▼土台づくりは地味であり、人目をひく華やかさはないかもしれない。
しかし、その労作業は最大に重要である。
基礎さえ固まっていれば、あとはどんなに大きな建設でも可能となる。
▼人生も仕事も学ぶことも、マラソンのようなものだ。
途中では後になり、先になり、さまざまである。
しかし、勝利は最終のゴールで決まる。
青春時代の鍛錬は、その最後の、真実の勝利のためである。
▼徳島県の中山間地域にある神町は<地方創生の聖地>といわれる。
2004年の光ファイバー網が全戸に整備され、IT関連企業のサテライトオフィスなどが相次いで進出した。
2023年に開校した「神山まるごと高専」が今また注目を集めている。
神山まるごと高専では、授業を聞いてノートを取るだけではなく、勉強しているここと世の中の物事をつなげて考える探求学習が期待される。
授業のトレーニングが放課後の実践に結び付き、学生たちが勝手に学んでいくようになるのが理想である。
3年後には第1期生が卒業する。
同町での起業などであらたな仕事が生まれれば、未来のシリコンバレーにもつながっていくだろう。
次代に活躍する起業家を育むための実践的な教育が、どう花開いていくか。期待したい。
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