!
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ジヴェルニーを歩く

モネの庭を出る
強い日差しの中
小さな町を歩く

黄緑色の作り出した
風は涼しく
懐かしい肌触りを残して
通り過ぎていく

窓辺のレースは
この風に似合う

話し声はいつの間にか
子供の頃の声にかえり
心に届く

遠い日の夏の風が
ここにはあった

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ひかりの粒

散人さんが
「光の粒」と言った

そうか
やっと
ジヴェル二ーの
光の正体が
わかった気がした

天からまっすぐに
降りてくる光が
ふわふわ くるくる
舞っている不思議・・・

小さな光の粒だから
ほんの小さな隙間にも
光の居場所をさがして

どこにもないような
美しい色を
作り出していたのだと
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モネの家

モネの家・・
ピンクの壁
緑の窓
庭の花の色と
重なって

庭の花を
見下ろせば
華やかな色で
答える

花々の間の小道は
窓辺へと向かう

この家を背に
ここに画家は・・

キャンバスを
立てていたのだろうか
窓辺の影を見ながら
筆を進めていたのだろうか

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透明な風に

美しい光の中で
何もかもが
輝いて・・・でも

暑い!!
暑い!!

ふと
吹いてくる
風に気づく

緑の中からきた
透明な風は
ひんやりと冷たい

夏の風・・・
いったい
いつ頃から
あっていないのだろう

透明な風に・・・
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片隅の不思議な花

まるで 画家の
パレットのような
色とりどりの
花の中で

片隅に咲く
不思議な花

色のない花は
それなりの存在感で

鮮やかな
花を引きたてて

それでも
そそぐ光に
変わりはなく

影とのバランスを
遊んでいる

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モネ・睡蓮の池

モネといえば
「睡蓮」の絵

モネの庭に立って
すべてがそのまま
そう思ったけれど・・・

睡蓮の池だけは
違っていた

どう写しても
そのまま・・のようには
写らなかった

モネの見た
睡蓮の池は
モネの絵を
通してだけ
見えるのだろうか

シャッターを
押しても 押しても
モネの心は
写らなかった

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