宗教アレルギー

2021年02月27日 21時54分15秒 | 社会・文化・政治・経済

「南山の先生-知が広げる世界観-」は南山大学に興味を持ってくださっている方、また学部選びに悩んでいる方に向けて大学の先生達が自分の研究や授業を紹介したものです。

みなさんにとって興味のある分野、今後学んでみたい内容が見つかるのではないかと思います。

是非ご参考にしてください。

宗教アレルギー(特に1995年に発生したオウム真理教の恐ろしい事件のために) も広がってきた。倫理のいくつかの教科書に、あるイラストがあった。一人の女の子が「宗教って要るのかしら」と問い、 ...


宗教論
(「宗教を学ぶ必要性とは?」)

「どうして宗教を勉強しないといけないのですか?」。秋学期最初の宗教論の講義で、学生から受けた質問の一つである。

私はその疑問に驚かない。日本の学校教育は宗教科目がほとんどない。1947年に公布された教育基本法第9条第2項に「国及び地方公共団体が設置する学校は、特定の宗教のための宗教教育、その他宗教的活動をしてはならない」と述べられている。戦後に宗教教育が廃止された理由として第一に挙げられるのは、戦前の日本が天皇に対する神聖不可侵と国家の絶対的価値観に基づき、軍事国家主義と侵略を求める帝国主義の道を歩んだ結果であると言われている。それゆえ独特な意味を持つ宗教科目は学校教育のカリキュラムから外され、教科書からも削除された。しかし宗教は歴史における存続的現象であり、教科書(特に倫理、日本史、世界史)にはある程度、宗教関連事項の記載は必要である。その描写はほとんどネガティヴなアプローチ(特にキリスト教に関する出来事は十字軍、魔女狩り、異端者裁判など) で終わる。

したがって若者は学校で入試問題にかかわる情報を多く学ぶが、自国の宗教的歴史を知るきっかけが与えられることは少ない。そのため日本人は古代から「無宗教」であると考える人が多い。また宗教は単純なもの、心が弱い者が頼るところ、臆病者、人生の楽しみを知らないストア派のような人々の習慣のように考えられるようになった。宗教アレルギー(特に1995年に発生したオウム真理教の恐ろしい事件のために)も広がってきた。倫理のいくつかの教科書に、あるイラストがあった。一人の女の子が「宗教って要るのかしら」と問い、それに男の子は「人間はやっぱり弱いから」と答えている。もちろん人間が弱いのは事実であるが、この場合のニュアンスはそれと異なる1)。学生がこのイラストを見て考えることは何であろう。ある学生の印象は、弱い人は現実逃避をして存在しない何かにすがり、強い人は自分で頑張る、というものであった。

私はこのようなバックグランドを持つ若者に宗教論を教えなければならない。第一のステップは、「偏見は知識を遠ざける」ということを考えるように勧める。「勉強とは願いである。何かを理解できるように願うことである。しかし本物の願いができる人は、勉強によってまったく新しいことが与えられることを期待する人である」2)。つまり、本物の知識人は、調べることに対してまず学ぶ心を持たなければならない。しかし宗教を勉強しても「何も役に立たない」と思っている学生が多い。そこで次に進めるステップは「探究」である。宗教はなぜ生まれるのか。人生と物事の存在の意義を探し求める人間はそこまで達するために様々な道を試みる。その探求は人類の誕生から今日まで続く。従って宗教は人間の試みであり、美点と欠点も含めて進む探求である。偉大な歴史宗教学者ミルチャ・エリアーデは次のように書いた。「世界にそれ自身において実在するものがあるという確信がなければ、人間の精神がいかに機能しうるかは想像しがたいし、人間の意識が行動や経験に意味を付与せずに現われうると想像することも不可能である。実在し、意味ある世界の認識は、聖なるものの発見と密接に関連している。聖なるものの経験をとおして、人間の精神は、それ自身を実在する、力強い、豊饒な、しかも意味あるものとして顕すものと、そしてそのような資質を欠くもの、すなわち事物の混沌とした危険な変動、それらの予想しがたい無意味な出現と消失とのあいだの相違を認識してきたのである。要するに、『聖なるもの』は人間の意識の構造の一要素であって、意識の歴史の一段階ではない」と3)。

したがって、自己分析を真面目に行う人間は、必ずこの「聖なるもの」あるいは「すべての人間の問いかけの答えとなる究極的根本」を探さざるをえない傾向を見つけるであろう。それは外的圧迫ではなく、内から湧きあがる要求である。この要求こそが「宗教心」である。言いかえると、宗教心は「最終的な意義を望む心」であると言える。ここまで進むと学生は授業に興味を持ち始める。歴史的な宗教ではなく、すべての人間が持っている宗教心について考えるようになるからである。

ある学生が最終レポートに次のように書いた。「ジョン・コルトレーンというミュージシャンの『至上の愛』というアルバムは、神に捧げて作られたものとして知られている。この授業を受ける前は聞いても単なる良い曲だとしか思わなかった。しかし、今は聞くたびにその神秘的な美にうち震える。そしてジョン・コルトレーンの崇高な精神にわずかながら近づくことができたような気がしている。神について知ることによって感受性を豊かにすることができたと思う」。

注1)Cf . Angelina VOLPE, "Christianity and the Catholic Church in Japanese High School Textbooks", 『南山神学』、第28号、在名古屋教皇庁認可神学部、南山大学人文学部キリスト教学科、2005年、p. 66.

