本塁打王で人気歌手・俳優、謎の東洋人「サリー中村」とは何者か

2021年02月08日 12時36分01秒 | 社会・文化・政治・経済

本紙記事が縁で評伝刊行

本塁打王で人気歌手・俳優、謎の東洋人「サリー中村」とは何者か 本紙記事が縁で評伝刊行
2021.1.31 07:00


寺島優著「占領下のエンタテイナー」(草思社)

「サリー中村」の愛称で激動の時代を駆け抜けた日系カナダ人2世の歌手・俳優、中村哲(さとし)の生涯を振り返る評伝「占領下のエンタテイナー」(草思社)が刊行された。若かりし頃はカナダの野球チーム「バンクーバー朝日軍」の本塁打王、戦後は進駐軍キャンプの人気歌手。「怪しげな東洋人」役で多くの国際映画にも出演し、三船敏郎やアラン・ドロンとも共演した。評伝を手掛けたのは、中村の長男であるマンガ原作者、寺島優さん(71)。執筆のきっかけは、約30年前の産経新聞の取材だったという。(文化部 本間英士)

多芸多才の人

 ご年配の読者の中には、名前は知らずとも顔に見覚えがある…という方もおられるだろう。まず、多芸多才の人であった中村の経歴をざっと振り返りたい。

 明治41年、日本からカナダに移住した両親の下、バンクーバーで生まれた。戦前はバンクーバー朝日軍の主軸打者として活躍。歌手を夢見て来日したものの、先の大戦の勃発によりカナダに帰国できなくなり、映画の世界に飛び込む。

 戦後は得意の英語力を生かし、占領下の日本で進駐軍キャンプの人気歌手として活躍。俳優としても多くの国際合作映画に出演。「蝶々夫人」(昭和30年)や「レッド・サン」(46年)などのビッグタイトルからB級映画に至るまで数多くの作品に登場した。

 「お父さんの人生は本当に興味深いものがありますね。息子さんが評伝を書いたら、面白いんじゃないですか?」

 平成4年8月、東京都練馬区で開かれた中村の葬儀。寺島さんは、当時自衛隊から研修生として産経新聞に来ていた森山尚直さん(61)から、こう声をかけられた。


 「当時、父に尊敬の念はなく、ましてや評伝なんて考えてもいなかった。それが、森山さんの言葉を受けて父の遺品のスクラップを見てみると、台本の表紙や写真、新聞記事がびっしりと貼られていて、しかも共演者はナット・キング・コール(米ジャズシンガー)ら芸能史に残る人たちばかり。驚きました」

財津一郎さんらに取材

 父の足跡をたどりたい-。こう考えた寺島さんはカナダに飛び、戦前の日系カナダ人社会を知る人々に取材。歌手の石井好子さんや俳優の財津一郎さんら多くの芸能人にも話を聞き、「テッちゃんの息子なら」と歓迎された。取材を重ねるうち、父の印象が大きく変わったという。

 「僕は父が42歳のときの子供。歌手としての全盛期を知らず、母の影響もあり父のことを『怠け者』だと思っていました。それが皆さんからお話を聞くうちに、父は本当に好きでやっていた仕事なのだな、と考えを改めました。本当の父を理解していなかったのでしょう」


 ただし、寺島さんも本業であるマンガやアニメの仕事が忙しく、出版までに25年を超える時を要した。

 「この間に鬼籍に入られた方も多く、申し訳なく思っています。ただ、この四半世紀超の間に、朝日軍が映画『バンクーバーの朝日』(平成26年)などで再評価されるようになった。(同球団で本塁打王を獲得した)父のエピソードが一つ増えました」

ご縁に感謝

 本書は中村の人生ドラマに加え、戦前の日系人差別・強制収容やGHQ(連合国軍総司令部)占領下の空気感など多種多様な要素を盛り込んでおり、読んでいて興味深い。

 昭和24年生まれの寺島さんは、東宝宣伝部に勤めた後、マンガ原作者に転身。アニメ「それいけ!アンパンマン」の脚本も執筆し、「バイバイキ~ン!」「元気100倍!アンパンマン」などの決めぜりふも創案したという。さまざまな経験を重ねた寺島さんの視点は、戦後日本の芸能史を振り返るうえでも貴重な論考を支えている。

