7日(金)。昨日は寒かったですね 気象情報では11月下旬並みの寒さと言っていました
今秋初めてジャケットを着て外出しましたが、それでも寒さを感じました
高校時代の晩秋の頃、英語の老教師が黒板に下の文章を書いて日本語に訳せと問題を出しました
You might on made today's some fish.
皆さん、これがまともな問題でないことは解りますね どこかの誰かのブログのように支離滅裂です
深く考えるまでもなく、答えは次の通りです
言うまいと思えど今日の寒さかな
その日以来、生徒たちはその老教師をまともに相手にしなくなりました
ということで、わが家に来てから今日で2826日目を迎え、ロシアのプーチン大統領は5日、ウクライナ南部のザポロジェ原子力発電所をロシア政府の管轄下に置くように命じる大統領令に署名した というニュースを見て感想を述べるモコタロです
ゼレンスキー大統領が プーチンの主張は認めないという大統領令に署名すればどう
昨日、夕食に「ナスと鶏肉の炒め物」「生野菜とツナのサラダ」「もやしの味噌汁」を作りました パプリカを使う料理は彩りがきれいでいいですね
昨日午後9時からNHK・Eテレで「伝説のピアニスト グレン・グールド」を放映していました 今年はカナダのピアニスト、グレン・グールドが生誕90年・没後40年を迎えることから取り上げられたものです
低い椅子に座って背中を丸め鼻歌を歌いながら鍵盤に近づけて弾く独特の演奏スタイル、ポリフォニーを追求するためバッハやベートーヴェンの譜面も書き換えてしまう型破りなアプローチ、若くしてコンサート活動から退きレコード録音だけに集中し、その結果 レコード録音を芸術にまで高めた功績 etc・・・一言で言えば、クラシック音楽界に革命を起こしたトリックスターと言えます
グレン・グールドと言えばバッハ「ゴルトベルク変奏曲」です
グールドはこの作品を2度録音しています
1枚目は1955年録音(モノラル)のデビュー・レコードです
もう1枚はデビューから27年後の1982年録音(ステレオ)のレコードです テンポからして全く違います。これを機に、あらためて聴き比べてみようかと思います
ギンレイホールでリュ・スンワン監督による2021年製作韓国映画「モガディシュ 脱出までの14日間」(121分)を観ました
2年前にソウル五輪を成功させた韓国は1990年、国連加盟を目指して多数の投票権を持つアフリカ諸国でロビー活動を展開していた ソマリアの首都モガディシュに駐在する韓国大使ハンも、ソマリア政府上層部の支持を取り付けようと奔走していた
一方、韓国に先んじてアフリカ諸国との外交を始めていた北朝鮮も同じく国連加盟を目指しており、両国間の妨害工作や情報操作はエスカレートしていった
そんな中、ソマリアで内戦が勃発する
各国の大使館は略奪や焼き討ちに遭い、外国人にも命の危険が迫る
大使館を追われた北朝鮮のリム大使は、職員と家族たちを連れ、絶対に相いれない韓国大使館へ助けを求めることを決意する
「モガディシュ」の公式サイトによると、この映画は事実の基づくもので、最近になってようやく事件の顛末が公表されて、知られざる事実が明らかになり、映画化が実現したとのことです 2021年7月に韓国で公開されると、コロナ禍にも関わらず多くの観客が押し寄せ、同年度の韓国映画No.1の大ヒットとなったそうです
韓国のハン大使も北朝鮮のリム大使も、「政治」よりもそれぞれの大使館員とその家族の「命」を優先させ、現地の責任者として苦渋の選択をして共に国外脱出を成功させたのです これはいつの時代にも共通する、リーダーとして取るべき態度だと思います
この映画を観終わって思ったのは、北朝鮮の大使館員が韓国の大使館に助けを求めたからこそ映画化されたのであって、これが逆だったら韓国で映画化は実現しなかっただろうということです
もし、この映画を、金正恩王朝の支配下にある北朝鮮の国民が観たらどういう感想を持つだろうか? アメリカ帝国主義に毒された南朝鮮のプロパガンダに過ぎない、とでも考えるだろうか それ以前に、北朝鮮で韓国の映画を観る機会は皆無だろうと考えると虚しさを覚えます