四季の移り変わりに色をそえて
Shiki彩々
新しい季節へ
秋空に
あれほど似合った
枯れ紫陽花も
春の空気の中で
新しい芽を
つけはじめると
どことなく
居心地の悪そうな
姿に変わり
あの輝きを
思い出の中にしまう
思い出に変わる
その前に
指先で
シルエットをなぞる
あと 幾つかの
月を超え
美しい
花咲くようにと
おまじない
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我が家の春
荒れ果てた
我が家の庭にも
季節が巡れば
春が来る
いくら
狭い庭だと言えども
草ぼうぼうの中から
新しい芽を
探すのは至難の業
それでも
春の力を借りて
にょきにょきと
明日を待つ
小さな蕾と
いつの間にか
花開いた
サクランボと・・
ほったらかされた
彼らを・・私は
「自然の申し子」
と 呼ぼうか!
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時には・・・
時には・・
こんなお花たちとの
出会いも
すっかり
お世話になった
お宅に咲いていた
珍しい花たち
お昼をご馳走になって
後片付けの
水の音を聞きながら
シッターを押す
その横で・・・
突然パタンと倒れて
お昼寝に入った
我が妹は・・
すやすや・・ぐーぐー・・zzz
掛けてもらった毛布に
包まって
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ある晴れた日に
春の入り口に立った
ある晴れた日に
そうでなくとも
決行する
散歩の寄り道
心の中のアンケート
第一位!
ケーキ屋さんでのお茶!
散歩道周辺に
新しく出来たらしいという
情報キャッチ
耳でも聞くが
鼻も利く
美味しい匂いキャッチ!?!
この日は花満開の
まるの日
ケーキもまんまる
で どこかって?
ヒントが
ちょっと 見え隠れ!
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光が動き出して・・・
心細かった
冬の光が
動き出して
雨が上がれば
突然の春の光
鳥たちも
そわそわと・・・
意地でも動くまいと
決めているのではと思える
ゴイサギまでもがサービス
堪え性のないヒヨドリなんて
花が開くのを待たずに
コブシの蕾を・・食べた!
水面に映る
木々の色も
明るくなって
さあ 春
光がそういえば
景色が変わる
冬の間
頼りになる
木の幹に眠っていた
緑が目を覚ます
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こんなに寒い春の日には
空は灰色
季節はもう春
なのに・・・
これから雪が
降るという
心は
春色に傾きかけて
準備OKなのに
こんな日は
思い切り
部屋を暖めて
春色を集めて
ん?・・桃の節句の今日
に・・桜!?!
思い出したのは
桜餅・・のほうだった
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