goo

あと いくつの・・



                  少し
                  暖かくなり




                  冬空も緩んで
                  春へ・・




                  優しく包む
                  風の中で




                  春の梅




                  重なる
                  花びらのやわらかさ




                  はく息の
                  白さが残る頃




                  咲き始めた
                  梅の花も




                  あと いくつ
                  花開くのは・・

                  さよならまでに

コメント ( 8 ) | Trackback ( 0 )

新しい季節へ



                  秋空に
                  あれほど似合った
                  枯れ紫陽花も




                  春の空気の中で
                  新しい芽を
                  つけはじめると




                  どことなく
                  居心地の悪そうな
                  姿に変わり




                  あの輝きを
                  思い出の中にしまう




                  思い出に変わる
                  その前に




                  指先で
                  シルエットをなぞる




                  あと 幾つかの
                  月を超え




                  美しい
                  花咲くようにと
                  おまじない

コメント ( 12 ) | Trackback ( 0 )

静かに時が・・・



                  カメラ片手に歩く
                  すれ違う人・・人・・
                  声が遠のく




                  ぼんやり眺める
                  草映る水面




                  曇り日の
                  色のない景色




                  ふと
                  一人の世界に入る




                  動かぬ水鳥と
                  声のない対話




                  かすかな風に
                  時が戻る



コメント ( 10 ) | Trackback ( 0 )

我が家の春



                  荒れ果てた
                  我が家の庭にも




                  季節が巡れば
                  春が来る




                  いくら
                  狭い庭だと言えども




                  草ぼうぼうの中から
                  新しい芽を
                  探すのは至難の業




                  それでも
                  春の力を借りて
                  にょきにょきと




                  明日を待つ
                  小さな蕾と




                  いつの間にか
                  花開いた
                  サクランボと・・




                  ほったらかされた
                  彼らを・・私は
                  「自然の申し子」
                  と 呼ぼうか!

コメント ( 10 ) | Trackback ( 0 )

時には・・・



                  時には・・




                  こんなお花たちとの
                  出会いも




                  すっかり
                  お世話になった
                  お宅に咲いていた
                  珍しい花たち




                  お昼をご馳走になって
                  後片付けの
                  水の音を聞きながら




                  シッターを押す
                  その横で・・・




                  突然パタンと倒れて
                  お昼寝に入った




                  我が妹は・・
                  すやすや・・ぐーぐー・・zzz




                  掛けてもらった毛布に
                  包まって

コメント ( 14 ) | Trackback ( 0 )

ある晴れた日に



               春の入り口に立った
               ある晴れた日に




               そうでなくとも
               決行する
               散歩の寄り道




               心の中のアンケート
               第一位!




               ケーキ屋さんでのお茶!




               散歩道周辺に
               新しく出来たらしいという
               情報キャッチ




               耳でも聞くが
               鼻も利く
               美味しい匂いキャッチ!?!




               この日は花満開の
               まるの日
               ケーキもまんまる




               で どこかって?
               ヒントが
               ちょっと 見え隠れ!

コメント ( 15 ) | Trackback ( 0 )

光が動き出して・・・



                  心細かった
                  冬の光が
                  動き出して




                  雨が上がれば
                  突然の春の光




                  鳥たちも
                  そわそわと・・・




                  意地でも動くまいと
                  決めているのではと思える
                  ゴイサギまでもがサービス




                  堪え性のないヒヨドリなんて
                  花が開くのを待たずに
                  コブシの蕾を・・食べた!




                  水面に映る
                  木々の色も
                  明るくなって




                  さあ  春
                  光がそういえば
                  景色が変わる




                  冬の間
                  頼りになる
                  木の幹に眠っていた




                  緑が目を覚ます

コメント ( 8 ) | Trackback ( 0 )

心残して



                 すっきりとしない
                 天気は

                 冬の未練




                 割り込んできた
                 春の気配を察し
                 そっと押し返す




                 冬はまだ
                 あちこちに
                 心残して・・・




                  そんな冬心
                  受け止めて




                  椿の花の
                  華やかさ




                  後戻りした
                  冬空に
                  紅が映えて




コメント ( 21 ) | Trackback ( 0 )

こんなに寒い春の日には



                  空は灰色
                  季節はもう春

                  なのに・・・




                  これから雪が
                  降るという




                  心は
                  春色に傾きかけて
                  準備OKなのに




                  こんな日は
                  思い切り
                  部屋を暖めて




                  春色を集めて




                  ん?・・桃の節句の今日
                  に・・桜!?!




                  思い出したのは
                  桜餅・・のほうだった




コメント ( 20 ) | Trackback ( 0 )

ふんわりと辛夷の花が


                  満開の寒桜の後を
                  追うように
                  コブシの花が・・




                  堅かった蕾が
                  ふんわりと
                  優しくふくらんで




                  一枚 二枚と
                  開き始めた




                  小さな新しい
                  緑の葉を従えて
                  真っ白な花びらは




                  これからの
                  花の季節の道案内




                  もう
                  この季節に
                  なじんでしまった
                  少し早いコブシの花


《コブシとモクレンの違い》







                   花の根元に一枚の小さな葉があることと
                   花びらが開ききるのが辛夷


「コブシ」「ハクモクレン」の写真はこちらにあります。

コメント ( 18 ) | Trackback ( 0 )
« 前ページ 次ページ »