23日(火)。2月18日(日)15時から東京藝大奏楽堂で開かれる「東京藝大チェンバーオーケストラ 第42回定期演奏会」のチケットを取りました プログラムは①メンデルスゾーン「弦楽のためのシンフォニア 第10番 ロ短調」、②ヨーゼフ・ハイドン「交響曲第10番 ニ長調」、③メンデルスゾーン「弦楽五重奏曲第2番 変ロ長調」(弦楽オーケストラ版)です
これは演奏機会の少ないメンデルスゾーンの2曲を聴くために取ったものです 東京藝大チェンバーオーケストラ は2003年に創設され、メンバーは東京藝大音楽学部と大学院音楽研究科に在籍する弦楽器の優秀な学生を軸として、演奏会ごとに管打楽器や鍵盤楽器の学生を加えて多彩な活動を行う室内オーケストラです
今回は指揮者なしで演奏されます
ということで、わが家に来てから今日で3296日目を迎え、米大統領選の共和党指名候補を目指していたフロリダ州のデサンティス知事(45)が21日、選挙戦から撤退すると表明し、今後トランプ氏を支持すると同時に発表した というニュースを見て感想を述べるモコタロです
撤退は賢明な選択だが 何でトランプ支持? 勝ち馬に乗ってるだけとしか思えないね
昨日、夕食に「ポークカレー」と「生野菜サラダ」を作りました もう月曜日=カレーは定着ですね
お酒が映っていませんが、体重が2キロも増えたので、禁酒を復活しました
しばらく様子と体重計を見ます
昨日、新文芸坐でジャファル・パナヒ監督による2022年製作イラン映画「熊はいない」(107分)を観ました
パナヒ監督はトルコで偽造パスポートを使って国外逃亡をしようとしている若い男女を主人公にしたドキュメンタリードラマ映画を撮影するため、イランの国境近くの小さな村からパソコンによるリモートで助監督レザに指示を出す そんな中、都会から引っ越してきた滞在先の村では、古い掟のせいで愛し合うことが許されない恋人たちを巡るトラブルが村を挙げての大事件へと発展し、パナヒ監督も巻き込まれていく
この映画は、政府から映画制作と出国を禁じられながらも、不屈の精神で極秘に映画を撮り続けるイランの巨匠ジャファル・パナヒが監督・脚本・製作・主演を務め、自身を題材にして撮り上げた社会派サスペンスです 2組のカップルが迎える想像を絶する運命を通し、イランに残る抑圧的な社会問題の現状を浮き彫りにし、2022年・第79回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で審査委員特別賞を受賞しました
私がパナヒ監督の映画を観るのは「人生タクシー」(2015年)、「ある女優の不在」(2018年)に次いで、本作が3作目です。いずれも撮影禁止の中で工夫して撮り上げた傑作です
この映画では、何度か村人から語られる「都会と地方の村とは違う」という言葉が大きなポイントになっています つまり、都会と違い閉鎖的な村では 過去からのしきたりや迷信などが当然のように受け継がれており、誰もそれに疑問を抱かず、そのまま子孫に受け継がれていくという実態です
しかし、パナヒ監督は「都会と地方の村」という対比を借りて「自由な国々と閉鎖的なイラン」の対比を描いているように思います
村人たちは「過去からのしきたりや迷信に逆らった行動を起こすと、熊が出てきて襲われる」と言われ、恐怖心から過去からのしきたりや迷信に逆らわないように生活していますが、逆らっても「熊は、いない」のが真実で、恐怖心こそが「熊」なのかもしれないのです
本作はイラン国内では上映されていません パナヒ監督は本作発表後、イラン当局によって収監されました
実は、パナヒ監督は2010年に「イラン国家の安全を脅かした罪」として政府から20年間の映画制作禁止を言い渡されているのです
それでも様々な方法で映画撮影を続行、映画を撮ることで政府と闘い続けています
パナヒ監督は本作公式サイト上のメッセージで「日本に何度か行きましたが、日本の皆さんと一緒にこの映画を観て感想を聞きたいと思っています」と語っていますが、それが実現するのはいつのことでしょうか
出国できないにしても、せめてイラン国内で自由に映画が撮れるようになることを祈るばかりです
今日から3日連続で夜のコンサート、その翌日は公開リハーサル、その次の日は本番です 何とか乗り切りらねば