利根輪太郎の競輪人間学 競輪選手の命がけ

2024年12月01日 22時17分21秒 | 未来予測研究会の掲示板

利根輪太郎は、競輪ファンの一人として、 競輪選手の命がけのレースを期待しているのだ。

つまり、選手が勝っても、負けても、それなりに必死のレースを期待している。

展開次第で、捲り不発の多々あるのが競輪。

だが、競輪ファンにとっては、本命選手の無様なレースは観たくないのだ!

開設72周年記念 水都大垣杯

2月1日

並び予想 7-1-8 2-4-6 3-9-5

一番人気 1-7(2・9倍)

1-7と7-1 1-2 2-1の3連単で勝負する。

押さえは、1-9だったのが・・・・

 




選手名 着差 上り 決ま
り手
S

B
勝敗因
× 1 9 中本 匠栄   11.6   外弾き鋭く
  2 5 原井 博斗 3/4車輪 11.6   中本を巧追
3 7 志田 龍星 1/2車輪 11.8   B 捲り切るも
4 1 山口 拳矢 1/4車輪 11.7   S 追走阻まれ
5 2 鈴木 竜士 1/2車身 11.6     中団外浮く
  6 4 小林 潤二 3/4車身 11.6     鈴木竜一緒
7 8 筒井 裕哉 2車身 11.7     踏出し離れ
  8 6 須藤 悟 9車身 12.3     ライン共倒
9 3 上田 尭弥 1車身1/2 13.1     志田力負け
 
2

4=6
2,140円(5)
2

5=9
2,440円(8)
3

5=7=9
7,480円(21)


5=7
2,570円(21)
5=9
800円(8)
7=9
650円(6)
6-4
2,720円(8)
9-5
2,760円(10)
9-5-7
31,910円(73)

戦い終わって

戦い終わって写真

 上田尭弥ー中本匠栄ー原井博斗の九州ラインが主導権を握る展開。志田龍星ー山口拳矢ラインがバックで捲りにかかると、中本が志田の後ろにスイッチして、山口を阻むと追込んだ。原井が続いて二着。志田が粘って三着。
 中本は「尭弥は前からなら突っ張るし、後ろからでも最後まで踏むと。2周を踏む覚悟でした。志田君のスピードが良くて止めれなかったし、尭弥も前駆けで厳しいと思い切替えさせてもらった。尭弥の頑張りのお陰です。自分は疲れは感じるけど、乗り方を意識して変えてみて、それが上手くいってるいるみたい」。
 原井は「前は取れなかったけど、すんなり出させてもらえたので。志田君が突っ張りそうだったけど、上田君もとことんやり合うと言っていた。自分は離れないようにと。匠栄さんが良い仕事をしていたし、自分は後ろだけは取られないように。最後は落車にならないように控えめに振って踏みました。前回から自転車を触って、付いていても一杯にならないです」。
 志田は「初手は前か中団からでした。引いてから立て直してって感じだったけど、もう少し早く行ければ良かった。鈴木(竜二)さんが浮いていたので、そこを目掛けて行きました。後半は物足りない感じもあったが、脚の感じは良くも悪くもないです」。


虐待で死亡の子ども全国で56人

2024年12月01日 12時42分10秒 | その気になる言葉

“匿名での相談や助成 検討を”

虐待によって死亡した子どもは、令和4年度は心中を除くと全国で56人に上り、このうち生後まもない新生児が遺棄されるなどして死亡した事例が26%余りで最も多くなりました。
こども家庭庁は、予期せぬ妊娠や困窮などで不安を抱える妊産婦への支援を強化するとしています。

こども家庭庁が公表した令和4年度の虐待によって死亡した子どもの事例検証によりますと、虐待を受けて死亡した子どもは全国で56人で、前の年度より6人増えました。

また、親による心中によって死亡した子どもは16人に上りました。

心中以外で死亡した56人の原因となった虐待の類型は
▽育児を放棄する「ネグレクト」が24人、
▽「身体的虐待」が17人、
▽「心理的虐待」が1人、
▽「不明」が14人となっています。

また年齢をみると、0歳から15歳までで、
▽0歳が25人、
▽2歳が9人、
▽1歳と4歳がそれぞれ5人、
▽3歳と8歳がそれぞれ3人、
▽7歳が2人、
▽5歳、6歳、13歳、15歳がそれぞれ1人となっています。

このうち0歳で死亡した25人のうち、生後1か月未満の新生児は15人に上り、13人は生後直後に遺棄されて死亡しました。

こども家庭庁によりますと、予期せぬ妊娠などで孤立した状況で出産し、周囲に相談することができないまま遺棄につながったケースが多いということです。

若年妊娠や困窮など生活に困難を抱え、出産前からのサポートが特に必要とされる妊婦は「特定妊婦」として自治体が登録し支援を強化していますが、こども家庭庁は今年度、より相談しやすい体制作りや、居場所のない妊産婦への一時的な住まいや食事の提供、それに養育サポートのための関係機関との連携を強化するとしています。

「特定妊婦」支援の現場は

 

生活への不安を抱えたり孤立したりした妊産婦を支援している福岡市の母子生活支援施設では、4年前から妊娠や出産の悩みなどへの相談対応や、居場所がない妊産婦への住まいや食事の提供などを行っています。

社会福祉士や助産師、保育士の資格をもつ職員が電話やSNS、メールで24時間応じる相談窓口には、令和3年度が430件、令和4年度が554件、昨年度が428件の相談が寄せられました。

内容は「親にも言えない。彼に逃げられた」などと、周囲に相談できる人がいない状況を訴えるものや、「妊婦健診と出産費用がない」、「産んでも住むところもなければ、仕事も金もない」など困窮を訴える声が寄せられているということです。

中には、妊娠を誰にも相談できないまま自宅の風呂場で1人で出産したという20代の女性から、出産直後にSNSで相談が寄せられ、電話で赤ちゃんの体温を保つための処置などを伝えながら救急車を呼ぶよう指示したケースもあったということです。

施設では、周囲に頼れる人がいない妊婦などが入居できる専用の部屋を用意して食事の提供を行っているほか、医療機関の受診の同行や、必要な行政手続きにつなぐなど、母子の生活基盤に必要な支援を行います。

しかし、これまでに入居したのは4年間でおよそ20人程度にとどまり、相談を受けた中で実際に支援につながったのは一部だということで、どう、支援につなげるかが課題だとしています。

「産前・産後母子支援センターこももティエ」の瀬里徳子センター長は「支援を求める人と私たちの支援の内容がうまくマッチするとは限らず、どのように支援を届けていくのかというところが大きな課題だ。関係機関と連携をとり、取り組みについて理解してもらいながら、自分たちにできることを模索していきたい」と話していました。

専門家 “匿名での相談など社会で検討する時期に”

 

児童虐待の問題に詳しい関西大学の山縣文治名誉教授は、出産当日に遺棄される「0日死」を含めた、“新生児遺棄”をめぐる課題について、「妊娠の届け出をしていない人も多く、行政側からは“見えない”というのがいちばん大きな課題で、産む女性の側も、周りに知られたくないという状況から、支援にもつながりにくくなっている。少しでもそうした女性に支援が届くようにするためには、単一の取り組みの強化だけでは難しく、女性がアプローチしやすいやり方を工夫していく必要がある」と指摘しています。

そのうえで、生活に困難な事情を抱える「特定妊婦」や子どもを社会で支えていくために必要な取り組みとして「新生児遺棄は女性側の責任になりがちだが、男性側の問題でもある。事情を抱えた人のために、もっと匿名での相談や匿名での出産費用の助成など、名前を言わなくても支援を受けられる仕組みが必要かどうかなど、社会で検討する時期にきていると思う」と話していました。

妊娠や出産などに関する悩みの相談窓口は

妊娠や出産などに関する悩みの相談に対応する窓口について、こども家庭庁のホームページ「スマート保健相談室」では都道府県ごとにまとめています。電話やSNS、それに対面など相談方法別での検索もできます。


