「今日の小さなお気に入り」 - My favourite little things

古今の書物から、心に適う言葉、文章を読み拾い、手帳代わりに、このページに書き写す。出る本は多いが、再読したいものは少い。

われ笑う ゆえにわれあり Long Good-bye 2023・01・31

2023-01-31 05:05:00 | Weblog



  今日の「 お気に入り 」 。

  「 英米ではユーモア精神が高く評価されているが 、
   ユーモア精神は最終的には 、自分を笑うことがで
   きる能力 、苦境に立たされても笑うことのできる
   能力のことであろう 。つまり 、不幸を笑いに変え
   る能力のことであろう 。映画や小説から判断する
   と 、窮地に追い込まれたり 、死に直面したとき 、
   冗談を飛ばせるかどうかが 、人間性を評価する有
   力な基準になっているように思われる 。わたしの
   英米に関する知識は 、主として007シリーズな
   どの映画や 、冒険小説 、ミステリから得たもので
   あるが 、たいていの場合 、主人公は 、どんな状
   況でもユーモアを忘れない人間である 。また 、実
   際にあった話として 、第二次世界大戦中 、ドイツ
   がイギリスを海上封鎖したとき 、イギリスの新聞の
   見出しには『 ヨーロッパ大陸 、孤立す 』と書かれ
   た 、という話を聞いたことがある 。このような
   ーモア精神があるかぎり 、不幸に悩まされることは
   ない
だろう 。 」

   ( 出典 ; 土屋賢二著 「 われ笑う 、ゆえにわれあり 」文春文庫 所収 )

   週刊誌 ( 3誌 ) を毎週買うのをやめたのは20年以上も前のこと 、
   この方のエッセイがまだ連載されていなかった頃だったかと思う 。
   どこか馴染めないのはその所為もあるか 。兎にも角にも 辟易するほど 饒舌な方 。
   宅配新聞 とるのをやめたのも10年前のこと 。痛痒は感じない 、どころか せいせいした 。

   あっという間に一月終わる 。
   霜の朝 まだ生ありと めざめけり 。

   早く 春になーれ (^^♪



  

  

  

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我悩む ゆえに我あり Long Good-bye 2023・01・29

2023-01-29 05:59:00 | Weblog



  今日の「 お気に入り 」 。

  「 老人であることの最大の利点は何といっても『 最近の若い者は 』
   という言い方ができることである 。若者は『 最近の老人は 』と
   言い返すことができない 。というのも彼らは昔の老人のことを知
   らないからである 。これほど痛快なことがあろうか 。こういう時
   にこそ人は長く生きてきてよかったと感じるのである 。
    考えてみると 、わたしはこれまで注意とか小言ばかり言われ続け
   てきたような気がする 。学校へ行け 、宿題をやれ 、真面目に働け 、
   万引きをやめろ 、こわれた棚を直せ 、帰りが遅い 、法にふれる
   ようなことをするな 、法にふれても警察に捕まらないようにしろ 、
   裸で外を歩くな 、小言を言うな 、など 、小言ばかり言われてき
   た 。それから解放されるというだけでも老人になる利点は十分に
   ある ( そのうえ 、バス代や医療費もいらなくなるなんて夢みたい
   な話である ) 。
    高校生のころは髪を染めると叱られていたものが 、年をとると髪
   を染めようが 、頭を剃ろうが 、何も注意されなくなる 。注意さ
   れるとしてもせいぜい 、体に悪いものを食べるな 、食事と食事の
   間隔が一時間では短すぎる 、大小便はトイレでしろ程度である 。
   場合によってはこの程度の注意でさえされなくなるのである 。
    逆に 、年長者として 、若い者にうるさく注意すべき立場に立つ
   ことになるのだ 。どんな若い者にも必ず注意すべき点がある 。
   若いというだけですでに注意に値する 。この時こそ『 最近の若
   い者は 』という表現を存分に使う時である 。この表現は一般に
   次のように使われる 。
   『 最近の若い者は全然勉強しない 』
   『 最近の若い者は勉強ばかりしている 』
   『 最近の若い者は主張がない 』
   『 最近の若い者は自己主張が強い 』
   『 最近の若い者は身体がひよわだ 』
   『 最近の若い者は身体だけ頑丈だ 』
   『 最近の若い者は素直さがない 』
   『 最近の若い者は主体性がない 、社会に反抗する気概がない 』

