9日(月・祝).わが家に来てから今日で832日目を迎え,久しぶりに未確認非飛行物体に遭遇し職務質問するモコタロです
キミはさしずめインテリか? って これじゃ まるで フーテンの寅さんだな
閑話休題
昨日は凄く寒かったので「海鮮鍋料理」にしました 具材は,タラ,エビ,ホタテ,イカ,アサリ,白菜,椎茸,エノキダケ,葛キリです
も一度,閑話休題
昨日,上野学園石橋メモリアルホールで「プロジェクトQ 第14章 若いクァルテット,シューマン&ブラームスに挑戦する~シューマン&ブラームス弦楽四重奏曲全曲演奏会」の一環として開かれた「モマシー・クァルテット」と「クァルテット奧志賀」によるトライアル・コンサートを聴きました これは2月中旬に開かれる本番を前にして開かれた試演会で,いわばゲネプロのようなものです 目当ては会田莉凡さんがヴァイオリンを弾くクァルテット奧志賀のブラームスです 本番の2月19日がエルディーティ弦楽四重奏団のコンサートと重なってしまい,やむを得ずトライアルを聴くことにしたものです 本番の入場料金は全席自由で2,000円ですが,トライアル・コンサートは100円以上で上限なしの後払いです
少し早めに会場に着いたので,センターブロックの最前列の席がとれました 事前アナウンスで「入場料は聴いた後で100円以上をお願いしたい ちなみに昨日のトライアル・コンサートは104人が入場し39,928円の収入だった」旨の報告がありました.今回は会田莉凡さんが出演するので前日より聴衆が多く より多くの収入があるのではないか,と思いました
1組目はモマシー・クァルテットで,演奏するのはシューマン「弦楽四重奏曲第2番ヘ長調」です モマシー・クァルテットは相愛大学在学生の松岡井菜,西川掬子(以上ヴァイオリン),芝内もゆる(ヴィオラ),芝内あかね(チェロ)の4人の女性からなる四重奏団です この作品は,クララの父の反対に遭いながら苦難の末に結婚にこぎ着けたシューマンが,その喜びを表しているような明るく軽快な音楽です
4つの楽章から成りますが,4人は第1楽章「アレブロ・ヴィヴァーチェ」から明るく伸び伸びと演奏します 全体を通して,シューマンの幸福感がひしひしと伝わってくる素直で爽やかな演奏でした
この作品はヴェーラー・クァルテットによるCDで予習しておきました
この日のプログラムは,30分程度の曲が2曲だけなので,休憩をおかず2組目の演奏に入ります
2組目はクァルテット奧志賀で,ブラームス「弦楽四重奏曲第1番ハ短調」を演奏します クァルテット奧志賀は小澤国際室内楽アカデミー奧志賀で研鑽を積んだメンバーで2014年に結成された四重奏団で,会田莉凡,小川響子(以上ヴァイオリン),七澤達哉(ヴィオラ),黒川実咲(チェロ)により構成されています ザルツブルク=モーツアルト国際室内楽コンクール2015で第1位を受賞しています
この曲は,交響曲第1番が苦難の末に作曲されたのと同じように,8年間かけて作曲された労作で,まるで交響曲のようなスケール感を持っています クァルテット奧志賀は,曲によって第1ヴァイオリンが会田莉凡さんと小川響子さんが交替で演奏すると聞いていましたが,この日は会田莉凡さんが第1ヴァイオリンを弾きました
この曲は4つの楽章から成りますが,第1楽章「アレグロ」が開始されると,ブラームスのほの暗い情熱とでも言うべき曲想が力強く演奏されます スケールの大きな演奏は会田莉凡さんの力によるところが大きいと思います その会田莉凡さんと藝大の小川響子さんの活躍ぶりはよく知っていましたが,この曲を通して聴いた印象として,チェロの黒川実咲さんとヴィオラの七澤達哉さんの演奏もヴァイオリンの二人に負けず劣らず素晴らしいと思いました 4人の演奏はバランスが良く取れており,美しくも力強いアンサンブルが見事でした
これが今年の初コンサートでした 2組に対する私なりの評価をした上で,それなりの金額を集金箱に入れて会場を後にしました
この作品はハーゲン・クァルテットによるCDで予習しておきました
最後の,閑話休題
その昔,三球照代という夫婦漫才が「地下鉄はどこから入れるんでしょうねぇ???考え始めると夜も眠れない」という漫才で一世を風靡していました その回答が東上野にあります.JR上野駅から上野学園に行く途中,昭和通りから奥に入ったところにあるのが地下鉄銀座線の車両基地です
街中に銀座線の踏切があって,奧に電車の車両基地があり この反対(手前)側に地下鉄への出入り口があります
もうちょっと分かり易く奥を映してみると
この中に電車が入っていって,ここから戻ってくるのですね これで夜はぐっすり眠れそうです