生後0日虐待死を防止へ

2024年12月01日 12時10分15秒 | 社会・文化・政治・経済

⑴ 0日・0か月児の死亡事例について(心中以外の虐待死)


平成 31 年度(令和元年度)に把握した心中以外の虐待死事例(57 人)のうち、0歳児の死亡人数は 28 人であり、心中以外の虐待死による死亡人数全体の約半分を占めた。

その中でも、生後 24 時間に満たない死亡と考えられる日齢0日児の死亡事例(以下「0日児事例」という。)と、日齢1日以上月齢1か月未満児の死亡事例(以下「0か月児事例」という。)を合わせた
0日・0か月児の心中以外の虐待死事例(以下「0日・0か月児事例」という。)が0歳児の死亡事例の中でも一定の割合を占めていることを踏まえ、経年のデータとして以下に取りまとめた。
なお、平成 31 年度(令和元年度)に把握した0日・0か月児事例については、0日児事例が9人、0か月児事例が2人であった。
① 0歳児及び0日・0か月児事例の発生状況
0歳児の心中以外の虐待死事例は、28 人で約5割を占めており、第 16次報告と比較すると、人数、割合ともに若干増加した。
また、0歳児の死亡事例のうち、0日・0か月児事例は 11 人であった。

割合:各年次報告における心中以外の虐待死事例に占める0歳児の割合


0日・0か月児事例の加害者
0日・0か月児事例における虐待を行った加害者について、0日児は
「実母」が7人で最も多かった。また、第1次報告から第 17 次報告までの累計でみても、「実母」が加害者であった事例は 168 人(88.0%)であった。

人数 構成割合 人数 構成割合 人数 構成割合
実母 148 (12) 89.7% 20 (0) 76.9% 168 (12) 88.0%
実父 1 (0) 0.6% 2 (0) 7.7% 3 (0) 1.6%
実母・実父 9 (2) 5.5% 4 (0) 15.4% 13 (2) 6.8%
その他 4 (2) 2.4% 0 (0) 0.0% 4 (2) 2.1%
不明 3 (1) 1.8% 0 (0) 0.0% 3 (1) 1.6%

イ 死亡につながった虐待の類型
0日・0か月児事例における虐待の類型は、0日児事例は、「身体的虐待」5人(55.6%)が最も多く、次いで「不明」3人(33.3%)であった。

ウ 虐待の種類(遺棄)について
「妊娠期・周産期の問題」にて「遺棄」があった中で、実際にネグレクトとしての「遺棄」により死亡した事例は、0 日児事例は1人、年齢
不明事例は1人であった。

 妊娠期・周産期の問題(遺棄)の有無と遺棄された場所
0日・0か月児事例において、「遺棄あり」は9人であり、遺棄された場所は「自宅」が5人、「自宅外」が4人であった。

自宅 4 (1) 44.4% 1 (0) 50.0%
自宅外 4 (1) 44.4% 0 (0) 0.0%

人数 構成割合 人数 構成割合 人数 構成割合

自宅 73 (8) 44.2% 6 (0) 23.1% 79 (8) 41.4%
自宅外 78 (9) 47.3% 6 (0) 23.1% 84 (9) 44.0%

遺棄なし
遺棄あり

オ 直接の死因
0日・0か月児事例における直接の死因について、第1次報告から第17 次報告までの累計をみると、「窒息(絞殺以外)」による死亡事例が 63人(有効割合 45.7%)と最も多かった。
表4-1-2-7 0日・0か月児事例における死因(第1次報告から第 17 次報告までの累計)
カ 事例が発覚した経緯
0日・0か月児事例が発覚した経緯は、0日児事例は、「その他」が5人(55.6%)であった。「その他」としては、「警察に通報があったことで判明」等があった。

 出産した場所
0日・0か月児事例における実母が本児を出産した場所について、第1次報告から第 17 次報告までの累計でみると、0日・0か月児事例全体における「自宅」※での出産が 119 人(有効割合 67.6%)、特に、0日児
事例における「自宅」での出産が 111 人(同 74.0%)と高い割合を占めていた。

また、0日児事例において、第1次報告から第 17 次報告までの
累計でみると、医療機関での出産はなかった。

自宅 111 (11) 67.3% 74.0% 8 (0) 30.8% 30.8% 119 (11) 62.3% 67.6%
自宅外 39 (4) 23.6% 26.0% 5 (0) 19.2% 19.2% 44 (4) 23.0% 25.0%
医療機関 0 (0) 0.0% 0.0% 13 (0) 50.0% 50.0% 13 (0) 6.8% 7.4%
不明 15 (2) 9.1% 0 (0) 0.0% 15 (2) 7.9%
計 165 (17) 100.0% 100.0% 26 (0) 100.0% 100.0% 191 (17) 100.0% 100.0%

人数 構成割合 人数 構成割合 人数 構成割合
トイレ 43 (4) 38.7% 1 (0) 0.0% 44 (4) 37.0%
風呂場 11 (0) 9.9% 0 (0) 0.0% 11 (0) 9.2%
その他 17 (5) 15.3% 3 (0) 0.0% 20 (5) 16.8%
不明 40 (3) 36.0% 4 (0) 0.0% 44 (3) 37.0%
計 111 (12) 100.0% 8 (0) 0.0% 119 (12) 100.0%

0日児 0か月児
283
③ 0日・0か月児事例における養育者の状況
ア 実母の年齢
0日・0か月児事例における実母の年齢について、0日児事例の実母
の年齢は「20~24歳」、「30~34歳」、「35~39歳」がそれぞれ2人(22.2%)
であり、「19 歳以下」、「25~29 歳」、「40 歳以上」がそれぞれ1人(11.1%)
であった。
表4-1-3-1 0日・0か月児事例における実母の年齢
また、第1次報告から第 17 次報告までの累計でみると、0日・0か月
児事例の実母の年齢は、0日児事例では、「19 歳以下」が 46 人(有効割合 28.6%)と最も多く、0か月児事例では、「35~39 歳」が 10 人(同38.5%)と最も多かった。

人数 構成割合 人数 構成割合
19歳以下 1 (0) 11.1% 0 (0) 0.0%
20~24歳 2 (0) 22.2% 0 (0) 0.0%
25~29歳 1 (1) 11.1% 1 (0) 50.0%
30~34歳 2 (1) 22.2% 1 (0) 50.0%
35~39歳 2 (0) 22.2% 0 (0) 0.0%
40歳以上 1 (0) 11.1% 0 (0) 0.0%
不明 0 (0) 0.0% 0 (0) 0.0%
計 9 (2) 100.0% 2 (0) 100.0%

人数 構成割合 有効割合 人数 構成割合 有効割合 人数 構成割合 有効割合
19歳以下 46 (6) 27.9% 28.6% 4 (0) 15.4% 15.4% 50 (6) 26.2% 26.7%
20-24歳 31 (1) 18.8% 19.3% 3 (0) 11.5% 11.5% 34 (1) 17.8% 18.2%
25-29歳 26 (4) 15.8% 16.1% 2 (0) 7.7% 7.7% 28 (4) 14.7% 15.0%
30-34歳 23 (3) 13.9% 14.3% 7 (0) 26.9% 26.9% 30 (3) 15.7% 16.0%
35-39歳 22 (2) 13.3% 13.7% 10 (0) 38.5% 38.5% 32 (2) 16.8% 17.1%
40歳以上 13 (0) 7.9% 8.1% 0 (0) 0.0% 0.0% 13 (0) 6.8% 7.0%
不明 4 (1) 2.4% 0 (0) 0.0% 4 (1) 2.1%
計 165 (17) 100.0% 100.0% 26 (0) 100.0% 100.0% 191 (17) 100.0% 100.0%
0日児 0か月児 総数

