人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

クリスマス・オーケストラ・コンサートを聴く~第一生命ホール

2015年12月20日 09時20分22秒 | 日記

20日(日)。わが家に来てから449日目を迎え、『今ここに迫る危機』を身を持って示すモコタロです

 

          

 

                      

 

                      

 

                     

 

  閑話休題  

 

昨日の夕食はハンバーグです。お歳暮に冷凍ハンバーグを頂いたので、湯銭しました ハンバーグには子供たちが好きなスライス・チーズを載せました。ジャガイモとニンジンは皮付きのまま茹でて、ジャガイモにはバターを挟みました。あとはいつものサラダです

 

          

 

昨日の夕食はメインのハンバーグを湯銭しただけで、とても”料理”とは言えないので、朝食のことについて書きます 下の写真がいつもの朝食です。わが家はパン食ですが、食事が不規則な息子は朝食抜きで慌てて学校に行くことが多い今日この頃です 

コーヒーは欠かせません ペーパードリップで今はキリマンジャロAAをブラックで飲んでいます 私は昔からコーヒーには砂糖もミルクも一切入れない主義です。パンは毎日種類が変わりますが、今朝はクルミパンです。そして、これも欠かせないのがフルーツ&ヨーグルトです 最近はリンゴとイチゴを小さく切ってヨーグルトをかけて食べています。私の健康の秘訣は、この3点セットかもしれません

 

          

 

  も一度、閑話休題  

 

昨日、晴海の第一生命ホールで「クリスマス・オーケストラ・コンサート」(1回目の部)を聴きました 

地下鉄「勝どき駅」から徒歩でトリトンスクエアに向かいました。ビルの中に入ると、第九の合唱が聴こえてきたので、おやっ?と思ったら、ロビーで「中央区第九の会」という団体がベートーヴェンの第九の演奏をやっているところで、ちょうど第4楽章の後半、4人のソリストが立って歌っているところでした。年末はどこに行っても第九ですね

 

          

 

          

 

          

 

さて、第一生命ホールでのコンサートのプログラムは①モーツアルト「アイネ・クライネ・ナハトムジーク~第1楽章」、②きらきら星変奏曲(木管五重奏版)、③ヴィヴァルディ「2つのトランペットのための協奏曲~第1楽章」、④アンダーソン「クリスマス・フェスティバル」、⑤シューベルト「交響曲第1番~第1楽章」、⑥グルーバー「きよしこの夜」です 演奏は、NHK交響楽団ほか在京のオケの若手を中心に集まった33名による音楽集団「ARCUS」です

 

          

 

自席は1階18列23番、センターブロック右通路側席です。「子どもを連れてクラシック」という触れ込みのコンサートだけあって、会場は小学生を伴った親子連れがほとんどで、いつものコンサートと違って賑やかです 私の前も左隣りも後ろも全部小学生です。ステージには最初に20人の弦楽奏者が出てきてN響のヴァイオリン・フォアシュピーラー松田拓之氏の音頭でモーツアルト「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」から第1楽章が演奏されます。女性奏者はカラフルな衣装を身にまとっての演奏です N響の定期公演ではないので、華やかでリラックスした気分で良いと思います

演奏が終わると松田氏が、同じ弦楽器でもヴァイオリンとヴィオラとチェロとコントラバスは形は違うが、楽器が大きくなるにつれて音が低くなることを説明、それぞれの奏者が短いフレーズを演奏し小学生たちに音色を聴かせました 

次いで松田氏は「次のモーツアルトの『キラキラ星変奏曲』を管楽五重奏で演奏しますが、演奏の前にクイズをやります。舞台の奥で5つの楽器を鳴らしますので何と何の楽器か当ててください 分かった人は大きな声で叫んでください」と小学生を挑発しました

5つの楽器がアンサンブルで鳴らされると、会場のあちこちから「クラリネット!」「ホルン!」「ファゴット!」「フルート!」「オーボエ!」と大きな声がかかります 私のすぐ後ろのガキが、もとい、育ちの良さそうなお子様が、その都度大きな声で叫ぶので耳が潰れそうになりました

楽器の名前が当たるたびにその楽器の奏者が短い曲を演奏し、次の楽器クイズに移りました。5つが全部当たったところで、5人の奏者は舞台前方ではなく、管楽器の定位置で「きらきら星変奏曲」を演奏しました

会場が急に暗転し、左右の入り口ドア付近で、スポットライトを浴びたトランペット奏者が勇ましいファンファーレを吹き、小学生たちを驚かせました そしてヴィヴァルディの「2つのトランペットのための協奏曲」から第1楽章をオケをバックに明るく楽しく演奏しました

今度は打楽器を含めた33人のフルメンバーが登場して、アンダーソンの「クリスマス・フェスティバル」を演奏します この曲は「もろびとこぞりて」「ジングルベル」「きよしこの夜」などのクリスマスの曲が「フックト・オン・クラシックス」のように次から次へと出てくる曲で、小学生を飽きさせません

 

          

 

次にシューベルトが16歳の時に作曲した「交響曲第1番」から第1楽章を根性を込めて演奏し、小学生に本格的なクラシックの一端を叩き込みました この曲を聴いて、数年前にユベール・スダーンが東響を振って演奏したシューベルトの交響曲全曲演奏シリーズの名演を思い出しました

最後にグルーバーの「きよしこの夜」を、会場の小学生を巻き込んでステージと客席の一体化を図り、国営放送局であるNHKらしい視聴者参加型の演奏に徹しました そして、アンコールにアンダーソンの曲の後半部分を演奏し、コンサートを締めくくりました

このコンサートで感心したのは、進行役を務めたヴァイオリンの松田拓之氏のトークです 小学生を相手に実に分かりやすく、クラシックが身近に感じられるようにユーモアを交えて解説していました ある程度、慣れていないと出来ないと思います

笑味、もとい、正味1時間ほどのコンサートでしたが、こういうコンサートを通じて本格的なオーケストラの演奏会に行く人が一人でも多く増えればいいな、と思いながら帰路につきました

 

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