    このように状況に応じて臨機応変に使い分けることができる 。

    ( 中 略 )

    老化の利点はまだあるだろうが 、とりあえずこの程度で十分で
   あろう 。これだけ老化の利点を見せられて 、それでもなお 、
   老化はいやだと言い張る人がいるだろうか 。もしそんな人がい
   たら 、その人は正常である 。どうしても老化が苦になる人は 、
   自分が正常であることに慰めを見出すしかない 。 」  

  ( 出典 : 土屋賢二著 「 われ笑う 、ゆえにわれあり 」文春文庫 所収 )

  ( ついでながらの
    筆者註: 「 土屋 賢二( つちや けんじ 、1944年11月26日 - )は 、
         日本の哲学者( ギリシア哲学 、分析哲学 )。
         エッセイスト 。お茶の水女子大学名誉教授 。
         経 歴
          岡山県玉野市出身 。岡山県立岡山操山高等学校から 、
         官僚を志し東京大学教養学部文科一類入学 。
         1967年東京大学文学部哲学科卒業 。
         学科同期に菅野盾樹( 大阪大学名誉教授 )、
         袴田茂樹( 青山学院大学名誉教授 )など 。
          その後 宅地建物取引士の資格を取り 、不動産会社で
         3ヶ月働く 。東京大学院人文科学研究科博士課程中退 。
          東京大学助手を経て 、1975年からお茶の水女子大学教育学部講師 。
         1979年に同助教授に 、1989年に同教授に昇格 。2002年から2年間 、
         お茶の水女子大学文教育学部学部長を務めた 。
          2010年定年退職 、名誉教授 。定年退職後は 神戸市に移住した 。
          2020年 、「 無理難題が多すぎる 」で本屋大賞発掘部門「 超発掘本! 」を受賞した 。 」
          以上ウィキ情報 。
          この人には無駄に文章力はある 、という記事を週刊誌かなんかで読んだ 、
         という人の話を聞いたことがあるような気がする 。 )



    
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新勝寺といえば 成田山 Long Good-bye 2023・01・27

2023-01-27 05:27:00 | Weblog




   今日の「 お気に入り 」は 、さる女性誌のサイトで見掛けた 、

  Q&A形式のインタビュー記事 。

    テープ起こしをすれば 、それがそのまま記事になる 、ライ

  ター interviewer にとっては 、とても有り難い interviewee

  なんだろーな 。 なまじ編集しちゃいけない例 。

   ムダなく 、ソツなく 、コスパよし 、ナリタ助教授の人生

  相談 。

   以下に 、いくつか引用します 。備忘のため 。結構ために

  なるかも 。

   引用はじめ 。

  「 Q. 日本は本当に終わってるんでしょうか?

   A. 実はそんなに終わってないと思ってます。
     日本もふつうの衰弱先進国になったという
    くらいの話だと思います。
     たぶんだんだん貧しくなって辛いっちゃ辛
    いけど 、生活が苦しくなる辛さであって 、
    生存が脅かされたり地の底まで落ちていく
    ような終わりではないかなと 。

     唯一の懸念は地震ですかね 。首都直下型
    地震がここ数十年の間に高確率で来ると言
    われていて 、東京圏の経済活動が数カ月
    単位で終わると数百兆単位でダメージが来る
    可能性があります 。コロナの比じゃない
    打撃が来るかもしれない 。それが引き金で
    生活が終わってしまう人が大量に出て 、暴
    動が起きたり 、治安や衛生という今の日本
    人がごく普通に享受できているものが壊れて
    いくというシナリオがなくはない


     ただ 、その点を除くと 、老いていく先進国
    が若くて勢いのあるアジアやアフリカ諸国に
    追い抜かれていくという 、欧米で起きている
    ことが日本にも起きているだけ
なのかなと思
    います 。 」

   「 Q. 英語教育、どのくらい真剣にやるべきですか?

