人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

「第17回東京音楽コンクール優勝者コンサート」のチケットを取る / ピーター・ファレリー監督「グリーンブック」を観る ~ ギンレイホール

2019年10月18日 07時13分38秒 | 日記

18日(金)。soprano-motokoさんのアドヴァイスを受けて、パソコン入力時に腕の負担を軽減する「リストレスト」(770円)を購入しました 腱鞘炎を治すためにはパソコンを打つこと自体を止めるのが一番なのですが、そうもいかないので手段を選ぶことにしました 実際に使ってみたら極めて腕が楽で快適です 調子に乗って打ち過ぎないようにするのが課題です motokoさん、ありがとうございました

     

     

 

ということで、わが家に来てから今日で1845日目を迎え、米ホワイトハウスで開いたシリア情勢に関する会合でトランプ大統領が野党・民主党のペロシ下院議長に「あなたは三流政治家だ」と激高する場面があった というニュースを見てペロシ議長の心情を代弁するモコタロです

 

     

      自分が三流政治家だったら  あんたは四流政治屋じゃないか  弾劾は時間の問題!

     

         

 

昨日、夕食に「ちぎり厚揚げと豚バラの和風炒め」と「炊き込みご飯」を作りました 「炊き込みご飯」は市販のものですが、簡単で美味しいので助かります

 

     

 

         

 

来年1月13日(月・祝)午後3時から東京文化会館大ホールで開かれる「第17回東京音楽コンクール優勝者コンサート」のチケットを取りました プログラムと演奏者は①ロドリーゴ「パストラル協奏曲」(フルート:瀧本美里)、②ヴェルディ「仮面舞踏会」より「永久に君を失えば」ほか(テノール:工藤和真)、③ベートーヴェン「ピアノ協奏曲第4番」(ピアノ:秋山沙穂)です 3人のうちこれまで聴いたことのあるのは、秋山沙穂さんだけです 藝大モーニング・コンサートでプロコフィエフ「ピアノ協奏曲第2番」を鮮やかに演奏しました ベートーヴェンの第4番が楽しみです

 

     

 

         

 

昨日、神楽坂のギンレイホールでピーター・ファレリー監督による2018年アメリカ映画「グリーン・ブック」(130分)を観ました

時は1962年。ニューヨークの一流ナイトクラブ「コパカバーナ」で用心棒を務めるイタリア系アメリカ人、トニー・リップ(ヴィゴ・モーテンセン)は、ガサツな性格で無学だが、腕っぷしの強さとハッタリで家族や周囲に頼りにされていた ある日トニーは、天才黒人ピアニスト、ドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)にコンサートツアーの運転手としてスカウトされる 「黒人用旅行ガイドブック=グリーンブック」を頼りに人種差別の色濃い南部へのツアーに出発する   各地で待っていたのはピアニストとしてのシャーリーを歓迎する一方で、黒人としてのシャーリーを差別するブルジョワ白人たちだった


     


「グリーン・ブック」とは、1936年から1966年までヴィクター・H・グリーンにより毎年出版された、黒人が利用可能な施設を記した旅行ガイドブックのことです ジム・クロウ法(1876年から1964年までアメリカに存在した、人種差別を含む法律)の適用が群や州によって異なる南部で特に重宝されました

この映画は事実に基づいて作られていますが、人種差別が激しいアメリカ社会で、あえて差別が厳しい南部へのコンサートツアーを敢行したシャーリーは勇気があるし、黒人に金で雇われる道を選んだトニーも素晴らしいと思います

シャーリーはピアニストとしてジャズのトリオを組んでいますが、幼少の頃はクラシックを学んでいました コンサートツアーの最後のステージを目前にして、食事を取ろうとレストランに入ったシャーリーは、黒人は白人と同じ場所では食事が取れないとして入場を断わられます それまで我慢を重ねてきたのがここで一気に爆発し、コンサートをドタキャンします そして、トニーと一緒に入った黒人向けバーで「カティサーク」を飲みます そこに1台のピアノがあるのを見つけたトニーに促され、シャーリーは静かにピアノを弾き始めます 間もなくその曲は息もつかせない激しい音楽に変貌します。それはショパン「12のエチュード作品25-11”木枯らし”」でした それは彼のやり場のない怒りの発露のように聴こえました

旅先から妻へ送るトニーの手紙があまりにも幼稚なので、シャーリーはロマンティックな文章にするようアドヴァイスし、その手紙は妻のもとに届けられますが、彼女は素直に喜ぶとともに、夫がそんなロマンティストではないことが分かっているようです そんなところが可笑しい 二人はツアーを通して、ぶつかり合いながらも、お互いに理解し合い、尊厳を尊重する姿を見ると、爽快な気持ちになります いい映画を観ました

コメント (2)
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