【阪神・藤浪単独インタビュー(上)】 完全復活へ新スタイル挑戦中!配球の「黄金比」とは

2021年02月20日 11時32分06秒 | 野球

2/20(土) 7:30配信

スポニチアネックス

雌伏の時を経て完全復活へ着実に歩を進める藤浪。この手で頂点をつかみ取る!

 阪神の藤浪晋太郎投手(26)が19日、スポニチ本紙の単独インタビューに応じ、直球に固執しない新スタイルに挑戦していることを明かした。2021年シーズンは、昨季6割以上を占めた直球の割合を5割程度にすることを理想とし、完全復活への「黄金比」とした。(聞き手・遠藤 礼)

【写真】9年目のシーズンへ意気込みを語る藤浪

 ――昨年11月に「直球が速ければいい時代は終わった」と発言(※1)。今キャンプも直球に固執していないように見える。

 「(藤川)球児さんの特殊球とか、ああいうレベルでないとストレート勝負、真っ向勝負は幻想に終わると思っています。勝負においてはバッターに都合のいい話でしかない。もちろん、直球は必要なボールになってきますし、一番操りやすい。その中でいかに変化球でカウントを取れるかを気にしています。今年はそういうテーマを持ってますね」

 ――昨年も直球の割合は6割超え。今年は変化球の割合を増やして結果的に5割ぐらいになれば理想的か。

 「5割、ないし5割弱にできるぐらいに他の球種の精度が高くなればいいですね。5割切るのを目標にするわけじゃないですけど、他の球種の精度が高ければ、勝てる確率も上がると思っています」

 ――スプリットを決め球だけでなく、カウント球でも使いたい。

 「今は自信を持っている球種。カウント球にも勝負球にも使えると思っています。元々、カウント球っていう選択肢がなかった。昨年、お股ニキさんに“もっと勇気持ってカウント球に使ったらどうですか”“いい落ち方してますよ”と言っていただいて。昨年のシーズン途中から意識して投げるようになったんですけど。自分の思っていた以上にゾーンで空振りが取れたり、当てられてもゴロが多かった印象が強かったので。今まで食わず嫌いしてたというか。スプリットって、浮いたら打たれるイメージが強かった。価値観として変わってきたので、自分の引き出しにしたいですね」

 ――打者により絞らせないことを重視していくのか。

 「カットボールを連発しているからこそ、打者は真っすぐに詰まってファウルしたりするわけなので。意識のパーセンテージ、相手の頭の中をどう操作できるかだと思っています。狙えないのが最強ですから。“速ければいい”という時代は終わっても、準備しないと打てないのが150キロ後半のボール。絞らせない配球ができるか。もちろん、直球は自分の武器ですし、生かしながら。当然、変化球の割合が増えれば、(打者は)直球の意識が薄れて効いてくると思います。変化球を生かすための直球であり、直球を生かすための変化球。直球が160キロ出るからといって“オレは真っすぐなんだ”と一辺倒になってもダメ。両方高めることによって、相乗効果が出ればいいですね。自分の中に“真っすぐ投手”と“変化球投手”の2人がいるイメージですね」

 ――昨年は1勝止まりでも、迷い続けたフォームの土台ができたと感じたが。

 「数字以上に自分の中での進歩、内容、納得度で言えば昨年(の前半)、一昨年とは比にならないぐらいでした。充実したとは言えないですけど、これから先、来年、再来年につながっていきそうやなっていう一年でした。感覚的なところが一番大きいのが正直なところで、自分の中でやれそうやな、いけそうやなっていう手応えが一番です」

 ――土台が固まって、次の段階に進めるイメージか。

 「フォーム、技術面も含め、段階が一つ上がったというか。今までキャンプ中、シーズン中も自分の中で探っている状態だったので。これと思いながらやって、違う……の繰り返しから“こういう道で”っていうのが定まりました。じゃあ、これを高めていくにはどうしたらいいかっていう段階まで戻ってこられました。後は技術を高める、勝ってた時のボールを追い求めていくしかない。そういうレベルまでには来たと思っています」