 「父はそれほど名が知られていない。最後まで読者に読んでもらえる構成にしよう、と思いました」


 平成4年の中村の葬儀翌日、本紙「葬送」欄に中村の生涯を振り返る記事を掲載した森山さんは、「中村さんの人生そのものが波瀾(はらん)万丈で、私自身感動した」と振り返る。その上で「あの時の出会いが(約30年後に)本になるなんて取材当時は全く考えていませんでしたが、歴史の一瞬に立ち会えた気がして光栄です。ご縁を感じております」と感慨深げに話した。

 寺島さんは父譲りのよく響く低音の声でこう語った。

 「この本を書くことで、以前は誤解していた父のことを理解することができた。書くきっかけをくれた森山さんに感謝していますし、新聞が出会いを結び付けてくれたと思います」

 なかむら・さとし 明治41年、カナダ・バンクーバー出身の日系カナダ人2世。当地で声楽を学び、来日翌年の昭和16年にオペラ歌手としてデビュー。17年からは俳優としての活動も始めた。戦後は進駐軍クラブで人気を博す一方、「レッド・サン」など多くの国際合作映画にも出演した。46年、日本国籍を取得。平成4年、83歳で死去。

 

 

 

 

寺島優著「占領下のエンタテイナー」(草思社)

心は自由自在なのだ

2021年02月08日 12時22分57秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▽新しき前進 新しいエネルギー
そのためには、何が必要か。
「何かに動く」ことである。
「何かを始める」ことである。
「何かのドラマをつくる」ことだ。
それしか方法はない。
それをやったところが勝つ。
▽すぐに悲観し、弱気になるのは、「弱い生命」だからだ。
朗らかな出来事がなければ、自分でつくればいい。
希望がなければ、自分で希望をつくればいい。
心は自由自在なのだ。
▽激動の時代になればなるほど、一人一人が、いよいよ力をつけることである。
いよいよ強くなることである。
自分も勝つ。
そして皆も勝つ。


夢は二つ以上持ってください

2021年02月08日 11時33分52秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▽一人は一人ではない。
ただ一人に留まることはない。
人間に具わる無限の可能性を信じ抜ぬく励ましに、人は<私は価値のある人間だ>と少しづつ自分を認めることができるようになる。
▽一人一人が自身の力を発揮すれば、世界を平和の方向に導いていける。
▽夢は二つ以上持ってください。一つの夢が破れても挫折しないように―漫画家・手塚治虫
▽夢は与えられるものではありません。
自分の好きなこと、興味のあることから見つけだすものです。
いろいろなことに挑戦していけば、自分の「夢のつばさ」を大きく広げることができるのです。
▽試練の時だからこそ「何があっても、そこから価値を創造していく「智慧」を光らせ、どこまでも一人の人間を大切にする。


2度わいせつ事件等で逮捕され釈放後…歩いていた30歳女性に抱きついてわいせつ行為か 45歳男逮捕

2021年02月08日 11時33分52秒 | 事件・事故

2/5(金) 21:12配信

東海テレビ

名古屋市西区で歩いていた女性にわいせつな行為をしたとして、45歳の男が逮捕されました。男は去年、同様の事件で2度逮捕され、その後釈放されていました。

 警察によりますと、逮捕されたのは名古屋市西区のアルバイト・有田一城容疑者(45)で1月28日の夜、西区の路上で、歩いていた女性(30)に抱きついて身体を触るなどした強制わいせつの疑いが持たれています。

 調べに対し有田容疑者は容疑を認めています。

 有田容疑者は去年11月と12月にも、西区内での強制わいせつ事件などで逮捕されましたが、その後釈放されていました。

 一方で西区内では、有田容疑者の釈放後に同様の手口のわいせつ事件が数件起きていて、警察が関連を調べています。

【関連記事】


夜道で後ろから近づき…17歳少女の口ふさぎわいせつ行為の疑い 24歳男逮捕 2日前も別の女性に犯行か

2021年02月08日 11時32分29秒 | 事件・事故

2/6(土) 22:35配信

東海テレビ

愛知県警岡崎署

 愛知県岡崎市で今年1月、面識のない17歳の少女に夜道で後ろから近付き、体を触るなどのわいせつな行為をしたなどとして24歳の男が逮捕されました。

 逮捕されたのは安城市の自称会社員・近藤大斗容疑者(24)です。

 1月28日午後10時ごろ、岡崎市内の路上を歩いていた17歳の少女に後ろから近づき、少女の口を手で塞いだうえ体を触るなどした強制わいせつの疑いが持たれています。

 近藤容疑者は、2日前の26日午後10時過ぎにも岡崎市内の路上を歩いていた24歳の女性に同じように近づき、口を手で塞ぐ暴行を加えた疑いでも逮捕されていて、いずれの事件についても容疑を認めています。

