人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

入院4日目

2021年10月11日 19時12分39秒 | 日記

10月11日(月)。入院4日目を迎えました。朝食前に採血があり、その後、点滴が外され、残るは小型心電図計だけになりました。機械はパジャマのポケットに入れているので邪魔にはなりません。これでかなり自由になりました。1日中ベッドに横たわっているので胸と背中が痛みますが、頭はほとんど痛くありません

朝食です。

     

窓から外を見るとすぐ下が東武線曳舟駅のプラットホームが見えます。サラリーマンの姿もチラホラ。フーテンの寅さんなら「労働者諸君!今日も1日ご苦労様です。今日も張り切ってまいりましょう!!」って言うんだろうな

     

窓から左を見ると東京スカイツリーが見えます。昨日写真を撮らなかったので、今朝撮しました。自慢ではありませんが私はまだスカイツリーに登ったことが、ありません。退院したら考えてもいいかな、と思います

     

午前中に心臓の内視鏡検査があり、徒歩で4階から1階まで歩きました。入院以来初めての「長距離移動」でしたが、ふらつくこともなくちゃんと歩けました。その後、リハビリのH先生から知能テストのような記憶力テストのような簡単なテストが出題され、全問正解しました

昨日はコンサートや映画をご一緒しているkiriokaさんからお見舞いメールをいただきましたが、今日は元勤務先NPCのT専務とA君から、ブログを見てびっくりしたとして、お見舞いメールをいただきました。現役を退いてから6年も経つのにご覧いただいているようで、嬉しい限りです😂

昼食です。

     

午後はリハビリのO先生と7階のリハビリ室に行き、片足立ちとか階段の上がり下がりとか軽い運動をこなしました。こちらも満点でした。その後、リハビリのT先生とリハビリ会議室に行き、積み木で模様を作る問題や同じイラストを時間を置いて再現する問題をやりましたが、記憶力の低下が激しく、絵の再現は上手くいきませんでした

夕食です。

     

 

ところで、入院して3日目までで何が一番辛かったかと言えば、トイレです。ずっと尿瓶を使いベッドの上で用足ししていました。それはまだ良い。困るのは大の方です。3日目の朝、どうしても我慢出来なくなったので、ナースコールで看護師さんを呼びました。相手は女性の看護師ですからコールするだけで勇気が入りました。彼女の説明によると、まだ一人でトイレに行っては行けないので①ベッドの上に小型トイレのような装置を置いて寝たままの姿勢で排泄する、②紙おむつをして排泄する、のどちらかを選んでもらうと言われました。紙おむつはイヤなので前者の装置を使用しましたが、装置が硬いこともあり少ししか出ませんでした。4日目になって、やっと大小ともにトイレでやって良いという許可が出たので、安心しました

トイレといえば、当番の若い女性の看護師さんが、部屋内のトイレから出てウロチョロしていた男性患者に「○○さ〜ん、パンツ一丁で歩かないでくださ〜い。やだもう」と言ってケラケラ笑っていました。こうした明るくて頼もしい看護師さんたちにお世話になりながら、あとしばらく入院生活を送ります。感謝しかありません🐯

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入院3日目の2 数値安定で血圧計外れる / 佐藤正午「書くインタビュー4」を読み始める

2021年10月10日 19時41分45秒 | 日記

入院して以来ずっと右腕に血圧計のベルトを巻かれ、タイマー設定で1日中定期的に血圧を測っていたのですが、数値が安定してきたということで、午前中に外されました。点滴も血液を固めないようにするものとアミノ酸、ミネラルや水分補給のものと2本打たれていましたが、後者の点滴1本だけになりました。あとは小型心電図装置が胸に着いた状態ですが、あまり邪魔にならないので、かなり身体の動きが楽になりました

昨日の面会時に娘が本を1冊持って来てくれたので、それを読んでいます。佐藤正午の「書くインタビュー4」です。私がこの本を指定したわけではありません。なぜ娘が既読の本と未読の本がある中から後者を選んだかというと、ドッグイヤーがあるかないかの違いに気が付いたからだと思います。私は本を読んでいる時、気になる文章が出てくるとそのページの上の角を犬の耳のように折る癖があります。まだ読んでいない本はドッグイヤーがなく綺麗そのものなので分かりやすいのです。

さて、この本は直木賞作家・佐藤正午とフリーライター東根ユミさんとの、新作「月の満ち欠け」をめぐるメールのやり取りを収録したもので、同シリーズ1〜3に次ぐ4作目です。まだ読み始めて半分くらいですが、佐藤正午節全開で面白いです

昼食です。

     

