19日(土)。昨日はパソコンが壊れたのかと思い 焦りまくりました 午前中に整骨院で腱鞘炎の手当てをしてもらい、家に帰ってパソコンのスイッチを入れてみたら、インターネットが使えません
そんなはずはない、と電源を一旦落としてスイッチを入れ直したり いろいろ試してみたのですが、ダメでした
スマホもWi-Fiの関係でネットが使用できません。今使用しているパソコンはちょうど4年前の8月に購入したものですが、メーカーの保守保証が1年前に切れ、セキュリティーも期限切れになっているので、いよいよ買い替えなければならないか、と一時は覚悟を決めました
その後、少し冷静になって考えて、マンションの管理組合から「停電のお知らせ」が届いていたけど、今日だったかも、と思い出しました
文書を見ると「10月18日(金)10時~16時 電気設備等改修工事 1階管理室、共用電灯盤内改修工事」とあり、住戸内は停電せずエレベーターも使用できるが、テレビは見られない と注意が書かれていました
インターネットについては触れられていませんでしたが、テレビと同様の扱いのようでした。仕方がないので、16時まで待ってから、パソコンのインターネットをクリックしたのですが、やはり繋がりません
1階の管理事務所に詰めていた工事関係者に訊ねてみたら、電気設備の工事はすべて異状なく完了していると言われてしまいました
ラチが明かないので、もう一度部屋に戻って、すべてのパソコン機材の電源やコードを抜いて、最初から組み立て直してスイッチを入れると、やっと繋がりました
朝 何の問題もなく繋がっていたインターネットが 午後に繋がらなくなったことは、どう考えても納得できません
わがパソコンは満4年にして寿命を迎えたのだろうか
あと1年は だましだまし使おうと思っています。何とか耐えてくれよ、と祈るばかりです
ということで、わが家に来てから今日で1846日目を迎え、ホワイトハウスは17日、トランプ大統領が、2020年の主要7か国首脳会議(G7サミット)を南部フロリダ州マイアミの自身のゴルフリゾート施設で開催することに決めたと発表した というニュースを見て感想を述べるモコタロです
G7サミットの時に大統領でいればの話 ウクライナ・ゲートで失脚するんじゃね?
昨日、夕食に「鶏の唐揚げ」と「シメジとキャベツとハムのプチ鍋」を作りました 唐揚げはもう”お手の物”です。今回も美味しく出来ました
東京交響楽団から「10月12日 第674回定期演奏会 公演中止に伴う払い戻しのご案内」が10月プログラムと共に届きました これは台風19号の影響で当日サントリーホールで開く予定だった定期公演が中止になったことから、払い戻しをすることになったものです
必要事項を記入した「払い戻し請求書」と当日のチケットを同封して簡易書留で東響に送付しました
自然災害とはいえ、主催者側にとっては大きな痛手だと思います
来年2月7日(金)午前11時から東京文化会館小ホールで開かれる「髙木凛々子ヴァイオリン・リサイタル」のチケットを取りました これは東京音楽コンクール入賞者によるコンサート「上野deクラシック」の一環として開かれる公演です
プログラムは①ヤナーチェク「ヴァイオリン・ソナタ」、②ラヴェル「ツィガーヌ」です
髙木凛々子さんはこのコンクール第16回弦楽部門第2位及び聴衆賞、バルトーク国際コンクール第2位入賞の実力者です
ピアノ伴奏は東京音楽コンクール第3回ピアノ部門第3位入賞の日下知奈さんです
平野啓一郎著「マチネの終わりに」(文春文庫)を読み終わりました 平野啓一郎は1975年愛知県生まれ。北九州市出身。1999年に京都大学法学部在学中に投稿した「日蝕」により第120回芥川賞を受賞しています
時は2006年。38歳・独身の蒔野聰史は、若くしてクラシック・ギターの第一人者として活躍している天才ギタリスト ある日、コンサート後の友人との食事会で、フランスの通信社に所属してジャーナリストとして活躍している小峰洋子と出逢う
彼女はフランスの著名な映画監督、イェルコ・ソリッチを父親に持ち、自身はフランス人と日本人のハーフの40歳だった
出逢った時からお互いに惹かれ合う蒔野と洋子だったが、実は洋子にはリチャードというアメリカ人の婚約者がいた
一方、蒔野には、仕事上、彼に献身的に尽くす早苗という女性がいた
東京、ニューヨーク、パリ、バグダッドを舞台に、アラフォー二人のすれ違いの恋の物語が繰り広げられていく
平野啓一郎氏は、ショパンとジョルジュ・サンドをテーマに書いた超大作「葬送」を読んでも分かるように、相当なクラシック通です この小説の主人公がクラシック・ギタリストであることから、ギターに関する人名や曲名を中心にクラシック音楽がそこかしこに現れます
その中で特に印象に残ったのは、蒔野から不信感を抱かせる内容のメールを受信した洋子が、ある音楽を聴く次のシーンです
「洋子は、音楽に、自分に代わって時間を費やしてもらいたくて、iPodをスピーカーに繋いでアルバムを漁った いつの間にか、蒔野のレコードばかりになっていた中から、彼とは無縁の曲を探して、アンナ・モッフォが歌うラフマニノフのヴォカリーズを再生した
去年、彼女が亡くなったのを機に、またしばらく、この美貌のソプラノ歌手のレコードをよく聴いていた
良い選択のような気がした。意味のある歌詞にはとても耐えられなかった。けれども、楽器だけでなく、今は人間の声に寄り添っていてほしかった
」
上の文章に出てくるアンナ・モッフォ(1932年6月27日?~2006年3月10日)は、アメリカ出身のソプラノ歌手・女優で、おもに1960年代に美声と美貌を売りものにして欧米で活躍しました
セルゲイ・ラフマニノフ(1873‐1943)の「ヴォカリーズ 作品34‐14」は、1915年に作曲・出版されたピアノ伴奏付きの歌詞のない歌曲です
この場面における洋子の「意味のある歌詞にはとても耐えられなかった。けれども、楽器だけでなく、今は人間の声に寄り添っていてほしかった」という心情を考えると、この選曲は最適だと思います
数多くソプラノ歌手がいる中で、なぜアンナ・モッフォなのか?といえば、筆者が書いているように「去年、彼女が亡くなったのを機に、またしばらく~聴いていた」からでしょうし、実際に平野氏も日常の中で聴いていたのでしょう
二人の物語は、早苗の取ったある行動によって大きく運命を変えていきます もし早苗があの行動を取らなかったら二人は結ばれていたでしょう
しかし、それで平野啓一郎の小説は成り立つだろうか
この小説は映画化され、11月から公開されるそうです 多分、私も観に行くと思います。どんな音楽が使われているかを確認するために