
今日の「お気に入り」。
「(認知症患者のいる家庭では、感冒初期にすぐにのませる)風邪薬として『コタロー麻黄附子細辛湯カプセル』
〈1回2カプセル、1日3回〉を常備すべき。」
(河野和彦)
(筆者註)
市販の風邪薬は、鼻水を止めるために抗ヒスタミンが入っているので薬剤過敏性のある認知症患者には危険だそうです。
「コタロー」は小太郎漢方製薬㈱のことで、漢方製剤の商品名は「コタロー麻黄附子細辛湯エキスカプセル」、
「麻黄附子細辛湯」は「まおうぶしさいしんとう」と読むそうです。
漢方薬局で購入でき、カゼのひきはじめにいいようです。
多くの漢方薬に含まれている「甘草<かんぞう>」がこの漢方薬には含まれていません。
因みに、漢方薬には副作用がないと思いがちですが、多くの認知症患者が服用している「抑肝散」にも「甘草」成分が含まれ、
高齢の患者さんが「抑肝散」を含め複数の漢方薬を服用して、結果的に過量の「甘草」成分を摂取することになり、
その副作用で深刻な症状に見舞われることがあり、認知症患者の家族は注意が必要です。