小森印刷が取手にあったころは、その社員たちとの交流もった。
また「バンダイ」では、競輪選手の一人と親しくなった。
全盛のころの、坂本勉さんは、スナック「リボン」で飲んでいた。
利根輪太郎は、「リボン」のママと柏方面へ酒を飲みに行ったりしていた。
当時は、ママさんは飲酒運転。
彼女はベンツに乗っていた。
取手競輪では、「あんたは、気っ風がいいね。惚れ直したよ」と持ち上げる。
車券の買い方をそのように表現したのである。
そのママさんが、何時の間にか、ヤクザの男と深い関係になっていた。
それを競輪仲間の宮さんから聞かされ、仰天した。
そのヤクザの本妻は、取手の駅に近いスナックのママであった。
実は、輪太郎は浅草時代の彼女を知っていた。
「流れ流れて、今は取手よ」彼女は自嘲的に言っていた。
火事で焼けなけば、「リボン」「バンダイ」も取手第一中学校の野球グランドの外の路地にあっただろう。
中学生たちの火遊びでパン屋、スナック2軒、寿司屋の4棟が焼けたのだ。
気っ風(きっぷ)とは?
その言動からうかがえる、人の気性。特に、思いきりがよく、さっぱりとした気性をいう。気前。「—がいい」。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます