4日(木)。1日午後4時10分に発生した石川県能登地方のマグニチュード7.6の大地震に次いで、2日午後5時50分頃には羽田空港のC滑走路で着陸しようとしていた日本航空516便と、滑走路上にいた海上保安庁の航空機が衝突し双方が炎上するという事故が発生しました どちらも死者が出ていることを考えると、新年早々 何ともやりきれない思いです 地震に関しては今後も余震が心配されるので、十分注意してほしいと思います JAL516便の乗客乗員全379人が無事脱出できたのは、客室乗務員の冷静な判断と誘導があったからだと思います 不幸中の幸いでした 人命に関わる事件なので再発防止に取り組んでほしいと思います
2件とも「激動の2024年」の幕開けを告げる象徴的な出来事のような気がしてなりません
ところで、3日付の日経朝刊を読んでいたら「SNSで偽情報拡散 送金催促や過去動画流用」という見出しの記事が載っていました 超略すると次の通りです
「1日に発生した能登半島地震に関連し、SNS上で実際の被害と異なる救助要請や、個人への送金を促す悪質な投稿が出回っている 東日本大震災など過去に発生した災害の動画流用も目立つ。正しい情報が伝わらないと、救援・復旧活動の妨げになる SNSで情報収集する際は、投稿者の情報や閲覧者のコメントを確認し、不確かな情報の拡散を防ぐ必要がある。日経が調査したところ、Xなどで約20件の偽りとみられる情報が見つかった。目立つのが救助要請や電子マネーで個人募金を呼び掛ける投稿だ 地震直後、石川県殊州市の被災者を名乗る人物が住所とともに「助けてください」「挟まれて逃げれません」と複数の投稿を行い、他のユーザーらによって計6万回近く引用リポスト(転用)された。実際にはこの住所は存在せず、投稿者は直後に「今後のための寄付」として電子マネーサイトに誘導する文章を掲載した ほかにも、自宅が倒壊したなどの被害の訴えとともに電子マネー送金サイトへ誘導するQRコード画像を掲載する投稿が見つかった」
救助要請の投稿については、命にかかわるので軽々に発言することは控えますが、「救援のための寄付」として電子マネーサイトに誘導する投稿については、ほぼ「詐欺」だと思った方が良いと思います ごく常識的な人はそのような方法で寄付を募ったりしません 寄付をするのなら、個人あてでなく、日本赤十字社とか名の通った団体や組織を通じて行うのがベストだと思います 災害を利用して金儲けをしようという詐欺師=人間のクズはどこにでもいます 働かずに金儲けしようという詐欺師の生活を支えるお人好しになる必要はありません お互いに気を付けましょう
ということで、わが家に来てから今日で3277日目を迎え、11月の米大統領選で返り咲きを狙う共和党のトランプ前大統領は2日、メーン州当局が3月の党予備選に出馬できないと決定したことに対し、州裁判所に不服を申し立てた というニュースを見て感想を述べるモコタロです
不利な状態になると支持率が上がるトランプだが 献金はすべて訴訟対応に使われる
昨日は品川の義父の家へ子供たちと3人で年始の挨拶に行き、たらふくご馳走になってきたので、夕食作りはお休みしました
昨年12月13日のtoraブログで岩城宏之著「オーケストラの職人たち」をご紹介しましたが、その時ご紹介できなかったことで今なお気になることがあったので、今回はそれを取り上げます それは「オーケストラの楽団員数と事務局職員数」の比率です
執筆当時、岩城氏はオーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)の創設者であり音楽監督でもありましたが、本書の中で次のように書いています
「OEKの楽員は40名であるが、事務局は16人である。音を出すメンバーが40人という室内管弦楽団としては、音を出さない事務局の数が案外多いと思った 日本最大のオケであるN響はどうか。楽員は120名で事務局は20人だった たった40人の楽員に16人の事務局とは、OEKがノンビリしすぎているのではないか 大人数の楽員を世話しているN響の事務局を見倣うべきであると思う」(数値は1998年現在)
これを読んだ私は、それでは現時点での在京オーケストラの楽団員数と事務局職員数の比率はどうなっているのか、と興味を抱きました そこで、楽団員数は昨年夏の「フェスタサマーミューザKAWASAKI」参加オケのプログラムに掲載の「楽団プロフィール」に基づいて調べ、事務局職員数は各オーケストラの月刊プログラム冊子掲載の「事務局」の人数(不明の場合はオケの公式サイト)に基づいて調べてみました その結果は下の表の通りです(楽団員数が多い順に掲載)。
(オーケストラ名) (楽団員数 A)(事務局職員数 B)(B ÷ A ✕ 100 C)
東京フィル 160人 21人 13.13%
NHK交響楽団 103人 27人 26.21%
読売日響 100人 23人 23.00%
東京都交響楽団 92人 36人 39.13%
新日本フィル 90人 25人 27.28%
日本フィル 80人 27人 33.75%
東京交響楽団 79人 12人 15.19%
東京シティ・フィル 58人 9人 15.52%
(注)一番右のC欄の数値が高いほど楽団員数に比較して事務局員数が多いことを表しています。
上の表を見る限り、楽団員数に比較して事務局職員数が多い順に①東京都交響楽団(39.13%)、②日本フィル(33.75%)、③新日本フィル(27.28%)となります 逆に楽団員数に比較して事務局職員数が少ない順に①東京フィル(13.13%)、②東京交響楽団(15.19%)、③東京シティ・フィル(15.52%)となります これは、東京交響楽団は1人の事務局職員が2.56人の楽団員を支え、東京フィルは1人の事務局職員が7.62人を支えていることを示しています
東京フィルは2001年4月に新星日本交響楽団と合併したため楽団員数が倍増し日本一の規模のオケになったわけですが、事務局職員は合理化したことが窺えます
一方、東京都交響楽団が在京オケの中で事務局職員数が一番多く(36人)、楽団員数(92人)との比較においても最も高い比率(39.13%)をマークしているのは、どういう理由でしょうか? 東京都交響楽団は公益財団法人であり、独自に事務局職員を募集・採用している(つまり東京都の職員ではない)と思うのですが、東京都から資金援助されている関係で財政的に余裕があるのでしょうか? どなたかご存じの方は教えていただければ嬉しいです