人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

「サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン 2024」日程・プログラム決まる / ジョン・スタージス監督、スティーブ・マックィーン主演「大脱走」を観る

2024年01月08日 00時04分34秒 | 日記

8日(月・祝)。サントリーホールの公式サイトに「サントリーホール  チェンバーミュージック・ガーデン 2024」の日程・プログラム(全21公演)が発表されました

日程・会場は6月1日(土) ~ 同16日(日)、サントリーホール「ブルーローズ」です

主な日程・プログラムは以下の通りです

1日(土)14時:堤剛プロデュース。ピアノ=小山実稚恵。ベートーヴェン「チェロ・ソナタ第1、2,3番」他

2日(日)15時:ヴィオラ・ダ・ガンバ(酒井淳)とチェンバロ(渡邊順生)。バッハ「ソナタBWV1027,1028,1029」他

5日(水)19時:ピアノ(小菅優)、ヴァイオリン(金川真弓)ほか。シェーンベルク「月に憑かれたピエロ」他

6日(木)19時:葵トリオ。ベートーヴェン「ピアノ三重奏曲第4番」、フォーレ「ピアノ三重奏曲」他

7日(金)19時:ヴォ―チェ弦楽四重奏団、メゾ・ソプラノ(波多野睦美)。ラヴェル「弦楽四重奏曲」他

9日(日)11時:唐津留すみれ(ヴァイオリン)他。ヴィヴァルディ「四季」より「夏」「冬」他

10日(月)19時:タネル弦楽四重奏団、外山啓介(ピアノ)。ショスタコーヴィチ「ピアノ五重奏曲」他

14日(金)19時:エルサレム弦楽四重奏団、小菅優(ピアノ)。メンデルスゾーン「弦楽四重奏曲第1番」他

16日(日)14時:フィナーレ。原田幸一郎、池田菊衛他。マルティヌー「ピアノ三重奏と弦楽オーケストラのためのコンチェルティーノ」他

 

     

     

 

今年のベートーヴェン「弦楽四重奏曲全曲演奏会」はウェールズ弦楽四重奏団が務めます

 

     

 

日程・プログラムは下のチラシの通りです

 

     

 

チケットの発売は次の通りです

①「ベートーヴェン・サイクル」指定セット券:サントリーホール・メンバーズクラブ先行発売=1月20日(土)10時~29日(月)

②全公演(指定セット券を除く):サントリーホール・メンバーズクラブ先行発売=2月3日(土)10時~9日(金)

私は6月1日から同16日までの間、7つのコンサートの予定が入っているので、ダブらない範囲で慎重に選んでチケットを手配しようと思います 現段階で「ベートーヴェン・サイクル」は全6公演のうち4公演がダブっているので、セット券は取らない方針です

 

     

 

ということで、わが家に来てから今日で3281日目を迎え、ロシアのプーチン大統領は6日、ロシアのクリスマスを前にウクライナ侵攻で戦死した兵士の遺族と懇談し、「人生は複雑で多様だ」と述べて手厚い支援を約束したが、遺族への謝罪や自らの責任に触れた言葉はなかった  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     ロシア国民の人生は複雑だけど プーチンの人生は侵略・強奪・誘拐と単純そのもの

 

         

 

昨日、新文芸坐でジョン・スタージス監督、スティーブ・マックィーン主演による1963年製作アメリカ映画「大脱走」(165分)を観ました

第二次世界大戦末期、ドイツ東部サガン近郊にある絶対に脱走不可能と言われた空軍第3捕虜収容所で、連合軍空軍将校ら250人が、ドイツ軍を攪乱するために大掛かりな脱走を決行する 連合軍兵士とナチス軍のせめぎ合いの中で、計画は実行に移される

 

     

 

この映画は、ポール・フリックヒルのノンフィクション・ノベルを完全映画化したものです

この脱走計画で何人かが脱走できたのは、一つは脱走のため「トム」「ハリー」「ディック」と名付けた3つのトンネルを掘ったことです 「トム」は完成前にドイツ軍に発見されてしまいますが、「ハリー」の工事に切り替えて完成させます もう一つは、多くの捕虜の中には各種のスペシャリストが揃っていたことです 物資調達屋(ドイツ軍から盗んだりする)、機械製造屋(トンネル内に空気を送り込むフイゴなどを製作)、仕立て屋(脱出後に着る衣装を仕立てる)、偽造屋(写真入り身分証明書の偽造)、測量屋(トンネルをどれくらい掘ったかの測量)、分散屋(掘った土をカムフラージュする方法を考え他の捕虜に伝える)といったその道のプロが仕事をしてトンネル採掘・脱出の力になります

一匹狼的なアメリカ人捕虜ヒルツをスティーブ・マックィーンが、脱出計画の首謀者ロジャーをリチャード・アッテンボローが、トンネル掘り7回の実績を持つダニーをチャールズ・ブロンソンが、機械製造屋セジウィックをジェームズ・コバーンが、分散屋のアシュレー=ピットをデヴィッド・マッカラムが演じるほか、錚々たるメンバーが出演しています デヴィッド・マッカラムはこの時無名でしたが、後にテレビドラマ「0011ナポレオン・ソロ」でロバート・ボーンとともに、イリヤ・クリアキン役で出演し人気を博しました

トンネルから脱出後、ヘンドリーとコリンは列車で逃走し、ドイツ空軍の練習機を盗み出してスイスを目指して飛び立ちますが、途中で南ドイツの「ノイシュバンシュタイン城」の上空を飛ぶシーンが映し出されます このシーンを観て、90年代初めに「欧州新聞労務事情視察団」に同行した時のことを思い出しました ドイツ、フランス、イギリスの新聞社の時短を中心とする労務事情を調査するため日本の新聞・通信社の労務責任者10数名が派遣されたのですが、私は事務局職員として同行しました ドイツではフランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトング、ディ・ヴェルト、南ドイツ新聞などを視察した後、観光旅行でバイエルン州ミュンヘン郊外にある「ノイシュバンシュタイン城」に市内からバスで行ったのです この城はバイエルン王ルートヴィヒ2世により19世紀に建築されました 「ノイシュバンシュタイン」はドイツ語で「新白鳥石」という意味です。ルートヴィヒ2世は「ニーベルングの歌」などの中世騎士道物語への憧れを強く抱いていた人物で、ワーグナーを庇護し 彼の創作する楽劇を「私たちの作品」と呼びました    実際に訪ねてみると分かりますが、この城は「敵から守るために戦う城」ではなく、「観るための城」と言った方が相応しい格別の美しさを持っています

 

     

 

勇壮なテーマ音楽「大脱走マーチ」をはじめ劇中の音楽を書いたのはエルマー・バーンスタインです ミッチ・ミラー合唱団が歌って大ヒットしました

さて、映画のクライマックスは、ドイツ軍から奪ったオートバイでスイスを目指して丘陵を突っ走るスティーブ・マックィーンの走行シーンです 休憩を含む165分の上演時間の中で、他のシーンを忘れてもこのシーンだけは覚えています

 

     

コメント
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