2)ジョヴァンニ・リヴァ『小さなキリスト教人間学』、ドン・ボスコ社、2001年(第3版:2012年10月)、12頁。

3)ミルチャ・エリアーデ『世界宗教史』1(石器時代からエレウシスの秘儀まで)、筑摩書房、2000年、13頁。


詐欺「余罪」4.6億円、暴力団側に賠償命令 関与認定

2021年02月27日 21時54分15秒 | 事件・事故

新屋絵理 2021年2月26日 19時48分

会見する原告側弁護団。「特殊詐欺の事件記録がもっと開示されれば、救える被害者が増える」と語った。

 立件されなかった「余罪」についても、加害者に賠償責任がある――。指定暴力団住吉会系による特殊詐欺をめぐり、余罪部分の被害者ら45人が同会トップらに計約7億円の賠償を求めた訴訟の判決が26日、東京地裁(桃崎剛裁判長)であった。判決は「客観的証拠から組員らの関与が認められる」として、暴力団対策法に基づきトップの責任を認めて約4億6千万円を41人に支払うよう命じた。

 余罪は刑事裁判で審理対象になりにくく証拠も少ないため、民事裁判で賠償責任を問うのが難しい。弁護団によると、同種訴訟で余罪被害者への賠償責任が認められたのは初めて。

 原告は40~90代で、刑事裁判で認定された約3億円の被害とは別に、起訴されなかった約12億円部分の被害者ら。架空会社の債券購入名目などで84万~8300万円を組員らにだまし取られたとして提訴した。

 判決は、静岡県警の捜査員が余罪も含めて作った「詐欺被害者リスト」について「信用性がある」と判断。リストと原告らの口座記録を照らし合わせ、組員の関与を認めた。証拠がそろわない一部原告への責任は認めなかった。

 起訴された約3億円分をめぐっては、東京地裁が昨年9月、約1億7千万円の賠償を組側に命じている。(新屋絵理)

勝訴の決め手は「詐欺被害者リスト」
 「余罪の被害者に救済の道を開いた意義のある判決だ」。原告側弁護団は都内で開いた会見で、そう評価した。


米国の黒人男性窒息死、警官ら不起訴 司法長官「失望」

2021年02月27日 21時47分01秒 | 事件・事故

ニューヨーク=藤原学思 2021年2月24日 13時01分

米ニューヨーク州ロチェスターで昨年9月、ダニエル・プルードさんの死亡事件に抗議するデモの参加者=AP

米ニューヨーク州ロチェスター市で昨年3月、黒人男性が警察官から頭部を覆われて窒息死した事件で、地元の大陪審は捜査対象となっていた警察官7人を、いずれも起訴しないと決めた。ジェームズ州司法長官が23日、発表した。理由は明らかになっていない。

 亡くなったダニエル・プルードさん(当時41)には精神疾患があり、裸で外に出ていたところ、通報を受けて現場に駆けつけた警官から拘束された。頭部を地面に押さえつけられ、7日後に死亡。検視では「殺人」と認定された。

 だが、警察は事件後、長期間にわたって詳しい状況を隠そうとした。遺族が昨年9月、入手した当時の映像をもとに事件を公表すると、抗議デモが広がった。

 ジェームズ氏は大陪審の決定について「我々の刑事司法制度に対する国民の信頼に背くものであり、残念なことに、歴史がまたくり返された」と批判。「大変失望した」と憤った。

 ニューヨーク州の法律によると、大陪審は一般市民16~23人で構成され、起訴するには少なくとも12人の同意が必要となる。ただ、多くの手続きが秘密裏に行われるため、詳しい評決はわからず、ジェームズ氏は大陪審制度の改革の必要性も訴えた。(ニューヨーク=藤原学思)


「孤独」は健康リスクを高める

2021年02月26日 10時46分53秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▽他者への想像力が枯渇するとき、差別は繁殖します。
差別は<特別な誰か>が起こす限られた社会問題ではない。
差別を受ける人がどれほど苦悩し、憤り、困窮しているか―他者に対する想像力の欠如によって、誰もが差別をする可能性がある。
それを防ぐには「他者へのより深く豊かで、しなやかでタフな想像力が必要」社会学者・好井裕明さんの言葉
▽相手の苦境を<わがこと>として受け止めようと心を砕く。
目の前の一人に、とことん寄り添い続ける。
<誰も置き去りにしない>心で。
▽人生は信の上に立つ。
▽「孤独」は健康リスクを高める。
励ましの絆を今こそ強く。
▽子どもの可能性を信じ<自己肯定感>を高める教育が期待される。


座りっぱなしの暮らしは死亡リスクを高める

2021年02月26日 10時38分55秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▽人と人を結びつけ、
自分以外の誰かに深く思いを馳せるために創作物はある-三浦しをんさんの言葉
▽目を凝らさなければ見えない。
耳を澄まさなければ聞こえない<大切なもの>がある。
その真実をしっかりと見極めるために、わが生命を磨く。
そこから、自他共の幸福の社会が建設される。
▽精神荒廃の現代には、これまでにない人生観、人間観が必要。
▽幸福は君の外ではなく内に―トルストイの言葉
▽座りっぱなしの暮らしは死亡リスクを高める。
▽地道でなけば、成功はない。
一歩また一歩と共進と共戦を。
▽試練に敢然と立ち向かい、コロナ禍を乗り越えていくことだ。


競輪人間学 想定外にはしない

2021年02月26日 09時59分22秒 | 未来予測研究会の掲示板

「8番は買えないよな」と想定外の8番が2着になったことに愚痴をこぼす競輪ファンたち。
正確には「買えない」のではなく「買わない」だけなの話なのだ。
競輪ファンたちに共通するのは、<番手選手有利>という思い込みである。
8-2ラインのケースでは、番手の2番は買うが、先行選手8番はいらないと度外視して買わないだけのこと。
想定外に如何に対応するかが、競輪ファンたちの課題と言えるだろう。
「買えない」のではなく、2番を買うのなら先行選手の8番も当然、想定して当然「買うことだ」。