イ 実母の世帯の状況について
0日・0か月児事例における実母の世帯の状況について、0日児事例では、「一人親(未婚)」が3人(有効割合 37.5%)と最も多かった。
表4-1-3-3 0日・0か月児事例における実母の世帯の状況
初産婦、経産婦別にみると、初産婦では「一人親(未婚)」が3例(75.0%)
であり、不明が1例(25.0%)であった。

人数 構成割合 有効割合 人数 構成割合 有効割合
実父母 1 (0) 11.1% 12.5% 0 (0) 0.0% 0.0%
一人親(離婚) 1 (0) 11.1% 12.5% 0 (0) 0.0% 0.0%
一人親(未婚) 3 (2) 33.3% 37.5% 2 (0) 100.0% 100.0%
一人親(別居) 1 (0) 11.1% 12.5% 0 (0) 0.0% 0.0%
内縁関係 2 (0) 22.2% 25.0% 0 (0) 0.0% 0.0%
その他 0 (0) 0.0% 0.0% 0 (0) 0.0% 0.0%
不明 1 (0) 11.1% 0 (0) 0.0%
計 9 (2) 100.0% 100.0% 2 (0) 100.0% 100.0%
区分
0日児 0か月児
人数 構成割合 人数 構成割合 人数 構成割合
実父母 0 (0) 0.0% 1 (0) 33.3% 0 (0) 0.0%
一人親(離婚) 0 (0) 0.0% 1 (0) 33.3% 0 (0) 0.0%
一人親(未婚) 3 (2) 75.0% 0 (0) 0.0% 0 (0) 0.0%
一人親(別居) 0 (0) 0.0% 0 (0) 0.0% 1 (0) 50.0%
内縁関係 0 (0) 0.0% 1 (0) 33.3% 1 (0) 50.0%
その他 0 (0) 0.0% 0 (0) 0.0% 0 (0) 0.0%
不明 1 (0) 25.0% 0 (0) 0.0% 0 (0) 0.0%
計 4 (2) 100.0% 3 (0) 100.0% 2 (0) 100.0%

初産婦 経産婦 不明

また、祖父母の同居者の有無については、0日児事例では「同居あり」
が4人(有効割合 44.4%)で、そのうち「母方祖父母」が2人(同 22.2%)
であった。

 実母の世帯の経済状況について
0日・0か月児事例における実母の世帯の経済状況について、当該世帯の家計を支えている者は、0日児事例では「実母自身」が5人(有効割合 62.5%)で最も多く、「実父」、「母方祖父」、「母の交際相手」がそれぞれ1人(有効割合 12.5%)であった。

人数 構成割合 有効割合 人数 構成割合 有効割合
5 (2) 55.6% 55.6% 1 (0) 50.0% 50.0%
4 (0) 44.4% 44.4% 1 (0) 50.0% 50.0%
父方祖母 0 (0) 0.0% 0.0% 0 (0) 0.0% 0.0%
母方祖父 1 (0) 11.1% 11.1% 1 (0) 50.0% 50.0%
母方祖父母 2 (0) 22.2% 22.2% 0 (0) 0.0% 0.0%
父方祖父母 1 (0) 11.1% 11.1% 0 (0) 0.0% 0.0%
0 (0) 0.0% 0 (0) 0.0%
計 9 (2) 100.0% 100.0% 2 (0) 100.0% 100.0%


0日児・0か月児事例における世帯収入の状況は、「不明」が6人と最も多く、次いで「市区町村民税非課税世帯」と「年収 500 万円以上」がそれぞれ2人であった。

0日児・0か月児事例における実母の就業状況は、「無職」と「パート」がそれぞれ5人であった。

不明
年収500万円以上
市区町村民税課税世帯
(年収500万円未満)

不明
パート
フルタイム
無職
実母の妊娠期・周産期における問題について
0日・0か月児事例における実母の妊娠期の問題については、0日児
事例では、全例が「母子健康手帳の未発行」であり、次いで「妊婦健診未受診」で 8 人(88.9%)であった。
0日・0か月児事例における実母の妊娠期・周産期の問題(複数回答)
人数 構成割合 人数 構成割合
切迫流産・切迫早産 1 (0) 11.1% 0 (0) 0.0%
妊娠高血圧症候群 0 (0) 0.0% 0 (0) 0.0%
喫煙の常習 1 (0) 11.1% 0 (0) 0.0%
アルコールの常習 0 (0) 0.0% 0 (0) 0.0%
違法薬物の使用/薬物の過剰摂取等 0 (0) 0.0% 0 (0) 0.0%
マタニティブルーズ 0 (0) 0.0% 0 (0) 0.0%
予期しない妊娠/計画していない妊娠 4 (1) 44.4% 1 (0) 50.0%
若年(10代)妊娠 1 (0) 11.1% 0 (0) 0.0%
お腹をたたく等の堕胎行為 0 (0) 0.0% 0 (0) 0.0%
母子健康手帳の未発行 9 (2) 100.0% 1 (0) 50.0%
妊婦健診未受診 8 (1) 88.9% 2 (0) 100.0%
遺棄 1 (0) 11.1% 0 (0) 0.0%
墜落分娩 0 (0) 0.0% 0 (0) 0.0%
飛び込み出産 0 (0) 0.0% 0 (0) 0.0%
帝王切開 0 (0) 0.0% 0 (0) 0.0%
医療機関からの連絡 0 (0) 0.0% 0 (0) 0.0%
その他 0 (0) 0.0% 0 (0) 0.0%
区分
0日児(9人) 0か月児(2人)
288
表4-1-3-10 初産婦・経産婦における実母の妊娠期・周産期の問題(複数回答)
人数 構成割合 人数 構成割合 人数 構成割合
切迫流産・切迫早産 0 (0) 0.0% 1 (0) 33.3% 0 (0) 0.0%
妊娠高血圧症候群 0 (0) 0.0% 0 (0) 0.0% 0 (0) 0.0%
喫煙の常習 0 (0) 0.0% 1 (0) 33.3% 0 (0) 0.0%
アルコールの常習 0 (0) 0.0% 0 (0) 0.0% 0 (0) 0.0%
違法薬物の使用/薬物の過剰摂取等 0 (0) 0.0% 0 (0) 0.0% 0 (0) 0.0%
マタニティブルーズ 0 (0) 0.0% 0 (0) 0.0% 0 (0) 0.0%
予期しない妊娠/計画していない妊娠 2 (1) 50.0% 2 (0) 66.7% 0 (0) 0.0%
若年(10代)妊娠 1 (0) 25.0% 0 (0) 0.0% 0 (0) 0.0%
お腹をたたく等の堕胎行為 0 (0) 0.0% 0 (0) 0.0% 0 (0) 0.0%
母子健康手帳の未発行 4 (2) 100.0% 3 (0) 100.0% 2 (0) 100.0%
妊婦健診未受診 3 (1) 75.0% 3 (0) 100.0% 2 (0) 100.0%
遺棄 0 (0) 0.0% 1 (0) 33.3% 0 (0) 0.0%
墜落分娩 0 (0) 0.0% 0 (0) 0.0% 0 (0) 0.0%
飛び込み出産 0 (0) 0.0% 0 (0) 0.0% 0 (0) 0.0%
帝王切開 0 (0) 0.0% 0 (0) 0.0% 0 (0) 0.0%
医療機関からの連絡 0 (0) 0.0% 0 (0) 0.0% 0 (0) 0.0%
その他 0 (0) 0.0% 0 (0) 0.0% 0 (0) 0.0%
区分
初産婦(4人) 経産婦(3人) 不明(2人)

 実父の状況について
0日・0か月児事例における実父の状況について、0日児事例では、実父は「いる(同居)」と「いる(別居)」がそれぞれ2人、「不明」が4人であった。
第1次報告から第 17 次報告までの累計でみると、妊娠後から出産までの間の実父の存在が確認できない事例が多く、そのため、0日児事例では、実父の年齢が「不明」である事例は 94 人(69.6%)と、日齢0日
児事例全体の約7割を占め、0日・0か月児事例においても 99 人(62.7%)と全体の6割強を占めるなど、実父に関する情報が得られる事例は少なかった。