 ――昨季終盤にセットポジションで手応えをつかんだ。クセや動作の多いワインドアップはハイリスクと思ってしまうが。

 「リスクも承知の上で挑戦しています。逆に言えば、セットである程度の自信が持てた。今は、ここなら立ち返れるっていうところがあります。ダメならセットに戻ればいいやん、ぐらいの気持ち。その上でワインドアップのメリットを求めてやっています」

 ――あえてスラット(スラッター)と呼んでカットボールを投げている。参考にしている使い手はいるのか。

 「誰かのスラットが理想の曲がり方とかはなくて。ジャイロ回転が理想ですね。重力で落ちるのが、自分のイメージしている理想のスラットですね。今はブルペンでもトラックマンのデータを見て、自分のイメージと照らし合わせてやっています。高速で急にスッと落ちる感じですね」

 ――近年の苦闘からの再起は、野球ファンでない人たちからも注目されると感じる。

 「すごく応援してもらっているのは感じますね。一般論になりますが、人って一回落ちてまた上がってくるストーリーが好きというか。そういうのも相まってかなと思っています。誰もが好きなストーリーというか。ドラマとか映画の構成にありがちな部分に今の自分の状況が当てはまっているのかなと思います(笑い)」

 ――ここから復活することで子どもたち、広く見れば、ビジネスマンにも勇気を与えられるかもしれない。

 「励みにしてもらえるのはうれしいです。コロナ下で人に会うことは少なくて、直接言ってもらえることはないですけど、そうなってもらえればいいと思いますね。最近は、野球をやっている子どもたち、タイガースのファンはもちろんですけど、他球団のファンの人もそうですし、野球に興味ない人たちにも“藤浪っていう選手がいるんだ”と知ってもらいたい気持ちは、より強くなってますね」

 ――インスタグラムを開設。ファンとの距離を縮めている印象。

 「インスタは前からやりたいなと思いつつ。いろいろ言われそうやなっていうのがあって(笑い)。ずっとやってなかったんですけど。やっぱり、こんな世の中ですし、例年なら宜野座もファンでいっぱいになるんですけど、お客さんがいない中で楽しんでもらいたいなというのが一番の理由。あとは、自分がどういう人間かを知ってもらいたい。今までメディアの中でも、硬い話をすることが多くて、お堅いイメージが強いと思うんですけど、人物像を知ってもらいたいなと。そうすればファンの方のプレーを見る目も、自分の発言のとらえ方も変わるんじゃないかと思っています」

 ――新人の佐藤輝との対戦が注目を集めた(※2)。気が付けば新星を迎え撃つ立場になった。

 「年取ったなと感じますね(笑い)。でも、今までも結構、他球団のドラフト1位とキャンプ中に対戦することが多くて、ありがちやなと思ってたんですけど。そういう年になったんだなと。対戦はおもしろかったですよ。見ている人もそうですけど、自分自身も楽しめた部分もある。何を求められているかは意識してますね」

 ――ファンは「エース藤浪」の時代を待望している。

 「ここ数年、全然成績も残せてないのでエースどうこう言える立場ではないんですけど。自分が成績を出して、勝手にエースと呼ばれるぐらいに数字で示せるようにしたいですね。ただひたむきに野球に取り組みたいですね」

 【※1】秋季練習期間の20年11月16日に矢野監督がダルビッシュが操る縦変化のスライダーを習得するよう勧めたことに対し、藤浪が同24日に、先の発言とともに指揮官の期待に応える意思を示した。

 【※2】7日の紅白戦に4回先頭で対戦。すべて直球で1ボール2ストライクと追い込むと4球目の真ん中外寄りの155キロで空振り三振に仕留めた。

 ※インタビューは(下)に続く。

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スピードスケートから競輪へ 高橋晋也選手

2021年02月20日 11時20分22秒 | 未来予測研究会の掲示板

イケメンコレクション

No.067

Profile2020.02.29

  • Shinya Takahashi高橋 晋也
  • 生年月日1994年10月4日
  • 身長178cm
  • 体重90.3kg
  • 登録地福島県
  • 期別115期

Interview

編集部が選んだイケメン選手を紹介する「イケメンコレクション」
今回は、現在25歳・ホームバンクはいわき平競輪場の高橋晋也(たかはし・しんや)選手にインタビューしました!

