2女児置き去り 両親「特別給付金で宿泊」「前にも放置」と供述 鹿児島

2020年08月07日 11時20分21秒 | 事件・事故

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警察官に保護され、救急車に運び込まれる幼児=7月21日午後8時ごろ、鹿児島市新屋敷町

 3歳と1歳の女児が11日間にわたり鹿児島市の自宅に置き去りにされていた事件で、保護責任者遺棄の疑いで逮捕、送検された両親が、「前にも子どもを放置したことがある」という趣旨の供述をしていることが6日、分かった。

鹿児島中央署は日常的な育児放棄(ネグレクト)があったとみて捜査している。  

同市新屋敷町の無職の父親(28)と派遣社員の母親(24)の両容疑者。2児を放置していた間、市内のホテルに滞在していたことが明らかになっており、理由について「特別定額給付金があったから」などと供述していることも判明した。  

新型コロナウイルス経済対策で国民に一律10万円を配る同給付金は、同市では5月中旬から支給が始まった。両容疑者は4人家族で、計40万円を受け取った計算になる。

 両容疑者の送検容疑は、共謀し、7月11日、長女と次女を集合住宅にある自宅に置き去りにした疑い。同21日夕方、自宅近くの路上で長女を迷子として保護。3時間後には、同じ集合住宅の住民から「部屋で赤ちゃんが倒れている」と110番があり、事件が発覚した。2児は命に別条はなく、児童相談所が一時保護している。

 同署の調べに対し、両容疑者は「夫婦2人でゆっくりと過ごしたかった」「数回食事を持って帰った」などと供述していた。両容疑者の勾留期限は13日。

 

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