⑵ 精神疾患のある養育者における事例について
① 精神疾患のある実母における事例の発生状況
本報告書において、「精神疾患のある養育者」とは、医師による診断のある者とする(以下「精神疾患あり」という)。

一方、精神疾患に関する診断名がついていない養育者(その疑いや可能性のある場合を含む。)については、「精神疾患のない養育者」(以下「精神疾患なし」という。)とし、それ以外の者は「不明」とする。
精神疾患のある養育者の中で実母が加害者であった(以下「精神疾患のある実母」という。)事例について、第5次報告から第 17 次報告までの累計では 131 例(149 人)であった。

そのうち、心中以外の虐待死事例は 57
例(58 人)、心中による虐待死事例は 74 例(91 人)であった。
一方、精神疾患のない養育者の中で実母が加害者であった(以下「精神疾患のない実母」という。)事例数と死亡した子どもの人数は、第5次報告から第 16 次報告までの累計では 287 例(318 人)であり、そのうち、心中以外の虐待死事例は 213 例(218 人)、心中による虐待死事例は 74 例(100人)であった。

精神疾患あり 精神疾患なし 不明 精神疾患あり 精神疾患なし 不明

② 実母の状況
ア 診断名(疾病、傷害及び死因分類)
精神疾患のある実母の診断名(疾病、傷害及び死因分類)について、第5次報告から第 17 次報告までの累計をみると、心中以外の虐待死事例では、うつ病や双極性感情障害といった「気分[感情]障害」が 29 例
と最も多く、心中による虐待死事例についても、「気分[感情]障害」が 48例と最も多かった。
なお、「詳細不明の精神障害」は、精神科の受診歴はあるが、地方公共団体が正確な診断名を把握していないもの、検査中などの理由で確定診断がつけられる前に虐待死事例が発生したものであった。

注1 )回答のあった診断名について、世界保健機関(WHO)により定められた「疾病及び関連保健問題の国際統計分類第
10 回改訂」(ICD-10)に基づいて我が国で使用する「疾病、傷害及び死因分類」をもとに分類した。
心中以外の虐待死(57例)
心中による虐待死(未遂含む)

実母の妊娠期・周産期の問題について、第5次報告から第 17 次報告
までの累計でみると、精神疾患のある実母における心中以外の虐待死事例では、「予期しない妊娠/計画していない妊娠」が 15 人(25.9%)と最も多く、次いで「妊婦健診未受診」が 10 人(17.2%)であった。
また、心中による虐待死事例は、「喫煙の常習」、「マタニティブルーズ」がそれぞれ8人(8.8%)と最も多かった。

人数 構成割合 人数 構成割合
切迫流産・切迫早産 6 (2) 10.3% 6 (0) 6.6%
妊娠高血圧症候群 6 (0) 10.3% 4 (0) 4.4%
喫煙の常習 8 (2) 13.8% 8 (0) 8.8%
アルコールの常習 2 (0) 3.4% 4 (0) 4.4%
違法薬物の使用/薬物の過剰摂取等 0 (0) 0.0% 2 (0) 2.2%
マタニティブルーズ 6 (1) 10.3% 8 (0) 8.8%
予期しない妊娠/計画していない妊娠 15 (3) 25.9% 5 (0) 5.5%
若年(10代)妊娠 4 (1) 6.9% 3 (0) 3.3%
お腹をたたく等の堕胎行為 0 (0) 0.0% 1 (0) 1.1%
母子健康手帳の未交付 2 (0) 3.4% 1 (0) 1.1%
妊婦健診未受診 10 (1) 17.2% 4 (0) 4.4%

一方、精神疾患のない実母における心中以外の虐待死事例では、「予期しない妊娠/計画していない妊娠」が 101 人(46.3%)と最も多く、次いで「妊婦健診未受診」が 86 人(39.4%)であった。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


人数 構成割合 人数 構成割合
切迫流産・切迫早産 23 (4) 10.6% 8 (0) 8.0%
妊娠高血圧症候群 4 (1) 1.8% 3 (0) 3.0%
喫煙の常習 31 (2) 14.2% 4 (0) 4.0%
アルコールの常習 11 (0) 5.0% 0 (0) 0.0%
違法薬物の使用/薬物の過剰摂取等 1 (1) 0.5% 0 (0) 0.0%
マタニティブルーズ 11 (1) 5.0% 4 (0) 4.0%
予期しない妊娠/計画していない妊娠 101 (20) 46.3% 9 (0) 9.0%
若年(10代)妊娠 53 (10) 24.3% 2 (0) 2.0%
お腹をたたく等の堕胎行為 3 (0) 1.4% 0 (0) 0.0%
母子健康手帳の未交付 59 (9) 27.1% 1 (0) 1.0%
妊婦健診未受診 86 (15) 39.4% 6 (0) 6.0%
胎児虐待 11 (0) 5.0% 0 (0) 0.0%
その他 15 (6) 6.9% 1 (0) 1.0%
心中以外の虐待死
区分 (218人)
心中による虐待死(未遂含む)
(100人)
296
③ 精神疾患のある実母における事例の概要
ア 死亡につながった虐待の類型
死亡につながった虐待の類型について、第5次報告から第 17 次報告
までの累計をみると、精神疾患のある実母における心中以外の虐待死事
例では、「身体的虐待」が 45 人(有効割合 84.9%)、「ネグレクト」が8
人(同 15.1%)であった。心中による虐待死事例では、「身体的虐待」
が 88 人(同 100.0%)であった。
一方、精神疾患のない実母における心中以外の虐待死事例では、「身体
的虐待」が 110 人(同 54.5%)、次いで「ネグレクト」が 91 人(同 45.0%)
であり、心中による虐待死事例は、「身体的虐待」が 99 人(同 100.0%)
であった。
精神疾患のある実母における心中以外の虐待死事例は、精神疾患のな
い実母における事例と比較して、直接の死因として身体的虐待が全体に
占める割合が高い傾向にある。
表4-2-3-1 実母による虐待の類型(精神疾患あり)(第5次報告から第 17 次報告までの累計)
表4-2-3-2 実母による虐待の類型(精神疾患なし)(第5次報告から第 17 次報告までの累計)
人数 構成割合 有効割合 人数 構成割合 有効割合 人数 構成割合 有効割合
110 (8) 50.5% 54.5% 99 (4) 99.0% 100.0% 209 (12) 65.7% 69.4%
91 (19) 41.7% 45.0% 0 (0) 0.0% 0.0% 91 (19) 28.6% 30.2%
1 (1) 0.5% 0.5% 0 (0) 0.0% 0.0% 1 (1) 0.3% 0.3%
0 (0) 0.0% 0.0% 0 (0) 0.0% 0.0% 0 (0) 0.0% 0.0%
16 (8) 7.3% 1 (0) 1.0% 17 (8) 5.3%
218 (36) 100.0% 100.0% 100 (4) 100.0% 100.0% 318 (40) 100.0% 100.0%
不明

心理的虐待
性的虐待
身体的虐待
ネグレクト
区分
心中以外の虐待死 心中による虐待死(未遂含む) 総数
人数 構成割合 有効割合 人数 構成割合 有効割合 人数 構成割合 有効割合
45 (2) 77.6% 84.9% 88 (1) 96.7% 100.0% 133 (3) 89.3% 94.3%
8 (1) 13.8% 15.1% 0 (0) 0.0% 0.0% 8 (1) 5.4% 5.7%
0 (0) 0.0% 0.0% 0 (0) 0.0% 0.0% 0 (0) 0.0% 0.0%
0 (0) 0.0% 0.0% 0 (0) 0.0% 0.0% 0 (0) 0.0% 0.0%
5 (1) 8.6% 3 (0) 3.3% 8 (1) 5.4%
58 (4) 100.0% 100.0% 91 (1) 100.0% 100.0% 149 (5) 100.0% 100.0%
不明

