人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

第6回音楽大学オーケストラ・フェスティバル2015のチケットを買う

2015年07月24日 07時02分02秒 | 日記

24日(木).今日の朝刊各紙を見てびっくりしました.「日経FTを買収」の大見出しで,日本経済新聞社が英国の有力紙フィナンシャル・タイムズを約1,600億円で買収することで合意したというニュースです 日経は株主総会で社長が交代したばかりです.新社長のO氏,なかなかやりますね

ところで,昨日の朝日朝刊・オピニオン欄は「『私たち』の民主主義」というテーマで,作家の赤坂真理さんがインタビューに答えていました 赤坂真理と言えば,1980年にアメリカの高校に留学した少女が,自らの手で日米の戦後史を問うた自伝的な小説『東京プリズン』で有名になった人です もちろんこの本は読んで当ブログに感想を書きましたし,日本記者クラブ主催の原武史・明治学院大学教授との対談も聞き,その感想もブログに書きました 一言で言えば,赤坂真理という人は書くのは上手だが,多くの人の前で話すのは苦手なのではないか,ということです しかし,今回は記者と1対1のインタビューなので,その点はある程度自分のペースで話が出来たのではないかと推測します

このインタビュー記事を読んでいて「そうだ,その通りだ」と思わず膝を打ったのは次の行(くだり)です

「法案を成り立たせている日米関係の構造が見えて興味深かったのが,今春,首相が米議会で行った演説『希望の同盟へ』でした ある意味,衝撃的.日本の国益の主張も立場の説明もなく,笑っちゃうほどアメリカ人の一員になりきったようなスピーチだったからです」「たとえば,『申し上げたいことは多々あるが』と訳されたくだりです.『tell』という動詞を使っていて『discuss』(議論する)などではない.全面的に対米追随するのは決まった上で,お伝えすることを持ってきました・・・・政治の言葉というよりラブソングのようでもあって

私は『tell』と『discuss』の違いを聞き逃さない耳の良さ(感覚の鋭さ,か)に感心しました 記者の「『私たち』の民主主義の実現のために,何が必要でしょう?」という質問には

「やはり教育じゃないかな.大人が子どもに歴史観や価値観を押し付けるようなことではなく,愛国教育でもありません 相手になりきったら,どんなものが見えるか,『しくみ』を体験してみることです.私は小説に仮面劇やディペートを持ち込みましたが

と答えています.そのことは『東京プリズン』を読めば理解できます 自分が受けてきた教育を振り返ってみる時,ディベートに欠ける受動的な教育ばかりだったな,と思います これから,世界の中で生きて行くにはディベートの能力が求められるは必至です ということで,わが家に来てから287日目を迎え,多摩川で長い間行方不明になっていたゴマちゃんと遭遇するモコタロです 

 

          

           君 たしか玉川のゴマちゃんだよね ゴマかしてもムダだよ

          

  閑話休題  

 

第6回音楽大学オーケストラ・フェスティバル2015のチケットを2枚買いました 今回のフェスティバルは全4公演ありますが,11月8日の武蔵野音大,洗足学園音大のコンサートと,11月28日の昭和音大,桐朋学園のコンサートは,すでに別のコンサートの予定が入っているので聴きに行けません

 

          

 

聴きに行くのは2つです.1つは11月15日(日)午後3時から東京芸術劇場で開かれるコンサートです 上野学園大学のプログラムは①ストラヴィンスキー「管楽器のための交響曲」,②ぺルト「カントゥース~ベンジャミン・ブリテンの思い出に」,③ブリテン「シンフォニア・ダ・レクイエム」で,指揮は下野竜也です.東京藝術大学のプログラムはR.シュトラウス「交響詩”ツァラトゥストラはかく語りき”」で,指揮は山下一史です

2つ目は12月6日(日)午後3時からミューザ川崎で開かれるコンサートです 東邦音楽大学のプログラムはシベリウス「交響曲第2番ニ長調」で,指揮は田中良和.東京音楽大学のプログラムはムソルグスキー(ラヴェル編)「組曲”展覧会の絵”」で,指揮は現田茂夫.国立音楽大学のプログラムはラフマニノフ「交響曲第2番ホ短調」で,指揮は尾高忠明です

 

          

 

私は,主義としてプロのオケの演奏も,アマチュア・オケの演奏も,学生オケの演奏も,何の先入観も持たず分け隔てなく聴くことにしています いつも書いていることですが,学生のオケだからと言ってバカにしてはいけません.彼らの演奏は,プロのように生活がかかっている訳ではないので,純粋に音楽が好きで演奏している様子が伝わってきます 今回のフェスティバルは入場料金が1回1,000円と格安です.4回セットで3,000円とさらに格安になっています.普段クラシック音楽に馴染みのない方は,こういう機会に彼らの演奏に耳を傾けてはいかがでしょうか

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