結果として100円、200円を出し惜しみするケース。

いわき平競輪開設70周年記念GⅢいわき金杯争奪戦 初日
12レース
競輪専門紙「青競」は、1番森田優弥選手を本命にしていた。
本紙は1-4 1-3 1-2 1-9と予想していた。
押さえは3-7
一方、情報室「車番作戦」の欄では、3番の皿屋豊選手を軸に3-1 3-2 3-4 3-7と予想。
前回の動きの良さが目立った動きの皿屋選手の一発に期待するコメントを載せていた。

並び予想は3-7 1-4 8-2 5-9 6(単騎)

レース評
昨年末から快進撃を続けている森田の勢いを信頼して◎。同県の池田が呼吸を合わせて別線を迎え撃つ。

G戦線でも存在感がアップしている皿屋の機動力も侮れず、復調実感の鷲田がリード。地元の意地ある飯野や、パワーある佐々木を目標に運べる荒井も手強い。

結果は
2車単 3-8 1万4710円(40番人気)
3連単 3-8-5 14万9490円(325番人気)




選手名 着差 上り 決ま
り手
S

B
勝敗因
× 1 3 皿屋 豊   11.5   捲の上捲る
  2 8 櫻井 正孝 2車身 12.0   好位占伸び
  3 5 佐々木 豪 1/4車輪 12.3     ロング捲り
4 7 鷲田 佳史 1/2車身 11.6     皿屋懸命追
5 2 飯野 祐太 1/2車身 12.0     櫻井を追い
6 4 池田 勇人 3/4車身 12.3     森田付一杯
7 1 森田 優弥 微差 12.6   B 叩き捲られ
  8 6 山賀 雅仁 4車身 12.1     掬われ後退
9 9 荒井 崇博 4車身 12.8   S 佐々木離れ

レース後記

レース後記写真

 皿屋豊、櫻井正孝の順で切った上を、打鐘手前で森田優弥が押さえて先制。後方になった佐々木豪は2センターから反撃に出て、最終4コーナーで森田をとらえる。しかし、2コーナー8番手から仕掛けた皿屋が猛スピードで前団をまくり切って初日特選を制した。
 「車番はあまり良くなかったので、後方からになったら切って(別線に)脚を使わせようと思っていました。終始余裕はあったので、1着まで行けるかの勝負でしたけど、直線が長くて助かりましたね。吸い込まれていく感じになりました。(一昨年のS級デビュー戦の時は)999着のバンクなので、全てを払しょくする1着だったと思います」
 佐々木を追いかけるように最終バックから踏んだ櫻井正孝が2着に入った。
 「(初手は)前中団が取れたら先行しようと思っていて、それ以外なら一回前に出て自分のレースをしようと思っていました。体の感じが悪いのか、直前までセッティングをいじっていたんですけど、道中も脚が溜まらなかったわけではないし、このレースで2着なら上デキかなと。一回前に出て風を切れたので、そこは評価したいです」
 ロングスパートの佐々木豪は最終4コーナーで森田をとらるも、末を欠いて3着でゴールした。
 「自分が行けるところから行こうと思っていました。少しでも詰まったら行くのが自分のスタイルだと思うから、ちょっと距離は長かったけど行った。でも森田君も強いのでやり合う形になってしまって、皿屋さんの展開になりましたね。前回(松戸FI)より疲れは抜けているし、気持ちも入っています」


妻の相手はSNSで募集 わいせつ動画公開か夫婦逮捕

2021年02月26日 05時41分21秒 | 事件・事故

2/25(木) 12:20配信

自分の妻と他人がわいせつ行為をしている様子を撮影してインターネット上に公開したとして、30代の男と妻が逮捕されました。

 さいたま市の会社員・加藤高教容疑者(38)と妻の美恵容疑者(39)はわいせつな行為の動画を作成し、去年10月から先月にかけてネット上で公開した疑いが持たれています。

 警視庁によりますと、高教容疑者が妻とわいせつ行為をする相手をツイッターで募集し、その様子を撮影していました。

 この動画の販売で、1年間で2000万円を売り上げていたということです。

 取り調べに対し、2人は「余裕を持った暮らしがしたかった」などと供述し、容疑を認めています。

 

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小倉美咲ちゃんの母を誹謗中傷した“ブログ主”初公判でも暴走、記者への「脅迫電話」音声も公開

2021年02月26日 05時29分54秒 | 事件・事故

2/26(金) 5:01配信

週刊女性PRIME

'20年7月、野上被告を取材すると、小倉美咲ちゃんの写真などをプリントし「小倉とも子が犯人だという証拠」と主張していた

 山梨県のキャンプ場で、当時小学1年生だった小倉美咲ちゃんが行方不明になって約1年5か月。母・とも子さんを自身のブログで誹謗中傷したなどとして、名誉毀損の容疑で昨年逮捕された野上幸雄被告。逮捕前から被告への取材を続けてきたノンフィクションライター・水谷竹秀氏が初公判の模様を伝える。また、水谷氏にかかってきた脅迫電話の音声も初公開。

野上被告のブログ『怨霊の憑依』の内容

 静まり返った法廷内に、証言台に立つ男の荒っぽい声が響き渡った。

「はっきり言ってねえ、小倉とも子が犯人じゃないっていう証拠がない」

 その瞬間、傍聴席の最前列に座っていた、スーツ姿の小倉とも子さん(37)は眉をひそめた。

 これは検察官による起訴状の朗読後、被告人に対して行われた罪状認否の場面での出来事だ。

名誉毀損とはこれっぽっちも思っていない
 男の証言に面食らった向井香津子裁判長が「ええっとですね」と制しようとするも、男は無視して続けた。

「はっきり言って分かんないんですよ。それを追及したらたまたまこういうことになったんだけど、これ(起訴状)ねえ、インターネットで意味のない感想文をだらだらと書いてるけど、1番肝心なものが抜けているでしょ?」