心理的虐待
性的虐待
総数
身体的虐待
ネグレクト
区分
心中以外の虐待死 心中による虐待死(未遂含む)
297
イ 直接の死因
直接の死因について、第5次報告から第 17 次報告までの累計をみる
と、精神疾患のある実母における心中以外の虐待死事例では、死因が判
明したもののうち、不明を除くと「頚部絞扼による窒息」が 15 人(有効
割合 28.3%)と最も多く、次いで「頭部外傷」が 6 人(同 11.3%)であ
った。また、心中による虐待死事例では、「頚部絞扼による窒息」が 31
人(同 35.2%)で最も多く、次いで「中毒(火災によるものを除く)」
が 14 人(同 15.9%)であった。
表4-2-3-3 直接の死因(精神疾患あり) (第5次から第 17 次報告までの累計)
人数 構成割合 有効割合 人数 構成割合 有効割合 人数 構成割合 有効割合
頭部外傷 6 (1) 10.3% 11.3% 1 (0) 1.1% 1.1% 7 (1) 4.7% 5.0%
胸部外傷 4 (0) 6.9% 7.5% 1 (0) 1.1% 1.1% 5 (0) 3.4% 3.5%
腹部外傷 2 (1) 3.4% 3.8% 3 (0) 3.3% 3.4% 5 (1) 3.4% 3.5%
外傷性ショック 3 (0) 5.2% 5.7% 3 (0) 3.3% 3.4% 6 (0) 4.0% 4.3%
頚部絞扼による窒息 15 (0) 25.9% 28.3% 31 (1) 34.1% 35.2% 46 (1) 30.9% 32.6%
頚部絞扼以外による窒息 4 (0) 6.9% 7.5% 2 (0) 2.2% 2.3% 6 (0) 4.0% 4.3%
溺水 5 (0) 8.6% 9.4% 9 (0) 9.9% 10.2% 14 (0) 9.4% 9.9%
熱傷 0 (0) 0.0% 0.0% 0 (0) 0.0% 0.0% 0 (0) 0.0% 0.0%
車中放置による熱中症・脱水 2 (0) 3.4% 3.8% 0 (0) 0.0% 0.0% 2 (0) 1.3% 1.4%
中毒(火災によるものを除く) 1 (0) 1.7% 1.9% 14 (0) 15.4% 15.9% 15 (0) 10.1% 10.6%
出血性ショック 1 (0) 1.7% 1.9% 8 (0) 8.8% 9.1% 9 (0) 6.0% 6.4%
低栄養による衰弱 2 (1) 3.4% 3.8% 0 (0) 0.0% 0.0% 2 (1) 1.3% 1.4%
脱水 0 (0) 0.0% 0.0% 0 (0) 0.0% 0.0% 0 (0) 0.0% 0.0%
凍死 0 (0) 0.0% 0.0% 0 (0) 0.0% 0.0% 0 (0) 0.0% 0.0%
火災による熱傷・一酸化炭素中毒 1 (0) 1.7% 1.9% 8 (0) 8.8% 9.1% 9 (0) 6.0% 6.4%
病死 2 (1) 3.4% 3.8% 0 (0) 0.0% 0.0% 2 (1) 1.3% 1.4%
その他 5 (0) 8.6% 9.4% 8 (0) 8.8% 9.1% 13 (0) 8.7% 9.2%
不明 5 (0) 8.6% 3 (0) 3.3% 8 (0) 5.4%
計 58 (4) 100.0% 100.0% 91 (1) 100.0% 100.0% 149 (5) 100.0% 100.0%
区分
心中以外の虐待死 心中による虐待死(未遂含む) 総数
298
一方、精神疾患のない実母による心中以外の虐待死事例では、不明を
除くと「頭部外傷」が 45 人(同 25.4%)と最も多く、次いで「頚部絞
扼以外による窒息」が 30 人(同 16.9%)であった。
また、心中による虐待死事例では、「頚部絞扼による窒息」が 28 人(同
29.8%)と最も多く、次いで「中毒(火災によるものを除く)」が 17 人
(同 18.1%)であった。
表4-2-3-4 直接の死因(精神疾患なし) (第5次から第 17 次報告までの累計)
人数 構成割合 有効割合 人数 構成割合 有効割合 人数 構成割合 有効割合
頭部外傷 45 (7) 20.6% 25.4% 6 (0) 6.0% 6.4% 51 (7) 16.0% 18.8%
胸部外傷 0 (0) 0.0% 0.0% 3 (0) 3.0% 3.2% 3 (0) 0.9% 1.1%
腹部外傷 6 (0) 2.8% 3.4% 3 (0) 3.0% 3.2% 9 (0) 2.8% 3.3%
外傷性ショック 1 (0) 0.5% 0.6% 2 (0) 2.0% 2.1% 3 (0) 0.9% 1.1%
頚部絞扼による窒息 15 (0) 6.9% 8.5% 28 (0) 28.0% 29.8% 43 (0) 13.5% 15.9%












マイナ保険証のメリット

2024年12月01日 12時02分09秒 | 医科・歯科・介護

これからは、
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    ふまえた医療を受けられる

    身体の状態や他の病気を推測しながら、より適切な医療が受診できます。

  • 手続きなしで
    高額な窓口負担が不要に

    高額な医療費が発生する場合、窓口での一時的な自己負担や、事前の書類申請手続きが不要になります。

  • 確定申告の医療費控除申請が
    カンタンになる

    マイナポータルのカンタンな手続きで、領収書を保管・提出する必要もなくなります。

  • 従来の保険証よりも
    医療費がお得になる

    医療費を従来の保険証よりも節約でき、自己負担が少なくなります。

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マイナンバーカードってそもそも安全?
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マイナンバーカードを医療機関に持っていけば、
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      その他の登録方法

      病院以外でも、マイナ保険証の事前登録は可能です。

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保険証なぜ廃止なのか?! マイナ保険証作りたくない…!今

2024年12月01日 11時55分09秒 | その気になる言葉

今の健康保険証は使えない?
資格確認書って?登録解除も!QA解説! <全国商工新聞より>​

 


トラブルばかりのマイナンバーカード、保険証機能を持たせるのは危険…!

<注>このWEBページは、「全国商工新聞」の報道をベースに制作しています。
2022年に公開し、24年9月にQ1、Q6、Q10、同年11月さらにQ1を加筆・修正しました。

 
マイナンバーカードに、健康保険証機能を一体化させた「『マイナ保険証が無いと、12月からは診ることができない』と言われた」「12月から、紙の保険証はなくなるの? マイナ保険証は怖くて持ちたくない」―。こうした相談が、各地の民主商工会(民商)に相次いでいます。

 自公政権が、取得は任意のはずの「マイナ保険証」を、ごり押ししようとしているからです。12月からの健康保険証の扱いや政府の狙い、求められる運動などをQ&Aで解説します。

 

増える救急搬送とその対応

2024年12月01日 11時46分40秒 | 医科・歯科・介護

2003. 11
研究開発室

増える救急搬送とその対応 下開 千春

<増える救急車搬送数>
救急隊による救急搬送人員数が増加している。

2001年中の全国の救急搬送人員(ヘリコプターによる搬送を含む)は、約419万人となった。2000年は約400万人、1999年は約376万人であったことから、近年では、毎年20万人前後の増加となっている。

平成14年版『消防白書』によれば、1999年は国民
の32人に1人が救急隊員によって搬送された計算であったが、2000年には30人に1人となり、徐々に搬
送率が高くなっている。
人口350万人を抱える横浜市でも、救急搬送人員数の増加は課題とされてきた。横浜市消防局警防部救
急課が集計した救急搬送記録によれば、横浜市における救急搬送人員数は、人口の伸びをはるかに上ま
わる伸び率を示しており、1989年の1年間では約8万人であったものが、9年後の1998年の1年間では
約11万人と約35%の増加となっている*1。