4階の病室の大きな窓からはすぐ近くに東武線曳舟駅のホームが見えます。窓を開けると構内アナウンスや電車の走る音が良く聞こえます。左の方を見るとかなり近くに東京スカイツリーの勇姿が見えます。スカイツリーといえば現役の時、入社試験の一般常識問題のひとつに「現在建造中の東京スカイツリーの高さは何メートルですか」という問題を出題したことを思い出しました。答えは「武蔵の国」の連想から634メートルです

普段の生活であらためて空に浮かぶ雲を見ることは稀です。入院していると特にやることもないので、空に浮かぶ雲を見ていると面白い。高度が高い雲はほとんど動かないのに、低い雲は流れていきます。上空に空気の流れがあることが分かります。昨日は右から左へ流れていたのに今日は左から右へ流れているのも いとをかし

夕食です。

     

食事と食事の間に、巡回してきて体温や血圧を測ってくれる看護師さんの相手をする以外は、本を読んで、スマホでブログを書いて、Yahooニュースでセリーグの優勝の行方を追って(タイガース追いつけ)、時々空の雲の動きを見てという典型的な暇人、もとい、病人の生活はやっぱり自分には向いていないと思います🐯

 

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入院3日目

2021年10月10日 08時33分14秒 | 日記

10日(日)。入院3日目です。昨夜は痛み止めの薬を出してもらったせいか、比較的良く眠れました。

昨日は読響土曜マチネーで沖澤のどか指揮、ペーター・レーゼルのピアノでベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番、シベリウスの交響曲第2番を聴くはずでしたが、とんだ災難に見舞われ、叶いませんでした。無念です。いかに健康であることがありがたいかを痛感しています。

昨日はリハビリの先生👩‍🏫3人が入れ替わり立ち替わり来てくれて、手や脚の動きを確認していましたが、私の場合は手脚はほとんど無傷なのでリハビリの必要性は感じません。ただ頭を打って出血したので脳の働きを確認しているのだと思います。今日は日曜日なのでリハビリはありません。

コロナ禍の影響で面会は家族といえども週に1度だけです。主治医は明日のCT検査の結果を見て、退院日を検討するとしているので、次の娘との面会が退院日になるといいな、と思っています。

今朝、看護師さんがベッドの近くの窓を開けてくれました。心地良い風が入ってきて気分が良くなりました。

朝はパン食です。

     

1日中ベッドで寝て過ごす生活は、つくづく自分には向いていないと思います。いつも外に出たくてウズウズしています🐯

 

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入院2日目

2021年10月09日 20時10分17秒 | 日記

入院2日目の9日は昼から食事が出ました。

昼食です。

     

夕食です。

     

     

 

病院食はまずいとかつては言われていましたが、なかなかおいしかったです🐯

 

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緊急事態!階段から落ちて頭を5針縫い入院しました

2021年10月09日 06時28分27秒 | 日記

9日(土)緊急事態です。昨日新日本フィルのコンサート帰りに錦糸町駅近くのアルカキット脇の階段から転げ落ちて、救急車で曳舟の病院に搬送されました。レントゲン検査、CT検査の結果、肋骨2本にヒビが入っていることが判明し、頭部を負傷したため5針縫いました。身体のあちこちが痛みます。

今は点滴を打たれて寝ている状態で、容易に寝返りが出来ません。眠れないのでスマホからこの文章を打っています。意識ははっきりしています。

昨夜駆けつけた娘の話では2週間の入院になるかもしれないとのこと。どうなるか分かりませんが、しばらく静養が必要のようです。

今の思いは、ブログを止めるな!です🐯

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新日本フィル「すみだクラシックへの扉 第2回公演」公開リハーサルを聴く ~ 秋山和慶指揮でドヴォルザーク:序曲「謝肉祭」 & シベリウス「交響曲第2番」 / 読響11月20日の公演 ⇒ ソリスト変更

2021年10月08日 07時10分06秒 | 日記

8日(金)。昨夜10時41分頃の地震にはビックリしました    震源地は千葉県北西部、マグニチュード6.1、最大震度5と速報されましたが、ここ豊島区巣鴨も震度5のようでした 廊下のCD棚の上に積んである本や小物を入れた箱がかなり落ちました これ程の大きな揺れは10年前の3.11以来です。幸い娘も私も怪我もなく無事でした 皆さんのご家庭はいかがだったでしょうか?  余震に気を付けましょう

         