 警察によりますと、それぞれの現場近くにある複数の防犯カメラの映像から近藤容疑者を特定したということで、警察が余罪を追及しています。

【関連記事】


電車内で女性の体触る、容疑で大阪市職員逮捕

2021年02月08日 11時12分21秒 | 事件・事故

2/3(水) 11:17配信

産経新聞

電車内で女性の体を触ったとして、京都府警下鴨署は2日、府迷惑行為等防止条例違反の疑いで、大阪市行政委員会事務局担当係長、室(むろ)尚樹容疑者(46)=京都市伏見区桃山町泰長老(たいちょうろう)=を現行犯逮捕した。「今は何も話したくない」と供述しているという。

 逮捕容疑は2日午後7時20~35分ごろ、京阪本線中書島-出町柳間を走行中の電車内で、同市内の女性(24)の胸を触ったとしている。

 府警によると、2人は座席に並んで座っていたという。終点の出町柳駅で女性が駅員に被害を伝え、駅員が身柄を確保した。

【関連記事】


市職員、電車内で女性の下半身10回触る

2021年02月08日 10時56分21秒 | 医科・歯科・介護

2/8(月) 7:53配信

読売新聞オンライン
 電車内で痴漢をしたとして、仙台市は5日、同市職員の男性主事(26)を懲戒免職とした。

 発表によると、主事は昨年11月頃から12月18日までの間、通勤途中の電車内で女性の下半身を計約10回触った。市の聞き取りに対し、痴漢行為を認めたという。

 主事は12月18日、仙台東署に県迷惑防止条例違反(痴漢)容疑で現行犯逮捕されていた。

【関連記事】


茨城2病院でクラスターか 患者や医療従事者、コロナ感染 県内死者78人に

2021年02月08日 10時56分21秒 | 医科・歯科・介護

2/8(月) 10:08配信

毎日新聞

茨城県と水戸市は7日、新たに50人の新型コロナウイルス感染を確認し、70~80代の男女3人が死亡したと発表した。また、県内の2病院で入院患者や医療従事者の感染が相次ぎ、県はクラスター(感染者集団)が発生した可能性があると明らかにした。県内の感染者は累計5142人、死者は78人となった。

【正しいマスクの捨て方って?】

 県によると、7日までに、東海村の病院で患者4人と医療従事者5人の計9人、県内の別の病院でも患者7人と医療従事者5人の計12人の感染を確認した。いずれも同じ病棟に入院する患者と同病棟に勤務する医療従事者で、県は両病院でクラスターが発生した可能性を「否定できない」としている。ただ、県内の医療体制に影響があるとの報告は同日現在ないという。

 また那珂市の病院では新たに患者2人と医療従事者1人の感染を確認、同院での感染者は計32人となった。これまで12人の感染が判明している古河市の老人ホームでも新たに利用者5人と職員2人の感染が確認された。【川島一輝】

 

【関連記事】


センス・オブ・ワンダーを探して ~生命のささやきに耳を澄ます

2021年02月08日 10時07分36秒 | 社会・文化・政治・経済

センス・オブ・ワンダーを探して ~生命のささやきに耳を澄ます 

阿川 佐和子 (著), 福岡 伸一 (著)

動的平衡の福岡ハカセと対談の名手アガワが、子供時代のかけがえのない出会いと命と世界の不思議を語る。発見に満ちた極上の対話!