 男は身振り手振りで、裁判長に訴えかける。耐えかねた裁判長から、

「先ほど読まれた起訴状の内容は名誉毀損に当たらないということでいいんですよね?」

 と問われてもなお、男は曖昧な答えを繰り返す。

「だから、それはねぇ、わかんないの」

 弁護士からも「簡潔でいいですよ」と突っ込まれ、男はようやく本題に入った。

「名誉毀損とはこれっぽっちも思っていないよ。(起訴状は)全然チンプンカンプンなことを言っている」

 2月25日午後、千葉地裁第701号法廷。

 初公判で起訴内容を否認した男は着席し、腕を組んだ。マスクの上から見える目は鋭く、薄い眉が、どこか威圧感を与えている。

 この男の名前は、野上幸雄被告 (70)。山梨県のキャンプ場で2019年9月、行方不明になった小倉美咲ちゃん(8)の母・とも子さんを自身のブログで誹謗中傷したなどとして、名誉毀損の容疑で昨年10月、逮捕されていた。

 起訴状などによると、野上被告は、『怨霊の憑依』と呼ばれるブログを管理し、事件発生直後から毎日、とも子さんへの憶測や偏見を生み出す書き込みを続けていた。

 ブログの管理人名は野上ではなく、「和田隆二」。肩書きは「霊媒師」。

 野上被告はこのブログの中で、美咲ちゃんの行方不明について、

《募金詐欺、美咲ちゃんの事件はかなり組織だってやっているそうです》(2020年2月13日付)

《今までの流れで親が関与し人身売買、臓器売買が真相だろう》(2020年10月3日付)

 などと説明し、とも子さんの名誉を毀損した。

 初公判での野上被告は相変わらず質問への受け答えができておらず、話の内容も支離滅裂だ。

 検察官が起訴状を読み終えた直後には、その内容について、

「感想文だなぁと思った」

 と言って、こう持論を展開した。

「私は行方不明の子を探しているだけであって、それに対して誹謗中傷しておとしめているっていうのは関係ない」

 人身売買に関しては開き直った。

「人身売買は世界中で摘発されている。1日に何十件も。みんな親が関与している。だからそういうふうなことを書いて何が悪いんだ!」

 こうした野上被告の供述に対し、弁護士も、

「被告人においては(ブログへの投稿は)社会正義と公益をはかる目的のために必要と考えている」

 と正当性を主張。

「お前ちょっと家まで来いや!」
 この一連のやり取りを傍聴席から眺めていた私は、昨年7月に静岡県熱海市で、野上被告に会ったときのことを思い出した。

 その模様については、『小倉美咲ちゃんの母を誹謗中傷し続けるブログ主を直撃、支離滅裂な「正義」の主張』(同年7月17日付)というタイトルで週刊女性の記事にした。するとブログで私に対する事実無根の書き込みがなされ、その1か月半後には、私の携帯に野上被告から電話が掛かってきた。

「この野郎、ナメた記事書きやがって。お前ちょっと家まで来いや!」

 いきなりそう怒鳴りつけられ、30分にわたって恫喝が続いた。

 そこで今度は『小倉美咲ちゃんの母への“誹謗中傷男”逮捕、記者にもかけていた「脅迫電話30分」』(同年10月16日付)というタイトルで追加記事を発表した。野上被告が逮捕されたのはちょうどこのタイミングだった。

 話は少しややこしくなるが、とも子さんへの誹謗中傷では同じ時期に、もう1人、別の男が逮捕、起訴されている。その初公判を傍聴した際には、野上被告の「信者」とみられる中年女性からしばらく睨み付けられた。無視して退廷したものの、野上被告のブログには私への書き込みが続いていたため、「野上一派」からマークされているのはほぼ間違いなかった。

 だから野上被告の初公判でも、同じような人間が傍聴に来るのではないかと、少し警戒していた。だが、杞憂に終わった。

 とも子さんに対しても、法廷内で野上被告が直接的な暴言を吐くことはなかった。初公判終了後、とも子さんは裁判所前に集まった報道陣に向かって、野上被告と対面した感想を、神妙な面持ちで語った。

「美咲がいなくて苦しみのどん底に突き落とされたまま1年5か月が経っている。そうした家族にあのような言葉をネットに書き綴られていたのは言葉にならないぐらい辛かった。人身売買のために美咲に手を掛けたというようなことを言われたのは事実無根。それが社会正義のためと言われたら、何でも通ってしまう世の中になる」

 涙ぐんだとも子さんは、今でも毎週のように、美咲ちゃんの捜索のために山梨に通っているという。

「どこかに美咲が無事で元気でいてくれれば、また笑顔で会えると信じている」

 その手には、美咲ちゃんのお気に入りだったプードルのぬいぐるみがしっかりと握られていた。

PROFILE●水谷竹秀●ノンフィクションライター。1975年三重県生まれ。

上智大学外国語学部卒業。カメラマンや新聞記者を経てフリーに。2011年『日本を捨てた男たち フィリピンに生きる「困窮邦人」』で第9回開高健ノンフィクション賞受賞。

近著に『だから、居場所が欲しかった。 バンコク、コールセンターで働く日本人』(集英社文庫)など。

●情報提供のお願い
【情報提供先】大月警察暑 TEL:0554-22-0110
情報提供はHP(https://misakiogura.com/info/)

水谷竹秀

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元経産省官僚の石川和男氏 菅首相長男から接待された官僚たちは「ワクワクして行ったと思います」

2021年02月26日 03時01分21秒 | 事件・事故

2/24(水) 15:20配信

スポニチアネックス

元経産省官僚で政策アナリストの石川和男氏が24日、TBS系情報番組「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(月~金曜後1・55)に電話出演。菅義偉首相の長男の菅正剛氏が勤める放送事業会社「東北新社」による接待問題について言及した。

