キカクブ日誌

熊本県八代市坂本町にある JR肥薩線「さかもと駅」2015年5月の写真です。

イスンファン ライブ前ライブ後

2016年03月10日 |   └─POPS韓国
イスンファンのコンサートから帰ってきて、家でCDを聞き直しています。
コンサートの前は、イスンファンを知らない夫にも予習してもらいたいと、アレンジが近いだろうと思われる最近のライブ動画ばかり見ていたのですが、一区切りついたので、CDを聞き始めました。
そこで、意外な発見がありました。


これまではどんなに聞いても「CDの中の人の声」に感じていたものが、

「お台場のステージで歌ってたあの人が、CD録音スタジオに立って歌った歌なんだ」

と、実体のあるものとして実感できました。
くっきりと。
今までは、どこか架空の人物のような感じがしてたんですね。
CDという小さく薄っぺらいものの中に入ってる音が、実体のある人間として認識される瞬間を実感したのは初めての経験。

やっぱりライブってすごいです。


今までの「好き」とこれからの「好き」は違うような気がします。

これまでの「好き」は音とか楽器とかそういう音楽の構成要素の一つとして、彼の声や作り出される音楽が好きだったもので、彼個人には余り興味がなかったんです。でもコンサート行って、生身の人間だって(日本語もしゃべっちゃうし)感じてしまったので、すこし彼の人となりにも興味が持てるようになってきた。実際のたたずまいや物腰も、遠くから見ただけではありますが、とても好感の持てるもので、がっかりさせない人でした。



もともと私はあまりバラードが好きではなく、イスンファンに「バラード歌手」と言われる面しか見えなかったら、20年以上も聞き続けてこなかったと思うことがありますが、初めて買った「HUMAN」というアルバムに、「モシッケサヌンゴヤ」というコテコテアメリカンロック!というような曲があり、その曲があったが為に、2枚目、3枚目とCDを買い足していく気持ちになったんです。

聞きはじめの頃はほとんど情報もないし、ネットもまだまだの時代で、彼のライブがこんなにすごいというのも知らなくて、「モシッケサヌンゴヤ」がなかったら、途中でCD買うのをやめてたでしょうね。

でも、そうするうち、「the SHOW」というライブ盤とビデオを手に入ました。
ライブの彼はCDの彼と全く違っていました。
曲のアレンジも全然違う…
やっぱり私が「モシッケサヌンゴヤ」に感じたロック魂をもってる人だ!!
と感激して、その後、どんなにCDに好みと違う曲が続こうとも(^^;)信じてついていきました。

・・・CDではこんなひょろひょろ歌ってるけど、彼の中にはロック魂が潜んでいる・・・


その後ライブ盤が何度も出て、更にはネットにライブ動画があふれる時代になりました。
そして、それを見聞きするたび、イスンファンの音楽性の幅広さとかCDに収まりきれない魅力があることについて確信をふかめていきました。




念願のライブに行き、彼のCDに入りきらない魅力を堪能したわけですが、ライブから戻ったら、今まで楽しめなかったCDの曲も全部完全に好みになってました。

「あの彼が歌ってる」と思うだけでもう完全に全肯定です。

こんなに変わるもんかね。
自分にびっくりです。



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