コロナ禍を機に私たちは、人とのつながりを見つめ直し、地球環境との共生のあり方を改めて考えるようになった。
ウイルスに対いて「正しく畏れる」ことが大切だ。
「畏れる」とは、自然に対する畏敬という時の「畏れ」だ。
これは「畏れる感性」という意味で、もともとは、「沈黙の春」等の著者のアメリカの生物学者・レイチェル・カーソンが最後に表した本のタイトルでもあった。

新しい時代の生命哲学

生命は「動的平衡」の流れで、絶えず自ら変わり続ける。

内容(「BOOK」データベースより)

生命の美しさに心を奪われ、生物学者を志したもと昆虫少年・福岡ハカセと、少女の頃に出合った物語の主人公たちの不思議な冒険に憧れたアガワ。生物学者とインタビューの名手が語り合うその向こうに、かつて確かに感じた喜びと驚き、畏怖と憧憬、世界を生き生きと受け止めるために不可欠な視点が浮かび上がる。生命、生と死、動的平衡、遺伝子の話から文明論まで、大人のセンス・オブ・ワンダーと出合い直すための発見と共感と刺激に満ちた一冊!

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

福岡/伸一
生物学者。1959年東京都生まれ。京都大学卒。米国ハーバード大学医学部研究員、京都大学助教授などを経て、青山学院大学教授・米国ロックフェラー大学客員教授。2007年出版の『生物と無生物のあいだ』はサントリー学芸賞、中央公論新書大賞を受賞、ベストセラーとなる

阿川/佐和子
1953年東京都生まれ。作家・エッセイスト・インタビュアー。『ああ言えばこう食う』(檀ふみ氏との共著)で講談社エッセイ賞、『ウメ子』で坪田譲治文学賞、『婚約のあとで』で島清恋愛文学賞を受賞。「週刊文春」の連載対談などにより、2014年、菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
 
 
美しいもの、未知なもの、神秘的なものに目をみはる感性(センス・オブ・ワンダー)、レイチェル・カーソンの”沈黙の春”も思い出しながら、福岡氏と阿川氏の対談は新たな洞察力と思考を導き出してくれる感動の一冊!
 
 
大好きな阿川さんと福岡先生の対談本。話題は内容によっては結構難しい話なのでしょうが、本当に対談を聞いているような感じで読破できます。頭のいい方々の会話は心地よいものです。
 
 
公正で公平な大人との出会い・・・・
自分は子どもとの接点で公正でフェアーでいられたか?
仕事や大人の論理で、子どもの芽を摘むことばかりしていたことに気づかされます。
耳の痛いお話です。

部分を超えて全体を把握するための、膨大な読書量には頭がさがります。
 
 
 
最後まで飽きない対談集。主内容は動的平衡、生物学のあり方、文化・文明論等。阿川つっこみが楽しくて笑える。センス・オブ・ワンダーは第1章とあとがきに登場。
 
 
 
阿川さんと福岡先生の対談なので、とても読みやすく、面白かったです!所々難しい話もあるのですが、福岡先生の話し方と阿川さんの聞き方が上手いので、理解していなくてもわかったつもりで読めます(笑)また、話の内容が多岐にわたるので、誰が読んでもどこかはストライクゾーンに触れると思います。
子どもと大人の関わり方、フェルメール、生物、科学の発展、村上春樹、生命とは、絵本、進化論と創造論…どれかに興味があれば楽しく読める本だと思います。
 
 
 
福岡ハカセの著書に書いてあることが、網羅的に書かれています。
福岡ハカセの知識入門書といったらよいでしょうか。
詳細を知りたければそれぞれの本を読むと理解が深まります。
阿川さんの良さがそんなに出ていなかったような気もします。
ただどちらも控えめな感じが良いですね。
 
 
 
福岡伸一と阿川佐和子さんの対話のみ。
対話だからか、福岡伸一さんの仰っていることがとても分かり易い。
難しく言うこともできそうな内容ですが
科学ど素人の私にも分かりやすく、すらすら頭に入ってきます。
読んでいて、私もその場にいるかのような気分になりました。
 
 
 
子どもの頃の感性が残ってたらいいのになと思いながら読み進めました。ちょっと心が若返ったような気がしました
 
 

 


センス・オブ・ワンダー

2021年02月08日 10時07分36秒 | 社会・文化・政治・経済

センス・オブ・ワンダー

レイチェル・L. カーソン (著)

商品説明

   化学薬品による環境汚染にいち早く警鐘を鳴らした書として、いまも多くの人々に読み継がれている名著がある。『沈黙の春』だ。その著者レイチェル・カーソンの遺作として、彼女の友人たちによって出版されたのが本書である。