 国家公務員倫理規程に関する調査は終了し、24日夕にも接待を受けた総務省幹部ら13人のうち11人の処分を発表する。当時総務審議官だった山田真貴子・現内閣広報官の接待を巡っては、東北新社の費用負担が7万4203円分に上ることが判明。加藤勝信官房長官は衆院内閣委員会で、和牛ステーキと海鮮料理だったと明らかにした。野党は衆院予算委員会理事会で、山田氏を25日に参考人として招致するよう与党に要求した。

 石川氏は、「霞が関にいた経験からすると残念」とし、山田氏について「7万円って今のご時世で、海鮮料理でしたっけ。、和牛ステーキでしたっけねえ。そりゃあ、今のご時世じゃあ、こりゃあ持たないですよ。こりゃあダメ」と切り捨てた。

そして「今回は、菅総理のご長男ですよね。総理になったのは最近なので(接待の多くは)官房長官あるいは元総務大臣の時だというと、これはおそらく多くの役人の方々は、仕方なく行ったみたいになってますけど、違うと思う。逆だと思う。半分以上はワクワクして行ったと思いますよ」と自身の見解を述べ、「これね、私は経産省に長くいて分かるんですけども、菅さんというと大官房長官ですよ。はっきり言って。しかも総務大臣もやられた方でしょ。そりゃあねえ、やっぱりね、関係はつくりたいですよ。仕事上大事なんですよ、重要な与党の政治家と関係を持つ、そのきっかけをつくるのは官僚としては大事なこと。ご飯とかゴルフ以外であれば、ものすごくワクワク感があって行くんですよ。ただ今回はたまたまご飯がくっ付いてきちゃったので、そういう点では良くないんですけど、仕方なく行ったっていうのは違うと思います」と自身の経験を基に説明した。

 菅首相の長男の正剛氏は総務省から衛星放送の認可を受けた子会社の役員を兼ねている。総務省は関係者への聞き取りなどにより、正剛氏らを国家公務員倫理規程上の「利害関係者」と認定。利害関係者からの接待を禁じる倫理規程違反と判断した。
人事院は減給または戒告の懲戒処分に当たるとしている。
総務省によると、接待を受けたのは山田氏のほか、事務次官級の谷脇康彦、吉田真人両総務審議官、秋本芳徳・前情報流通行政局長ら計13人。接待は2016年7月~20年12月に延べ39件あり、会社側の負担は総額約60万8000円に上る。

 

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首相長男から高額接待「心の緩み」質問攻めの山田広報官に総務省の夫が助け舟も止まらぬ辞任論

2021年02月26日 02時54分20秒 | 事件・事故

2/25(木) 21:31配信

FNNプライムオンライン

7万円を超える接待を受けていた山田真貴子広報官が、国会で「深く反省しています」と陳謝した。批判の矛先は、山田広報官の続投を決めた菅首相にも向けられている。

【画像】総務委員会には夫の吉田博史情報流通行政局長も出席

どんな店?何を話した?なぜ自分で払わなかった?
2月25日午前8時50分ごろ、国会に姿を見せた渦中の人物、菅政権を支える山田真貴子内閣広報官。

“飲み会は絶対に断らない女”を自負していた山田広報官は、国会招致も断らなかった。野党からの質問に手を挙げると、さかんにカメラのシャッターが切られ、その説明に注目が集まった。

山田内閣広報官:
この度は、私の総務省在職中の国家公務員倫理法違反にあたる行為により、公務員の信用を損なうことになりましたことを深く反省しております。本当に申し訳ございませんでした。

総務審議官だった2019年11月、放送関連会社に勤める菅首相の長男・正剛氏ら4人から1人あたり7万円を超える接待を受けていた山田広報官。法に触れる接待だったことから、野党が厳しく追及した。

立憲民主党 黒岩議員:
どういった内容のものを会食でごちそうになったのか?

山田内閣広報官:
牛肉のステーキあるいは海鮮料理等であったと記憶しております。

立憲民主党 後藤議員:
どんな店だったんですか?

山田内閣広報官:
和食レストランというカテゴリーだと思います。

立憲民主党 後藤議員:
どんな会話をされたんですか?

山田内閣広報官:
全体としては一般的な懇談であったと考えております。

立憲民主党 今井議員:
法律上問題ないと判断しておごられることもあるのですか?

山田内閣広報官:
基本的には割り勘が適当かなと思っております。

立憲民主党 今井議員:
なぜこの時、自分でお金を払わなかったのですか?

山田内閣広報官:
それは本当に心の緩みでございまして、利害関係のチェックが行き届かなかったという面があるかなと思っております。改めて申し訳ありませんでした。

給与自主返納も続投に波紋 菅首相「期待している」
そして、もう1つの焦点、首相の長男である正剛氏との関係についても問われた。

山田内閣広報官:
菅正剛さまとは、名刺交換はこの会合以前にしていたと思っております。

立憲民主党 今井議員:
会食の時、菅正剛さんがいることは認識をしていたのですか?

山田内閣広報官:
横並びだったと思うので、お話もしておりませんので。どういう方がいたのか、にわかに思い出せなかったということです。

立憲民主党 今井議員:
5人で会食されたわけでしょ。総理の息子さんがいるのか分からないなんてことはあるんですか?

山田内閣広報官:
菅さまがいたことについて、こういう言い方は適当かどうか分かりませんが、私にとって大きな事実かというと必ずしもそうではないのではないかと。

菅正剛氏のことを「さま」を付けて呼んだ山田広報官。現在は菅首相に抜てきされ、内閣広報官として首相会見の進行などを務めている。

すでに総務省を退職している山田広報官は、1カ月の給与117万5000円のうち6割の70万5000円を自主返納。しかし、ネット上では自主返納のみでの続投に異論が相次ぎ、自主返納のキーワードが一時トレンド入りした。

続投は菅首相自身が示した方針だ。24日夜、記者の質問に次のように答えている。

菅首相:
女性の広報官として期待しておりますので、今後とも職務の中で頑張ってほしい。

批判のリスクを取ってまで山田広報官を守った菅首相だが、野党からは辞任を求める声が噴出している。


“防戦”の山田氏を助けたのは夫 引責辞任求める声も
渦中の山田広報官は野党の求めに応じ、衆院予算委員会に続き午後の総務委員会にも出席した。

立憲民主党 桜井議員:
虎ノ門での会食、懇談されたということですが、これ楽しいものでしたか?