     A. 世界でガチで闘うか 、日本でゆるく生きる
     かの2択 。どちらを選ぶかはっきりさせる
     のが大事かなぁと


      英語教育や海外留学に関しては2択かなと
     思ってます 。一つは 、ちゃんと英語ができて 、
     いざとなれば日本の外に出て稼げるグローバル
     人材(笑)を目指す生き方 。もう一つは 、
     日本ってなんだかんだ安全で綺麗で 、お風呂や
     サウナでも入って公園でピクニックか缶チュー
     ハイとコンビニ飯で家族で乾杯すればそこそこ
     整える社会じゃないですか 。だから 、日本の
     中でゆるゆると 、豊かではないけど楽しい生活
     をするおじさんおばさんとして生きていくこと 。
     その両方をうまく達成している人ってほとんど
     いない印象なんですよね


      経済的に余裕のある意識高めの家庭は 、英語を
     やって留学して帰国子女にという選択肢をとりが
     ちで 、上手くいくと私が教えているイェール大学
     や世界のトップ大卒になったりする 。ただ 、その
     人たちがその後大活躍しているかというとそうでも
     ないんですよね 。

      本当に世界のトップで闘うとなると 、起業でも
     研究でもサラリーマンでもスポーツ選手でもそれは
     それは厳しい世界で 、宝くじを引くみたいなもの
     です 。それ以前に 、そもそも有名海外大を出ても
     ビザの関係で卒業後は日本に帰国する人がほとんど
     です 。学歴は立派だけど 、専門領域で本当にグロ
     ーバルな競争力があるというわけでもない 。その
     割に海外経験が長いので日本社会ではちょっと浮く 。
     世界でも日本でも中途半端になる人が多い印象なん
     ですよね


      要は 、ガチで世界で生きるか 、ゆるく日本の中で
     生きていくか 、どちらかはっきりしていた方がいい
     かもという気がします 。それが英語教育や留学の話
     とも関係していて 、英語をやるのは日本の外で活躍
     するためなのか 、それとも日本人の中では相対的に
     できますということなのか 。後者だとするとあまり
     意味がないのかなと 。

      もし本気でやるなら 、日本にいようと海外にいよ
     うと 、インプットもアウトプットもすべて英語で
     やらなきゃいけない英語没入環境を作ること 。
     やるなら徹底的にやる 、そうじゃないならあまり
     考えてもしょうがないんじゃないでしょうか 。
     いざとなれば外国で生存できる英語くらいすぐに
     身につきますし 。私も24歳くらいまでは英語で
     話しかけられただけでフリーズする感じでしたが(笑)、
     ギリギリどうにかなってます 。」

   「 Q. 不登校の娘の未来が不安です 。

     A. まずは〝 不登校 〟という言葉を忘れてください 。
      登校という言葉がよくないですよね 。登校することが
     デフォルトで 、それができない人たちというネガティブ
     な雰囲気をまとってしまうので 、ネガティブに捉えない
     ことが大事ですね 。

      言葉なんて無責任なもので 、不登校をギフテッドと言い
     換えると途端にポジティブな方向に針が振れる気がする
     じゃないですか 。だから 、不登校というラベルには捉
     われずに 、学校に適応できない性格や個性を武器に変え
     る努力をするのがいいのかなと 。

      私に連絡してくる10代の子たちの中でも 、学校には
     行けないけれど自分なりの興味を見つけて学校以外のオン
     ラインのコミュニティで学び 、ウェブから自分の作品や
     表現を発信して活躍し始めてる人たちが何人もいます 。
     何十年か後には 、今学校と呼んでいるものに通ってるの
     は変わり者という社会が来るかもしれないので 、そうい
     う未来を先駆けてると思って 、自分の人生や生活を開拓
     していくのがいいんじゃないでしょうか 。

