28日(木).わが家に来てから今日で1093日目を迎え,民進党の前原誠司代表が,来月の衆院選で党として公認を一切しない方針を28日の衆院議員総会で示す というニュースを見て感想を述べるモコタロです
ご主人は魚を解凍するけど 前原代表は民進党を解党して希望をつなぐみたいだ
昨日,夕食に「ハッシュドビーフ」と「生野菜とアボカドのサラダ」を作りました これにジャガイモとニンジンを入れたら インスタ的にはカレーですね
昨日,神楽坂のギンレイホールで「未来よこんにちは」を観ました これはミア・ハンセン=ラヴ監督による2017年フランス・ドイツ合作映画(102分)です
パリの高校で哲学を教えている50代後半のナタリー(イザベル・ユペール)は,夫ハインツ(アンドレ・マルコン)も同じ哲学教師で,子どもたちは2人とも独立していた ナタリーは一人暮らしの母親の介護をしながらも,それなりに充実した毎日を送っていた.そんなある日,結婚25年目にして夫から「好きな人ができた」と告白されたうえ唐突に離婚を告げられる そんなショックな中,今度は施設に預けた母親が突然他界する 長い付き合いだった出版社との契約も,時代に合わないからと打ち切られてしまう 気が付いた時にはおひとり様になっていた.しかし,教え子のファビアン(ロマン・コリンカ)との交流を通じて,現実を受け止めながら凛として生きていく
イザベル・ユペールという女優を知ったのは2月に観た「アスファルト」という映画で,彼女は落ちぶれた女優役を演じていました 恥ずかしながらそれまで彼女がフランスを代表する大女優だということをまったく知りませんでした その時はそれほど大きな印象はなかったのですが,今回の役は素晴らしいと思いました ただ歩いているだけの姿が”様になって”います
会話の中で,ナタリーが「夫ときたら,ブラームスとシューマンの同じ曲ばかり聴いていて,もううんざり」と語るシーンがあります.そうか,この女性監督はブラームスとシューマンが嫌いらしいな,とちょっと残念に思いました
その一方,ドラマの前半で,ピアノの美しいメロディーが流れてきたのでピアノ曲かと思っていたら,男声で歌が歌われました どう考えてもシューベルトのメロディーです シューベルトの歌曲はほとんど聴く習慣がないので,後でネットで調べたらシューベルトの「水の上で歌う」という曲でした 夕暮れの舟遊びを詠んだ歌詞は,ゲーテとも交流があった貴族シュトルベルクの詩から採られています この歌は最後のエンドロールでも流れます.監督はどうやらシューベルトがお好きなようです