読売日響から11月20日(土)に開かれる第242回土曜マチネーシリーズのソリスト変更のお知らせが届きました 当初予定していたピアノのミシェル・カミロが政府の入国制限措置等により来日できなくなったため、山下洋輔が出演することになり、これに伴いプログラムも一部変更となる、としています プログラムは①アルフテル「祝典序曲」、②ガーシュイン「ラプソディ・イン・ブルー」(カミロ「ピアノ協奏曲第2番」から変更)、③交響曲第4番「ロマンティック」です 演奏は②のピアノ独奏=山下洋輔、指揮=鈴木優人です     プログラム変更は歓迎しますが、山下洋輔氏の「ラプソディ・イン・ブルー」は必要以上の即興演奏が続かなければ良いのですが

ということで、わが家に来てから今日で2463日目を迎え、松野博一官房長官は7日の記者会見で、学校法人森友学園をめぐる公文書改ざんについて「再調査は考えていない」と述べた  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     世論とかけ離れたことを言ってると後悔するぞ! 今度の衆議院議員選挙が楽しみ

 

          

 

昨日、いただき物の熊本産黒毛和牛の「ステーキ」を焼いて、「卵スープ」と一緒にいただきました ステーキにはワインですね

 

     

 

         

 

来年の手帳を用意する季節になりました 5年以上 毎年使っている手帳を購入しました 能率手帳「NOLTY  クレスト1  ブラック」(商品番号1801)です 月間予定表と週間予定表に分かれていて、コンサートや映画の日程を書き入れるのに使いやすい手帳です 人によってはスマホなどのカレンダーに予定を入れて電子化しているケースも多いかもしれませんが、私の場合は一目で見てパッと全体が目に入る紙媒体が一番しっくりきます 古い奴だとお思いでしょうが、古い奴なんです

 

     

 

         

 

昨日、すみだトリフォニーホールで「すみだクラシックへの扉 第2回公演」の公開リハーサルを聴きました 本公演は8日(金)、9日(土)の2日間同ホールで開かれますが、プログラムは①ドヴォルザーク:序曲「謝肉祭」作品92,②ショパン「ピアノ協奏曲第2番ヘ短調作品21」(ピアノ=エマニュエル・リモルディ)、③シベリウス「交響曲第2番ニ長調作品43」です この日はドヴォルザークとシベリウスのリハーサルが公開されました

 

     

 

ホール入口で いつものように新日本フィル・パトロネージュ部の登原さんに手首で体温を測ってもらいました これも いつものように なかなか体温が表示されません    要するに体温が低すぎすて検知できないのです   「あ、出ました」と、登原さんが見せてくれた数値は35.8度でした。またしても36度に届いていません おれは爬虫類並みの冷血動物か、と いつものように一人呟きました

会場では最初に事務局から、ドヴォルザーク「謝肉祭」とシベリウス「第2番」の順にリハーサルを行う旨のアナウンスがありました 話の様子から、リハーサルは前日とこの日と当日の3日間行われるようです この日のリハーサルは午前10時半開始でした

オケは左から第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、その後ろにコントラバスといういつもの新日本フィルの並び。コンマスは崔文洙です

指揮者の秋山和慶氏がカジュアルな服装で登場、指揮台に上がりますが、椅子に座って指揮をします

秋山氏のタクトでドヴォルザーク:序曲「謝肉祭」の演奏に入りますが、冒頭の迫力に圧倒されてしまいました きびきびした指揮でカラフルなサウンドを引き出します 秋山氏は演奏しては止め、いくつか指摘をして、再び演奏して、ということを繰り返しました 聴いている側としては、いったいどこが不満で演奏を止めるのかが分かりません 指揮者にマイクが付いていないので何を言っているのかまったく分かりませんが、一つの作品を丁寧に作り上げていくというプロセスは手に取るように分かります 一通りおさらいした後、シベリウス「交響曲第2番ニ長調」のリハーサルに入ります 第1楽章から順番に演奏しましたが、これも演奏しては止めて指摘をし、再び演奏し、ということを繰り返しました 第1楽章と第2楽章が終わったところでちょうど11時半になり20分の休憩に入りました 再開後は第3楽章と第4楽章を演奏し一通り仕上げました 指揮者によっては楽団員をリラックスさせるために受けないジョークを飛ばしたりしますが、秋山氏の場合はそういうことは一切ありません 真面目そのもので、無駄を排したプロとプロとの真剣勝負といった雰囲気を感じます それだけに本番への期待が高まります

