18日(木)。わが家に来てから今日で3291日目を迎え、イランで女性が着用を義務付けられている「ヒジャブ」のつけ方をめぐって逮捕され、その後急死したマフサ・アミ二さん(当時22)に贈られた「サハロフ賞」を代理で受け取った弁護士がイラン当局に逮捕され、副賞を没収された というニュースを見て感想を述べるモコタロです
失礼しました 通信社の配信ミスで画像を間違えました 上の写真はウサギ型マドレーヌ「コウエンジノウサギ」でした お詫びのうえコメントとともに 正しい写真を下に掲載します
アナクロニズムの極致を行く国は ロシア・北朝鮮だけじゃなかった それでも国家?
昨日、夕食に「タラのアクアパッツァ」「生野菜とアボカドのサラダ」「舞茸の味噌汁」(写ってない)を作り、鯨のベーコン(給食が懐かしい!)と一緒にいただきました ワインとビールを飲んだので米のご飯は食べませんでした
昨日、東京芸術劇場コンサートホールで芸劇ブランチコンサート「第28回 名曲リサイタル・サロン 辻本玲」公演を聴きました プログラムは①J.S.バッハ「無伴奏チェロ組曲第1番」より「プレリュード」、②フランク「チェロ・ソナタ」、③ピアソラ「ル・グラン・タンゴ」です 演奏はチェロ=辻本玲、②③のピアノ=吉武優です
辻本玲はN響首席チェロ奏者。7歳よりチェロを始め11歳まで米国フィラデルフィアで過ごす 東京藝大を首席で卒業後、ロームミュージックファンデーションから奨学金を得て、フィンランドのシベリウス・アカデミー、スイスのベルン芸術大学に留学 第72回日本音楽コンクール第2位、2009年ガスパール・カサド国際チェロ・コンクール第3位入賞
ピアノの吉武優は東京藝大大学院修了。ベルリン芸術大学で学び、国家演奏家資格過程を修了 第69回ジュネーヴ国際音楽コンクール・セミファイナリスト
この日も1階席を中心に多くの聴衆が集まりました
1曲目はJ.S.バッハ「無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV.1007」より「プレリュード」です この曲はヨハン・セバスティアン・バッハ(1685-1750)が1720年頃に作曲した6つの無伴奏チェロ組曲のうち最初の曲です
辻本が登場し、電子楽譜を前に演奏に入ります 辻本のチェロは極めて明るい音色で、ふくよかなチェロの響きが会場に響き渡りました
曲間のトークで、ナビゲーターの八塩圭子さんからN響の現況について訊かれた辻本は、「N響は最近、弦楽セクションを中心に平均年齢が若返っており、チェロだけでも10人以上いるうちの半数位がここ3年位で入れ替わっています 『在京オケで平均年齢が一番若いのはN響だ』と誰かが言っていたのを聞いたことがあります」と答えていましたが、これは意外でした 一番若いかどうかは別として、確かにN響のプログラム冊子「PHILHARMONY」のメンバーリストを見ると、知らない名前の人が増えているように思います また、今回のピアニスト・吉武優とは今回が初共演とのことで、昨年、辻本が日本音楽コンクールの審査員を務めた時、吉武がコンテスタントの伴奏ピアニストを務めており「滅茶苦茶巧いと思って声をかけた」と語っていました
2曲目はフランク「チェロ・ソナタ」です この曲は元々、セザール・フランク(1822-1890)が同じベルギー出身のヴァイオリニスト、イザイの結婚祝いに1886年に作曲した「ヴァイオリン・ソナタ」です 最近ではチェロで演奏される機会が増えました この曲は第1楽章で出てきたテーマが他の楽章にも出現する”循環形式”が特徴です 第1楽章「アレグレット・ベン・モデラート」、第2楽章「アレグロ」、第3楽章「ベン・モデラート」、第4楽章「アレグレット・ポコ・モッソ」の4楽章から成ります
吉武のピアノにより夢想的な音楽が奏でられ、辻本のチェロが入ってきます ヴァイオリンで聴くのも良いけれど、チェロもなかなか味わいがあると思いました 特に第3楽章はゆったりしたテンポで朗々と奏でられ、チェロの方が合っているように思いました 白眉は第4楽章でした。吉武の確かな技巧に裏付けられたピアノに乗せて、辻本のチェロがダイナミックに演奏されます 初共演とは思えない息がピッタリの演奏でした
最後の曲はピアソラ「ル・グラン・タンゴ」です この曲はアストル・ピアソラ(1921-1992)がロストロポーヴィチの委嘱により1982年に作曲しましたが、彼はなぜか演奏せず、1990年にようやくニューオリンズで初演されました
私はこの曲を始めて聴きましたが、もっと賑やかな曲だと思っていました 比較的落ち着いた曲想で、歌心溢れるところあり、しずかに佇むようなところあり、ダイナミックなタンゴのリズムありの、クラシカルな作品でした 華やかなフィナーレはピアソラらしいと思いました
今回の公演は、辻本の実力を再認識するとともに、吉武の実力を”発見”したコンサートでした
カーテンコール中に席を立ちロビーに出たら、アンコール曲のラフマニノフ「ヴォカリーズ」が流れてきました 終演後に辻本氏のサイン会があるとのことで、そのためのサービスかな、と思いました
帰りがけにホール入口近くの臨時チケット売場で、5月以降の「名曲リサイタル・サロン」のチケットが販売されていたので、5月、7月、9月の3回セット券を取りました 9月には超多忙の組長が出演します 会場を出るのが早かった分、通路側のかなり良い席が取れました