人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

「ボヴァリー夫人とパン屋」「彼は秘密の女ともだち」を観る~早稲田松竹

2015年12月15日 07時06分56秒 | 日記

15日(火)。わが家に来てから444日目を迎え、おやつが生きがいのモコタロです

 

          

             おやつさえもらえれば 多少のことはスルーするよ

 

  閑話休題  

 

昨日は、夕食に日曜日の朝日新聞に載っていた「ダイコンと豚肉の煮物」を作りました あとはいつものサラダと、ダイコンの葉っぱがもったいないので、自己流で油揚げと一緒に、醤油、ミリン、酒で炒めてみました。和食はこの3つの調味料があれば大抵のものは出来るのではないかという甘い考えで作ったのですが、味は甘くなかったです それでも子供たちからは「ダイコンと豚肉の煮物」も「ダイコンの葉っぱの適当炒め」も大好評でした

 

          

 

  も一度、閑話休題  

 

昨日、早稲田松竹で「ボヴァリー夫人とパン屋」と「彼は秘密の女ともだち」の2本立てを観ました 「ボヴァリー夫人とパン屋」は2014年フランス映画です

 

          

 

フランス西部ノルマンディー地方でパン屋を営むマルタン家の隣に、イギリス人夫妻が引っ越してきた その名は、ノルマンディーを舞台にしたフローベールの『ボヴァリー夫人』の登場人物、ジェマとチャーリー・ボヴァリーだった 文学好きのマルタンは自由奔放に行動するジェマから目が離せなくなる。やがて近所の屋敷に若き青年が受験勉強のために一人でやってきて、ジェマは夫の目を盗んで情事を重ねるようになる このままではジェマが『ボヴァリー夫人』と同じような運命をたどるのではないか、と案じたマルタンは、ジェマあての偽の手紙を書く それが元で思わぬ方向に話がころがり、結局マルタンの懸念は払しょくできないまま物語が展開する

 

          

 

原作『ボヴァリー夫人』を読んだことはありませんが、文庫本のキャッチフレーズは「田舎町の不倫話を芸術にしたフランス小説の傑作」らしいです

さて、私が興味があるのは音楽です。この映画で使われていたクラシック音楽は、映画の冒頭で流れたヨハン・シュトラウスⅡ世の「美しき碧きドナウ」です エンドロールを見ていたら「ヘンデル」という名前が出てきましたが、どのシーンで使われたのか分かりませんでした ひょっとすると、教会で祈るシーンがありましたが、そこでオルガンで演奏されていたのがヘンデルだったのかも知れません

さて次は「彼は秘密の女ともだち」です。この作品は2014年、フランソワ・オゾン監督による映画です

 

          

 

クレールは、親友のローラを亡くし悲嘆に暮れている。残された夫のダヴィッドと幼子を守ると約束したクレールだが、ある日、ダヴィッドが女装癖があることを偶然知ってしまう 最初は戸惑い気味なクレールだったが、やがて彼を「ヴィルジニア」と名付け、夫に内緒で親交を深めていく。そうすることによって、彼女自身も女としての輝きを取り戻していく しかし、ある出来事をきっかけにヴィルジニアが男であることを否定できない事実に直面し、彼から距離を置こうと考えるが、ヴィルジニアは交通事故にあって意識不明の重体になってしまう 彼女が彼を見舞うことを通して二人はお互いに新たな道を見い出していく

 

          

 

さて、音楽です。この映画では少なくとも2回、オペラのアリアのような女声の歌が流れます 1回目は何か分かりませんでしたが、2回目に流れたのは次の2つのうちどちらかではないかと思います 

第1候補:カタラーニの歌劇「ワリー」第1幕から「さようなら、ふるさとの家よ」

第2候補:ジョルダーノの歌劇「アンドレア・シェニエ」第3幕から「亡くなった母を」

どちらも静かな感動を呼ぶソプラノのアリアです 映画の最後に流れるエンドロールを目を凝らして見ていたのですが、なにしろフランス語なのでさっぱりついていけず、まったく分かりませんでした

フランス映画は、クラシック音楽を使う場合、純粋な器楽による音楽よりも人間の声を使う方が多いような気がしますが、気のせいでしょうか

 

          

コメント
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