また、この横浜市の救急搬送人員数の増加の主たる原因は老
年人口の増加と考えられていることから*2、今後の人口の高齢化の進展に伴い、救急搬送人員数の更な
る増加が予測されている。
図表1 救急出動件数および救急搬送人員数(斜体)の推移(ヘリコプターによる搬送を含む)


<諸外国の有料の救急車>

救急車の利用に際し、日本では無料となっている。このように無料であることが、無制限の利用を促
しているのではないかという指摘もある。
実際に、他国では、救急車の利用を有料化している国も少なくない(図表2)。

人口約800万のニュー
ヨークでは、救急車の利用は有料である。基本料金として約2万5,000円と、その他に走行距離に比例し
WATCHING
28 LifeDesign REPORT
2003. 11
て料金が加えられる。救急搬送される距離が長くなるほど費用がかかるのは、サンフランシスコでも同
様である。

一方、フランクフルト(人口約70万人)では、救急車の料金は約2万円から約7万円と幅が
ある。
しかし、このような有料化は、果たして利用者の制限につながっているのだろうか。

Richardson らの
調べによれば、ニューヨークでは、救急車利用は有料でかなり高額であるにもかかわらず、代替する交
通手段を持たない救急車利用者の86.5%が医学的にみて不要であっても救急車を利用していることも報
告されている*3。

さらに、このような有料化によって、貧困層の利用が制限される。また、症状が悪く
なってから病院にかかるために、人体への負担だけでなく、医療費の負担も結果的に大きくなるという
大きな欠点もあるといわれている。
図表2 諸外国の各都市における救急車の料金
国 都市名 料金
アメリカ ニューヨーク 基本料金 約25,000円、走行距離1マイルにつき約600円加算
アメリカ サンフランシスコ 基本料金 約38,500円、走行距離1マイルにつき約1,400円加算
オーストラリア シドニー 基本料金 約11,000円、走行距離1キロにつき約300円加算
ドイツ フランクフルト 料金 約22,000円~73,000円、病状により料金が異なる
フランス パリ 料金 30分あたり約23,000円
イギリス ロンドン 無料
イタリア ローマ 無料(民営は有料)
 注:1996年1月 AIU 調査による
 資料:AIU 保険会社 “世界の医療事情”(http://www.interline.co.jp/aiu/aiuinfo/iryou_jijyou.htm)より作成、2003年9月19日収録
 一部、外務省“在外公館医務官情報 世界の医療事情(2003年8月)”(http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/index.html)を参考に
 

作成、2003年9月19日収録


<無料を望む国民の声>
2003年に内閣府が実施した「消防・救急に関する世論調査」では、回答者に次のカードを示した上で、
回答者の意見をたずねている。

カードは、「平成13年中の1年間で、国民の約30人に1人が救急車によっ
て搬送されたことになっており、高齢化の進展等に伴い、10年前と比べて、救急車の出動件数は1.5倍と
なっており、今後さらなる増加が見込まれています。

一方でこのような救急需要の増加に対応できる救
急隊を整備するためには、さらに多くの財政措置をする必要があります。」という内容である。
調査の結果、「高齢化の進展等に対応するため,出動件数の増加に対応できる救急体制を充実する必要
がある」という意見については、「賛成」とする者の割合が91.3%(「賛成」+「どちらかといえば賛成」)
と大半を占めている(図表省略)。

財政措置をしても救急需要に対応するための体制整備をすべきである
という意見が大半である。

なかでも、年齢別にみると、「賛成」割合は30代で高くなっており、幼い子ど
もをもつ世代のニーズが高い。
同調査では、比較的軽度の傷病者の救急車による搬送費用の負担のあり方についても聞いている(図
表3)。

その結果、「現在と同様に無料とした方がよい」と答えた人の割合が51.1%と過半数を占め、軽
度の傷病者であっても利用者の負担は今までどおり“なし”で救急車の利用を認めるべきとなっている。
「利用者が全額負担をした方がよい」は4.1%と非常に少ないが、「利用者が一部負担をした方がよい」

の36.5%と合わせ、“なんらかの負担をした方がよい”と考える人の割合は約4割に達している。

特に50
代や60代では、その他の年代と比較して“なんらかの負担をした方がよい”と答えた割合が高く、将来
的にも救急車を無料で維持することは難しいと考えている傾向がみられる。
<多い軽症傷病者の割合>
救急車は、災害や事故など、生命の危険や著しく悪化するおそれのある症状を示す傷病者を迅速に搬
送する適当な手段がない場合に利用されることを目的としたものである。

しかし、比較的軽度の傷病者
や搬送手段のある者による救急車の利用が多いこともこれまで指摘されてきている。

特に、大都市では
救急搬送人員に占める軽症傷病者の割合が高く(57.4%)、その他の都市(48.5%)とは8.9ポイントの
差がみられる*4。同時に、その他の都市では重症傷病者の割合が13.1%であるのに対し、大都市では7.2%
となっている。
ニューヨークの例のように、救急車の有料化が必ずしも非救急の利用を抑制しないとするならば、だ
れもがいつでも無料で利用できるという理想的な現在の救急体制を維持するためには、できる限り適正
な救急車の利用を行うことが生活者に求められる。

例えば、119番以外にも県や医療機関が設置する救急
対応の電話相談専用番号を日頃から控えておき、必ずしも救急性が高くないと思われる場合には、電話
でその後の対応を検討するなどといった行動をとることが期待される。

総数(n=2,113)
男性 (n=1,010)
女性 (n=1,103)
20~29歳(n=228)
30~39歳(n=312)
40~49歳(n=325)
50~59歳(n=475)
60~69歳(n=458)
70歳以上(n=315)

現在と同様に無料とした方がよい

利用者が一部負担をした方がよい

利用者が全額負担をした方がよい

その他

わからない
【性別】
【年齢別】
 注:調査対象者は全国20歳以上の男女。有効回収数2,113人(有効回収率70.4%)。調査方法は調査員による個別面接聴取
 資料:内閣府(2003)「消防・救急に関する世論調査」
【脚注】
*1:大重賢治,他(2001)「横浜市における救急車利用に関する市民意識調査研究」日本公衆衛生雑誌;48(1):56-63.
*2:大重賢治,他(2000)「横浜市における救急搬送患者数増加に関する調査研究」厚生の指標 2000;47:32-37.
*3:Camasso-Richardson,K.et.(1997)Medically unnecessary pediatric ambulance transports:a medical taxi service?
Academic Emergency Medicine ; 4(12)
*4:消防庁(2002)『消防白書』平成14年版 


増え続ける救急搬送

2024年12月01日 11時43分41秒 | 医科・歯科・介護
 
総説
高齢者救急の救急搬送の増加問題とその対応策
―特に救急車の有料化について―
ジャーナル フリー

2016 年 19 巻 1 号 p. 1-6

 
 
詳細
 
抄録

現在,わが国は世界最高の超高齢社会を迎えており,厚生労働省も高齢化により増加する医療費を補うために高齢者・現役世代に広く負担増を分かち合う方針を示した。2004〜2013年の高齢者救急搬送の現状を調査し,救急車の適正利用と有料化問題について検討した。65歳以上の高齢者搬送件数は,2004年には2,885件(全体の33.1%)で,2013年は3,754件(全体の41.7%)と増加しており,そのうち外来帰宅は2004年828件(28.7%)で2013年は1,523件(40.6%)と増加していた。不適正利用者は,2011年6.7%,2012年6.3%,2013年5.4%であった。外来帰宅=(イコール)軽症例=(イコール)不適正利用との見方もある。実際に外来帰宅件数(軽症例)は10年間で約1,200人増加していた。しかし過去3年間の結果では,不適正利用は高齢者搬送例の5〜6%に過ぎなかった。搬送手段では,救急車以外の代替手段を確保し,福祉制度を充実していくことが救急搬送における軽症例の減少に繋がるものと考えた。また増大する救急需要の抑制と医療費を補填する意味で,有料化は必要である。

 
 
引用文献 (22)






    • 7) 川上ちひろ, 重賢治, 杤久保修, 他: 救急車; その不適正利用とは? 救急医療ジャーナル 2007; 4: 62-5.
       