道産子でスピードスケート出身の高橋選手は、高校の大先輩・武田豊樹選手に憧れて競輪選手の道へ。
スピードスケートで鍛えた脚力を生かし、デビュー後わずか3ヶ月でS級選手となりました。

自転車競技では日本代表候補としてナショナルBチームに所属し、パリオリンピック出場を夢見て日々励んでいます。

競輪・自転車競技どちらも活躍が楽しみな、若手代表の高橋選手。
お話してみると、とっても謙虚でフレンドリーな優しいオーラが印象的でした。

 

パワースポットの伊勢神宮

 

―――オフは出かけたい派

休みの日は出かけることが多いです。
近場でも遠くでも、いろんなところに遊びに行っています。

最近は、伊勢神宮へ旅行してきました。
競輪学校(現:日本競輪選手養成所)に合格する前にお参りしたのが伊勢神宮だったので、絶対的な信頼を寄せています(笑)
それから1年に1回は行くようにしている、僕のパワースポットです!

 

 

あと、釣りも大好きです!
小さい頃から親に連れて行ってもらっていました。

ナショナルチームの深谷さん(深谷知広選手)も釣りが好きらしくて、伊豆の近くで釣り船に乗れるところを教えてもらったので、近々行きたいと思っています!

 

応援される選手を目指して

 

―――選手を目指した決め手は武田豊樹選手

北海道釧路市で生まれ育って、小学校入学前からずっと、スピードスケートをやっていました。

小さい頃から父には「お金を稼げるから、競輪選手になって家買ってくれ〜」と冗談半分で言われていたんです(笑)
身体を動かす仕事をしたいと思っていたので、なんとなく「競輪選手っていいなー」とは考えていました。

それから武修館高等学校に入学したのですが、武田豊樹さん(選手)が先輩で、担任の先生も一緒だったんです。
スピードスケートでオリンピックにも出場されていて、その後競輪選手としても活躍されていることを先生に教えてもらいました。

武田さんが実際に走った競輪レースの映像なども見せてもらって、「やってみたい!」と強く思って、競輪選手を目指すことを決意しました。

 

 

高校卒業後は福島に拠点を移して練習して、競輪学校(現:日本競輪選手養成所)は5回目の受験でやっと合格できました。

アマチュア時代は金銭的にも親に迷惑をかけっぱなしで、それがいちばん辛かったです。
だからこそ絶対に選手になろうと思えたし、選手になった今も頑張れているんだと思います。

―――これからの目標

まずは2020年の年末、ヤンググランプリに出場することが目標です。

先日初めて慎太郎さん(佐藤慎太郎選手)と山崎さん(山崎芳仁選手)と一緒のレースを走らせてもらったんです。
そのとき、お客さんの声援が本当にすごくて!!
僕も「こんな風に応援される選手になりたい」と心から思いました。
将来的には、競輪界を引っ張っていけるような選手になりたいと思っています。

競技では、パリオリンピック出場を目指しています。
ナショナルチームで普段から一緒に練習している、競輪でも同期の小原(小原佑太選手)は特にライバル視しています。
競技では今(小原選手に)負けているので、毎日練習を積んでもっといい成績を残していきたいです。

 

 

―――競輪のおもしろさとは?

ゴール前の最後の直線は迫力がスゴいので、ぜひ間近で見てほしいです!

全員ががむしゃらに1着を取りに行っています。
最後はフォームとかも崩れてしまっていますが、とにかく選手たちが勝ちにこだわってゴールを目指している姿が僕はかっこいいと思うので、ぜひレースを見てください!

 

 

次はどんなイケメン選手が登場するでしょうか?
お楽しみに!

 


練習が実戦 実戦が練習

2021年02月20日 10時41分19秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

練習が実戦であり、実戦は練習でもある。

つまり、練習は常に真剣勝負なのだ。
そして実戦の中で、練習の時のように学び・研究を重ねる。
ゆえに練習嫌いの選手は、必然的に実戦で力を発揮できないこととなる。

「完全燃焼、練習でも手抜かない」
「諦めで挑戦すればチャンスは必ずある」


会社員提訴「陰性なのに解雇」…会社側「報告なく、無断欠勤と判断」

2021年02月20日 09時01分33秒 | 事件・事故

2/20(土) 6:37配信

読売新聞オンライン
 新型コロナウイルスのPCR検査で陰性だったのに出勤が認められず、その後解雇されたのは不当だとして、楽器卸売会社(本社・愛知県)に勤務していた大阪府内の40歳代男性が、同社に社員としての地位確認などを求めて大阪地裁に提訴した。19日の第1回口頭弁論で、会社側は請求棄却を求めた。