   本書で描かれているのは、レイチェルが毎年、夏の数か月を過ごしたメーン州の海岸と森である。その美しい海岸と森を、彼女は彼女の姪の息子である幼いロジャーと探索し、雨を吸い込んだ地衣類の感触を楽しみ、星空を眺め、鳥の声や風の音に耳をすませた。その情景とそれら自然にふれたロジャーの反応を、詩情豊かな筆致でつづっている。鳥の渡りや潮の満ち干、春を待つ固いつぼみが持つ美と神秘、そして、自然が繰り返すリフレインが、いかに私たちを癒してくれるのかを、レイチェルは静かにやさしく語りかけている。

   そして、レイチェルが最も伝えたかったのは、すべての子どもが生まれながらに持っている「センス・オブ・ワンダー」、つまり「神秘さや不思議さに目を見はる感性」を、いつまでも失わないでほしいという願いだった。そのために必要なことは、「わたしたちが住んでいる世界のよろこび、感激、神秘などを子どもといっしょに再発見し、感動を分かち合ってくれる大人が、すくなくともひとり、そばにいる」ことだという。本文中に挿入されているメーン州の海辺、森、植物などをとらえた写真も美しい。『沈黙の春』と同様、読者の魂を揺さぶらずにはおかない1冊である。(清水英孝)

内容(「BOOK」データベースより)

子どもたちへの一番大切な贈りもの。美しいもの、未知なもの、神秘的なものに目を見はる感性「センス・オブ・ワンダー」を育むために、子どもと一緒に自然を探検し、発見の喜びに胸をときめかせる。
 
 
岡山の田舎で生まれ育った私が東京に嫁ぎ、二児の母になりました。今は8歳と5歳の息子たち。

日々限られた自然の中に虫を探し、草花を摘み、空を見上げ、夕焼けがきれいだと子供達と一緒にはしゃぐ。私の大好きな時です。でもふと気がつくと、あれ?こんな事をしているママは私だけかな…と寂しく、恥ずかしくなった事がありました。「変わった人」と思われているのかなと。

でもこの本に出会い、「変わっている」かもしれないけど、間違いでは無いと思えました。

レイチェル・カーソン、ありがとう!あなたの言葉は私の中で生き続けます。子供達の心の中の小道となりますようにと、あなたの言葉を借りて私も願います。

今日は満月でした。電気を消し、顔を月光に照らし「明るいね」と子供達と顔を見あっこして眠りました。
これからも「変わったママ」でいきます。
 
 
1時間以内に一揆読みしました。
この本を自分が子育て真っ只中に出会いたかったなと思いました。
本来、人間に備わっている動物的・植物的感性が大勢の人間との接触や、社会進出などにより、ルールや権力に従わざるを得ない状況となり、みすぼらしい感性になっていく自分をもう一度、豊かな感性に戻してみたいと思わせるような本でした。
取りあえず、手当たり次第にレイチェル・カーソンさんの本を読もうと思います。
この本の振動を心の奥から感じ取れた本です。本からの振動なんて珍しいと思いました。
最高な本をありがとう。
そしてまた、予定よりも早く送って下さったアマゾンさん、美しい保管の仕方で渡してくださいましたバリューブックスさまありがとうございました。
 
 
「沈黙の春」の著者として有名な海洋生物学者レイチェル・カーソンからの贈り物。彼女の別荘に赤ん坊の頃から遊びに来ていた甥を連れ、嵐の夜に海辺を散策したり、星空を眺めたり、森を探検したりする様子が、静かに淡々と、しかし詩情豊かに語られます。彼女の残された時間の中で、小さな甥に伝えたかったこと、センス・オブ・ワンダー。それは、せわしない現代に生きる我々への、宝石のような贈り物でもあります。この本を読むと、子供の頃の素直な心に立ち返り、自然に対して静かに耳を傾けたくなります。日常とは少し違った世界が見えてくるでしょう。
 
 
正月にアンリンドバーグの「海からの贈物」を読んだが、それに続いた読書となった。本書
は、レイチェルカーソンという高名な女性が、やはり海沿いに一時期住んで、そこの風物を
想いを込めて書いた一冊である。訳者のあとがきによると、著者は既に癌で余命が無いこと
を分かりながら本書を書いたらしい。

