人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

新国立オペラでヴェルディ「ファルスタッフ」を観る~ガグニーゼに尽きる!

2015年12月04日 07時05分03秒 | 日記

4日(金)。わが家に来てから433日目を迎え、バルビローリ指揮ハレ管弦楽団によるシベリウスのCDについて白ウサちゃんとひそひそ話をするモコタロです

 

          

          ご主人が今夜読響で聴くシベリウスの5,6,7番の予習用だってさ

          

  閑話休題  

 

昨日の夕食のメインは「牛肉と大根の煮物」です。あとは野菜・海藻サラダ、エノキダケと豆腐の味噌汁、卵かけご飯です 「牛肉と大根の煮物」は、肉の下ごしらえに手間がかかりましたが、40分以上煮込んだので、我ながら美味くできました ”娘見知ゅらん”からは、今まで私が作った料理の中では最高の出来という評価をいただきました

 

          

 

  も一度、閑話休題  

 

昨夕、初台の新国立劇場でヴェルディのオペラ「ファルスタッフ」を観ました 玄関ではクリスマス・ツリーがお出迎えしてくれました

 

          

 

本公演のキャストは、ファルスタッフ=ゲオルグ・ガグニーゼ、フォード=マッシモ・カヴァレッティ、フェルトン=吉田浩之、ピストーラ=妻屋秀和、フォード夫人アリーチェ=アガ・ミコライ、ナンネッタ=安井陽子、クイックリー夫人=エレーナ・ザレンバ他。指揮はイヴ・アベル、管弦楽は東京フィルハーモニー、演出はジョナサン・ミラーです

 

          

 

歌手陣は海外組、国内組を含めて充実していました しかし、この公演は何といってもファルスタッフを歌い、演じたゲオルグ・ガグニーゼに尽きます ガグニーゼはジョージア(グルジア)のトビリシ生まれのバリトンですが、METライブビューイングで観たプッチーニの「トスカ」におけるスカルピアの入魂の歌と演技が忘れられません 彼の声には独特の艶があります。今回のファルスタッフは、スカルピアに次ぐ彼にぴったりの役柄だったと思います 

 

                           

 

日本人で一人だけ挙げるとすれば、ナンネッタを歌った安井陽子が光っていました 安井陽子と言えば、モーツアルトの歌劇「魔笛」における「夜の女王のアリア」を思い浮かべるほど力強いコロラチューラ・ソプラノのイメージが強いのですが、第3幕第2場で妖精に扮したナンネッタが歌う「夏のそよ吹く風に乗って」では、息の長いアリアを美しく歌い上げて、別の魅力を発揮していました あと特筆すべきは、カナダ出身の指揮者イヴ・アベル指揮東京フィルの演奏です 第1幕冒頭から第3幕フィナーレまで、終始集中力に満ちた演奏を展開し、歌手を支えるばかりでなくオケ自らが雄弁に歌っていました

 

          

コメント
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