    • 8) 矢野賢一, 早川達也: 救急車搬送されたが, 帰宅となった患者群における救急車の適正利用の状況と今後の検討課題について. 日臨救急医会誌 2011; 14: 495-501.
       




    • 12) Hendrikson H: The Right Patient, The Right Place, The Right Time -A Look at Trauma and Emeregency Medical Services Policy in the States. National Conference of State Legislatures. Colorado & Washington, 2012, p1-23.
       

    • 13) 下開千春: 救急外来・搬送の受益負担; 生活者の意識と受療行動への影響. ライフデザインサポート 2010; 2: 16-27.
       

    • 14) 田中輝征, 半谷芽衣子, 松本佑史: 救急医療サービスの経済分析「公共政策の経済評価」. 事例プロジェクト 2007, p1-39.
       


    • 16) Ohshige K, Kawakami C, Kubota K, et al: A contingent valuation study of the appropriate user price for ambulance service. Acad Emerg Med 2005; 12: 932-40.
       

    • 17) 皿谷建太, 千葉智大, 小倉穂奈美, 他: 救急車の適正利用に向けて; コールトリアージを利用した有料化. ISFJ政策フォーラム2011発表論文 2011: 1-45.
       

    • 18) 林承煥: 救急搬送の公共性に関する考察; 東京都の救急業務の変遷史を中心に. 早稲田商学第440号 2014: 217-36.
       

    • 19) 内海桃絵, 南千夏, 野本愼一: 高齢者における救急車利用に関する意識調査; 京丹波町の場合. 京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻紀要, 健康科学, health science 2014; 9: 34-40.
       

    • 20) 下開千春: 救急車有料化議論と適正な利用に向けて. ライフデザインサポート 2006; 3: 27-9.
       

    • 21) 生見僚太, 井須なつき, 落合美砂子,他: 救急車利用のあり方について; 所得面から考える救急車の有料化. ISFJ政策フォーラム2013発表論文 2013; 1-26.
       

 
 
 
 
 
 
© 2016 日本臨床救急医学会
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子どものSNS禁止 オーストラリア

2024年12月01日 11時32分55秒 | 事件・事故
「いじめ死」放置できない!
 
オーストラリアでは、国家児童委員会が毎年「オーストラリアにおける子どもの権利に関する報告書」をオーストラリア政府に提出しており、子どもの権利の保障や増進のための勧告を行っています
 
子どもの権利条約は、18歳未満の子どもを権利を持つ主体と位置づけ、子どもが大人と同様にひとりの人間としての人権を認めています。また、子どもが大人へと成長する過程において、年齢に応じた保護や配慮が必要な面もあるため、子どもならではの権利も定めています。
 
子どもの権利条約では、「生きる権利」、「育つ権利」、「守られる権利」、「参加する権利」の4つが、子どもたちが持つ基本的な柱とされています。
 
子どもの権利条約は、1989年の第44回国連総会において採択され、1990年に発効しました。条約を批准した国は、批准してから定期的に国連に報告をする義務があります。

スパイ ゾルゲ事件80年目の真実

2024年12月01日 09時33分48秒 | 事件・事故

名越 健郎 (著)

処刑から80周年――機密解除資料が明かす「史上最高のスパイ」の闇

戦前の東京で暗躍した旧ソ連の大物スパイ、リヒャルト・ゾルゲ(1895~1944)の処刑から2024年11月で80年となる。近年、ロシアではゾルゲの再評価が進み、未公開資料も続々と表に出てきている。
本書は近代ロシア研究の第一人者である名越健郎氏がそうした機密解除資料をもとに、ゾルゲのスパイとしての活躍を臨場感たっぷりに描き出した作品である。
オートバイを駆って上海や東京の街を疾走し、夜の社交界で巧みな話術で権力者たちに食い込み、ドイツ大使夫人、シーメンス社支店長夫人、ルフトハンザ航空幹部の夫人、VIPの女性秘書、アグネス・スメドレーほか手当たり次第に女性と不倫関係になり(なおかつ女性たちを情報源とし)、本国で進むスターリン粛清に脅える――そうしたゾルゲの日常が生々しく甦り、まるでスパイ映画のようである。

ドイツ紙特派員を隠れ蓑に日本社会上層部に食い込んだゾルゲは、日本の国家機密および同盟国のドイツからもたらされた外交機密をことごとくキャッチし、モスクワに伝達した。
おもなものだけでも、日独防共協定、ドイツ軍のソ連侵攻計画、ノモンハン事件の詳細、御前会議での日本軍の南進政策決定、大本営の設置など、超ド級の機密情報が筒抜けになっていた。

さらに、日本が対ソ開戦を回避するように各方面から働きかけていた。
ゾルゲの情報工作のおかげで、ソ連はヒトラーのドイツとの戦いにリソースを集中することができた。

結果として、第二次大戦の帰趨にゾルゲは決定的な影響を与えたと言われている。
だが、それほど大きな仕事を成し遂げたにもかかわらず、いまだにゾルゲの活動の全容は謎に包まれている。

ゾルゲがソ連に送信した暗号電報・書簡、コミンテルンからの指示などは、その多くが機密指定されていたからだ。
しかも当時のソ連は独裁者スターリンによる粛清が猛威を振るっていた。

猜疑心のかたまりのようなスターリンは、ゾルゲの上官らを次々に処刑し、ゾルゲにまで疑いの目を向けていた。

ゾルゲに名誉回復がなされたのはスターリンの死後、フルシチョフ時代になってからだった。
ところが今、ゾルゲを英雄として顕彰する動きがロシアで高まっている。

背景には、KGB出身のプーチン大統領の意向がある。プーチンは「高校生の頃、ゾルゲのようなスパイになりたかった」とテレビ番組で告白。

その言葉を受けてか、ロシア各地にゾルゲ像が乱立し、50都市に「ゾルゲ通り」があるほか、「ゾルゲ・アパート」「ゾルゲ公園」なども各地にできている。同時に、ゾルゲに関する未公開資料の機密解除がなされたのだ。
日本で知られていない情報が盛りだくさん。
2025年は「昭和100年」という節目の年でもあるが、あらためて昭和の闇を照らす作品である。

出版社より

ゾルゲ事件80年目の真実
ゾルゲ事件80年目の真実
ゾルゲ事件80年目の真実
 

ドイツの父、ロシア人の母との間で生まれたゾルゲがスパイになった経緯が記されている。

来日前の上海での活動が興味深い。

朝日新聞記者で近衛文麿のブレーンともなった尾崎秀美ら日本人の協力をゾルゲは得る。

ナチスのソ連侵攻を警告し、日本軍の南進の見通しなど重要な情報をソ連に送った。

摘発に至った詳細な捜査資料は見つかっていない。

発見が期待される。

ゾルゲの評価の変遷は、ソ連・ロシアの政治体制を映す鏡とも言える。

 

 

 

 

  • 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 (2024/11/20)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2024/11/20
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 272ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4166614770
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4166614776
  • 寸法 ‏ : ‎ 11 x 1.4 x 17.3 cm

闇バイト対策に6億5600万円

2024年12月01日 09時16分16秒 | 事件・事故

警察庁が“闇バイト対策強化”広告・解析・コールセンター 全国へ協力要請も

配信

"警察庁が“闇バイト対策強化”広告・解析・コールセンター 全国へ協力要請も"

