3日(日).わが家に来てから今日で1068日目を迎え,民進党の新代表に選ばれた前原誠司元外相が2日,執行部人事に着手し,代表選で戦った枝野幸男氏を要職に起用する方針を明らかにした というニュースを見て感想を述べるモコタロです
前から思ってたけど ご主人に枝豆を洋食に起用するよう進言しようと思います
東響交響楽団から「2018-2019シーズン 定期会員継続案内」が届きました
現在私はサントリーホールでの「定期演奏会」と東京オペラシティでの「東京オペラシティシリーズ」の定期会員になっていますが,両方とも現在のS席をそのまま継続すべく,申込書を送りました
なお,「定期演奏会」(全10回)のラインアップは次のようになっています
以上のうちプログラム的に面白そうなのは,4月のノット指揮によるマーラー「第10交響曲」とブルックナー「第9交響曲」,1月12日のヴィオッティの指揮によるヴェルディ「レクイエム」,3月のウルバンスキの指揮によるモーツアルト「ヴァイオリン協奏曲第5番」(Vn:エーベルレ)とショスタコーヴィチ「第4交響曲」といったところですが,5月の飯森範親指揮によるツィンマーマン「歌劇”白いバラ”」の日本初演と,7月のノットの指揮によるエルガー「オラトリオ”ゲロンティアスの夢”」(東響13年振りの演奏)も興味深いものがあります
また,「東京オペラシティシリーズ」(全6回)のラインアップは次の通りです
こちらは,7月の秋山和慶指揮によるベートーヴェン「第1交響曲」と「ピアノ,ヴァイオリン,チェロのと管弦楽のための三重協奏曲」,11月のノットの指揮によるストラヴィンスキー「ヴァイオリン協奏曲」(Vn:神尾真由子)とベートーヴェン「第4交響曲」といったところが面白そうですが,メンデルスゾーン,ブルッフ,チャイコフスキーの「三大ヴァイオリン協奏曲」(Vn:アンティエ・ヴァイトハース)を一つのコンサートで演奏する斎藤友香理の指揮による公演も興味深いものがあります
昨日,早稲田松竹で「海は燃えている~イタリア最南端の小さな島」を観ました これはジャンフランコ・ロージ監督による2016年イタリア・フランス合作映画(114分)です
映画の舞台となるのはランベドゥーサ島という 地中海のシチリア島南方にあるイタリア領最南端の島 面積は鹿児島県与論島とほぼ同じ広さの20.2㎢.美しい海で有名な観光地である一方,島の人口約5,500人に対し,年間5万人を超える難民・移民がやってくる そんな島で,漁師は漁に出ていき,12歳の少年サムエレは手作りパチンコで遊び,老女は刺繍に精を出す.日常生活を送る彼らと,アフリカや中東から命がけで地中海を渡る難民・移民たちと交わることはない 彼らを結びつけるのは,島でたった一人の医師だけ.島民を診察する傍ら,難民たちの死にも立ち会う.サムエレは左目の弱視が見つかり,視力を上げるため,右目を隠し矯正メガネをかけることになる
この作品はドキュメンタリー映画ですが,島の住民と難民・移民の双方にかかわりを持つ医師の次の言葉には重いものがあります
「検視ということで,数多くの難民の死体に立ち会ってきたが,『毎日そんなに多くの死体を見ていたら慣れるだろう』と言われるが,とんでもないことだ 彼らの死後,指を切り落としたり,耳をそいだりして証拠を残すことが求められるが,彼らは死後も辱めを受けるのだ」
ボートにぎゅう詰めに乗せられてイタリアの救助船に助けられる難民たちの様子を見ていると,誰のせいでこんな酷い目に合わなければならないのか,と怒りが湧いてきます さらに,救出のための費用や,難民たちが希望する国へ送るまでの滞在費などはいったい誰が負担するのか,という疑問が湧いてきます
ところで,サムエレが家族とスパゲッティを食べるシーンがありますが,彼はすごい勢いで音を立てて麺をすすり,二口くらい噛んだだけで呑み込んでいました あれが演技ではなく普段からの習性だとしたら彼は長生きしないのではないか,と心配になりました
難民・移民と言えば,新聞やテレビのニュースくらいでしか見ることがありませんが,こうしてドキュメンタリーとして見せられると,いかに難民たちが厳しい状況の中で故郷を捨て,命がけで島に渡ってきたかが分かります そして,彼らの行く末に思いを馳せます
早稲田松竹では8日(金)まで,「わたしは,ダニエル・ブレイク」との2本立てで上映中です 是非ご覧になることをお薦めします