      ただ 、一点保守的なことを付け加えると 、もしお子さ
     んがたまたま勉強や試験が得意だったら 、学校に行かな
     くてもいいので 、受験勉強だけちょっとして学歴をゲッ
     トしておくとお得かもしれません 。試験が得意な人に
     とっては 、日本の学歴競争はすごくコスパがいいので 。」

    「 Q. 専業主婦の私 。女性活躍についていけず 、孤独を感じます 。

      A. 気にしない 。比べない 。羨まない 。

       バリバリ働く友達や活躍している女性が住んでいる星と 、
      専業主婦が住む星を中途半端につながない 、比較しない
      ことが大事なのかなと思います 。女性という括りで2つ
      の星を一緒に語るから 、女性の社会進出という議論をす
      ると 、進出していない女性が引け目を感じなきゃいけな
      いんだと思うんです


       その結果 、たとえば政治経済の世界で女性の進出が一向
      に進まない理由の一つとして 、女性がリーダー的ポジシ
      ョンに就くことを 、男性だけでなく女性も嬉しく思って
      いないんじゃないかという問題があって 。

       つまり 、女性活躍が進むほど孤独感や疎外感をもっと
      感じなきゃいけない女性たちが日本にはたくさんいて 、
      この人たちがガンガン出ていきたい女性を支持できない 、
      場合によっては嫌がらせをしたくなってしまうというこ
      とが問題であるんじゃないかって勘繰ってます 。

       専業主婦的に生きたい女性たちと 、国会議員になりた
      いと思う女性たちがいがみ合ったりギクシャクせずに
      共存できる世界を作り出すのがすごく大事だと思うので 、
      まずは比べないことですね 。女性活躍が進んでいるか
      らといって 、すべての女性が『 活躍 』しなくちゃい
      けないわけではありません
。」

    「 Q. ジェンダーレスな社会ってどういうことですか?

      A. ジェンダーレスの行き着く先は 、人間も猿も猫もゴキ
       ブリも平等な社会です


       日本はまだいい方で 、アメリカでは大学や企業の採用
      でも 、ある枠に男性を1人面接したら女性も必ず面接し
      ないといけなくなってますし 、極端な人はトイレを男女
      で分けることすら差別だと主張したりしています 。生物
      学的な性別というものが確固として存在していることを
      忘れる 、あるいは意識的に壊していくくらい極端なこと
      が一部の国では起きています


       これまでの歴史を見ると 、その流れが今後止まることは
      あっても逆走することはないと思うので 、行き着くところ
      は 、人間も猿も猫もゴキブリもみんな平等という社会かも
      しれませんね 。性別だけでなく 、人種や年齢 、肌色など
      の属性で区別すべきではない 、これを突き詰めると人間と
      ゴリラを区別すべきではないという話になるんじゃないか
      って思うんです 。今の人類からしたら理解不可能ですよね 。

       だから 、理解しようとするのを諦めるのはどうでしょうか ? 
      生きにくいと感じる時点で旧人類なので 、旧人類は旧人類
      らしく新時代を理解するのは諦めて滅びていきましょう 。
      あ 、私も仲よく旧人類です(笑)。」

    引用おわり 。

    我笑う 、ゆえに我あり 。( ^ω^)・・・

    いよっ 、成田山 ⁉ ( ^ω^)・・・ ( ^ω^)・・・

   ( ついでながらの
    筆者註:「 成田山新勝寺( なりたさん しんしょうじ )は 、

         日本の千葉県成田市成田にある真言宗智山派の

         仏教寺院であり 、同派の大本山の一つである 。

          山号は成田山 。本尊は不動明王で 、当寺は

         不動明王信仰の一大中心地である 。

          そのため 、成田不動 、お不動さまなどといっ

         た通称でも広く親しまれてきた 。

          開山は平安時代中期の天慶3年( 940年 )と

         伝えられる 。寺紋は葉牡丹 。

          参詣者数において関東地方屈指の寺である 。

          初詣の参拝客数は 、2006年に約275万人 、

         2007年に約290万人を数えており 、社寺とし

         ては明治神宮に次ぐ全国第2位( 千葉県内第

         1位 )、寺院に限れば全国第1位の参拝客数で

         ある 。今も昔も加持祈祷のために訪れる人が

         多いことでも知られる 。成田国際空港に近い

         ことから 、外国人観光客にも人気がある 。」

         以上ウィキ情報 。)