リハーサル終了後、登原さんに「パソコンもプリンターも新調したので、バリバリ打ってますよ」と話しかけると、パソコンが壊れたことを知っている彼女は「おめでとうございます」と喜んでくれました 新型コロナに係る東京都の緊急事態宣言が解除されたので、スポンサー回りも本格的に再開したとのことです スポンサーは一般企業なので、クラシック音楽に不案内の人もいて、「下吹きって何ですか?」とか、音楽業界では常識的な質問をしてくる担当者もいるそうです それだけに新鮮な驚きを感じるとともに丁寧に説明しなければならないと思いますーと語っていました 新日本フィルとしては、マスクの着用や手指の消毒、検温等の感染予防措置は引き続き継続していく方針とのことです われわれ聴衆も「自分の身体は自分で守る」ことを原則に、感染症対策をしっかりしたうえでコンサートに足を運びたいと思います

ということで、今日は新日本フィルの「すみだクラシックへの扉 第2回公演」の本番を聴きに行きます

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新日本フィル室内楽シリーズで金管アンサンブルの演奏を聴く ~ ベン・ヴァン・ダイク「ワーグナーの”ニーベルングの指輪”の音楽」他 / クァルテット・エクセルシオのチケットを取る

2021年10月07日 07時17分28秒 | 日記

7日(木)。NHK交響楽団から会員あてにチケットケースが送られてきました 約1年半ぶりの定期公演再開に際し、これまでの新型コロナ感染症対策への協力に感謝する意味で送るとしています ありがたいプレゼントですが、私はチケットケースにチケットを入れて持ち歩くことはしません。いつも財布に現金と一緒に今月分のチケットを入れています チケットケースは、来月以降のチケットをまとめて入れるために使用するつもりですが、読売日響と新国立劇場のチケットケースが数年分溜まっているのでどれを使うか迷います

 

     

 

ということで、わが家に来てから今日で2462日目を迎え、岸田文雄首相は5日に北朝鮮による拉致被害者の家族に電話をかけ、新内閣でも拉致問題が「最重要課題」との認識である旨を伝えた というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     歴代首相がそう言いながら何の進展もなかった  いつまで経ってもラチが明かない

     

         

 

昨日、夕食に「トンテキ」「生野菜とツナのサラダ」「冷奴」「えのきだけの味噌汁」を作りました トンテキにはキャベツが良く合います

 

     

 

         

 

12月8日(水)11時15分から第一生命ホールで開かれる「クァルテット・エクセルシオ」のチケットを取りました プログラムは①モーツアルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲、②同「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」K.525より第1楽章、③ヨハン・シュトラウス2世/ヨーゼフ・シュトラウス「ピッツィカート・ポルカ」、④グレインジャー「岸辺のメモリー」、⑤チャイコフスキー「弦楽四重奏曲第1番ニ長調」より第2楽章「アンダンテ・カンタービレ」、⑥ヴォルフ「イタリア風セレナード」、⑦幸松肇「弦楽四重奏のための日本民謡」より「茶っ切り節」「五木の子守歌」「八木節」、⑧ベートーヴェン「弦楽四重奏曲第9番ハ長調”ラズモフスキー第3番”」より第4楽章です メンバーは第1ヴァイオリン=西野ゆか、第2ヴァイオリン=北見春菜、ヴィオラ=吉田有紀子、チェロ=大友肇です

 

     

 

         

 

昨夕、すみだトリフォニーホール(小)で新日本フィル室内楽シリーズ第144回「新日ブラス ~ 下吹き陣によるアンサンブル:トロンボーン・鈴木崇弘編」公演を聴きました プログラムは①フンパーディンク:歌劇「ヘンゼルとグレーテル」前奏曲(編曲:山口尚人)、②プーランク「ホルン、トランペット、トロンボーンのためのソナタ」、③クーツィール「金管四重奏曲『雲の影』~3本のホルンとテューバのための)作品136」、④ベン・ヴァン・ダイク「ワーグナーの”ニールンベルグの指輪”の音楽」、⑤ネリベル「金管三重奏曲」、⑥クレスポ「ブルックナー・エチュード」、⑦山口尚人「Three Reflections」(世界初演)です 演奏はホルン=田島小春、田中雅樹、藤田麻理絵、トランペット=杉本淳一朗、トロンボーン=奥村晃、バストロンボーン=鈴木崇弘、テューバ=佐藤和彦です

本公演のタイトルにある「下吹き陣」というのは、主にホルンの第2、第4奏者のことを指します トップ奏者を支える重要な役割です

 

     

 

本公演の仕掛け人は新日本フィル・バストロンボーン奏者の鈴木崇弘氏ですが、プレトークで約7分程度今回の公演の趣旨と簡単な曲目解説をし、演奏と演奏の間に次の曲の解説をしました プログラム上に表示された全7曲の演奏時間を合計すると約55分なので、そうでもしないと休憩を入れて約2時間の公演は間が持たないのでしょう 鈴木氏本人は演奏したりトークをしたりと獅子奮迅の活躍でしたが、個人的には曲目を絞ってトークを少なくした方が良いと思いました