 著者は以下のように言っている。

 「子どもたちがであう事実のひとつひとつが、やがて知識や知恵を生みだす種子だとしたら
さまざまな情緒やゆたかな感受性は、この種子をはぐくむ肥沃な土壌です」

 そうして、その情緒や感受性を育てるために、常にセンス・オブ・ワンダーの重要性を
説き、その一つの例として、まだ赤ん坊であった著者の甥を連れて海辺の自然と触れ合った
ことを描き出している。
 
 考えてみると、「知識」と「知恵」に追いまくられているのが今の僕らかもしれない。とりわけ、
知識=情報の量が飛躍的に増大する中で、それらを吸収し、その上で「知恵」まで要求される
という姿は誰の背中にも染みついている気がする。

 そんな頭でっかちになりがちな僕らの足元はどうなのか。脚の筋肉はしっかりとついている
のか。そう考えると覚束ない気もしないでもない。それに対して著者は「情緒」と「感受性」の
こそが、脚の筋力だと言っている。僕にとっては、その言葉には反省させられるものが有った。

 雨が降ってきたら敢えて一人で林や海辺を散歩してみる。そんな酔狂はとんとしなく
なっている。思い出すのは子供の頃に夕立が来た際に、わざとずぶぬれで歩いたことだ。
雨の強さ、香り、音を感じることは楽しかった。あれこそがセンス・オブ・ワンダー
あったのだなと今気が付いたところだ。
 
 
 
まず情景描写で泣きます。
波の音も、森の無音も、風の匂いも全部その場にいるように脳内再生されます。

学校や親に勉強を強いられて大切なものを学ばなかった人も、泣けます。
まだ間に合います。
心の赴くままに、自然観察に出かけましょう。
ただそれだけを推奨している本ですよ。

文庫本となって再版されることを祈ります。
 
 
1965年に出版され、
いまも世界中で読み継がれている
レイチェル・カーソンのラストメッセージ。

「地球の美しさについて深く思いをめぐらせる人は、
生命の終わりの瞬間まで、
生き生きとした精神力を
たもちつづけることができるでしょう。

鳥の渡り、潮の満ち干、春を待つ固い蕾のなかには、
それ自体の美しさと同時に
象徴的な美と神秘が隠されています。
自然がくりかえすリフレインーーー
夜の次に朝がきて、冬が去れば春になるという確かさーーー
のなかには、かぎりなくわたしたちを
いやしてくれるなにかがあるのです」

カーソンが、死の間際に
命を削って遺してくれた
魂の言葉に救われる。
 
 
「沈黙の春」で有名なレイチェルカーソンが、生前最後に書き残した「The sense of wonder」の日本語訳版。

平易且つ綺麗な日本語で、静かに、それでいて壮大に描かれています。
景色を見せ、音や匂いを感じさせるのに、難しい言葉は必要ないんだということを改めて実感させられました。

読み始めてしまえばものの数十分で読み終わってしまいますが、読んでいる間も、そして読み終わった後も、ドキドキが止まりませんでした。
読み終えた直後、外に飛び出して鈴虫の音色に耳を傾けました。あんな時間は久々だったなぁ。。

これまで身の回りに溢れていた素敵、不思議、命に対して注意を払ってこなかったことへの焦りや絶望と共に、これから素晴らしい世界に飛び込んでいけそうだという予感、希望を与えてくれます。

この薄い本を読み終わる頃には、読む前とはまるで違った世界が広がっています。
この気持ちを忘れないようにしたい。そしていつか子どもが出来たら、その冒険の芽を摘むことなく、同じ目線で世界の神秘を楽しみたいと思います。

原著の英文や写真も美しいと聞いたので、そちらも読んでみるつもりです。
 
 
詩情に満ちた静かな語り口の本ですが、強いメッセージを感じました。

自然の大切さを伝える(地球環境を守る)には、親が色々な「知識」を持っていて、「教え」なきゃいけないと難しく考えていましたが、そうではなく、
子どもと一緒に自然の不思議に驚き、感激する、ただそれだけで実はよいのだと気づき、自分にもどうにかできそうだと勇気をもらいました。
そして、そのこと…人間を超えた存在を認め、畏れ、驚嘆する感性を育むこと…が、何かあった時に自分の心を救い、生きる力に繋がるということも、
この本から学び得たことです