   ( ^ω^)・・・( ^ω^)・・・ ( ^ω^)・・・



      

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コトコトコットン Long Good-bye 2023・01・24

2023-01-24 05:22:00 | Weblog


  Ambleside


    今日の「 お気に入り 」は 、遠い昔に聞いた 「 作詞 清水みのる 、
   作曲 米山正夫 、歌唱 並木路子の 『 森の水車 』」 。
    歌詞も 、メロディーも 、記憶中枢に 、鮮明に 、刻み込まれている 不思議 。
    1番 、2番の歌詞は自然だが 、3番になると急に説教臭くなるのは世に出た時代の所為 ?
    「 大東亜戦争中の1942年 ( 昭和17年 ) に 、高峰秀子の歌で歌謡曲『 森の水車 』は
   発表されるも 、敵性的な楽曲であるとして、発売4日で発禁処分になった 」という 。
   「 ファミレドシドレミファ 」がいかんかったんかいなぁ ?
    メロディー 、曲調が 、アメリカ民謡 " She Wore a Yellow Ribbon " に似てるとこがあるからかなあ ?  
    時代の「 空気読めよ 」ってことか ?

   「 緑の森の かなたから ♪
    陽気な唄が きこえましょう 
    あれは水車の 廻る音
    耳をすまして おききなさい (^^♪

    『 コトコトコットン コトコトコットン
     ファミレドシドレミファ
     コトコトコットン コトコトコットン
     仕事にはげみましょう
     コトコトコットン コトコトコットン
     いつの日か 楽しい春が やって来る 』

    雨の降る日も 風の夜も ♪♪
    森の水車は やすみなく
    粉挽き臼の 拍子とり
    愉快に唄を 続けます (^^♪

    『 コトコトコットン コトコトコットン
     ファミレドシドレミファ
     コトコトコットン コトコトコットン
     仕事にはげみましょう
     コトコトコットン コトコトコットン
     いつの日か 楽しい春が やって来る 』

    もしもあなたが なまけたり ♪♪♪
    遊んでいたく なったとき 
    森の水車の 唄聲を
    一人静かに おききなさい 

    『 コトコトコットン コトコトコットン
     ファミレドシドレミファ
     コトコトコットン コトコトコットン
     仕事にはげみましょう
     コトコトコットン コトコトコットン
     いつの日か 楽しい春が やって来る 』 」






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よくは知らんけど 我不知道 Long Good-bye 2023・01・21