山田内閣広報官:
情報交換という形で、それ以上でもそれ以下でもないです。

この直後、総務省の幹部時代のことを問われると…

総務省 吉田情報流通行政局長:
総務省の所掌事務に関することなので、私の方からお答えさせていただきます。

助け舟を出したのは、総務省の吉田博史情報流通行政局長。接待を受け異動した秋本芳徳氏の後任で、山田広報官の夫だ。しかし、今の職に就いたのは6日前。

立憲民主党 桜井議員:
当時の局長(山田内閣広報官)に聞かないと分からない。昨日一昨日になったばかりの人じゃ。

妻の山田広報官には、野党から辞任を求める声も上がった。

立憲民主党 安住国対委員長:
7万円の飲食について具体的に国会でしゃべれないのは、問題があるのではないか。辞任をしてもらうのが筋ではないかと申し上げました。

山田広報官は26日に予定されている首相会見でも司会を務めるとみられ、菅首相にも厳しい質問が飛ぶとみられる。

信頼回復へ「事を明らかに。透明感を」
加藤綾子キャスター:
山田広報官に対して野党からは辞任を求める声も上がりました。続投を決めた菅首相にも批判の矛先が向けられていますが、この判断を菊池さんはどうお考えですか?

菊地幸夫弁護士:
菅首相の思惑として、続投ということで「それほど大きな問題ではない」と印象づけようという意思があるとすれば、公文書の改ざんなど不透明な時代を経て首相になっているわけですから、国民の信頼を回復するという意味では事を明らかにして、透明感を持った釈明なりをしてほしいですね。

(「イット!」2月25日放送分より)

 

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車内に練炭入り七輪 女子高生ら3人自殺か

2021年02月26日 02時23分06秒 | 事件・事故

車内に練炭入り七輪 女子高生ら3人自殺か
2/25(木) 23:48配信

Nippon News Network(NNN)
25日午後2時すぎ、埼玉県入間郡で乗用車の中から50歳の男性と17歳と16歳の女子高生の3人が死亡した状態で見つかりました。

車内はテープで目張りがされ、練炭入りの七輪が置かれていたということです。遺書のようなメモも見つかっていて、警察では自殺の可能性が高いとみて調べています。

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山口敬之氏の刑事告訴、不起訴はなぜ?理由は?
 
 安倍総理の影響?忖度?圧力?
 
 いかが思われますでしょうか? 

ベストアンサー

2019/12/24 17:38
安倍首相と、山口敬之の密着度は、報道されている通り。
 
 それから、山口敬之には、裁判所から逮捕令状が発出されていて、警視庁捜査員は、成田空港で逮捕すべく、山口の帰国を待っていた。
 
 それを鶴の一声で止めたのが、長年、菅官房長官の秘書官を務め、当時は、警視庁刑事部長だった、中村格という男。
 中村格は、その後出世し、現在では、相棒の有名になった、官房長に出世している。
 
 参考までに、逮捕令状がでているのに、逮捕しなかった事案は、史上初である。
 
 >> 理由は?
 
 不起訴理由も、逮捕令状が出ているのに逮捕を中止にした理由も、何一つ明らかにされていなない。
 
  伊藤詩織氏は、今回の裁判の成果を、「事件の内容が何一つ明らかにされておらず、事実に基づかない誹謗中傷のみがネット等で蔓延していたが、今回の裁判で事件の内容が少しずつだが明らかにされたこと」 と述べている。
 山口側が控訴した様だが、伊藤側にしてみれば、今回は証拠とされなかったドアマンの供述など新たな真実が明らかにされていき、むしろ、好都合だと思う。

「準強姦」被疑事件に関する報道[編集]
2016年7月22日、約1年4ヶ月に渡る捜査の末、山口敬之の準強姦被疑事件を東京地検が嫌疑不十分で不起訴処分とした。
この不起訴処分に関し、翌年2017年5月、週刊新潮は伊藤詩織の証言を元に、中村が2016年6月8日の逮捕状執行直前に、警視庁刑事部長として執行停止を決裁したと報じた[3][13]。中村は、週刊新潮において逮捕状執行の停止を要請したことは認めたが、政府当局による介入については否定した。
なお、池田信夫は、「逮捕状を却下した理由について、説明する責任がある。」と発言している。

中村格刑事部長はなぜ逮捕状を止めたのか

2017年05月31日 12:56


池田 信夫
山口敬之氏の詩織さんに対する「準強姦」疑惑については、すでに不起訴処分となり、検察審査会の結論を待つしかないが、性行為は確認され、ホテルの監視カメラなどの物証もある。これ自体はただの性犯罪(?)だが、問題は政権との関係だ。

この事件については高輪署が捜査して山口氏の逮捕状をとり、2015年6月、山口氏が帰国するタイミングで捜査員は準強姦罪容疑で逮捕するため、成田空港で待ち受けたが、逮捕状は執行されなかった。詩織さんは捜査員から「逮捕直前に警視庁から指示があった」と伝えられたという。

その後、警視庁の捜査一課が捜査に加わり、8月に山口氏を準強姦の疑いで東京地検に書類送検したが、翌年7月、嫌疑不十分で不起訴となった。捜査に1年4ヶ月かかったが、結果的には山口氏は逮捕も起訴もされなかった。逮捕状を執行しなかった理由について、週刊新潮によると当時警視庁の刑事部長だった中村格氏(写真)が「私の判断だった」と認めている。彼はこう言ったという。