 訴状などによると、男性は2013年から正社員として府内で営業を担当。緊急事態宣言が発令されていた昨年4月23日、体温が37・5度まで上がったため、自宅で療養し、5月2日にPCR検査で陰性が判明した。

 男性は「職場復帰は可能」とする診断書を会社に提出。同11日に出勤したが、翌日、再び微熱があり、会社の指示で血液検査などを受けたが異常はなかった。

 しかし、男性は体温が常に37度未満となることや再受診を求められ、8月17日付で解雇された。男性側は、診断書の提出後も執拗(しつよう)に検査を求めるのは就労拒否にあたると主張。会社からの出勤命令を待っていたが、いきなり解雇するのは不当だとしている。

 一方、会社側は、感染の恐れが払拭(ふっしょく)できるまで自宅療養を求めたが、感染の有無や体調の報告がなく、長期の無断欠勤と判断したと反論。同社は取材に対し「コロナが解雇の理由ではない」とした。

 

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映画「オーシャンズ11」

2021年02月20日 08時46分47秒 | 社会・文化・政治・経済

映画「オーシャンズ11」

舞台は、1984年に実業家だったトランプ前大統領が開業したカジノビル「旧トランププラザ」。

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『オーシャンズ11』(オーシャンズ・イレブン、原題: Ocean's Eleven)は2001年のアメリカ映画。
主人公ダニー・オーシャン率いる11人の犯罪スペシャリスト集団が、ラスベガス三大カジノの金庫室にある1億6000万ドル以上の現金を狙うケイパー映画。
フランク・シナトラが主人公を務めた1960年の映画『オーシャンと十一人の仲間』のリメイク作品。監督はスティーブン・ソダーバーグ。
主演はジョージ・クルーニー、ブラッド・ピットほかハリウッドを代表する豪華俳優が多数出演した。
本作のヒットを受けて続編『オーシャンズ12』(2005年)、『オーシャンズ13』(2007年)が製作され、2018年にはスピンオフ作品『オーシャンズ8』が製作されている。

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解説
フランク・シナトラ主演の「オーシャンと十一人の仲間」(60)をリメイク。
ラスベガスの地下に眠る金庫から1億5000万ドルを盗み出すという、前代未聞の現金強奪計画のために、11人のプロフェッショナルが集結した!
 監督を務めるのは「エリン・ブロコビッチ」「トラフィック」のスティーブン・ソダーバーグ。ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、ジュリア・ロバーツ、アンディ・ガルシア、マット・デイモンといった、超豪華な出演陣が話題。

2001年製作/117分/アメリカ

ストーリー
凄腕の泥棒で詐欺師でもあるダニー・オーシャンは、4年の服役を終えてニュージャージーの刑務所から仮出所した。すぐさま仮釈放の規則(州間移動の禁止)を破ってロサンゼルスにいる相棒のラスティ・ライアンと再会し、服役中に企てていた新しい盗みの計画を打ち明ける。それはラスベガスの3大カジノ「ベラージオ」「ミラージュ」「MGMグランド」の金が集まる地下巨大金庫からの現金強奪計画だった。

ラスベガスに向かった2人は旧友で裕福なカジノホテル経営者であるルーベン・ティシュコフに計画を打ち明け、カジノの高度なセキュリティを熟知する彼は渋るものの、三大カジノの運営者でライバルであるテリー・ベネディクトに一泡吹かせることができるとして計画に出資することに賛同する。

ネバダ州賭博委員会の規制により、カジノには客の掛け金を賄う現金を必ず保持しなければならない義務があり、ボクシングの世界タイトル・マッチ当日には少なくとも1億6000万ドル以上の巨額の現金が集まることが予想され、かくして3人はこの日を決行日と定める。
難題な案件のためにダニーとラスティは昔のツテを頼るなどして、全米中から8人の犯罪スペシャリストが集結する。