2023-01-21 05:00:00 | Weblog




   今日の「 お気に入り 」は 、近藤大介( こんどう だいすけ 、

  1965年 -  )さんの著書「 ふしぎな中国 」に出てくる現代

  中国の熟語・隠語・新語・流行語の数々 。

   思い起こせば 、中国語 ( 北京官話 ) の手ほどきを受けたのは 、

  60年ほど前の 筆者が高校生だった16 、7歳の頃のこと 。

   週一回の「 中国語の特別授業 」の臨時講師は 、ソ連研究者

  で後年 東京大学名誉教授になられた菊地昌典 ( きくち まさのり 、

  1930年2月17日 - 1997年5月22日 )さん 。

    職員室に 、老若硬軟左派右派入り乱れて 、ユニークな講師が

  居並ぶ 、今思えば 、怪しい高校でした 。「 ドイツ語の特別授

  業 」もありましたっけ 。

   高校教師・講師の表看板は 、身過ぎ世過ぎの「 隠れ蓑 」だった

  みたい 。 その時以来60年 、中国語とは縁がありません 。中国

  本土を訪れたこともなく 、何度か足を踏み入れたのは 、イギリ

  ス領だった頃の 、いつ行っても くそ蒸し暑い 香港 のみ 。

   75年生きてきて 、北も南も西朝鮮も訪れたことは ありません 。

  在って 無きが如き 無縁の 国々 。

   耳で聞く近隣国の言語は ・・・・ 何年経っても馴染めそうにない

  なぁ 。 テンション 高過ぎて 、テイスト 合わず 、ついてけない 。

   閑話休題 。興味深い言葉の数々 。会話はともかく 、筆談での

  コミュニケーションは出来るかも 。知らんけど 。

   以下 、表意文字 、表音文字 取り交ぜて 、順不同 。備忘のため 。

  「 滴水穿石 」「 埋頭苦幹 」「 秋風掃落葉 」

  「 家里蹲 」「 巨嬰 」「 草苺族 」「 尼特族 」「 社死 」「 仏系 」「 鬼系 」
  「 〇老族 」( 〇は「口」へんに「肯」と書いて、「齧る」の意 。「老」は「親」を意味するそう 。)
  「 手遊 」「 双十一 」「 小皇帝 」「 小公主 」「 外売騎手 」「 網約配送員 」
  「 網絡小説 」「 抄襲 」「 洗稿 」「 融梗 」
  「 恐婚族 」
  「 新能源車 」(「 電動汽車 」「 挿電式混合動力汽車 」「 燃料電池汽車 」)
  
  「 中国夢 」    
  「 明天的中国比今天更美好 」
  「 買買買 、合合合 、圏圏圏 、大大大 、好好好 」
  「 掃黄打非 」
  「 倒三角 」
  「 痩死的駱駝🐪比馬大 」

  「 紅衛兵 」「 毛沢東 」「 文化大革命 」「 造反有理 」「 毛主席語録 」
     黒五類 ( 地主・富農・反革命分子・悪質分子・右派分子 )
     紅五類( 工人・農民・革命幹部・革命軍人・革命烈士 )
  「 白衛兵 」「 習近平 」「 動態清零 」「 封城 」「 千年大計 国家大事 」「 習近平語録 」
     一山不容二虎 「 胡春華 」

  「 戦狼外交 」「 特朗普 」「 拜登 」「 普京 」( ^ω^)・・・



  

  







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時間がクスリ💊 Long Good-bye 2023・01・19

2023-01-19 20:51:00 | Weblog




   今日の「 お気に入り 」は 、伊集院静( 1950年〈 昭和25年 〉2月9日 -  )さん
  の随筆から スクラップ 。
   順不同 。備忘のため 。

   「 近しい人の死の意味は 、残った人がしあわせに生きる
    こと以外 、何もない 。 」

  「 一人の人間の死は 、残されたものに何事かをして
   くれている 。親の他界はその代表であろう 。家人
   と彼女の両親の在り方を見ているとそれがよくわか
   る 。
   『 時間が来ればすべてが解決します 。時間がクス
   リです 。それまでは 、踏ん張り過ぎなくてもい
   いから 、ちいさな 、ごくちいさな踏ん張りで何
   とか生きなさい 。踏ん張る力は 、去って行った
   人がくれます 。大丈夫です 』
    まるで宗教家か 、詐欺師のような文章だが 、他
   に言いようがない 。
    人の死は 、残った人に 、ひとりで生きることを
   教えてくれる 。それを通過すると 、その人は少し
   だけ強くなり 、以前より美しくなっているはずだ 。 」



  

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明日の昨日 Long Good-bye 2023・01・18

2023-01-18 05:59:00 | Weblog



  今日の「 お気に入り 」は 、気になるフレーズ 、文章のスクラップ 。順不同 。備忘のため 。
  言葉は 、切り取ると、発した人の意思を離れ 、ひとり歩きし始める 。