県内10代の男性「闇バイト」紹介受けたあと脅され警察に助け

2024年12月01日 09時11分33秒 | 事件・事故
今月、「闇バイト」とみられる紹介を受けたあと脅された茨城県内に住む10代の男性が警察に助けを求めていたことがわかりました。

茨城県警察本部として「闇バイト」による事件に関わる前に助けを求められたのは今回、初めてだということです。

警察によりますと、先月中旬に県内に住む10代後半の男性がSNSで仕事を探している旨の投稿をしたところ、「闇バイト」とみられる紹介を受けたということです。
不審に思った男性は連絡するのを控えていましたが、今月24日に相手からSNSの通話機能で「俺はヤクザとつながっている。一生、茨城歩けなくさせんぞ」などと脅されたということです。
捜査関係者によりますと、男性は相手に詳しい個人情報を伝えていなかったものの、危害を加えられるおそれがあるとして、この日、保護者とともにひたちなか警察署に助けを求めたということです。
男性は「危険な仕事だとわかったので、『闇バイト』に関する保護についての茨城県警察本部のウェブサイトを見た上で警察に相談した」などと話しているということです。
茨城県警察本部として「闇バイト」による事件に関わる前に助けを求められたのは今回、初めてだということです。
茨城県警察本部は「闇バイト」に関わり脅された場合でも、本人や家族を確実に保護するとして、相談するよう求めています。
一方、警察は28日、男性を脅迫した疑いで東京・足立区の19歳の会社員を逮捕しました。
警察の調べに対し「やったことに間違いありません」と容疑を認めていて、警察は「闇バイト」のリクルーター役を担っていた可能性もあるとみて捜査を進めています。







詐欺メールの連続

2024年12月01日 04時01分00秒 | 日記・断片

午前3時、4時になる時間帯のに、携帯電話の詐欺メールが來るのでウザサン!

奴らは海外からの送信でなければ、真夜中でも働いているのだろう。

実は、途方はカードなどは一切持っていない。

全ての支払いも家人任せで、預貯金はゼロ。

つまり、銀行や郵便局とは無縁の人間なのだ。

親の遺産を遣い果たして、罰当たりの愚か人間なのだ。

新聞配達のバイトも3年前から卒業の身。

株投資家の家人の堅実さんと才覚を羨むばかり・・・


創作 愛されたい願望 3)

2024年12月01日 03時17分55秒 | 創作欄

松井徹にとって、小学生時代の思い出の一つは、6年生の時に担任となった草間登紀子先生であった。

村長の娘である草間先生は、教育大学を出て村の母校へ教師として戻ってきたのである。

理科の先生で、実験室では生徒たちに顕微鏡を覗かせながら授業をした。

それは、生徒たちにとって、未知の世界を開眼させる契機となった。

さらに、課外授業として休日の「理科クラブ」を創設していた。

野山の植物や動物、鳥の観察である。

双眼鏡を5個も自腹で購入して、生徒たちに使わせた。

それも、生徒たちにとっては、未知の世界の開眼だった。

夜の校庭の高台では、草間先生が望遠鏡を設置した。

この望遠鏡も先生が自腹で購入してもので、如何にも高級なものとして生徒たちにの目には映じた。

眼で見てきた月や星とは雲泥の差がある天体観測に生徒たちには歓喜するとともに、異次元の世界を強烈までに生徒たちの胸によどめたのである。

徹は、初めて大人の女性を感じさせる草間先生に、可愛いがられる生徒の一人になりたいと密に願望するのだ。


利根輪太郎の競輪人間学 消極的になる

2024年12月01日 02時16分41秒 | 未来予測研究会の掲示板

競輪仲間たちの思い出が詰まっている取手競輪場は、利根輪太郎にとって人生ドラマの一幕でもある。

宮さん、仏壇屋の大さん、雇用促進住宅の住人たち10人余りその中心に居た荻さん、トラック運ちゃんの昭君、スナック「リボン」のママ。

スナック「エイト」の飲み友達、カラオケスナックの「プチ」や「バンダイ」のカラオケ仲間たちは皆さん競輪大好き。

牛久のカーテン屋さん、埼玉の浦和から来ていたチャップリン。

さらに、電電公社の武蔵さん、牛久の山さん、守谷の金持ち、愛人同伴の会長さん、3着おじさん。

2度だけ取手取手競輪へ来た馬太郎(彼は競馬専門)。

皆さん、昭和の時代であり、酒を飲み自動車を運転していた。

特にタクシー運転手の荻さんとは、千葉競輪、松戸競輪、大宮競輪までへも自動車へ行き、現地で酒を飲み、取手へ帰還。

そして、現在は、食堂「さかえや」の常連客と取手在住の寺さんや我孫子、石岡から来ている人たちとの交流だ。

 GⅢ 大垣競輪  開設72周年記念 水都大垣杯

初日(11月30日)

利根輪太郎は、明日は1万円の入金(家人から)あるのに、100円単位で車券を買っていた。

財布にはまだ、1万3000円があったのに。

松戸競輪で負けたことが、トラウマとなる。

その松戸の負けを残り3000円で1万3000円に戻していた。

攻めの競輪が出来なくなる。

3連複専門の寺さんは、実に堅実である。

彼は「負けない競輪」と貫くのだ。

12レース

これまで、勝ったり、負けたりで、消極的になる。

500円で買った車券は外れて、100単位の車券が的中。

並び予想 3-6-9 1(単騎)2(単騎) 4(単騎) 5-8 7単騎

レース評

競輪祭で復活をアピールした松浦からだが、新星の中野や北井もいて大激戦。地元で燃える山口も気合は人一倍。

難しいレースである。

あえて4番からの3連単勝負。

そして、5-4の3連単。

押さえは7番からの2車単。

その2車単は200円単位。

消極的だったのだ。

 




選手名 着差 上り 決ま
り手
S

B
勝敗因
1 7 中野 慎詞   11.6   北井に乗り
2 2 山口 拳矢 3/4車身 11.9   松浦に乗り
3 8 坂井 洋 3/4車輪 11.5   S 俊敏切替え
  4 9 南 修二 1/2車身 11.4     不発ライン
× 5 4 北井 佑季 1車輪 11.9     追かけ踏上
6 1 松浦 悠士 1車身 12.2   B カマシ逃げ
7 6 山田 久徳 4車身 11.8     離れ追上げ
  8 5 森田 優弥 5車身 12.5     追上げられ
  9 3 窓場 千加頼 6車身 13.1     強引先制で
 
2

2=5
1,760円(9)
2

2=7
2,280円(9)
3

2=7=8
5,860円(25)


2=7
890円(13)
2=8
870円(12)
7=8
750円(8)
5-2
3,320円(17)
7-2
3,500円(14)
7-2-8
28,000円(111)

戦い終わって

戦い終わって写真

 単騎勢が4人となった一戦。ラインが出来た2派でかなり踏み合う展開となり、そうなると単騎勢の出番。まずは松浦悠士が最終ホームから発進。初手から続いていた山口拳矢もピッタリと続く。そこを最終バックから中野慎詞が猛烈な勢いで襲い掛かると、番手から併せて飛び出す山口を飲み込んで快勝。
 中野は「今回2度目の単騎戦だったんですが、前に単騎で走った時は余計な事をして脚を使ったので、余計なことはせずに様子を見て行けるところで仕掛けようと思ってました。バックの緩んだところで踏み出して行けたし、レースの流れもしっかりと感じ取れてましたね。脚の感じも悪くないです。二次予に向けては早く寝て備えたい」。
 2着の山口拳矢は「痛めた首はそんなに気にならなかったけど、思ったよりも車が進まなかったですね。身体はこれ以上良くはならないので、悪くならない様にしたい」。
 3着の坂井洋は「森田君は気合が入ってましたね。もう全部任せてました。全部一人でやってもらっちゃったんで情けない。せめて1着が取れればよかったんですが…。状態自体は問題ないです」。