キカクブ日誌

熊本県八代市坂本町にある JR肥薩線「さかもと駅」2015年5月の写真です。

天領日田

2014年09月27日 |   └─くまもと
黒川温泉からの2日目はどこに行こうか、夕食を食べながら相談。
熊本市内に早めに戻るという案もあるけど、せっかくここまで来てるのだから、普段は行きにくいところに行ってみるのもいいのでは?

「竹田とかかな~?荒城の月の岡城址とかあるね。」

と話していたら、夫が「日田は遠い?」と言い出しました。
例の下駄を見に行きたいと思ったようです。

「日田ならそんなに遠くないし、帰りに高速も使えるからいいね!」


ということで、2日目は黒川から大分県の日田市へ行くことにしました。
日田といえば、江戸時代幕府の天領だったところで、当時の最先端の文化が花開いたらしいですね。
私も初めてです。どきどき。


日田市豆田町の街並み。風情がありますね。


町並み保存。それに観光マップ。
豆田町は、天領日田の歴史景観を保存することに力を入れているようです。
この地図可愛い!


周りはこの通りの田園地帯。




甘味どころでお昼ご飯。
昨夜も朝もたくさん食べたので、私は軽くあんみつにしました。
え?軽くない?



そして天領日田資料館
上の写真は江戸時代の住宅地図です。
”幕府の直轄地(天領)であった時代を物語る数々の書画・古文書等を中心に約100点の品々を展示してます。”

【入場料】大人310円 小・中・高生210円
【住所】大分県日田市豆田町11-7
【電話】0973-24-6517
【営業時間】9:00~17:00
【休み】水曜日(祭日の場合は翌木曜日)・年末年始

江戸時代の日田は九州の文化の中心だったのだなぁ~と思わせる展示です。
投句箱があったので、父がその場で俳句を作って入れていました。



そして、岩尾薬舗「日本丸館」へ。
”安政2年(1855)創業の薬種屋で薬「日本丸」を発売。江戸時代末期から昭和初期にかけ増改築を重ねた木造4層3階建ての建物で、江戸時代後期の水場(台所)や、奥座敷や展望楼が残る。百味ダンスなどの古い道具や当時の薬の広告などを展示。”
上の写真が万能薬「日本丸」



迷路みたいな増改築のあと。
この座敷は2階にあります。





展示されていた古い写真と自分で撮った写真。
ほとんど変わりがないでしょう?


日本丸館4階からの眺め。
いらかの波が美しいですね。
このような街に暮らしたことはないけれど、なんとなく心落ち着く眺めです。


これは豆田町を歩いていて、普通のしもた屋の玄関に飾られていた花飾り。
どの家の玄関にもありました。(花の色形は少しずつ違いましたが)正月のしめ飾りのようなもの?

不思議に思って調べました。
これは「パイパイ花」と呼ばれるものだそうで、日田の祇園祭の時の山鉾の飾りの花を玄関に飾る魔よけの風習だそうですよ。

第6回・日田豆田町を歩く - イチオシ情報アーカイブ



歴史のある街にはいろんな風習が残ってて面白いですね。


最後にこれは「日田弁」で書かれた交通安全標語です。
いろんなバージョンがありました。
これも楽しい!


日田は、落ち着いたおもてなしでとても楽しめる観光地でした。

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