   「 おまえ 明日 、 誕生日だろう 」 「 大人の男に誕生日なんぞあるか 。 」

   「 人間は順番で生きるものなのである 。」

   「 人間は誰かをしあわせにするために懸命に生きるのだ 。 」

   「 生きるとは失うこと 。いつかその日が来る 。 」

   「 子供は親を見て育つ 。 」

   「 親があっても子は育つ 。 」

   「 アンタね 、親も歳を取って先に死ぬのよ 。 」

   「 人間は何かを信じなければ生きていけないものです 。であれば 、
    宗教であれ 、主義であれ 、『 まやかし 』ではなく 、まとも
    なものを信じたほうがいい 。
     年齢を重ねるごとに 、『 老 』や『 死 』に向き合うことにな
    ります 。そのときに自ら信ずるものは何なのか 、それを人間は
    突き詰めることになるのかもしれません 。 」

   「 この人は無駄に行動力だけはある 。 」

   「 我悩む ゆえに我あり 」

   「 寝言は寝て言うものである 。 」

   「 昔 、身内の葬式で親戚のおじさんが
   『 死ぬってのは それ以上でも それ以下でもないよ 』 と
    鼻で笑いながら言っていたのを思い出す 。」

   「 遠い親戚は 、近くのコンビニの異国の人よりも距離感が摑めない 。
     そして また一年 会わないうち に 、お互いすべて忘れてしまう間柄になる 。」

   「 人生はままならない 。だから人生には希望が必要だ 。 」

   「 人生岐路多し 。李白 」

   「 どうする 〇〇 」   どうすると言われましてもネ 。
               行き着くところまで行くしかありません 、ゆっくりと 。




   











  
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瓢箪から駒 質より量 Long Good-bye 2023・01・15

2023-01-15 04:56:00 | Weblog

The Lakeside and Haverthwaite Railway ( L&HR ) is a 3.2-mile-long ( 5.1 km ) heritage railway in Cumbria, England.






     今日の「 お気に入り 」は 、伊集院静 ( 1950年〈 昭和25年 〉2月9日 -  )さん
   の随筆から スクラップ 。
   順不同 。備忘のため 。

  「 人間という生きものは一人で生きるようにできていない 。 」

  「 人間が 、一人で ( 独りでもいいが ) やれることには限度がある 。 」

  「 勘違いと傲慢は 、その人の成長をたちまち止まらせる 。
    天才と言われて 、その気になったら終るのと同じである 。
    謙譲になれと言っているのではない 。勘違いとか傲慢なぞ 、
   思う暇もないほど励まないと 、人並み以上の能力は身につか
   ないし 、未知の領域にあるものを発見したり 、創造したり
   する作業 、行為は 、おそらくそういうものなのだろうと思う 。
    一番イイのは 、他人の何十倍もやり続けていることに気付か
   ないことだ 。それが当たり前と思って 、いや思うことすら
   ないのがイイ 。 」

  「 私は自分の能力を 、この程度だと 、三十歳半ばで知った
   が 、遊べば遊ぶほど 、自分の程度に抗って生きるのも面白
   かろうと思うようになり 、五十歳半ばから他人の倍 、次に
   三倍と働き出した 。 " 量は質を凌ぐ " " バカは倍やるしかない "
   これを信じることにした 。
    まだ失敗続きだが 、瓢箪とて 、やたらと振っていれば妙な
   駒が出るやも知れない 。ヘェヘヘへ 。 」



    





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孤独を知る  Long Good-bye 2023・01・13

2023-01-13 05:37:00 | Weblog

The Lakeside and Haverthwaite Railway ( L&HR ) is a 3.2-mile-long ( 5.1 km ) heritage railway in Cumbria, England.