なんで2年前の話が今ごろ出てくるのか、不自然でしょ。女も就職の世話をしてほしいという思惑があったから飲みに行ったのであって所詮男女の揉め事。彼女は2軒目にも同行しているんだしさ。その就職の話が結局うまくいかなかったこととか、最近、山口さんがテレビによく出ているからという、そういうことも(告白の)背景にあるんじゃないの。

マスコミが問題にしているのは、中村氏が2015年3月まで菅官房長官の秘書官だったという「政権との近さ」だが、もう一つの要因は「マスコミとの関係」だ。
山口氏は2015年4月に(別の理由で)ワシントン支局長を解任され、そのあと逮捕状が請求された。詩織さんも日刊スポーツのインタビューでこう語っている。

最初は警察で「よくある話」と始まった。事件性の確認後も「今の法律では難しい」となり、次に「(相手が)TBSだから難しい」と言われた。
「相手が政権側の方ととても近しい」という話もされた。
ただ、山口氏がTBSを辞めたという話が入った途端(逮捕へ)いけるかもとなった。何なんだろうと思った。

「よくある話」というのは、彼女が4月3日の22時ごろから翌朝5時まで「記憶が欠落している」ことだ。記憶を失った女性が翌朝、一転して態度が変わる事件はよくある(私も身近で聞いた)。これを彼女は「デートレイプ・ドラッグだと思う」というが、これは睡眠薬なので、タクシーの中で吐くという症状は考えにくい。

「山口氏がTBSを辞めたという話が入った途端いけるかも」というのは、彼が退社した2016年5月30日以降の話だと思うが、当時はすでに書類送検されていたので、「いけるかも」というのは起訴のことだろう。

要するに山口氏は「合意だった」と主張し、詩織さんは「合意していない」という点が最大の争点で、「政権との関係」については彼女も「論点はそこではない」という。むしろTBSとの関係を問題にしている。捜査員も、TBSをもっとも気にしている。

では中村刑事部長が逮捕状を止めた理由は何か。彼は週刊新潮で「事件の中身として(逮捕は必要ないと)私が判断した。(捜査の中止については)指揮として当然だと思います。自分として判断した覚えがあります」と明言しているが、TBSとの取引もあったのではないか。山口氏が支局長を更迭されたのは、この事件直後の4月23日だ。これによってグレーな事件の「社会的制裁」としたことも考えられる。

だが公判の維持がむずかしいという技術的な理由も考えられる。準強姦とは「心神喪失または抗拒不能となった女性を姦淫した場合」だが、山口氏がEメールで書いたように、彼女が「私の寝ていたベッドに入ってきた」というのが事実だとすれば心神喪失ではなく、抗拒不能ともいえない。

男女間の問題がこういう形で表に出ると男が圧倒的に不利だが、男性の人権にも配慮が必要だ。私はどちらを擁護する立場でもないが、疑問は残る。中村氏(今は警察庁組織犯罪対策部長)は逮捕状を却下した理由について、説明する責任がある。

追記:時系列がおかしかったので訂正した。

池田 信夫
アゴラ研究所所長(学術博士)

池田 信夫(1953年10月23日 - )は、日本の経済学者。
時事問題、経済、科学などを扱うアゴラを運営している。
NHK職員として報道番組の制作を経て、国際大学GLOCOM助教授、教授、RIETI(独立行政法人経済産業研究所)上席研究員、慶應義塾大学総合政策学部非常勤講師を務める。
SBI大学院大学客員教授、青山学院大学非常勤講師、株式会社アゴラ研究所代表取締役社長。


不起訴なぜ理由を明らかにしないのか?

2021年02月26日 02時16分33秒 | 事件・事故

いつも思うのだか、検察はなぜ不起訴理由を明らかにしないのか?

「裁判で勝てる自信が無いから」とは言えないでしょ。


事件で容疑者が逮捕されたのち不起訴になる事件がありますが、検察が不起訴の理由を明らかにしないのは何故ですか?どんな理由が隠されてるのですか?

証拠不充分で、裁判に負けるからですかね。
 
 つまり無罪になると言うことなんですね。
 
 がんばってくださいね。


渦中の山田内閣広報官、NHK有馬氏へ「抗議」疑惑

2021年02月26日 02時12分04秒 | 社会・文化・政治・経済

2/22(月) 20:53配信

日刊スポーツ

有馬嘉男キャスター(2020年2月11日)

総務省は22日、菅義偉首相の長男らによる同省幹部を接待問題に関する調査結果を報告した。既に判明していた4人が、13人へ一気に拡大。会食回数は延べ38回にのぼり、双方の「ズブズブの関係」があぶり出された。

13人の1人には、首相に近い山田真貴子内閣広報官も含まれ、総務審議官時代、1席で7万円超の高額接待に長男と同席していたことが判明し政権に衝撃が走った。政府は国家公務員倫理規程違反に当たると判断しうち11人を懲戒処分する方針。首相は謝罪したが、前任の安倍晋三前首相に続き身内の問題で追い込まれつつある。

◇   ◇   ◇

山田氏には「クレーム電話疑惑」も浮上している。昨年10月26日に菅首相が出演したNHK「ニュースウオッチ9」の放送翌日に、NHK側に「総理怒ってますよ」などと抗議電話を入れた、と一部で報じられている。日本学術会議の任命問題に触れた有馬嘉男キャスターに抗議したものとされている。有馬キャスターは3月で番組を降板することが発表された。

立憲民主党の本多平直氏は22日の衆院予算委員会で「忖度(そんたく)を周りでして、報道に介入している疑惑。総理官邸から電話が入れば、おじけづくじゃないですか」と、追及した。これに首相は「本人に確認したところ、NHKにクレームの電話をしたという報道は事実じゃないと報告を受けている」と延べ、報道内容を否定した。