最初の曲はエンゲルベルト・フンパーディンク(1854-1921)の歌劇「ヘンゼルとグレーテル」前奏曲(1891-1892)を新日本フィル副主席トロンボーン奏者・山口尚人が編曲(約5分に短縮)したものです 鈴木氏によると、フンパーディンクはワーグナーが「パルシファル」を作曲している時にアシスタントとして働いていたそうですが、演奏を聴く限り、前半はまさに「パルシファル」の影響がもろに出ています 後半は一転、タイトルの「ヘンゼルとグレーテル」の通り、メルヘンチックな曲想になります 言うまでもなく主役はホルンです。素晴らしいアンサンブルでした

2曲目はフランシス・プーランク(1899-1963)の「ホルン、トランペット、トロンボーンのためのソナタ」(1922年作曲)です 急~緩~急の3楽章から成ります。第1楽章はフランスの作曲家プーランクらしい軽妙洒脱な明るい音楽です 第2楽章は一転、ペーソスに満ちた曲想で、第3楽章になると再び明るく活気にあふれる演奏が展開します

3曲目はオランダ出身の作曲家ヤン・クーツィール(1911-2006)の「金管四重奏曲『雲の影』~3本のホルンとテューバのための)作品136」(1993年作曲)です この曲のオリジナルは2本のユーホニウムと2本のチューバのための作品です 3つの楽章から成りますが、第1楽章を聴いてヒンデミットの影響を感じました

4曲目はオランダ出身のトロンボーン奏者ベン・ヴァン・ダイク(1955~)の「ワーグナーの”ニールンベルグの指輪”の音楽」(2004年)です 周知のとおり、ワーグナーの「ニーベルングの指環」4部作(ラインの黄金、ワルキューレ、ジークフリート、神々の黄昏)は演奏時間にして約15時間かかります それをたったの6分に凝縮しようというのですから所詮無理があります。一言でいうと無謀です もちろん本作は4部作の中からエッセンスを抽出して編曲しているわけですが、あまりにも短すぎます ブラスの魅力を発揮するうえでは最適の演目だと思いますが、中途半端な印象を残します

 

     

 

プログラム後半の1曲目はチェコ出身のヴァーツラフ・ネリベル(1919-1996)の「金管三重奏曲」(1965年)です 3つの楽章から成りますが、第1楽章を聴いて同郷のヤナーチェクを思い浮かべました 第2楽章のミュート付き管楽器の演奏が冴えていました

2曲目はウルグアイ出身のエンリケ・クレスポ(1941-2020)の「ブルックナー・エチュード」(1996年)です。ブルックナーの曲をそのまま使用したのではなく、ブルックナーへのオマージュとして作曲されました。曲想は「ブルックナーあるある」的な曲想で、ブルックナー・ファンは必聴です

最後の曲は新日本フィル副主席トロンボーン奏者・山口尚人「Three Reflections」(世界初演)です まず最初に、会場いっぱいに鳴り響いたのは「祝典ファンファーレ」というべき華やかな音楽でした 中間部で佐藤和彦のチューバが素晴らしい演奏を展開しました 最後はホルン、トランペット、トロンボーン、チューバによる総力を挙げての華やかなフィナーレでした演奏後、仕掛け人・鈴木崇弘が客席で聴いていた作曲者・山口尚人を立たせ、拍手を求めました

アンコールは出演者全員で、シベリウス「交響曲第2番 ニ長調 作品43」の第4楽章「アレグロ・モデラート」のフィナーレを中心に抜粋して演奏しコンサートを締めくくりました     冷静に考えてみると、この曲は8日と9日の「すみだクラシックへの扉」公演のメイン・プログラムです    要するに彼らはこれから迎える本番プログラムの PRをしたことになります  ちゃっかりして、もとい、しっかりしています

今日は、そのシベリウスの第2交響曲がメインとなる明日と明後日の定期公演の公開リハーサルを聴きに行きます

 

     

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アンナ・ネトレプコ主演、ベルトラン・ド・ビリー指揮ウィーン国立歌劇場管弦楽団・合唱団による「トスカ」(映像)を観る ~ 2020年12月14日、ウィーン国立歌劇場で収録

2021年10月06日 07時04分15秒 | 日記

6日(水)。わが家に来てから今日で2461日目を迎え、米軍のアフガニスタン撤退をめぐりバイデン政権への批判が高まった8月、トランプ前米大統領が2024年大統領選への出馬を正式に表明する考えを周囲に話し始めたが、複数の側近の説得で諦めた  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     3年後の選挙に出馬表明しても  脱税などの訴訟で負けて収監されたらどうする?