   今日の「 お気に入り 」は 、伊集院静 ( 1950年〈 昭和25年 〉2月9日 -  )さん
  の随筆から スクラップ 。
   順不同 。備忘のため 、再録 。

  「 よくしあわせはどんなものか 、と訊く人が
   いるが 、そんなもの知っている者はいない 。
   ただ安心 、安堵を感じる周辺に 、しあわせ
   に似たものがある 、と私は信じている 。
    父は少年の私に 、『 大丈夫だ 、と言える男  
   になりなさい 』と言った 。それも安堵とつな
   がるかもしれない 。 」

    子を諭すこと 、今の大人にそれが出来る人は少ない 。
     諭された経験のない者には出来そうにないなあ 。


  「 一匹の犬の生涯と人がともに過ごすということは 、
   大人にとっても子供にとっても 、生きることは
   どういうことかをおのずと考えさせられるものだ 。 」

  「 人は一人では生きていけない 。
    そのことは 、或る年齢になればおのずとわかって来る 。
    それでも 、ひとりで生きている人は多い 。
    人が生きて行く日々には 、予測がつかないものがやって来る 。」

  「 私は " 孤独 " を知ることは 、人間が生きる上で 、知って
   おかねばならないいくつかの基本のひとつだと思っている 。 」

  「 “ 孤独“ と遭遇したり 、“ 孤独 ”を知ることが 、生きる
   ことである 。 」







    





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安心・安堵  Long Good-bye 2023・01・11

2023-01-11 05:21:00 | Weblog



    今日の「 お気に入り 」 は 、伊集院静( 1950年〈 昭和25年 〉2月9日 -  )
   さんの随筆から スクラップ 。
   順不同 。備忘のため 。覚えては忘れ 、忘れては憶え 。

   「 人は病気や 、事故でこの世を去るのではないと
    私は思っている 。人は寿命で 、この世を去るの
    である 。人の死は 、生きているその人と二度と
    逢えないだけのことで 、それ以上でも 、以下で
    もない 。生きている当人には逢えないが 、その
    人は生き残った人たちの中で間違いなく生きてい
    る 。 」

   「 人間が生きるということは 、どこかで過ちを犯す
    ことが 、その人の意思とは別に起こるのである 。 」

   「 ―― 別離は慣れているのだろう 、オマエ 。 」

   「 『 あら伊集院さん 、たしか去年が歯でしたわね 、
    それで今年が目ですか 。じゃ来年は 』
     私は鮨屋の女将の顔を見返した 。
     『 ハ 、メ 、マラと言いたいのか 』
     『 ハ 、メ 、マラって何ですか ? 』
    かたわらの銀座のネエチャンが訊いた 。
     ―― オイオイ 、本当に知らないの ?
    どんどん日本語に死に絶える言語が出る 。 」

   「 親が亡くなってみて 、親が自分のことをどんなに大切に
    してくれていたかがわかる 。
     そうして時間が経つにつれ 、親がどれほどさまざまなこ
    とを自分にしてくれていたのかがわかって来る 。
     このことを大半の人は 、親を亡くしてから知るようにな
    る 。
     知れば知るほど 、有難みが湧いて来る一方で 、どうして
    あの時 、あんな言葉を親に口走ってしまったのか 、とか 、
    どうして亡くなる前に 、もう少し孝行ができなかったのか 、
    と悔むのが 、世の中の常なのである 。
     女性などは子供を産んで 、育てはじめると 、そこで母親
    がどれほど自分を大切にしてくれていたかを思い知る 。そ
    うして女性たちは思うのである 。
    ―― もっと母さんにやさしくしておけばよかった ・・・ 。
     私は 、その後悔に似た念を抱くことが 、実は大切なこと
    だと思う 。そこで初めて 、それまでは気付かなかったこと 、
    考えが及ばないこと知るのは 、人間として善きことに出逢
    ったことだと思う 。
    ―― ではなぜ ? そのことに気づかなかったのだろうか ?
     それは近くにいつも居てくれて 、なおかつ居ることが当た
    り前のように思えたからだ 。 」

   「 親でなくとも 、近しい存在の人に対して 、私たち
    は 、そこに居てくれることが当たり前に思えると 、
    その人の気持ちを考えようとしないし 、いちいちそう
    思わずとも 、居てくれるだけでよかったのだ。
     人間は迂闊な生きものではないのかと思うことがある 。
    安心 、安堵を抱ける人がそばに存在することが 、どれ
    ほど恵まれているのか 、その人にむけて敢えて思い起
    こすことがない 。だから安心 、安堵なのである 。 」





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