イカサマ・ディーラーのフランク・キャットン、爆発物の専門家であるバシャー・ター、機械制御に長けるモロイ兄弟、電気通信の優秀なエンジニアであるリヴィングストン・デル、凄腕の曲芸師イエン、往年の名詐欺師ソール・ブルーム、そして伝説的な泥棒「ボビー・コールドウェル」の息子で、まだ駆け出しでチンケな犯罪しかしたことはないが「黄金の指を持つスリ」の異名を取る青年ライナス・コールドウェル。

チームはベラージオの偵察を行い、建物の構造やセキュリティ、スタッフの状況などを把握していく一方で、必要な道具を揃えたり、身分を偽ったフランクやブルームをホテルに潜入させるなど準備を進めていく。

その中で、ラスティは、ダニーの元妻であるテスが、現在はベネディクトの彼女であることを知る。今回の計画がダニーの個人的な復讐によること、そもそもテスを失ったショックで仕事をミスして刑務所に収監されたことから、ラスティら仲間たちはダニーの判断能力を疑って非難し、計画の遂行を危ぶむ。しかし、ダニーは私情によって計画に支障が出ることはないと周りを説得する。
計画当日。ベネディクトはホテル内にダニーにいることを知り、彼が良からぬことを企んでいると察して部下のブルーザーに命じてストレージルームに監禁させる。また、武器商人の裕福な客としてホテルを訪れ、警備室に入り込んでいたブルームは見るからに体調不良で、そのまま倒れて昏倒してしまう。

しかし、実はこれはすべて計画通りであり、ダニーとブルーザーは旧知の仲で、ダニーは換気ダクトからホテルの内部へと入り込んでいた。ブルームの役割は、警備室の警備員たちの目を一時的にカメラから逸らし、リヴィングストンが密かにシステムを乗っ取るためのものであった。荷物に紛れて金庫室に入ったイエンは内部からセキュリティを破壊して、ダニーと合流する。

バシャーがベガス一帯に大規模な停電を引き起こしてカジノやボクシング会場を混乱させた中で、ラスティはベネディクトに電話をかけ、金庫室を乗っ取ったことを伝える。警備室の監視カメラから状況を確認したベネディクトに対し、ラスティは半分の約1億ドルをホテル前に停めたバンに積み込み、これを見逃すことと、金庫室に潜入した仲間の安全を要求し、約束を守らない場合は金庫室に仕掛けた爆弾によって残る半分の金も失うことになると脅迫する。
状況が掴めないベネディクトは要求を飲むフリをして、現金の入ったカバンを積み込んでホテルを後にするバンを部下たちに追跡させ、また、金庫室には密かに連絡したSWATチームに制圧させようとする。
しかし、SWATの制圧作戦は激しい銃撃戦になり、そのために犯人たちは残った現金ごと金庫室を爆破して結局、多額の現金は失われることとなってしまった。唯一の手がかりとなったバンの方は倉庫街で急停止し、部下たちが確認すると運転席には誰もおらず、遠隔操作されていた。さらに荷台が爆発し、積んであるはずの現金の代わりに何故かピンクチラシが舞い散る。
SWATが撤退した後、金庫室に入って状況を確認するベネディクトは、確かに多額の現金が失われたことを確認しつつ、数日前に部屋の床に入れたはずのベラージオのロゴが、監視カメラからの映像には無かったことに気づく。

実は、監視カメラから見れた金庫室の映像はすべて前もって収録された映像であり、SWATの銃撃戦も爆発もすべて偽りであった。SWATの正体こそラスティら、ダニーの仲間たちの変装であり、そのまま撤退に見せかけて金庫内の現金をすべて持ち出していた。
ベネディクトは急いでダニーを監禁しているはずの部屋へ急行するが、そこにはそのままダニーがいた。ダニーの仕業だと確信するベネディクトは、金を返すよう要求するが、ダニーは何も知らないと白々しくとぼける。
しかし、テスを諦めるなら、自分のツテで金を取り返してやっても良いと提案する。ベネディクトは、その要求を飲む。
ところが、このやり取りは監視カメラを通して、テスが観るように仕組まれており、信じていたベネディクトの裏切りを彼女は知る。ダニーが、金の行方を追う方法として明らかな嘘を付いたためベネディクトは、仮釈放規則に違反しているダニーをそのまま警察に引き渡す。そこにテスが現れ、彼女はベネディクトを見捨て、ダニーに元に戻ることを誓う。ダニーの仲間たちはベラージオの噴水の前で勝利を喜びあった後、1人ずつその場を後にする。
後日、ダニーが改めて刑務所から出所したところ、駐車場にはラスティとテスが待っていた。再会を喜び合うダニーとテスは、ラスティの運転でその場を去る。その車の後を、ベネディクトの部下が尾行していくシーンで物語は終わる。
原題:Ocean's Eleven
配給:ワーナー・ブラザース映画
監督
スティーブン・ソダーバーグ
製作
ジェリー・ワイントローブ
製作総指揮
ジョン・ハーディ 
スーザン・イーキンス 
ブルース・バーマン