 

         

 

昨日、夕食に「サーモントラウトの西京漬け焼き」「冷奴しらす乗せ」「舞茸の味噌汁」を作り、「刺身の切り落とし」と一緒にいただきました サーモントラウトって鮭なの?鱒なの? いつも分からないまま食べています

 

     

 

         

 

昨日、新宿ピカデリーでウィーン国立歌劇場のプッチーニの歌劇「トスカ」を観ました これは2020年12月14日にウィーン国立歌劇場で収録されたオペラの映像(132分・イタリア語)です 出演はトスカ=アンナ・ネトレプコ、カヴアラドッシ=ユシフ・エイヴァソフ、スカルピア=ウォルフガング・コッホほか。管弦楽・合唱=ウィーン国立歌劇場管弦楽団・合唱団、指揮=ベルトラン・ド・ビリー、演出=マルガレーテ・ヴァルマンです

 

     

 

時は1800年6月。オーストリア支配下のローマ共和国の画家カヴァラドッシは、脱獄した友人アンジェロッティを匿った罪で捕らえられる トスカを我が物にしようと狙う警視総監スカルピアは、トスカの面前で恋人カヴァラドッシを拷問し、命を救う代償として体を要求する トスカは取引に応じ、カヴァラドッシを形だけの死刑とする約束を取り付け、出国許可証を手にするが、偶然手にしたナイフでスカルピアを刺し殺す 明け方、見せかけのはずの絞首刑が執行されるが、カヴァラドッシは本当に銃殺されて死んでしまう 失望したトスカは「おお、スカルピア、神様の御前で!」と叫び城の上から身を躍らせる

 

     

 

ベルトラン・ド・ビリーが登場しオーケストラ・ピットに入りますが、拍手は起きません 収録月日からも分かるように、新型コロナ禍の影響を受けて、この公演は無観客で収録されています 舞台美術は演出第一主義の舞台造りだったりすると吐き気を催しますが、マルガレーテ・ヴァルマンの舞台は極めてオーソドックスな古典的ともいえるもので、安心感があります 登場人物の衣装も同様です

ビリーがタクトを下した瞬間からオケはとてつもない集中力を発揮します トスカの悲劇を物語るかのような衝撃的な演奏を展開します

誰よりもヒロインのトスカを歌ったアンナ・ネトレプコが素晴らしい ご一緒したKiriokaさんは「ネトレプコは美人だから歌が映える 喉がしっかり開いていますね。ストーリーは知っているのに、”歌に生き、愛に生き”などのアリアでは思わず感情移入してしまいました」と語っていました。Kiriokaさんの場合はどんなオペラでも感情移入が激しいと思います また、スカルピアを歌ったウォルフガング・コッホにつては「あれほど憎らしく演じると、いかにも狡猾なスカルピアという感じがします」と語っていましたが、私もこれまで観てきたどの歌手よりもスカルピアらしい憎たらしさが出ていたと思います 私は第1幕の終わりで合唱が「テ・デウム」を歌う中、スカルピアが歌う「行け、トスカ」が大好きですが、圧倒的な歌唱力でした

カヴァラドッシを歌ったユシフ・エイヴァソフは実生活の上ではネトレプコの夫ですが、線が細いと思うものの、「星は光りぬ」「妙なる調和」をはじめ、トスカとの二重唱など見事な歌唱力で歌い上げていました

演出上で一つだけ分かりにくかったのは、スカルピアが部下のスポレッタにカヴァラドッシの処刑方法について「パルミエ伯爵の時のように見せかけの方法で」と指示、それに従って兵士たちがカヴァラドッシを銃殺するシーンです カヴァラドッシは本当に撃たれて死んでしまうのですが、今回の公演の演出では「見せかけの方法」の意味が分からないのです 新国立オペラの公演やMETライブビューイングの公演では、銃殺した後、兵士がカヴァラドッシに剣でトドメを刺そうとするのをスポレッタが押し止める演出になっていました つまり、「通常の処刑は銃殺した後にトドメを刺すのだが、パルミエリ伯爵の場合はトドメを刺さない」ということなのです。結局、トスカは「パルミエリ伯爵の時の方法」を「空砲を撃って銃殺したように見せかける」と勝手に解釈してカヴァラドッシを安心させたわけですが、スカルピアにまんまと騙されたのです

歌手陣に加え、ウィーン国立歌劇場管弦楽団(実質ウィーン・フィル)の演奏が素晴らしかった 「トスカ」は同歌劇場では1958年以来、600回以上繰り返し上演されてきたそうですが、それだけの歴史と伝統があるからこそ、無観客でも質の高い公演ができるのだと思います

