人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

ジョナサン・ノット ✕ 坂本彩・坂本リサ ✕ 東京交響楽団でモーツアルト「2台のピアノのための協奏曲」、シェーンベルク「SQとオケのための協奏曲」を聴く / 都響:次年度ラインナップ発表

2022年10月09日 07時02分07秒 | 日記

9日(日)。N響からファビオ・ルイージ首席指揮者就任記念として「オリジナル・チケットケース」が届きました 私はAプロとBプロの会員なので2枚入っていました。「チケットケース」は読響のもあるし、新国立劇場のもあるし、たまる一方です

 

     

 

認定NPO法人国連WFP協会からバースデーカードが送られてきました 毎月わずかながら国連WFP(国連世界食糧計画)に寄付を続けているので、誕生日が近くなった支援者に「これからもよろしく」という意味を込めて送付しているのだと思います 今後も、世界各国の飢餓から子供たちを守るため、支援を続けるつもりです

 

     

 

ということで、わが家に来てから今日で2828日目を迎え、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の元2世信者の20代女性が7日、日本外国特派員協会で自らの体験を語り、「両親はこれまでの40年間で1千万円以上を教会に献金、高校卒業後の2年間で稼いだアルバイト代200万円のほぼ全額を両親に没収された」とし、「被害者や子どもの権利が守られる国であってほしい」と訴えた  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     献金至上主義の組織は宗教団体ではなく 悪質商法推進団体だ 即刻解散させるべき

 

         

 

東京都交響楽団の2023年度楽季プログラムが発表されました 都響定期演奏会はAシリーズ(東京文化会館:全8回)、Bシリーズ(サントリーホール:全8回)、Cシリーズ(東京芸術劇場:全8回)、プロムナードコンサート(サントリーホール:全5回)があります 詳細は都響HPをご覧いただきたいと思います

私が個人的に面白いと思うのは、シリーズ別に次の公演です

Aシリーズでは①9月3日のゲッツェル指揮ラドゥロヴィチ(Vn)によるチャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」、同「交響曲第5番」、②10月30日のオスモ・ヴァンスカ指揮によるシベリウス「交響曲第5、第6、第7番」

Bシリーズでは、①4月13日の大野和士指揮によるマーラー「交響曲第7番」、②6月26日のミンコフスキ指揮によるブルックナー「交響曲第5番」、③9月8日のゲッツェル指揮ラドゥロヴィチ(Vn)によるベートーヴェン「ヴァイオリン協奏曲」、コルンゴルト「シンフォニエッタ」、④12月19日のアント二・ヴィト指揮反田恭平(P)によるラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」他、⑤2月16日のエリアフ・インバル指揮によるショスタコーヴィチ「交響曲第9番」他

Cシリーズでは①10月14日の大野和士指揮イザベル・ファウスト(Vn)によるシューマン「ヴァイオリン協奏曲」他、②2月22日のエリアフ・インバル指揮によるマーラー「交響曲第10番」(クック補筆版)

現在私はBシリーズの会員ですが、上記のラインナップを見る限りBシリーズを継続することになりそうです

 

         

 

昨日、ミューザ川崎シンフォニーホールで「第51回モーツアルト・マチネ」を聴きました プログラムは①シェーンベルク「弦楽四重奏とオーケストラのための協奏曲 変ロ長調」、②モーツアルト「2台のピアノのための協奏曲 変ホ長調 K.365」です   演奏は①のヴァイオリン=小林壱成、服部亜矢子、ヴィオラ=武生直子、チェロ=伊藤文嗣、②のピアノ・デュオ=坂本彩・坂本リサ、管弦楽=東京交響楽団、指揮=ジョナサン・ノットです

 

     

 

1曲目はシェーンベルク「弦楽四重奏とオーケストラのための協奏曲 変ロ長調」です この曲はアーノルド・シェーンベルク(1874ー1951)が ヘンデル(1685ー1759)の「合奏協奏曲 作品6-7」を1933年に編曲し、翌1934年9月にプラハで初演した作品です 第1楽章「ラルゴ ~ アレグロ」、第2楽章「ラルゴ」、第3楽章「アレグレット・グラツィオーソ」、第4楽章「ホーンパイプ」の4楽章から成ります

オケは10型で、左奥にコントラバス、前に左から第1ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、第2ヴァイオリンという対抗配置 その手前に弦楽四重奏を演奏する小林、伊藤、武生、服部が並びます   コンマスは水谷晃、その隣は来月から楽団長専任となるアシスタント・コンマスの廣岡克隆がスタンバイします

ジョナサン・ノットの指揮で演奏に入ります 聴いていると、なるほどメロディーラインはヘンデルそのもので、その上に技巧が凝らされています とくに第1楽章の弦楽四重奏セクションによるカデンツァは各楽器の様々な技巧が凝らされており、首席クラスの腕の見せ所です 管楽器が加わる部分では20世紀の響きを感じさせました

 

     

 

2曲目はモーツアルト「2台のピアノのための協奏曲 変ホ長調 K.365」です この曲はウォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756ー1791)が姉ナンネルと自身のために1779年に作曲したと言われています 第1楽章「アレグロ」、第2楽章「アンダンテ」、第3楽章「ロンド:アレグロ」の3楽章から成ります

蓋を外した2台のピアノがセンターに運ばれ、縦に並べて配置されます ピアニストは(向かい合わせではなく)客席の方に向いて並んで演奏します ノットは2台のピアノに挟まれる形となり若干窮屈そうです

ピアノ・デュオの坂本姉妹(坂本彩・リサ)は第70回ミュンヘン国際音楽コンクール・ピアノデュオ部門で日本人初の第3位及び聴取賞を受賞 第7回国際ピアノコンペティション、第21回シューベルト国際ピアノデュオコンクール第1位の入賞歴があります

ノットの指揮で演奏に入ります 最初にオーケストラにより明るく溌溂とした演奏が繰り広げられ、2台のピアノが入ってきます 2人のピアノの一音一音の粒立ちがとても美しく、掛け合いが見事です 第2楽章では、2台のピアノの抒情的な演奏が素晴らしく、荒木奏美のオーボエが華を添えます 第3楽章に入ると、モーツアルト特有の愉悦感に満ちた演奏が展開、華やかなフィナーレを飾りました

モーツアルトのピアノ協奏曲はどれも好きですが、「2台のピアノのための協奏曲」は滅多に演奏される機会がないので、今回は貴重な体験でした。2人のソリスト、オーケストラとも素晴らしく、気分良く会場を後にしました

 

     

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