 

 


バカラ長者柏木昭男

2021年02月20日 08時18分59秒 | 事件・事故

柏木 昭男(1937年 - 1992年1月3日)は「The Warrior(戦士)」又は「Whale(鯨)[1]」の呼び名で知られる、東京に拠点を置いた不動産投資家である。
彼はラスベガスとアトランティックシティのカジノにて莫大な金銭をギャンブルに費やしたことで知られている。

来歴[編集]
1937年に山梨県富士吉田市で、宮大工である父の下に生まれる。中学卒業後は農業や富士山の強力などの職業に就いたのち、1969年に不動産業・貸金業の「柏木商事」を設立する。

その経営手法は強引かつ暴力的なものであり、周囲の評判は決して良くなかった。
ギャンブル[編集]
柏木がカジノに通い始めたのは1970年代後半からと言われている。
1990年1月、ダーウィンのカジノにおいて、バカラで約29億円を稼ぎ、ギャンブル界でも一躍有名な存在となった。
柏木は自らの財政状態について秘密主義を貫いていたので、カジノ関係者の信用調査においては彼の職業は「ビジネス」とされていた。
ドナルド・トランプとの対決[編集]
1990年2月、柏木はドナルド・トランプの誘いを受け、アトランティックシティのトランププラザホテルアンドカジノ(英語: Trump Plaza Hotel and Casino)にてバカラのテーブルにつき、600万ドルの収益を得た。
1990年5月、柏木はトランプからの再戦の誘いを受け、再度バカラに参加し、一旦は925万ドルの収益を得たが、最終的に1000万ドルを失うこととなった。
このゲームにおいては、柏木が1000万ドルを失った時点でトランプよりゲーム中止の申し入れがあったものとされる。


1992年1月3日、柏木は河口湖を望む山梨県の自宅にて首や胸など十数カ所を刺された状態で発見された。
この殺人事件について犯人は見つからず、2007年1月に時効となった。
死亡した時点で、バカラに起因する借金の総額は900万ドルに達していたと言われている。

映画「カジノ」
映画「カジノ」に登場する日本人ギャンブラーK・K・イチカワは柏木がモデルであり、アメリカで有名となった料理人「ノブ・マツヒサ」こと松久信幸がイチカワを演じている。

解説

巨匠マーティン・スコセッシが、1970年代ラスベガスのカジノをめぐる欲と暴力にまみれた人間模様を描いた骨太ドラマ。

スコセッシ監督作「グッドフェローズ」の原作者でもあるニコラス・ピレッジのノンフィクションを基に、ピレッジが自ら脚本に参加した。

凄腕の予想屋サムはマフィアのボスたちに才能を見込まれ、ラスベガスのカジノ「タンジール」のマネージャーを任される。

見事な経営手腕でカジノを大繁盛させたサムは、美しいハスラーのジンジャーを見初めて結婚し、豪奢で満ち足りた人生を手に入れたかに見えた。

しかし、幼なじみの相棒ニッキーがラスベガスへ移り住んできたことで事態は一変。血の気が多いニッキーは暴挙を繰り返し、彼らは警察やFBIから目をつけられてしまう。

ロバート・デ・ニーロが主演を務め、ジョー・ペシが相棒ニッキー、シャロン・ストーンが妻ジンジャーを演じた。

1995年製作/178分/アメリカ
原題:Casino

配給:UIP

映画の舞台は、トランプが1984年に開業した「旧トランププラザ」

2014年に倒産している。

トランプは1時期、3つのカジノを所有していたが、いずれも撤退し、大量の失業を生み出した。