 

     

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飯守泰次郎 ✕ 新交響楽団のブルックナー「第3交響曲」他のチケットを取る / フロリアン・ゼレール監督「ファーザー」を観る ~ アンソニー・ホプキンス主演により認知症老人の現実と幻想の世界を描く

2021年10月05日 06時58分42秒 | 日記

5日(火)。一昨日の夜、新しいプリンターが届いたので、昨日パソコンにつなぎ初期設定をしました ダウンロード方法についてのCDロムが付属していたので比較的簡単にできました。これで印刷もコピーも出来るので一安心です

昨日の朝日朝刊 社会面に「弦楽器製作の国際コンクール  根本さんが優勝 アントニオ・ストラディバリ記念 日本人は39年ぶり」という見出しの記事が載っていました 超訳すると、

「弦楽器の聖地とされる北イタリアのクレモナ市で9月22日、3年に1度の『国際弦楽器製作コンクール(アントニオ・ストラディバリ記念製作コンクール)』が開かれ、チェロ部門に参加した千葉県出身、クレモナ在住の根本和音さん(30)が優勝した 日本人の優勝は1982年の園田信博さん以来39年ぶり。ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスの4部門があり、木工やニスの美しさ、弾きやすさ、音色などを製作者5人、演奏家5人の計10人が審査した。根本さんは中学卒業と同時にクレモナに渡り、国立弦楽器製作学校を経て修行を重ねた チェロ部門では永石勇人さんが第3位に入賞し、ヴァイオリン部門では高橋明さんが特別賞に選ばれた

演奏家だけでなく、楽器製造の分野においても日本人の活躍は目覚ましいものがありますね 中学卒業と同時にイタリアに渡ってから30歳で優勝したということは、たった15年間の学びと修行で優勝を勝ち取ったことになります 生まれ持った才能と努力の賜物でしょう 今から200年後になっても彼の作ったチェロが世界のどこかで現役で活躍していることを祈るばかりです

ということで、わが家に来てから今日で2460日目を迎え、中国では9月の新年度から、中国共産党の習近平総書記(国家主席)の政治理念を学ぶ授業を小学校から大学まで必修化し、高校までは教科書「習近平の新時代の中国の特色ある社会主義思想学生読本」を作り、小学生向けの教科書では、周氏を「周おじいさん」と呼び、親しみのあるリーダーとして描いている  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     ヒトラーもスターリンも完遂できなかった 習近平完全独裁体制を築こうとしている

 

         

 

昨日、夕食に「ポークカレー」と「生野菜とアボカドのサラダ」を作りました カレーは久しぶりですが、たまに食べたくなります

 

     

 

         

 

新交響楽団から10月31日(日)午後2時から東京芸術劇場で開かれる第255回演奏会の通知が届きました プログラムは①ワーグナー:歌劇「リエンツィ」序曲、②同:歌劇「タンホイザー」序曲、③ブルックナー「交響曲第3番ニ短調」です 指揮は飯守泰次郎。これは聴くっきゃないでしょう

 

     

 

         

 

ギンレイホールでフロリアン・ゼレール監督による2020年製作イギリス・フランス合作映画「ファーザー」(97分)を観ました

ロンドンで一人暮らしを送る81歳のアンソニー(アンソニー・ホプキンス)は認知症の症状が現れ始めていたが、娘のアン(オリヴィア・コールマン)が手配するヘルパーとトラブルを起こしてしまう そんな中、アンから新しい恋人とパリと暮らすと告げられショックを受ける しかし、次の瞬間 見知らぬ男がアンソニーの自宅に突然現れ「アンと結婚して10年になる」と語る この男は誰か?  なぜ彼はここが自分とアンの家だと主張するのか?  ひょっとして財産を奪う気か?  そして、アンソニーのもう一人の娘ルーシーを最近見ないがどこに消えたのか?  現実と幻想の境界が崩れていく中、自分はいったい何者か? と疑心暗鬼になっていく

 

     

 

【以下、ネタバレ注意】

この映画は、認知症による記憶と時間の混乱をアンソニーとともに体験するという視点で進行します 娘のアンは独身なのか、一度結婚したが別れたのか、結婚してパリに行ったのか、誰かと結婚して今はアンソニーと一緒に3人で住んでいるのか・・・・どこまでが現実で、どこからが幻想の世界なのか、分からなくなってきます

一つはっきりしているのは、下の娘ルーシーは交通事故で死去しているということです アンソニーはそれさえ忘れています。というより、事実を認めたくないという強い気持ちが記憶を書き換えているのだと思います

