29日(火)。今年も今日を入れて残り3日になりました。昨日は仕事修めの企業が多かったのでしょうか、どこの銀行もキャッシュ・ディスペンサーも長蛇の列が出来ていました さて、27日夕方の隣室の非常ベル事件
は、結局、大掃除中に人の頭が天井の火災感知器に接触して起きた誤作動だったとのことでした
私もそこまで考えが及ばず、能力が頭打ちでした
さて、昨日は大掃除第3弾として、玄関とトイレを掃除しました ここで問題です。「トイレに行きたい
」と言う人に一言、何と声を掛けますか? 答えは「早く行っトイレ
」・・・・・水に流してください
ともあれ、汚れたところがきれいになるのは気持ちの良いものです ということで、万歩計は9,650歩。わが家に来てから458日目を迎え、初めてモノクロでデビューするモノタロ、もとい、モコタロです
モノクロに慣れてないから目を白黒させちゃうよ
閑話休題
昨日の夕食は、勝浦の友人S君が送ってくれたアジを塩焼きにして、「牛肉とごぼうのしぐれ煮」と野菜サラダを作りました アジは大振りで美味しく、しぐれ煮も我ながら上手に出来ました
野菜サラダのミニトマトの「彩り」をご覧ください。それではごいっしょに・・・人生いろいろ
トマトもいろいろ
も一度、閑話休題
大平健著「診察室にきた赤ずきん~物語療法の世界」(新潮文庫)を読み終わりました 大平健は1949年鹿児島県生まれの精神科医です。この本は、帯にある通り「三省堂書店 限定復刊」書です
サブ・タイトルに「物語療法の世界」とあるように、この本は精神科を訪ねてきた患者を相手に、「赤ずきん」や「ももたろう」や「三びきのこぶた」などの物語を媒介にして、相手の悩みを解決していくプロセスを書いたものです
高校生の娘が不登校になったという母親には「眠り姫」を、長い間自室に引きこもっている息子を持つ母親には「三ねんねたろう」を、大学卒業後、転職を繰り返し落ち着きのない息子を持つ父親には「幸運なハンス」を、といった具合に、相手の話を聞きながら「悩み解決の手段」として物語や昔話を持ち出して「解決すべき本当の原因」を突き止めていきます
著者は書きます
「『今日の私の顔、どう?』と聞かれたとき、『化粧ののりが悪くなっているみたい』なんて説明するより、『ほら』とバッグから手鏡を出して渡してあげる方が親切でしょう 鏡を見れば誰でも自分の『本当の問題』(?)に自分で気が付くものです。物語もまったく同じです。童話や昔話は精神科医が患者に差し出す『鏡』です
そこには、患者の『本当の問題』が映し出されているのです
」
大平氏は昔話や童話を読んでいて、主題として断然多いのは『食』に関することであることに気が付いた、と書いています 「食わず女房」「赤ずきん」「ももたろう」「三びきのこぶた」・・・挙げていたらきりがないと言います。なるほどその通りだ、と感心しました
この本を読むと、いま一度、童話や昔話をまとめて読んでみようかという気持ちが湧いてきます。とくに対人関係に悩みをお持ちの方にお薦めします