本多氏は「抗議じゃなくても、何らかの電話をしたかのかどうか確認してほしい」と食い下がったが、首相は「事実関係は確認した」と述べるだけで、最後まで電話の有無について明言を避けた。

 

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菅首相、急きょ会見見送りへ 山田広報官の問題も影響か

2021年02月26日 02時08分34秒 | 社会・文化・政治・経済

2/25(木) 21:49配信

朝日新聞デジタル

総務官僚の接待問題について記者の取材に応じる菅義偉首相=2021年2月24日、首相官邸、恵原弘太郎撮影

 菅義偉首相は緊急事態宣言の先行解除に伴う記者会見を見送る方針だ。当初は26日夕の政府対策本部後に会見を予定していたが、25日に取りやめる方向になった。首相は1月の首都圏への宣言や関西など7府県の追加、2月上旬の10都府県での延長の際には、いずれも会見を開いていた。

【写真】山田真貴子・内閣広報官(左)。右は記者会見に臨む菅義偉首相

 複数の首相官邸の幹部らは、首都圏の解除を専門家に諮る予定の3月上旬にも首相会見を想定しているため、急きょ見送ることにしたと説明する。ある幹部は「いくつか先行解除するくらいなら、会見するほどのことはない」と話す。今回は記者会見ではなく、官邸のエントランスホールで首相が記者団の質問を受ける方式を検討するという。

 政府・与党内では会見見送りの背景に、首相の長男が勤める放送関連会社「東北新社」から高額接待を受けた山田真貴子・内閣広報官が会見の司会進行役を務める影響を指摘する声がある。コロナ対応を担う政府関係者は「会見をしない理由は広報官だろう」。別の関係者は「山田氏をめぐって官邸内で意見が割れ、やらないことになったようだ」と話した。

 首相は宣言を延長した2月2日の会見では「国民にきちんと情報発信し、説明責任を果たしたい」などと語っていた。


■宣言解除後の感染再拡大防止策

【政府検討】

・飲食店の時短要請は継続。1日あたりの協力金は閉店時間が午後9時で4万円、同10時で2万円

・イベント制限は、人数の上限5千人を、最大1万人(ただし収容人数の半分以内)までに拡大。1カ月後の感染状況を見た上で上限撤廃も

・「Go To トラベル」の再開は見送り

【分科会提言】

・同居家族以外との会食は4人まで

・卒業旅行や歓送迎会は控え、花見は宴会無しで

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山田真貴子内閣広報官のバブリー金銭感覚…“ごっつぁん体質”でワインがお好み

2021年02月26日 02時00分19秒 | 社会・文化・政治・経済

2/25(木) 14:40配信

日刊ゲンダイDIGITAL

菅首相の長男らから豪華接待を受けていた山田真貴子内閣広報官の“金銭感覚”に注目が集まっている。1人7万4203円の食事の中身は「和牛ステーキ、海鮮料理など」だという。「具体的な金額は合計額が37万1013円で、これを参加人数5人で頭割りした金額ということ」――。加藤官房長官が24日の衆院内閣委で明かした。

  ◇  ◇  ◇

 山田氏が7万円も“ゴチ”になったのは2019年11月。当時は省内ナンバー2の総務審議官だった。

 総務省は24日、接待問題で幹部職員11人を処分したが、すでに同省を退職した山田氏は処分対象外のため、給与の自主返納と飲食代の返金でカタをつけることになった。給与の「10分の2」の3カ月分を一括で自主返納する。

「特別職の職員の給与に関する法律」によれば、内閣広報官の月給は117万5000円。自主返納額は約70万円に上る。本人にとっては手痛い“10倍返し”なのか、この程度で済んで幸いなのか、広報官の職にはとどまり続けるという。

 広報官に抜擢される直前の昨年6月、山田氏は若者への動画メッセージで「幸運を引き寄せる力」について語り、「イベントやプロジェクトに誘われたら絶対に断らない。飲み会も断らない。出会うチャンスを愚直に広げてほしい」と呼びかけていた。自身も「飲み会を絶対に断らない女としてやってきた」そうだ。そうして巡り合った幸運のひとつが、菅首相の寵愛だったということか。

 立憲民主党の安住国対委員長は、「国会に呼ばれても断らない女だと思う」と言って、山田氏の国会招致を強く要求。25日の衆院予算委への出席が決まった。

「国会に出しても不用意な発言はしないと踏んだから、官邸側も山田広報官の出席を了承したのでしょう。肝が据わった女性なのは間違いありません」(自民党関係者)

■おごられ慣れた“ごっつぁん体質”?

 1984年に郵政省に入省した山田氏は、長く放送行政に関わってきた。“菅案件”の接待は本当に1回だけなのか、他の業者との間に供応はなかったのか。

「山田さんはバブル景気の接待全盛期を知る世代です。98年の大蔵省接待汚職事件で公務員倫理が厳しく問われるようになりましたが、彼女らの世代からすれば、2011年に国家公務員倫理法ができて供応接待が禁止されたのは、つい最近のこと。特に山田さんは若い頃から注目され、マドンナ的存在だったから、おごられ慣れた“ごっつぁん体質”なところはあるかもしれません。酒席の付き合いがいいし、ワインにも詳しかったですね」(総務省OB)

 25日発売の「週刊文春」は、山田氏の“華麗なる振る舞い”を総務省元職員の証言として、こう紹介している。

<「飲み会などで、彼女はあえて遅れて登場することがある。自己演出に長けていて、『仕事で遅れまして~』と颯爽と笑顔で入室してくると、男たちは一斉に立ち上がり、やんやの喝采で迎えるのです」> 

 菅首相は近く、緊急事態宣言の解除について会見を行う予定だが、広報官続投の山田氏が司会を務めるのか。

 今後は記者からの厳しい質問も「断らない女」であって欲しい。

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