人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

東京首都圏のコンサートホールの座席数と残響時間を調べてみました ~ サントリーホールは2秒、王子ホールは1.2秒:拍手やブラボーは演奏終了後2秒たってから

2024年01月05日 06時42分12秒 | 日記

5日(金)。わが家に来てから今日で3278日目を迎え、3日午後11時ごろJR山手線の電車内で女が刃物を振り回してけが人が出たと110番通報があり、警視庁は20代の女を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕したが、女は「殺そうと思って人を傷つけたことは間違いない」と話している  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     春先になるとこういう身勝手な人間が現れるが まだ新年早々だぜ! 冬眠してれば?

 

         

 

昨日の夕食は、大学時代の友人で千葉県勝浦市在住のS君が送ってくれた「金目鯛」を息子が煮付け、「ポテトサラダ」「カボチャとカリフラワーの煮物」「コンブとシイタケのお煮しめ」「にゅう麺」を作ってくれました どれも美味しかったですが、特に「金目鯛の煮つけ」はプロ級の腕前で、とても美味しかったです わが家で一番料理が上手いのは息子(単身赴任で自炊している)で、2番目が娘(めったに料理をしないが、親がピンチになると腕前を発揮する)、3番目が私です 家族全員が料理ができるのは力強いです

 

     

 

         

 

昨日は、在京オーケストラの楽団員数と事務局職員数について書きましたが、今日は首都圏の主なコンサートホールの座席数と残響時間について書きます

標記について、それぞれのホールの公式サイトに掲載のデータ(ない場合はbing情報)に基づいて調べた結果は以下の通りです

 

  (ホール名)    (座席数)  (残響時間)   

東京国際フォーラムA    5012席   3.0秒

NHKホール       3601席   1.6秒

東京文化会館(大)   2303席   1.8秒

   同  (小)    649席   1.3秒

オーチャートホール   2150席   1.5~2.3秒

サントリーホール(大) 2006席   2.1秒

  同・ブルーローズ   380席   0.8秒

  (2通りの設置可)  422席

東京芸術劇場大ホール  1999席   2.2秒

ミューザ川崎大ホール  1997席   2.0秒

新国立劇場オペラパレス 1814席   1.4~1.6秒 

  同  (中)    1030席   1.0~1.3秒

トリフォニーホール   1801席   2.0秒

東京オペラシティー   1632席   1.96秒

紀尾井ホール       800席   1.8秒

第一生命ホール      767席   1.6秒

浜離宮朝日ホール     552席   1.7秒

トッパンホール      408席   1.3~1.6秒

王子ホール        315席   1.2秒

白寿ホール        300席   1.5秒

(注)残響時間はホールによって「満席時」「空席時」と表記のあるケースと何の表記もないケースが混在しているので、一つの目安とお考えください。

 

上の一覧をご覧いただいてお分かりのように、座席数が多いほど残響時間が長く、少ないほど短くなっています 大きめのコンサートホールでは大雑把に2秒前後の残響時間が多いようです

「残響時間」とは音源が発音を停止した後も音が続いて聴こえる現象を表し、「残響時間」とは音源が発音を止めてから、残響音が60デシベルまで減衰するまでの時間をいいます 60デシベルまで減衰するというのは、簡単に言うと、聴こえる音のエネルギーが100万分の1まで小さくなることだそうです

残響時間は音が鳴っている場所の壁、床、天井の素材や、空間の大きさによって変化し、一般的に素材が固いほど、また空間が大きいほど残響時間が長くなります 演奏会用のホールでは、設計段階で残響時間を設定し、演奏時に反響板を設置したり、壁面を操作したりして調整します また、観客も吸音体となるため、残響特性は観客の人数によっても変化し、演奏に影響します

傾向としては、容積の大きいホールでは、低音域の残響時間が長めになる特性があり、容積が小さいホールでは、全周波数の音に対して平坦な特性があるとのことです また、音楽ジャンルでは、大きなホールほど①ロマン派の音楽、②近代の音楽、③古典派の音楽(オーケストラ)、④室内楽、⑤講演の順に音響特性が優れているとのことです マーラー、ブルックナー、ショスタコーヴィチなどの大編成による交響曲を大ホールで聴くと、そのことが良く理解できます 逆に大ホールでマイクを使ってトークをしたりするのを聞くと、音が反響しすぎて聞き取りにくいことが多くあります

クラシック・コンサート(特に静かに終わる曲)で、演奏が終わるや否や「待ってました」とばかりに盛大に拍手をしたりブラボーを叫んだりする無粋な輩が X上で袋叩きに遭っていますが、ホールの「残響時間も含めて演奏時間である」ことを考えると、演奏終了直後の2秒程度は じっと我慢してから 拍手をしたりブラボーを叫ぶべきだということが分かります

「残響時間」問題と離れますが、よく「今日はホールが満席だった」とか「今日は8割くらいの客入りだった」とか言いますが、それはホールの広さ(座席数)によって実数レベルでは異なることを理解していなければなりません 例えば、「NHKホール(3601席)で半分の入りに過ぎなかった」と言うとガラガラのようなイメージがありますが、実数で言うとトリフォニーホール(1801席)が満席状態と同じ客入りなのです 客席数の多いホールを満席にするのはいかに大変か、ということがお分かりいただけると思います

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする