9日(水)。わが家に来てから438日目を迎え、ヒートテックで暖をとるモコタロです
寒いときはこれに限るよ って ぼく 着てないんだからサー
閑話休題
昨日の夕食メニューは豚肉の生姜焼き、野菜と生ハムとゆで卵のサラダ、けんちん汁です 生姜焼きは作ったタレに1時間以上漬け込んでから焼いたので味が染み込んでいました
今年初めて日本酒をお燗して飲みました。そこで、飲みながら一句
『燗酒は芯から温まるヒートテック』
なんちゃって 冬はやっぱり燗酒が一番ですね
も一度、閑話休題
来年のコンサート日程を新しい手帳に書き込んでいたら、4月14日(木)夜が、読響定期公演と新国立オペラ「アンドレア・シェニエ」とがダブっていたので、オペラの方を20日(水)夜の公演に振り替えてもらうよう手配しました。新国立オペラは年3回まで振り替えができるのでありがたいです ちなみに前年度は3回利用しました
さらに、閑話休題
毎年春に来日してサントリーホールで演奏する「トヨタ・マスター・プレイヤーズ、ウィーン」が来年もまたやってきます ウィーン・フィルのコンマス、フォルクハルト・シュトイデがコンマスを務めますが、メンバーはウィーン・フィル、ウィーン国立歌劇場管弦楽団の楽団員がほとんどです 3月29日から4月8日まで全国ツアーを組んでいますが、東京で演奏するのは4月8日(金)午後7時からサントリーホールの公演(Bプログラム)のみです
Bプログラムは①バッハ「2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調」(Vn:シュトイデ、小林美樹)、②ドニゼッティ「クラリネット小協奏曲変ロ長調」(Cl:ペーター・シュミードル)、③モーツアルト「ピアノ協奏曲第21番ハ長調K467」、(P:山本貴志)、④ベートーヴェン「交響曲第6番ヘ長調”田園”」です 指揮者なしで、コンマスのシュトイデのリードで演奏されます
3日からのサントリーホール・メンバーズクラブの先行発売に合わせてネットでS席を手配、後日コンビニでチケットを引き取ってきました ちなみにチケット代はS席:5,500円、A席:4,500円、B席:3,000円です。これは超お薦め公演です。今から楽しみです
最後の、閑話休題
フレドゥン・キアンプール著「幽霊ピアニスト事件」(創元推理文庫)を読み終わりました 著者のキアンプールは1973年ドイツで、ペルシャ人とドイツ人の両親のあいだに生まれました ハノーファー音楽大学でピアノを学んだ後ソロ活動に入り、ベルリン・フィルハーモニー・ホールなどで演奏したといいますから、相当な腕前です その後、2001年から08年までカナダの企業で経営コンサルタントとして働き、そのかたわらこの作品を執筆し2008年に上梓したとのことです
青年ピアニストのアルトゥアは死んでから50年後の世界に突然蘇った 音楽大学の学生たちと知り合って共同生活を始めるが、音大でのリサイタル妨害事件や美人ピアニスト殺害事件などが次々と起こる 事件の真犯人は誰か、そもそもいったい自分はどうして50年後の世界に蘇ったのか、そうした問題を解明するためアルトゥアは東奔西走する
著者がピアニストだけあって、この作品には多くの作曲家やその作品が登場します ショパン、リスト、シューマン、バッハ、ベートーヴェン、モーツアルト、シューベルト、プロコフィエフ、スクリャービン、メトネル、ショスタコーヴィチ、ストラヴィンスキー・・・・。クラシック好きは、文面に登場するこれらの作曲家の曲を頭に思い浮かべながら読み進めると作品への共感が倍増します
ところで、この作品を読んでいて最後まで理解できなかったのは、アルトゥアは一度死んだ”幽霊”なのに「僕は寝なければならない」と言って寝入るシーンが何カ所かあることです 普通、幽霊は寝ないでしょう。いずれにしても、この本はクラシック好きでなくても十分楽しめる作品です。お勧めします