”「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではない”というフレーズ、印象的でした。

この作品は、著者の死によって未完のまま友人らの手により本になったそうですが、この作品に託された著者の思いを受け止め、どう行動するのか…
次の世代にも、著者の言うセンス・オブ・ワンダーを絶やすことなく繋げなければいけないように感じました。
 
 
 

どんな人も「存在することに意味がある」

2021年02月08日 09時30分35秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▽強き意志のあるところ、夢は実現する。
▽どんなきっかけでもいいから「知る」ことから始めてほしい。
遠く離れた場所でのことで「関係ない」と思わないでほしい。
▽人権や平和を難しく考える必要はありません。気付いたこと、胸を痛めることがあったら、発信したり、人に話したりして「声に出すこと」です。
▽地球という一つの命。
自然が嫌う極端なことをしてきたのは人間の側です。
今こそ自然や環境に対し、「正しく恐れる」謙虚さを持つべきだと思います。
▽自分の考え方が正しいかを確認するには、あえて自分と異なる意見や見方に接し、立ち止って考えることも大切です。
▽どんな人も「存在することに意味がある」。そう肯定し続けることが大事です。
▽核兵は必要悪ではなく、絶対悪。
核兵器は、目に見えなくとも<目の目>に存在している脅威です。
▽一人一人が、生命の調和を破壊する自らの行為と向き合い、行動を変えなければならない。
▽女性が平和問題に中心的に関わることが重要です。
さなざまな目的を遂行する上で、女性の参加が不可欠です。
▽生みの親から虐待され、無視された子どもたちは、一人の人格を持つ存在として向き合ってくれる人との出会いによって、息を吹き返し、「生き直し」ができる。
▽連帯と相互尊重の精神をもって、平和な世界を築く。
これは、私たち一人一人の手で必ず実現できる夢なのです。


SNSでのヤミ金勧誘が5倍に 個人向け、コロナ禍で増

2021年02月08日 09時13分17秒 | 事件・事故

2021年2月6日 16時00分 (2月6日 16時00分更新) 中日新聞

会員制交流サイト(SNS)で個人向け融資の利用を誘う書き込みが、新型コロナウイルス流行後に急増し、昨年十二月は二年前の五倍近くになったことが六日、専門家の調査で分かった。「個人間融資」と呼ばれ、法外な利息を要求するヤミ金融が大半。
返済が遅れた人の個人情報がインターネットで拡散される被害も相次ぎ、政府は注意を呼び掛けている。
 東京情報大の堂下浩教授(金融論)の研究室が、ツイッターで「#個人間融資」のハッシュタグ(検索目印)が付いた投稿の数を調査。二〇二〇年十二月は約一万二千件だった。コロナ禍前の一八年十二月にも同月後半の数字を調べており、比較すると約五倍に増えていた。「#お金貸します」「#即日融資」など、より直接的なキーワードもあり、さらに膨大な取引が日常的に行われている可能性が高い。
 また、二〇年八月にこうした投稿を無作為に百件抽出し、アカウント開設時期を調査すると、八十二件が昨年で、うち第一波の緊急事態宣言中だった五月が三十一件と最も多く、六月が二十一件で続いた。
 事例を調べると、悪質なものだと五万円の融資希望に対し、三十万円を無理やり貸し付けようとするケースもあった。
--------------------------

SNSで相次ぐヤミ金融業のトラブル 性行為を要求する苛烈な取り立ても

関連ニュース

 


辛抱強く耐え抜こう

2021年02月08日 09時01分25秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▽人生にも、試練や困難を乗り越える<前進のエンジン>が必要だ。
▽生命のある限り希望はある。
▽心を動かすのは誠実と熱意。
▽悩みや苦しみがあるから、心が深く、強くなる。

▽無名の庶民たちは<人と戦うのではなく。人の中に潜む憎しみと戦くのだ>。
不幸はわたしたちに与える試練である。
この試練を乗り越えたとき、すべてはきっと好転する、そう信じて、辛抱強く耐え抜こう。
耐え抜いたとき、あなたはとてつもない力を手にしていることだろう。
ガンジーの言葉