人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

「約束の地」「涙するまで、生きる」を観る~新文芸坐

2015年12月25日 07時37分43秒 | 日記

25日(金)。わが家に来てから454日目を迎え、「今日は誰かの誕生日だったけど、キリスト以外の誰だったかなぁ?」と考えているモコタロです

 

          

               そうだ お姉ちゃんの誕生日だ! Happy Birthday!!

 

  閑話休題   

 

昨日、池袋の新文芸坐で「約束の地」と「涙するまで、生きる」の2本立てを観ました 「約束の地」(2014年)はあの「ロード・オブ・ザ・リング」のヴィゴ・モーテンセンが主演・制作・音楽を兼任した一種のロード・ムービーです。監督はアルゼンチン出身のリサンドロ・アロンソです

 

          

 

時は1882年のパタゴニア。デンマーク人エンジニアのディネセン大尉は、アルゼンチン政府軍による先住民掃討作戦に就いていた ある日、彼の一人娘インゲボルグが海辺の野営地から突然姿を消す。ディネセン大尉は必死に娘の行方を捜しまわる。実はある若者が彼女を連れて逃走していたのだが、彼は何者かによって瀕死の重傷を負わされていた 大尉は広大な荒野の中を娘を探し続けるが、途中で乗っていた馬を失ってしまう。すると、1匹の犬が現れ、それについていくとある老婆と出会う。そこから不思議な世界に迷い込んでいく

それにしても、この監督、あるいは製作のモーテンセンは、よほど荒野が好きだとお見受けしました 110分の映画のうち、平原や岩山などの荒野を背景としたシーンが9割くらい占めるのではないかと思うほどです 映画の後半、行方知らずの娘がとんでもないところで目を覚ましますが、それまでは彼女の夢の世界だったのか?と思うような幻想的なお話です 見ていて最後までストーリーの本筋が分かりませんでした

次は「涙するまで、生きる」(2014年)です。原作はアルベール・カミュの短編集「転落・追放と王国」の一遍「客」で、フランス人のオールホッフェン監督による作品です

 

          

 

時は1954年、フランスからの独立を目指すレジスタンスが活躍するアルジェリア。元軍人のダリュは山間の小学校で子供たちを相手に授業をしていたが、ある日、殺人容疑をかけられたアラブ人のモハメドが連行されてくる 裁判にかけるため、山向こうの町にモハメドを送り届けるように憲兵に命じられ、やむを得ずモハメドを連れて町へ向かう しかし、その途中で、復讐のためモハメドの命を狙う者たちに襲撃されたり、レジスタンスの争いに巻き込まれたりして行く手を阻まれる 目の前の危機を共に乗り越えることを通じて、二人の間にはしだいに友情のような感情が芽生えてくる

この映画でも、舞台はほとんど荒野です 平原あり山あり、大自然ありです。主人公のダリュを演じるのは「約束の地」と同じくヴィゴ・モーテンセンです 「約束の地」の分かりにくさと比べると、分かり易い映画です

ダリュは「モハメドを引き渡せ」と言われたときに、相手側に引き渡してしまえば、これまで通り子供たちを教える生活を続けることができるのに、そうはしなかった それはモハメドを見殺しにすることだったから。ダリュは「復讐の連鎖」のために人を殺すことを許せなかった。しかし、山越えの途中で偶然出会った老人を、馬が暴れたために結果的に猟銃で撃って殺してしまう それは彼が望むことではなかった。モハメドは墓を作り祈りを捧げる

最後に目的の町の直前まで来たとき、ダリュはモハメドに「生きろ」と説得する 予定通り裁判を受ければ殺人罪で死刑を免れることは出来ない。そうではない道、遊牧民の居る方向に行けば生き続けることが出来る、と モハメドは、それではダリュが地元に戻った時に不利な立場に置かれる、として裁判を受けると主張するが、ダリュは、モハメドは途中で襲われて殺されたと言うからと説得する 熟慮のうえモハメドは遊牧民の居る方向に歩き出す

このラストシーンは印象的です この映画を観て、カミュの「転落・追放と王国」の「客」はどんな作品なのだろうか、と興味を持ちました。今度、書店に行ったときに探してみようと思います

 

  も一度、閑話休題  

 

映画の帰りに買い物のハシゴをしました まずBカメラで「万歩計」を買いました。つい最近「毎日8,000歩、速足で20分」歩けば健康を保てる、という情報を仕入れたので、早速「ハードから」ということで買い求めたものです 売り場に行くとあまりにも多くの種類・値段の商品があって迷いましたが、「歩数さえ分かればいいや」と割り切って下のシチズン社製(1,479円)にしました

 

          

 

次に池袋ショッピング・センターでクリスマス・イヴ用の食事の素材を買いました デパートではどのコーナーでも鶏のもも焼きが1枚1,000円前後もしました。クリスマス便乗商法の最たるものです 写真の鶏ももは3枚で925円です。発泡ワインも買いました 専業主夫にとっては、この日ぐらい炊事から逃れてもいいでしょう

 

          

 

次に池袋西武地下2階のUCCコーヒー・ショップに行って「マンデリンG-1」を200g挽いてもらいました。現在、一袋を飲み切るのはほぼ1週間くらいです

 

          

 

コメント (4)
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