すごいと思うのは「羊たちの沈黙」でアカデミー賞を受賞したアンソニー・ホプキンスの演技です。彼にかかると認知症がリアルに迫ってきます

さて音楽です 物語の前半でアンソニーがラジオから流れてくる音楽に耳を傾けているシーンで使われていたのはベッリーニの歌劇「ノルマ」第1幕で歌われるノルマのカヴァティーナ「Casta  Diva(清らかな女神よ)」です この曲は、ローマ帝国の支配に反乱を企てているガリア人たちが勝利の祈りを捧げる中で、密かにローマの将軍を恋人とするドルイド教の尼僧長のノルマが、月の女神に平安を祈るカヴァティーナです   歌っていたのはマリア・カラスです。マリア・カラスだけは声を聴いただけで判ります

物語の全般にわたって何度か流れていた音楽はガエターノ・ドニゼッティの歌劇「愛の妙薬」第2幕で、愛の薬を買う金を得るために兵隊になったと聞き、アディーナが目に涙を浮かべたのを盗み見た村の純情なネモリーノが彼女の愛を確信して歌うアリア「人知れぬ涙」です 歌詞は次の通りです

 あの女(ひと)の眼に密かに浮かぶ涙

 色めき立つ娘たちを羨んでいるようだった

 僕はこれ以上何を求めようか

 僕には分かる あの女(ひと)は僕を愛しているのだ

何度かこの音楽が使われていることを考えると、ゼレール監督はこの曲に意味を持たせているのではないかと思います 歌詞でいう「あの女(ひと)」は アンかも知れないし、死んだ ルーシーかも知れないし、映画のラストを観る限りではアンソニーの母親かも知れません

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リー・アイザック・チョン監督「ミナリ」を観る ~ 農業で成功を夢見る韓国系移民一家のファミリー・ストーリー:毒舌で破天荒な祖母がポイント ~ ギンレイホール

2021年10月04日 07時10分33秒 | 日記

4日(月)。わが家に来てから今日で2459日目を迎え、日本の賃金はアベノミクス以前はOECDの中で第5位だったが、その後日本の技術革新が進まず、株価が上昇した反面 第30位に転落した  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     アベノミクスで いかに企業が内部留保を高め 労働者の賃金が抑えられたかが判る

 

         

 

昨日、ギンレイホールでリー・アイザック・チョン監督による2020年製作アメリカ映画「ミナリ」(116分)を観ました

時は1980年代のアメリカ。農業で成功することを夢見る韓国系移民のジェイコブ(スティーブン・ユァン)は、アーカンソー州の高原に家族とともに引っ越してきた 荒れた土地とボロボロのトレーラーハウスを見た妻のモニカ(ハン・イェリ)は、いつまでも心は少年の夫の冒険に危険な匂いを感じるが、しっかり者の長女アンと生まれつき心臓が悪いが好奇心旺盛な弟のデビッドは、新しい土地に希望を見つけていく まもなく毒舌で花札が大好きという破天荒な祖母スンジャ(ユン・ヨジョン)も加わり、デビッドと一風変わった絆を結ぶ しかし、水が干上がり、作物は売れず、追い詰められた一家に、思いもしない事態が立ち上がる

 

     

     

【以下、ネタバレ注意】

本作は1980年代のアメリカ南部を舞台に、韓国出身の移民一家が理不尽な運命に翻弄されながらも たくましく生きる姿を描いたファミリー・ストーリーです

ミナリとは「セリ」のことです    公式サイトによると「たくましく地に根を張り、2度目の旬が最も美味しいことから、子供世代の幸せのために親の世代が懸命に生きるという意味が込められている」とのこと    ポイントはモニカの母スンジャにあります。孫のデビッドから「おばあさんらしくない」と言われる破天荒なスンジャは子供たちを山の奥に連れて行き、小さな川の畔に生い茂っているミナリを発見します それを見たスンジャはミナリを栽培して大きく育てようと決意します

ジェイコブは苦労して開墾した畑でとれた野菜をやっと出荷するところまで漕ぎつけますが、一家の留守中にスンジャが庭で不要物を焼却しているときに、不注意で火が野菜を収容した納屋に燃え移り全焼してしまいます 希望を失ったジェイコブでしたが、川の畔でたくましく育ったミナリを見て「これはおばあちゃんの手柄だ」と言います スンジャは次の世代にミナリを託したのです このラストシーンは、ジェイコブがこれからも諦めることなく野菜を栽培し、ミナリを収穫し、アメリカの土地で成功していくことを確信させます その意味で、この映画は韓国型アメリカン・ドリーム物語と言えます

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