18日(水).昨日,大好物の亀田製菓「柿の種」を食べていたら奥歯でカチンという音がしました.あ~やっちゃった~
と思ったら やっぱり歯に被せた金属が取れていました
早速 行きつけの歯医者に行って診てもらいましたが,昨年8月に型を取って被せた隣の歯の金属だということがわかり,新しく型を取ることになりました
初診料込みで2,200円でした.1週間後に型が出来るので再度行くことになります
大塚にある歯医者まで徒歩で行くのですが,最近 歯科医院の数が随分増えたようです 15分程度歩く間に6軒もありました.共倒れにならないんだろうか,と心配になります
私の行きつけの歯医者は20年以上も利用していますが,近所に歯医者が多くなったせいか 最近 患者数が減っているような気がします
かつての勢いを取り戻すための闘いを歯医者復活戦と言います・・・・・・言いませんね
ということで,わが家に来てから841日目を迎え,英国のメイ首相がEU離脱の基本方針を示す演説で,EU単一市場から完全に離脱する用意があると表明する見通しだ というニュースを見て 感想を述べるモコタロです
トランプばかりに気を取られていたら メイから矢が飛んできた
閑話休題
昨日,夕食に「肉豆腐」と「生野菜とツナのサラダ」と「インゲンのお浸し」を作りました 「肉豆腐」は初挑戦ですが,娘から「今まで食べた中で一番美味しかった
」と言われました.超簡単料理なのに そう言われて,「今まで苦労して作ってきた料理は何だったのか?」と,率直に喜ぶべきか悲しむべきか複雑な心境に陥りました
まあ,素直に喜ぶべきなのでしょうね
も一度,閑話休題
昨日の日経夕刊のコラム「プロムナード」にNHK交響楽団 首席オーボエ奏者・茂木大輔氏が「新年の選曲」というテーマでエッセイを寄せていました 超訳すると
「せっかく年末に『第九』が定着したのだから,新年にも定番の曲があっても良い ベートーヴェンの「荘厳ミサ曲」(ミサ・ソレムニス)が良いと思う
作曲者本人が『わが生涯にして最高の作品』と述べている.しかし,この考えは広まっていない
業界関係者が,ウィーン・フィルのマネをしてワルツやポルカを試行したが『第九』までには定着していない
『新』がつくからということで,ドボルジャークの『新世界より』がそこそこに定着しつつあるようだ
私はこの曲は新年にはふさわしくないと思う.その理由の一つは,この曲で一番有名な第2楽章(『家路』として有名)の旋律を含む場面は,元はと言えば『葬儀』の音楽だ.ドボルジャークはアメリカの先住民の生活を描いたロングフェローの抒情詩『ハイアワサの歌』を愛読していて,これをオペラのようにしようと作曲を始めていたが,その中で主人公ハイアワサの妻ミネハハの葬儀の部分が『新世界』の第2楽章に転用されたという
新年から葬儀の音楽は縁起が悪い
しかし,いざ現場に行ってみると,お客さんも我々も普通にこの曲を楽しんでいる
『新世界』は世界中で最も多く演奏されている交響曲らしく,この曲を演奏しないオーケストラは存在しないとまで言われている人気演目だ
年の初めに,この『一番人気』にあやかって さっと1回,が実は日本の年始に一番ふさわしいのかもしれない
」
「新世界」というのは,茂木氏も指摘しているように「アメリカ」のことですから,新年とは関係ないのですね そのアメリカが今や傍若無人・天下無敵・唯我独尊のトランプ大統領になろうとしているのですから,なおさら関係なくなりそうです
それにしても,第2楽章がそもそも葬送音楽だったとはちっとも知りませんでした
まだ『涙そうそう』の方が良かったのかな
なんて,1月早々何言ってんだか
またまた,閑話休題
新国立劇場 オペラ研修所修了公演「コジ・ファン・トゥッテ」のチケットを購入しました 2月24,25,26日の3回上演されますが,24,25日がコンサートの予定が入っているので26日(日)午後2時からの部を押さえました
出演は研修所の第17期~第19期の修了生たちです 指揮=高関健,管弦楽=藝大フィルハーモニア管弦楽団,合唱=東京藝術大学,チェンバロ=河原忠之,演出=粟國淳です
研修所の公演は毎回楽しみにしています.毎回 演目も魅力的だし,出演者の何人かは前年も出演しているので,その後の成長を見る楽しみもあります
最後の,閑話休題
昨日,有楽町のTOHOシネマズ・シャンテで「 MILES AHEAD マイルス・デイヴィス 空白の5年間」を観ました これは監督・主演・脚本・製作ドン・チードルによる2017年アメリカ映画です
ジャズの歴史を次々と塗り替えていったジャズ界の革命児,マイルス・デイヴィスのキャリアには,順調に続いていると思われていた活動の中に5年間の空白があった この映画は,最愛の妻との別れ,ドラッグ中毒,引きこもりなど,スランプに陥った天才トランペット奏者に何が起こっていたのかを史実とフィクションを交えて描いています
監督でもあり主演俳優でもあるドン・チードルは,この作品のためにトランペットを特訓したそうです
彼はマイルス・デイヴィスにそっくりです
ラストシーンでは,彼の弟子のハービー・ハンコック,ウェイン・ショーターらベテラン勢と若手のアーティスト達との熱いセッションが聴けます
映画の中で印象的なのは,マイルス・デイヴィスがインタビューに応えて「オレの音楽をジャズという言葉でひとくくりにするな ソーシアル・ミュージックと呼べ
」と一喝するシーンです.いかにも常に新しい音楽を開拓していった彼らしい言葉だと思います
ところで,ジャズと言えば1980年頃,クラシックに一時飽きて,50枚以上のジャズのLPレコードと多くの本を買い込んで急激にジャズにのめり込んだ時期がありました マイルス・デイヴィスを筆頭に,ルイ・アームストロング,モダン・ジャズ・カルテット,ジョン・コルトレーン,ビル・エヴァンス,バド・パウエル・・・いろいろと聴きまくりました
結局,81年4月のアルゲリッチのコンサートでラヴェルの「ピアノ協奏曲ト長調」を聴いたことによってクラシックの世界に呼び戻され,それ以来ジャズを聴く機会がほとんどなくなってしまったのですが
家に帰ってレコード棚を探してみたらジャズのLPで残していたのは2枚だけでした 1枚は名作「枯葉」が収録された「サムシン エルス」(トランペット=マイルス・デイヴィス,アルト・サックス=キャノンボール・アダレイ,ピアノ=ハンク・ジョーンズ,ベース=サム・ジョーンズ,ドラム=アート・ブレイキー)です
マイルス・デイヴィスのミュート・トランペットに痺れます
もう1枚は「クール・ストラッティン」(トランペット=アート・ファーマー,アルト・サックス=ジャッキー・マクリーン,ピアノ=ソニー・クラーク,ベース=ポール・チェンバーㇲ,ドラム=フィリー・ジョー・ジョーンズ)です
これはいわゆる「ジャケ買い」でした 残りの約50枚はレーザー・ディスクといっしょに中古レコード屋に売り飛ばしてしまったようです
その代わりクラシックが再び増えていったわけですが
その頃に私が作ったキャッチフレーズをご紹介します
ジャズは肉体を開放し クラシックは精神を開放する
どうでしょうか