スマトラ島沖地震(スマトラとうおきじしん)は、2004年12月26日、インドネシア西部時間7時58分53秒(UTC0時58分)インドネシア西部、スマトラ島北西沖のインド洋で発生したマグニチュード9.1-9.3の地震である。単に「スマトラ島沖地震」といった場合、この地震を指すことが多い。
インド洋に面した各国の沿岸部に大津波による甚大な人的被害・物的被害をもたらしたことから、別名『インド洋大津波』と呼ばれることも多い。
ネパール地震(ネパールじしん、Nepal earthquake)は、2015年4月25日にネパールで発生した地震のこと。ネパール大地震とも呼ばれている。
概要
現地時間2015年4月25日11時56分にネパールの首都カトマンズ北西77km付近、ガンダキ県ゴルカ郡サウラパニの深さ15kmを震源として発生した地震で、アメリカ地質調査所(USGS)によれば地震の規模はMw7.8と推定されている。また中国地震局ではこの地震の規模をMs8.1としている。気象庁松代地震観測所によるMsは8.2。
この地震の強震によってネパールでは建物の倒壊、雪崩、土砂災害などにより甚大な被害が発生した。
またインドや中国のチベット自治区、バングラデシュなど周辺の国々でも人的被害が生じた。
地震動はメルカリ震度階級でIXがカトマンズで報告されている他、バラトプル、ビラートナガルでVIIIが報告されている。
ネパールやインド北部は元来地震が多い地域であるものの建物はレンガ積みの耐震性のない脆弱な構造のものが多く、また山岳地帯では地すべりも発生しやすいなど被害が大きくなりやすい。
特に人口が集中しているカトマンズ盆地は平均の深さが数百mになる湖底堆積物及び河川堆積物で盆地が形成されており、きわめて地盤が軟弱な土地である上、プレート境界断層の上盤側に存在している。またネパールを含む中部ヒマラヤは地震空白域として知られており、地震に対して特に脆弱な土地であることが知られていた。
復興自体が簡単にできません。
地域特有の課題もあるため、どの復興も「何がより良い復興なのか」を悩みながら携わりました。
中でも印象に残っているのh、ネパール地震の復興です。
貧困層の世帯ほど脆弱な住宅に住んでいるため、2015年のよって格差が広がったのが大きな課題でした。
そうした中にあって私たちは、建築家の専門家などと協力し、日本の建築の知恵を、土着の文化に組み込みながら、より耐震性の高い家を再建するための提言をネパール政府に提出。
しかし国際協力機構(JICA)の姿勢に反感の声もありました。
いつまた大地震が起こるかわからないと考えると、より耐震性の高い家を建てることこそが、国の将来のためになると考えたのです。
結局、ネパール政府は将来を見据えた国際協力機構(JICA)の提言に共感し、復興を進めていきました。
ネパールの人々が<自分の手で将来を変えられる>と信じて行動したからこそその復興と確信します。
復興に限らず、国際協力に携わる人間にとって大切なのは、相手の政府や市民から当事者のエンパワーメント(内発の力の開発)を信じ、主体性を重んじることです。
どんな見栄えのよい復興計画を立てたとしても、当事者が本気で復興に立ち上がらなければ、絶対に成功しません。
他人に任せず、より良い人生と防災の主体的な選択を自ら行う。
その積み重ねによって、災害が生きた時に落ち着いて命を守る行動が取れるようになるのではないでしょうか。
東北大学災害科学国際研究所の永見光三特任教授
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